みなさまこんにちは!
バウッツェルだいすきクラブ会員です(嘘)
今回は「ザシアンザシアンの再来」と呼び声高い『かまどのめん』を持った『オーガポン(かまど)オーガポン(かまど)』(以降炎オーガポンと呼びます)の対策として評価したバウッツェルについて育成論を述べさせて頂きます
バウッツェルに詳しい方々ならば、何を考えているのかは分かると思いますが、「炎オーガポンの特性はかたやぶりだから、それ無理じゃね?」と思うかもしれません
ですが、その辺りも含めて考えてあるのでこれからお話したいと思います
投稿主についてですが、ポケモン対戦に関してはSVから始めたての初心者なので、もしかすると至らぬ点があるかもしれません
なので、もし何か間違った部分などあればコメントにて指摘していただけるとありがたいです!
このポケモンの役割
主に物理受けという役割になります
サイクルを回せるパーティで本領を発揮できると思います
後に解説する特性を活かすためにも、基本的には先発には出さず、後出しするのが良いと思います
特殊耐久はペラペラなので、特殊ポケモンと対面した時に裏に引けるよう、特殊受けができるポケモンと組ませてあげるのが良いかと思います
持ち物
『たべのこし』
今回採用したもちものです
受けポケモンの定番ですね!
「あくび」や「まもる」といった技と非常に相性がよく、たべのこしを持つことによって炎オーガポンを比較的安定して受け切ることができるようになるため、今回のコンセプト的には必須アイテムだと思います
(詳しくは被ダメージ計算の欄に記載します)
『ゴツゴツメット』
物理受けといえば、このアイテムですね
ただしバウッツェルは、回復技がねがいごとだったり、他のメジャーな物理受けポケモンと比べてやや数値が劣るということもあり、個人的にあまり安定しないもちものだと思っています
か
『とくせいガード』
なんだこのアイテム!?となるかもしれませんが、実は最近「とくせいガードヒードラン」というものが居るという噂がありまして…
それと同じ理由での採用になります(笑)
とくせいガードの隠し効果(?)に「相手の特性かたやぶりによる特性の無効化を無効にする」というものがあり、それを利用するといった感じになります
要するに、炎オーガポンへのピンポイント対策です
持たなくても問題ありませんが、ツタこんぼうは急所率が高くなることもあって、その不安を取り除くのであれば持たせてもいいのかなと思います
不意をつくという意味もある…かも?
特性
『こんがりボディ』
今回採用した特性です
バウッツェルの専用特性で、とても強い特性です
の技を受けたとき、その技を受けずにBを2段階上げることができます
相手依存の特性ではあるものの、現環境では炎オーガポンやイーユイイーユイといった強力な技を使うポケモンが居るため、パーティ単位でタイプの技を誘えば、発動する機会はそこそこあると思います
おにびも対象にすることができるので、強力な物理アタッカーがパーティにいれば、もしかすると誘えるかもしれません
『アロマベール』
バウッツェルのもう1つの特性ですが、こちらも強力です
ちょうはつやアンコールといったメンタル攻撃技を無効化することができます
大抵の場合バウッツェルは変化技を多く採用することになると思うので、これらを対策できるのは非常に大きなメリットだと思います
また、SV内定ポケモンでアロマベールを持つポケモンは、現在バウッツェルとパフュートン♀パフュートン♀しか居ないため、他の受けポケモンとの差別点として評価できます
性格
ずぶとい(B↑A↓)
物理受けなのでBに補正を掛けます
バウッツェルのステータスの中で最も高く、ボディプレスの威力も上がるので、上げる補正はほぼ一択だと思います
Aを参照する技を採用していないため、相手のイカサマの威力や混乱のダメージを下げるためにAの数値を下降させています
もしじゃれつくなどの物理技を採用したい場合は、
わんぱく(B↑C↓)が良いと思います
努力値
H 244
B 252
S 12
- H 244
実数値にして163となります
物理受けなのでガッツリ振りたいところですが、
2n+1(奇数)になるよう調整しています
また、16n+1~+3でもあるため、みがわりを採用した場合、たべのこしの回復4回でみがわり1回分のHPを回復することができます
- B 252
物理受けなので特化させています
特化させれば実数値は183まで上がるので、多くの物理技を受けることができ、ボディプレスを高い威力で撃つことができます
- S 12
余りを振っています
これといってすばやさラインを意識したポケモンはいないので余りをDに振るのも良いとは思いますが、
バウッツェルのS種族値95に対し、バウッツェルの役割対象であるカイリューカイリューのS種族値は80であり、カイリューがSにどれだけ努力値を振っているかは相手によって様々であるため、少しでも先手を取れる可能性を上げておく方が有意義なのではないかと考えました
技構成
- 『ボディプレス』(わざマシン89)
- 威力80でB実数値を参照してダメージを与える攻撃技
バウッツェルの高いB種族値を活かすことができる攻撃技であり、特性こんがりボディでBが2段階上がれば更に高いダメージを出すことができます
A無振りのタイプ一致じゃれつくよりも高威力で撃てるので基本的に攻撃技はコレになりますが、タイプに攻撃が通らないので、対策が必要になります
- 『あくび』(タマゴ技)
- 使用した次のターン終了時に相手を眠らせる変化技
相手を半強制的に交代させる技であり、その隙に攻撃技やねがいごとを撃ったり、たべのこしの回復を稼いだり、迂闊に撃ってきたとんぼがえりなどの交代技をまもるで防いで眠らせたりなど、便利に使うことができます
相手の積みエースやボディプレスが当たらないタイプのポケモンなどを流す目的での採用です
ステルスロックなどの設置技と相性が良いですが、バウッツェルは設置技を覚えないのでそういった技を覚えるポケモンをパーティに入れると良いかもしれません
- 『ねがいごと』(タマゴ技)
- 使用した次のターン終了時、使用したポケモンのHPの1/2回復する変化技
- 発動した次のターンにポケモンを交代した場合、交代先のポケモンが使用したポケモンのHPの1/2回復する
回復するタイミングが遅いため、安定しない回復手段ではありますが、その分器用な使い方ができます
相手の攻撃を読んで撃ったところで相手が交代してきた場合でも回復を先送りにできたり、あくびを当てた後相手がどのような対応をするかを様子見できたり、交代して相手の攻撃を受けた味方ポケモンがダメージを受けても回復できるので安全に交代できたりなど、トリッキーな使い方ができます
ただし、バウッツェルはHP種族値が低いので回復量が少なめなことには注意が必要です
- 『まもる』(わざマシン07)
- 使用したターン相手の技を受けない変化技
主に相手の出方を伺ったり、たべのこしやあくび、ねがいごとといった技などとの兼ね合いで使用する技です
特にテラスタルが重要な今作においては様子見できるまもるの価値は大きいと思います
ただし、相手自身や場を対象とする技やウーラオス(いちげき)ウーラオス(いちげき)などのまもるを無効化する手段を持っている相手には注意が必要です
- その他技候補
- 『じゃれつく』(レベル18で習得)
- 威力90で10%の確率で相手のAを1段階下げる攻撃技
バウッツェルが覚えるタイプ一致技で最も威力が高く、Aダウン効果が物理受けと噛み合います
無効にされないタイプであるため非常に使いやすいですが、バウッツェルのAはそんなに高くないのでダメージはあまり期待できません
- 『かみくだく』(レベル47で習得)
- 威力80で20%の確率で相手のBを1段階下げる攻撃技
ボディプレスを無効化するタイプに抜群をつくことができますが、火力が低いので信用はできません
- 『あまえる』(レベル42で習得)
- 相手のAを2段階下げる変化技
相手の物理アタッカーの火力を下げることでバウッツェルを突破できなくして交代を促したり、つるぎのまいやりゅうのまいといった技と撃ち合うことができます
こちらの能力アップを無視するてんねんなどであっても効果を発揮することができます
- 『ほえる』(レベル33で習得)
- 必ず後攻になり、相手のポケモンを強制的に交代させる変化技
あくびと比べ、より強制的に相手を交代させることができ、みがわりを張られていたりしても交代させることができます
相手の交代を読めると大きなアドバンテージが得られますが、読み間違えると状況が大きく悪化してしまう場合があるため、使いどころがとても難しいです
テラスタル
今回採用したタイプです
基本的にこのタイプが安定だと思います
タイプは耐性が優秀であり、多くのタイプを半減できるため、受けポケモンであるバウッツェルにはうってつけのタイプです
そのうえタイプの弱点であるタイプは特性こんがりボディによって無効化できるため、実質弱点はタイプしかなくなり、は元々半減であるためテラスタルするターンに撃たれる可能性が極めて低いです
今回対策する炎オーガポンの一致技であるタイプも半減することができるため、押し切られる可能性を大きく下げることができます
テラスタル後の弱点がタイプとなり、テラスタルの際の弱点であったタイプを半減できるので、環境に強力な技使いがいる場合などはこちらの方が良いこともあるかもしれません
与ダメージ計算
相手にダメージを与えることにはそこまで期待していないので、少なめに記入したいと思います
ボディプレス | パオジアン パオジアン | 144.5 ~ 170.3% | 確定1発 |
イーユイ イーユイ | 通常ボディプレス 86.1 ~ 101.5% | 乱数1発 | |
B+2ボディプレス 169.2 ~ 200% | 確定1発 | ||
カイリュー カイリュー テラス マルチスケイル | 29.5 ~ 34.9% | 乱数3発 | |
オーガポン(かまど) オーガポン(かまど) | 通常ボディプレス 34.1 ~ 40.6% | 確定3発 | |
B+2ボディプレス 68.3 ~ 80.6% | 確定2発 |
被ダメージ計算
環境に多くいるポケモン、及び採用率の高い技を基準として計算しています
基本的にたべのこしの回復は計算から除外し、必要であれば記載しています
オーガポン(かまど) オーガポン(かまど) A特化 | ツタこんぼう | 42.9 ~ 51.5% | 乱数2発 (たべのこしの回復込みで確定3発) |
ツタこんぼう A+2 | 86.5 ~ 101.8% | 乱数1発(12.5%) | |
ウッドホーン | 31.9 ~ 38.6% | 乱数3発 | |
ウッドホーン A+1 | 48.4 ~ 57.6% | 乱数2発 (たべのこしの回復込みでほぼ確定3発) | |
ウッドホーン A+3 | 80.9 ~ 95.7% | 確定2発 | |
カイリュー カイリュー A特化 | しんそく | 20.8 ~ 25.1% | 乱数4発 |
しんそく テラス+こだわりハチマキ | 46.6 ~ 55.2% | 乱数2発 (たべのこしの回復込みでほぼ確定3発) | |
じしん こだわりハチマキ | 38.6 ~ 46% | 確定3発 | |
アイアンヘッド こだわりハチマキ | 62.5 ~ 73.6% | 確定2発 | |
パオジアン パオジアン A特化 | つららおとし | 41.1 ~ 48.4% | 確定3発 |
つららおとし いのちのたま | 53.3 ~ 63.1% | 確定2発 | |
ランドロス(霊獣) ランドロス(霊獣) A特化 | じしん | 41.1 ~ 48.4% | 確定3発 |
テラバースト テラス | 44.1 ~ 52.7% | 乱数2発 ([たべのこしの回復込みで確定3発]) | |
イーユイ イーユイ C特化 | あくのはどう | 38 ~ 44.7% | 確定3発 |
サイコキネシス | 57 ~ 67.4% | 確定2発 | |
ハッサム ハッサム A特化 特性テクニシャン | バレットパンチ こだわりハチマキ | 69.9 ~ 82.2% | 確定2発 |
オーガポン(かまど) オーガポン(かまど) A特化 | ウッドホーン A+3 | 40.4 ~ 47.8% | 確定3発 |
カイリュー カイリュー A特化 | しんそく テラス+こだわりハチマキ | 23.3 ~ 27.6% | 乱数4発 |
アイアンヘッド こだわりハチマキ | 15.3 ~ 18.4% | 乱数6発 | |
じしん | 52.7 ~ 62.5% | 確定2発 | |
じしん こだわりハチマキ | 77.3 ~ 92% | 確定2発 | |
パオジアン パオジアン A特化 | つららおとし いのちのたま | 26.3 ~ 31.2% | 確定4発 |
せいなるつるぎ | 57.6 ~ 68.7% | 確定2発 | |
イーユイ イーユイ C特化 | サイコキネシス | 19.6 ~ 23.3% | 乱数5発 |
あくのはどう | 52.1 ~ 62.5% | 確定2発 | |
ハッサム ハッサム A特化 特性テクニシャン | バレットパンチ テラス+こだわりハチマキ | 23.3 ~ 27.6% | 乱数4発 |
インファイト いのちのたま | 79.7 ~ 93.8% | 確定2発 |
炎オーガポン対策について
今回の主題である「炎オーガポン対策」についてですが、被ダメージ計算を見ていただければわかる通り、ほとんどの技を受け切れることがお分かりいただけると思います
ウッドハンマーやパワーウィップは若干怪しいけど採用率低いし···
オーガポンオーガポンはテラスタルの仕様が特殊で、テラスタルはお面によって追加されるタイプ固定(かまどのめんの場合固定)であるため、テラスタルによる不意打ちというものが起こりません
そのうえ、炎オーガポンならばもちものもかまどのめんであるため、不意の火力アップアイテムやラムの実などの状態異常対策による崩壊も起こりません
そして、炎オーガポンはテラスタルすることで特性がおもかげやどしへと変化しAが1段階上がりますが、かたやぶりがなくなります
なので、テラスタルしたオーガポンは技をバウッツェルに当てることができなくなる、というわけです
これらを踏まえて、炎オーガポンにバウッツェルを後出しする場合の立ち回りを説明すると
バウッツェルならばほぼ全ての技を2回受けることができ、つるぎのまいを積まれた場合であってもほぼ受けることができるため、交代した次のターンはあくびを撃つ
↓
その次のターンはねがいごとを撃つ
・交代してきた場合は次のターン終了時にHP回復
・交代せずに攻撃してきた場合は恐らく倒されるが、炎オーガポンは眠るので裏のポケモンで起点にする
炎オーガポンがA特化かつ、つるぎのまい→ツタこんぼうと撃ってきた場合のみ12.5%で倒れますが、そのケースは非常に少ないので死ぬ気で祈りましょう(笑)
どうしても嫌ならとくせいガードを持たせれば良いですが、他のポケモンへの遂行力が下がります
苦手なポケモン
特殊耐久は低いため、タイプや特性(こんがりボディ)で有利を取れない特殊アタッカー全般が苦手です
バウッツェルが特に苦手とする相手です
タイプなのでタイプのボディプレスを当てることができず、特性おうごんのからだで変化技も効かないのであくびで流すこともできません
そもそもゴールドラッシュなどを受けることができないので、バウッツェルを使う際は他のメンバーで対策しましょう
火力アイテムを持ったすいりゅうれんだが受け切れず、確定急所なのでこんがりボディによるBアップ効果やあまえるといった技で軽減することもできません
また、特性ふかしのこぶしによってまもるで時間を稼ぐこともできません
ちなみに、ウーラオス(いちげき)ウーラオス(いちげき)はタイプが有利なので受けることができます
相性の良い味方
個人的に最もバウッツェルと相性の良いポケモンだと思っています
弱点がタイプしかないため、相手の技を強く誘うので、バウッツェルのこんがりボディがとても発動しやすくなります
そしてバウッツェルの弱点であるタイプは無効、タイプは半減なのでとてもサイクルを回しやすくなります
バウッツェルに不足している火力面も補ってくれるのも非常にありがたいです
つるぎのまいを採用すれば、バウッツェルのあくびで相手を眠らせることができたならその隙に積むこともできます
種族値はとくぼうが高く、バウッツェルの苦手な特殊技を受けやすいのもありがたいです
高速アタッカーとしても活躍でき、バウッツェルが苦手とするサーフゴーサーフゴーもほのおのまいやオーバーヒートなどで突破することができます
どくびしを採用すれば、交代して出てきた相手をどく状態にすることができ、バウッツェルで耐久するだけで相手のHPを削ることができるようになりますが、その場合ねむり状態にできなくなるので、バウッツェルにあくびを採用する際は注意が必要です
特殊耐久が非常に高く、バウッツェルはヒスイヌメルゴンが苦手とするタイプを半減できるため、受けの相性が良いポケモンです
特性をシェルアーマーにすれば、バウッツェルが苦手とするウーラオス(れんげき)ウーラオス(れんげき)に対しても強く出ることができるので、ぜひパーティに入れておきたいポケモンです
(追記)
投稿後に気づいたことなのですが、ヌメルゴン(ヒスイ)ヌメルゴン(ヒスイ)は技が弱点なので、ウーラオス(れんげき)ウーラオス(れんげき)受けとして安定しません
ウーラオス(れんげき)ウーラオス(れんげき)を受ける場合は、耐性変更のテラスタルが必要になります