この育成論を読んで頂きありがとうございます。
育成論を書くのはこれが初めてになります。
ぜひ最後まで読んでください。
本論は、初手のランドロスなどを奇襲しつつサポートに寄せた耐久振り先発ドクガの育成論です。
この育成論ではこだわりスカーフ、こだわりハチマキ、こだわりメガネをそれぞれスカーフ・鉢巻・眼鏡と省略表記します。
また、HP・こうげき・ぼうぎょ・とくこう・とくぼう・すばやさをそれぞれHABCDSと表記します。
コンセプトと役割
先発要員。最低限どくびしは撒きつつ、倒せる相手は対面で倒す。
テツノドクガを先発で採用するメリット
レギュDではパオジアンのつららおとしによる怯みが非常に脅威であり、これを拒否しながら仕事ができるポケモンを1体目に置く必要がある。
そこでSが上がるテツノドクガを耐久振りで採用することにより、つららおとしの怯みの可能性を潰すことが出来る。
また、初手に出てきやすいランドロス(霊獣)を奇襲して数的有利を取りながら、高い素早さを活かし相手の2体目を削ったりどくびしを撒くことができ、すなわち1.5体分以上の仕事まで期待できる。
出し負けた場合でも起点回避の吹き飛ばし、最低限の裏のサポートになるどくびしがあり、立ち回りに柔軟性があるのが魅力である。
持ち物
ブーストエナジー
ほぼ確定。素早さで上から動くことで行動保証とする。
第2候補→きあいのタスキ
どうしても他にブーストエナジーを使いたい場合で行動保証を作る点ではこれでもよいが、スカーフの水ウーラオス(れんげき)の水流連打によって何も出来ずに倒されるパターンがある。一方ブーストエナジーであれば少なくともどくびしだけは撒いて退場できるという違いがあるので留意して頂きたい。
特性
クオークチャージ
最も高い実数値の能力が(Sは1.5倍、その他は1.3倍)上がる。
この育成論ではSが上がる。
調整
能力実数値(努力値)
H177(172)-x-B91(84)-C161(4)-D142(92)-S165(156+)
性格:おくびょう
調整意図
HB:A204カイリューのノーマルテラス鉢巻神速を乱数14/16切り耐え
HD:C176テツノツツミのハイドロポンプを乱数14/16切り耐え
S:最速ウーラオス(97族)抜き。スカーフウーラオス(れんげき)もケア出来ている。
技構成
確定枠
- ほのおのまい
先発のパオジアンに打ちたいので確定。また一致技として「とりあえず打つ」時の技になる。打った後50%の確率でCが上がる。
- テラバースト
どのテラスタルで採用するとしても確定。テラスタル候補は氷or水。(理由はテラスタルの項目で後述)
- どくびし
コンセプトのため確定。どくびしを撒くことで高耐久であるヘイラッシャや、ハバタクカミテツノツツミをはじめとした有象無象の身代わりを対策できる。後発のサポートになる非常に優秀な技である。
選択枠
- ふきとばし
採用優先度高め。この育成論では火力があまり無いため、相手につるぎのまいや悪巧みなどの積み技をされる隙がある。ふきとばしは積まれても問題がないように起点回避の手段になるので優秀である。
また、相手のハバタクカミテツノツツミなどが先発で出てきてブーストエナジーが発動された場合にこの技を押すと、相手のブーストエナジーが解除され、こちらの裏のスカーフ持ちが上を取れるようになるというメリットがある。
- エナジーボール、ほうでん
採用するとしても技スペースの都合上で片方のみの採用になるだろう。水タイプに効果抜群となるのでテツノツツミや水ウーラオス(れんげき)に致命傷を与えられる。
特性「てんねん」のポケモンを裏に選出する場合はふきとばしを採用しなくてもよいので、この技を入れる余地がある。
テラスタル
こおり
ランドロス(霊獣)をワンパンできる。ピンポイントメタではあるが数的有利を取る手段として非常に有効である。一方で、ウーラオス(れんげき)にはあまり安定しない、ヒードランイーユイなどに有効打がなくなるなどのデメリットがある。
みず
こおりとは違い、耐性面で水が半減になり、ヒードランイーユイに抜群をつける。ただし、Cが無振りなのでランドロス(霊獣)はワンパンできない。
立ち回り例
ここでは氷テラスタル&ふきとばし採用の前提で書きます。
- ランドロス(霊獣)との対面
迷わず氷テラバ。襷で耐えられたとしても岩技は耐えられる&2発目も上から打てるので問題なし。
- カイリューとの対面
マルチスケイルのせいで氷テラバでは倒せないので、テラスタルは見せ損になる。したがってどくびしから入り、竜舞から入ってきたら吹き飛ばす。
- ハバタクカミとの対面
ブーストエナジーが発動
ノータイムで吹き飛ばす。メガネでないサイコショックは耐えられるので余裕がある。
ブーストエナジーが発動しない
どくびしを押す。メガネサイコショックで倒される可能性こそあるが、どくびしを撒けている+メガネと型判別できたことを情報アドバンテージと捉える。メガネだった場合は裏からBに厚いポケモンや悪タイプを投げれば立ち回りやすい。
- テツノツツミ対面
ブーストエナジーが発動
選択肢が多いので選出次第になる。
- 相手の残りポケモンに対しテラスタルなしでも勝てる自信がある→テラスを切ってハイドロポンプを2回耐えるようにして炎舞2回で倒す
- テラス無しだと微妙だが吹き飛ばせばこちらの裏が素早さで上回れる→ふきとばし
※どくびしは次のターンにアンコールされるため打てないので注意
ブーストエナジーが発動しない
どくびしから入る。クイックターンされても裏にどくびしが入るのでアドになり、どくびしだけ撒いてドロポンで落ちるのであればメガネと分かる情報アドバンテージが取れる。
基本的にどくびしだけ撒いて退場できればよしとする。出し負けたことを想定して裏にヒードランやイーユイを見れるようなポケモンを控えさせる必要があることに留意する。
与ダメージ計算
氷テラバースト
※基本的にランドロスのためだけに搭載していて、ほかの氷弱点ポケモンはほぼ倒せないと思います。あくまで目安です。
- H252、とつげきチョッキランドロス(霊獣)
196~232(100.0~118.3%)確定1発
- 無振りカイリュー(マルチスケイル)
122~146(73.0~87.4%)確定2発
- H4振りボルトロス(霊獣)
146~174(94.1~112.2%)乱数1発68.7%
- H無振りサンダー
134~158(81.2~95.7%)確定2発
ほのおのまい
- 無振りパオジアン
170~204(109.6~131.6%)確定1発
- 無振りサーフゴー
134~158(82.2~96.9%)確定2発
- 無振りテツノツツミ
91~108(69.4~82.4%)確定2発
被ダメージ計算
防御方面
- A252振り意地カイリュー鉢巻ノーマルテラス神速
152~182(85.8~102.8%)乱数1発12.5%
- A252振り意地ランドロス(霊獣)じしん
(氷テラス後)135~159(76.2~89.8%)確定2発
特防方面
- C252振り臆病テツノツツミハイドロポンプ
152~182(85.8~102.8%)乱数1発12.5%
苦手なポケモン
ヌメルゴン(ヒスイ)、ウーラオス(れんげき)、ヒードラン、竜舞カイリュー
どくびしだけ撒いて裏でこれらを見ることができればいいと思います。
相性の良い味方・構築例
- 高耐久ポケモン。
例:キョジオーンヘイラッシャ
どくびしダメージを守るなども絡めながら稼ぐことができる。これらはテラスタルまで考慮するとヒードランやウーラオス、カイリューにもそれ程弱くないので相性が良い。
- 炎に弱点をつけるポケモン。
ウーラオス(れんげき)が代表例。ヒードランやイーユイにも強く立ち回れる。
- スカーフ持ちのポケモン
ブーストエナジーを流した後に強く出られるので相性が良いです。ウーラオス(いちげき)イーユイなどが挙げられます。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。
この育成論をさらに向上させるために、ぜひコメントにて意見を書いていただきたいです。
ダメージ計算の項目に追加して欲しいポケモン、コンセプトに沿いつつ技の選択枠に追加できそうな候補など、その他にもどんなに細かいことでもよいので、気になった点があればぜひ書き込んでください。
よろしくお願いします。