今回、育成論をはじめて投稿させて頂くなつめと申します。
まだまだ稚拙な面も多くあると思いますので、皆様のご指摘を頂きながら今作一番のお気に入りポケモンマスカーニャの使い方を模索していきたいと考えています。
どうぞよろしくお願いします。
【ランクバトル シーズン.1】について
さて、ご存じの方も多いかと思いますが、先日ランクバトルS.1が 12/2 9:00 より開始すると公式から発表され、それと同時に S.1 のルールが明らかとなりました。
理由は後述しますが、そのルールの中で特に未来種・古来種・準伝説のポケモンは使用不可という内容は、マスカーニャにとってはとてつもない追い風なのではないか? と感じ、今回の育成論を考えるきっかけとなりました。
採用理由
- キョジオーンカバルドンヘイラッシャのような耐久ポケモンに対し急所確定のトリックフラワーで防御ランクUPを無視できる草タイプ打点を持つこと。
- さらに現在環境トップクラスに君臨しているサーフゴーミミッキュドラパルトに対してはたきおとす、ふいうちで弱点を付けること。
- また、S.1環境においてマスカーニャよりも素早いメジャーなポケモンがドラパルトしか居ないこと。
持ち物
こだわりハチマキかいのちのたまで迷ったのですが、
耐久無振りサーフゴーに対し 乱1 : 50% となってしまうなど、微妙に火力不足を感じることから、今回はこだわりハチマキを選択します。
火力より柔軟性を重視するならいのちのたまの選択もありだと思います。
特性
こだわりハチマキと相性がよく、どの技もタイプ一致で打てるへんげんじざいで確定。
性格・努力値と調整
本育成論での調整
いじっぱり A↑ C↓
A 252 B 20 S 236
- S種族値105族抜き調整について
まだランクバトルが始まったばかりなので強くは言えないですが、S.1環境に少なからず存在しそうなポケモンの中でマスカーニャの次点で速そうなポケモンがパーモットクエスパトラといったS種族値105族だった為、ここを抜ける調整としました。
S種族値110のゲンガーに抜かれるのが若干気になったものの、ミミッキュドラパルトサーフゴーと環境トップクラスにゴーストタイプが並んでいる為、おそらくあまり採用されないだろう、と考えています。
- 余りのB20振りについて
ようきテクニシャンキノガッサのマッハパンチが 25% となる為、余りはBに振ります。
キノガッサの個体数が多い場合、Sを最速ガブリアス抜きまで落としたりAを落としてマッハパンチ確定耐えに調整する事も考えられます。
調整案1 最速マスカーニャ 追記 2022.12.5 コメントより
ようき S↑ C↓
H 4 A 252 S 252
- メリット
火力を少し落とす代わりに最速にした型。
ギャラドスとの対面に対し、草テラスタルトリックフラワーを打つ事でH4ギャラドスならば確1、また耐久振りギャラドスがりゅうのまいでSをあげてきた場合でも、ようき最速マスカーニャなら上から2発目で倒すことができる。
さらにSに振っていないS+1ドラゴンならば{ドラパルド}を除けば上を取れるようになるため、耐久に振ったドラゴンが多いと感じる場合はこちらの調整を採用する事も視野に入れましょう。
テラスタル
草、悪、炎の選択が一番無難かと思いますので、それぞれの利点を記載します。
- 草テラスタル
HB特化カバルドンを 確1 で落とせる為、耐える読みでステルスロックやあくびを打たれることを防止できる。
- 悪テラスタル
はたきおとすでHB特化サーフゴーを 62.5% で落とせる。
また、はたきおとすやふいうちの威力が上がることで、交代先への圧力が上がったり、先制技のふいうちで縛れる相手が増える。
- 炎テラスタル
鋼タイプやモロバレルドドゲザンへのテラバーストによる打点。
ミミッキュとの対面で炎テラスタルすることによりじゃれつくを半減に抑えつつ反撃できればばけのかわをはがしたり出来る。
2022.12.10 追記
現在かわらわりの優先順位が上がりドドゲザンや鋼テラスタルに対してはかわらわりで良くなったことにより、炎テラスタルの優先度は低下。
今回はドラゴンタイプのポケモンが鋼テラスタルを多用すること、モロバレルが台頭するのではないかと主が読んでいることから、炎テラスタルを採用します。
2022.12.10 追記
モロバレルがそもそもマスカーニャ対面で居座ってくれない事がほとんどだったこと。またかわらわりと役割が被ることから、悪テラスタル採用に変更します。
技構成
- 確定技
トリックフラワー
はたきおとす
- 選択技
かわらわり 2022.12.3 追記
ドドゲザンが環境にそこそこ存在する事、また壁張り展開へのメタとして追加。テラスタル炎の場合採用価値はあまりありません。
2022.12.10 追記
ドドゲザンサザンドラ鋼テラスタルドラゴン等に対しての有効打。
個人的にはじゃれつくよりも使用頻度が高く、他の選択技よりも優先度が高い。
テラバースト炎
テラスタルの項目で説明した通り。
ふいうち
ドラパルトに対して一致弱点で縛れる。
2022.12.3 追記
こだわり型やアタッカードラパルトに対しては強く出れますが、サポート型ドラパルトに対してとても弱いこと。また、そもそもこだわりアイテムとふいうちの相性が悪いことから優先順位は落ちると思われます。
パーティ単位でドラパルトがきつい場合はスカーフを持たせてSを抜く、もしくはきあいのタスキを持たせてふいうちを搭載した方がいいでしょう。
じゃれつく
ドラゴン、格闘タイプに対する打点。
かみなりパンチ
ギャラドスアーマーガアに対する打点。
テラバースト炎を採用する場合価値が落ちる。
とんぼがえり
不利対面からの撤退時や、交換読みで相手の交換先に負荷を掛けつつ有利対面を作る等。
トリック
キョジオーン等が飛行テラスタルしてきた時に詰みかねないので、あると少し安心できるかも。
またマスカーニャでは見ることが出来ない耐久ポケモンに対して強くなれる。
与ダメージ計算
- トリックフラワー タイプ一致 急所込み → 草テラスタルしている場合
HB特化キョジオーン ( 78.3 ~ 92.8% ) 確2 → ( 104.4 ~ 123.7% ) 確1
HB特化ウォッシュロトム ( 118.5 ~ 138.9% ) 確1
HB特化カバルドン ( 78.2 ~ 93.1% ) 確2 → ( 104.2 ~ 124.7% ) 確1
HB特化ヘイラッシャ ( 67.8 ~ 80.2% ) 確2 → ( 90.3 ~ 107.4% ) 乱1 : 37.5%
H4ギャラドス ( 125.9 ~ 149.5 ) 確1
- はたきおとす タイプ一致 道具持ち威力1.5倍込み → 悪テラスタルしている場合
ミミッキュ ( 111.6 ~ 132.4% ) 確1
HB特化サーフゴー ( 93.9 ~ 111.4% ) 乱1 : 62.5%
HB特化ラウドボーン ( 83.5 ~ 99.6% ) 確2 → ( 111.9 ~ 132.8% ) 確1
- テラバースト炎
HB特化モロバレル ( 82.4 ~ 97.8% ) 確2
HB特化ミミズズ ( 64.5 ~ 75.8% ) 確2
HB特化アーマーガア ( 68.3 ~ 82.0% ) 確2
H振ドドゲザン ( 84.1 ~ 99.6 ) 確2
ハッサム ( 281.4 ~ 331.1% ) 確1
- ふいうち タイプ一致 → 悪テラスタルしている場合
ドラパルト ( 136.2 ~ 162.0% ) 確1
HB特化サーフゴー ( 46.4 ~ 54.7% ) 乱2 : 56.25% → ( 69.1 ~ 81.5% ) 確1
ミミッキュ ( 54.7 ~ 64.7% ) 確2 → ( 81.6 ~ 97.0% ) 確2
マスカーニャ ( 39.1 ~ 45.7% ) 確3 → ( 52.4 ~ 61.6% ) 確2
- じゃれつく タイプ一致
HB特化オーロンゲ ( 105.0 ~ 124.8% ) 確2
マルチスケイルカイリュー ( 71.1 ~ 83.8% ) 確2
セグレイブ ( 127.4 ~ 151.6% ) 確1
ガブリアス ( 129.0 ~ 152.0% ) 確1
- かみなりパンチ タイプ一致
HB特化ギャラドス ( 172.3 ~ 204.0 ) 確1
HB特化アーマーガア ( 65.4 ~ 77.1 ) 確2
- かわらわり タイプ一致
H振ドドゲザン ( 156.6 ~ 185.6 ) 確1
鋼テラスタルH振ドドゲザン ( 78.3 ~ 92.8 ) 確2
- とんぼがえり
ダメージの為に打つという感じではない為、計算対象が思い浮かびませんでした。
被ダメージ計算
ようきテクニシャンASキノガッサ マッハパンチ ( 88.8 ~ 104.7% ) 乱1 : 25%
↓ こちらが炎テラスタルした場合
ようきテクニシャンASキノガッサ マッハパンチ ( 44.4 ~ 52.4% ) 乱2 : 17.18%
ASセグレイブ こおりのつぶて ( 68.9 ~ 83.5% ) 確2
ASハッサム バレットパンチ ( 32.5 ~ 38.5% ) 乱3 : 96.04
ASサーフゴー ゴールドラッシュ ( 101.4 ~ 119.9% ) 確1
↓ こちらが炎テラスタルした場合
ASサーフゴー ゴールドラッシュ ( 50.4 ~ 59.7% ) 確2
ASミミッキュ じゃれつく ( 103.4 ~ 123.2% ) 確1
↓ こちらが炎テラスタルした場合
ASミミッキュ じゃれつく ( 25.9 ~ 30.5% ) 確4
いのちのたまASドラパルト ドラゴンアロー ( 90.1 ~ 108.7 ) 乱2 : 33.2
苦手なポケモン
マスカーニャの耐久が少ないため、こちらが確1を取れない高火力アタッカーは大体返しで倒されると思った方が無難です。
相性の良い味方・構築例
相性補完に優れたポケモン
現状S.1環境においてマスカーニャが猛威を振るっている事から、飛行テラスタルのキョジオーンヘイラッシャが増えるのではないかと考えています。そうなった時に詰まない特殊アタッカーであり、ボルトチェンジを覚えることから通称トンボルチェン戦法を取れるウォッシュロトムは相性がいいでしょう。
また、テラスタル炎を採用しない場合モロバレル等へ弱点を付けるタイカイデンも候補に挙がるかもしれません。
- 弱点保険を持ったドラゴンと組ませてフェアリーを呼ぶ様な構築も面白いのではないかと考えています。
- ケンタロス(パルデア炎) 2022.12.10 追記
この型最大の弱点はマスカーニャミラーで勝つことが出来ないことです。その為相手のマスカーニャに勝てるポケモンが必須であり、マスカーニャが有効打を持たないケンタロス(パルデア炎)は相性が良いと言えるでしょう。
- ドラパルトやスカーフ持ち 2022.12.10 追記
立ち回り 2022.12.10 追記
基本的には初手で選出。
見せ合い時の相手パーティにマスカーニャドラパルトがいる場合は初手の選出は避けた方が無難でしょう。
中盤では裏のポケモンで相手をマスカーニャの確1圏内まで削り、最後にマスカーニャでとどめを刺せる展開が理想です。
最後に
育成論の投稿が初めてという事もあり、今回は ランクバトル シーズン.1 限定でのマスカーニャの型を考えさせて頂きました。
私はまだまだ対戦経験も少なく付け焼刃な知識も多いため、皆様のコメントでより良い育成論に出来たら幸いです。
それでは、ここまでご覧いただきありがとうございました。