エクスレッグ- ポケモン育成論SV

はじめに

12個目の育成論投稿になります。至らぬ点も多々あると思いますが、改善点等ご指摘いただければ幸いです。
お久しぶりです。前回の投稿から約3か月半となりますが久々にマイページを見たところ、思いのほか高評価をいただいており感無量です。時間に余裕ができたため今後も何か思いつけば投稿したいと思います。

今回の育成論はエクスレッグとなります。現在、私がポケモンから離れている間に環境はがらりと変わり、四災と呼ばれるチオンジェンディンルーパオジアンイーユイや古代未来ポケモン達が台頭しています。
そのため今回は、特に四災の対策として戦えるポケモンを考えてみようということでこのエクスレッグにたどり着きました。
最後まで見ていただけると嬉しいです。

• HABCDS、など非公式の略語、単語等を用います。
• 論中に登場するポケモンの個体値は特に指定がなければ理想個体とします。
• ダメージ計算にはポケソル様のダメージ計算ツールSV(https://sv.pokesol.com/calc)を使用させていただきました。

コンセプトと役割

先述の通りコンセプトはチオンジェンディンルーパオジアンイーユイの四災対策となります。
高火力の先制技であるであいがしらを用いて悪タイプである四災を縛ることを目的としています。
であいがしらを覚える有力なポケモンとしては他にチヲハウハネがいますが今回紹介するエクスレッグには

• カムラのみ発動後最速ドラパルトより早く動くことができる。
• 特性むしのしらせによって虫タイプの技の威力で勝る。
• であいがしら以外の先制技を覚えられる。

などの差別化点があります。
きしかいせいを使用する場合には威力の面で大きく後れを取ることになりますが、タイプ不一致でも十分な威力だとは思います。
ちなみにチヲハウハネ(A↑252)のきしかいせいはキョジオーン(HB↑252）に確１が取れます。234 ~ 276 (113.1 ~ 133.4%) 確定1発

持ち物

カムラのみ

こらえるによって確実に発動させることができ、発動後は最速ドラパルトパオジアンテツノツツミハバタクカミや準速スカーフウォッシュロトムヒートロトム等を抜くことができます。
ふいうちを採用していればパオジアンが最速タスキ型だった場合、であいがしら後に相手の先制技より早く動くことができるようになります。

特性

むしのしらせ

こらえるによって発動させ、カムラのみによって上がったSで上から高火力のとんぼがえりを放ち、その後に死に出しや後攻ボルトチェンジ等で出てきた際には1.5倍となったであいがしらを叩き込むという流れを想定しています。

性格・努力値と調整

いじっぱり(A↑C↓)H4 A252 B4 C0 D4 S244
HBD…余り
A…アタッカーのため最大まで
S…カムラのみ発動により最速ドラパルトパオジアンテツノツツミハバタクカミ等抜き

技構成

• 確定技

であいがしら
タイプ一致高火力先制技です。出た最初のターンしか使えませんが、優先度が+2のためHP1になった後も相手の先制技を気にせず最後まで仕事をこなせます。

こらえる
今回のコンセプト？です。特性やアイテムの発動、後述するきしかいせい等と組み合わせるために使います。

• 選択技

とんぼがえり
特性により威力が上がるため、であいがしらを再使用可能にしつつ相手に大きな負担を強いることができます。カムラのみのS上昇は消えてしまいますが、再登場時はであいがしらを撃って退場となるため問題ありません。

ふいうち
カムラのみが発動すれば大体のポケモンの上を取れるため、先制技を持つポケモンにきあいのタスキ等でであいがしらを耐えられた際の詰めとして使います。

どろぼう
カムラのみ使用後に役割がなくなった場合、相手の持ち物を奪いつつ退場できます。

きしかいせい
であいがしら1発では倒せないディンルー等に対しての二の矢となります。虫タイプの苦手な鋼タイプのポケモンに対する切り札にもなります。

テラスタル

むし
であいがしらの威力を上げるため確定です。

立ち回り例

1. こちらが1発で倒されない相手が対面なら、開幕テラスタルを発動してであいがしらを叩き込む。倒される相手ならこらえるを使用する。
2. であいがしらで倒せていなければこらえるを使用し、カムラのみとむしのしらせを発動させる。
3. スカーフ持ちで自分より早そう、または先制技持ちが相手でかつ倒せそうならふいうち、倒せなさそうなら素で手持ちに戻す。上が取れる相手ならとんぼがえりで帰還する。
4. 死に出しや後攻ボルトチェンジ等で再度繰り出し、であいがしらを叩き込む。

与ダメージ計算

• 特に表記がない場合"持ち物無し""無振り"で計算しています。
• 【　】内は自分がテラスタルした時のダメージとします。

であいがしら
ディンルー(HB↑252)
90 ~ 108 (34.4 ~ 41.3%) 確定3発
【120 ~ 144 (45.9 ~ 55.0%) 乱数2発 : 51.95%】
むしのしらせ発動後
134 ~ 158 (51.2 ~ 60.4%) 確定2発
【180 ~ 212 (68.8 ~ 81.0%) 確定2発】

チオンジェン(HB↑252)
160 ~ 192 (83.4 ~ 100.0%) 乱数1発 : 6.25%
【216 ~ 256 (112.5 ~ 133.4%) 確定1発】

パオジアン(H4)
170 ~ 204 (109.0 ~ 130.8%) 確定1発

イーユイ(H4)
85 ~ 102 (64.9 ~ 77.9%) 確定2発
【114 ~ 136 (87.1 ~ 103.9%) 乱数1発 : 18.75%】
むしのしらせ発動後
129 ~ 153 (98.5 ~ 116.8%) 乱数1発 : 87.5%
【172 ~ 204 (131.3 ~ 155.8%) 確定1発】

とんぼがえり
ディンルー(HB↑252)
68 ~ 84 (26.0 ~ 32.0%) 確定4発
【92 ~ 112 (35.2 ~ 42.8%) 確定3発】
むしのしらせ発動後
104 ~ 126 (39.7 ~ 48.1%) 確定3発
【140 ~ 168 (53.5 ~ 64.2%) 確定2発】

チオンジェン(HB↑252)
124 ~ 148 (64.6 ~ 77.1%) 確定2発
【168 ~ 200 (87.5 ~ 104.2%) 乱数1発 : 31.25%】
むしのしらせ発動後
184 ~ 220 (95.9 ~ 114.6%) 乱数1発 : 87.5%
【248 ~ 296 (129.2 ~ 154.2%) 確定1発】

パオジアン(H4)
134 ~ 162 (85.9 ~ 103.9%) 乱数1発 : 25%
【180 ~ 216 (115.4 ~ 138.5%) 確定1発】
むしのしらせ発動後
200 ~ 236 (128.3 ~ 151.3%) 確定1発

イーユイ(H4)
67 ~ 81 (51.2 ~ 61.9%) 確定2発
【90 ~ 108 (68.8 ~ 82.5%) 確定2発】
むしのしらせ発動後
100 ~ 118 (76.4 ~ 90.1%) 確定2発
【134 ~ 158 (102.3 ~ 120.7%) 確定1発】

きしかいせい

• 威力200を前提とする

ディンルー(HB↑252)
132 ~ 156 (50.4 ~ 59.6%) 確定2発

チオンジェン(HB↑252)
114 ~ 136 (59.4 ~ 70.9%) 確定2発

パオジアン(H4)
508 ~ 600 (325.7 ~ 384.7%) 確定1発

イーユイ(H4)
254 ~ 300 (193.9 ~ 229.1%) 確定1発

ふいうち
ドラパルト(H4)
140 ~ 168 (85.9 ~ 103.1%) 乱数1発 : 12.5%

ディンルー(HB↑252)
17 ~ 21 (6.5 ~ 8.0%) 乱数13発 : 0%

チオンジェン(HB↑252)
15 ~ 18 (7.9 ~ 9.4%) 乱数11発 : 1.23%

パオジアン(H4)
33 ~ 40 (21.2 ~ 25.7%) 乱数4発 : 1.02%

イーユイ(H4)
33 ~ 40 (25.2 ~ 30.5%) 確定4発

被ダメージ計算

• 特に表記がない場合"持ち物無し""無振り"で計算しています。

ディンルー(A↑252)
じしん
51 ~ 60 (34.7 ~ 40.9%) 確定3発
ヘビーボンバー
81 ~ 96 (55.2 ~ 65.4%) 確定2発
じごくづき
41 ~ 48 (27.9 ~ 32.7%) 確定4発

パオジアン(A↑252)
せいなるつるぎ
87 ~ 103 (59.2 ~ 70.1%) 確定2発
つららおとし
123 ~ 145 (83.7 ~ 98.7%) 確定2発
ふいうち
51 ~ 60 (34.7 ~ 40.9%) 確定3発
こおりのつぶて
58 ~ 69 (39.5 ~ 47.0%) 確定3発

イーユイ(C↑252)
あくのはどう
60 ~ 72 (40.9 ~ 49.0%) 確定3発
かえんほうしゃ
272 ~ 324 (185.1 ~ 220.5%) 確定1発

苦手なポケモン

• カムラのみが発動しても追い抜けないこだわりスカーフ持ち
• こらえるところまでダメージが来ない受けポケモン全般
• すなあらし等のスリップダメージ及びステルスロック等の設置技全般

相性の良い味方・構築例

後攻からボルトチェンジやとんぼがえりを使えてエクスレッグが引く際のクッションとなれるポケモンが特におすすめです。
私はジバコイルを使っていました。炎の一貫が厳しいのでもう一体で対策したいところです。

さいごに

ここまで本育成論を見ていただきありがとうございます。
評価コメント等いただけると今後の励みになります。