はじめに
11個目の育成論投稿になります。至らぬ点も多々あると思いますが、改善点等ご指摘いただければ幸いです。
前回今年の投稿は最後にすると言いましたが我慢できなくなったので投稿します。
現在このスナノケガワはランクマッチシーズン1にて使用できないポケモンであるため、今使えないポケモンの育成論を投稿するのもどうかと思い解禁まで自粛していました。
しかし、HOME待ちのポケモンと違いカジュアルでは使えることなどを鑑みて、現在対戦用のスナノケガワの育成論がないこともあり筆をとった次第であります。
最後まで見ていただけると嬉しいです。
- HABCDS、など非公式の略語、単語等を用います。
- 論中に登場するポケモンの個体値は特に指定がなければ理想個体とします。
- ダメージ計算にはポケソル様のダメージ計算ツールSV(https://sv.pokesol.com/calc)を使用させていただきました。
採用理由と役割
今回紹介するスナノケガワは超高速アタッカーとなります。晴れパでの運用を想定しています。
高威力の特殊電気技であるが命中が50しかないというでんじほうとからぶりほけんを用いてSを2段階上昇させ、固有特性であるこだいかっせいでさらにSを1.5倍とすることによりS実数値504となった爆速スナノケガワでエレキボールを叩き込むというのが今回のコンセプトとなります。
でんじほう が当たった場合でも相手は確定でまひ状態となるため、からぶりほけんの発動時と実質的な素早さの差はありません。
ちなみにおいかぜ最速タイカイデンのS実数値は388であり、今回の504という数値が如何に高いかがわかっていただけると思います。
持ち物
からぶりほけん
持たせると、技や特性などの効果ではなく命中率によって技がはずれたとき、『すばやさ』ランクが2段階上がる。一撃必殺技では発動しない。
コンセプトのため確定です。
特性
こだいかっせい
固有特性であり他に特性を持たないため確定です。
今回はCを調整することでSが上がるようにしています。
性格・努力値と調整
おくびょう(S↑A↓)
努力値:H44 A0 B4 C204 D4 S252
実数値:H166 A90 B118 C167 D106 S168
HBD…余り
C…Sの実数値を1下回るよう調整
S…最速
スナノケガワのS種族値は101であり、激戦区である最速S100族ボーマンダイルカマン(マイティ)イーユイウルガモスケンタロス(パルデア単)等を抜くことができます。
技構成
- 確定技
でんじほう
今回のコンセプトです。外れればからぶりほけんでSを2倍にし、当たれば大ダメージを与えつつ確定まひにより相手のSを0.5倍にする撃ち得技です。
エレキボール
相手より『すばやさ』が高いほど威力が高くなる。1倍未満は40、2倍未満は60、3倍未満は80、4倍未満は120、それ以上は150。
今回のコンセプトです。
特性と持ち物の発動した本育成論のスナノケガワはS実数値504なので
S125以下 威力150
最速61族 / 準速73族以下
S126〜167 威力120
最速100族 / 準速115族以下
S168〜251 威力80
スカーフ最速100族 / スカーフ準速115族以下
S252〜503 威力60
素早さ比較ツール限界突破
S504以上 威力40
考慮外
となります。
- 選択技
ボルトチェンジ
耐久に振っていないためサイクルをメインにするのは厳しいですが、最速100族に対して上から攻撃しつつ交代できます。
だいちのちから
タイプ一致の特殊地面技です。電気技だけでは地面タイプに対して何もできなくなるので何かしらサブウェポンは持っておきたいところです。
マッドショット
タイプ一致の特殊地面技です。Sを1段階下げられるため、エレキボールの威力を上げつつ後続へのサポートにもなり得ます。
テラバースト
草テラスタルを採用した際の地面、水タイプに対するカウンターとして
テラスタル
でんき
メインウェポンの火力強化です。
くさ
氷以外の弱点を半減にしつつ、テラバーストを採用するのであれば地面と水へのカウンターとなります。また副次効果としてきのこのほうしへの耐性ができます。
与ダメージ計算
- 特に表記がない場合"持ち物無し""無振り"で計算しています。
- 【 】内は自分がテラスタルした時のダメージとします。
でんじほう
- エレキボールのダメージ量がでんじほう(威力120)からだいたい読み取れるようにエレキボールの威力を表記します。
サザンドラ(CS↑252)(エレキボール120)
- 54 ~ 63 (32.4 ~ 37.8%) 乱数3発 : 94.18%
- 【72 ~ 85 (43.2 ~ 50.9%) 乱数2発 : 3.9%】
ドラパルト(AS↑252)(エレキボール80)
- 62 ~ 73 (38.1 ~ 44.8%) 確定3発
- 【83 ~ 98 (51.0 ~ 60.2%) 確定2発】
マスカーニャ(AS↑252)(エレキボール80)
- 65 ~ 77 (43.1 ~ 51.0%) 乱数2発 : 2.73%
- 【87 ~ 103 (57.7 ~ 68.3%) 確定2発】
ミミッキュ(AS↑252)(エレキボール120)
化けの皮ダメージ込み
- 94 ~ 112 (82.5 ~ 98.3%) 確定2発
- 【126 ~ 150 (110.6 ~ 131.6%) 確定1発】
ウォッシュロトム(HC↑252)(エレキボール150)
- 124 ~ 147 (58.8 ~ 69.7%) 確定2発
- 【124 ~ 146 (79.0 ~ 93.0%) 確定2発】
カイリュー(AS↑252)(エレキボール120)
マルチスケイル有り
- 49 ~ 58 (29.5 ~ 35.0%) 乱数3発 : 13.35%
- 【66 ~ 78 (39.8 ~ 47.0%) 確定3発】
マルチスケイル無し
- 99 ~ 117 (59.7 ~ 70.5%) 確定2発
- 【132 ~ 156 (79.6 ~ 94.0%) 確定2発】
ウルガモス(CS↑252)(エレキボール120)
- 94 ~ 112 (58.8 ~ 70.0%) 確定2発
- 【126 ~ 150 (78.8 ~ 93.8%) 確定2発】
だいちのちから
サーフゴー(CS↑252)
- 158 ~ 188 (97.6 ~ 116.1%) 乱数1発 : 93.75%
ドドゲザン(HA↑252)
- 168 ~ 200 (81.2 ~ 96.7%) 確定2発
ラウドボーン(HB↑252)
- 186 ~ 222 (88.2 ~ 105.3%) 乱数1発 : 31.25%
エレキボール
- エレキボールはダメージ計算ツールに対応してないため以下の計算で求めます。
- 破壊光線(威力150)×タイプ一致1.5倍(こだわりメガネ1.5倍)×効果抜群2倍(C+2上昇2倍)
- 破壊光線(威力150)×テラスタルタイプ一致2倍×効果抜群2倍(C+6上昇4倍)
とつげきチョッキウォッシュロトム(HC↑252)(エレキボール150)
- 154 ~ 182 (98.1 ~ 116.0%) 乱数1発 : 87.5%
- 【205 ~ 242 (130.6 ~ 154.2%) 確定1発】
ヘイラッシャ(HD↑252)(エレキボール150)
- 228 ~ 269 (88.8 ~ 104.7%) 乱数1発 : 31.25%
- 【304 ~ 358 (118.3 ~ 139.3%) 確定1発】
とつげきチョッキマリルリ(H252)(エレキボール150)
- 195 ~ 230 (94.3 ~ 111.2%) 乱数1発 : 68.75%
- 【260 ~ 306 (125.7 ~ 147.9%) 確定1発】
被ダメージ計算
- 特に表記がない場合"持ち物無し""無振り"で計算しています。
- 【 】内は自分がテラスタルした時のダメージとします。
サザンドラ(C↑252)
りゅうせいぐん
- 135 ~ 159 (81.4 ~ 95.8%) 確定2発
こだわりハチマキドラパルト(A↑252)
ドラゴンアロー
- 134 ~ 162 (80.8 ~ 97.6%) 確定2発
こだわりハチマキマスカーニャ(A↑252)
トリックフラワー
- 270 ~ 318 (162.7 ~ 191.6%) 確定1発
- 【135 ~ 159 (81.4 ~ 95.8%) 確定2発】
サーフゴー(C↑252)
シャドーボール
- 87 ~ 103 (52.5 ~ 62.1%) 確定2発
ドドゲザン(A↑252)
ドゲザン
- 84 ~ 99 (50.7 ~ 59.7%) 確定2発
いのちのたまミミッキュ(A↑252)
じゃれつく
- 87 ~ 105 (52.5 ~ 63.3%) 確定2発
ウォッシュロトム(C↑252)
ハイドロポンプ
- 204 ~ 240 (122.9 ~ 144.6%) 確定1発
- 【102 ~ 120 (61.5 ~ 72.3%) 確定2発】
カイリュー(A↑252)
げきりん
- 118 ~ 139 (71.1 ~ 83.8%) 確定2発
ウルガモス(C↑252)
むしのさざめき
- 99 ~ 117 (59.7 ~ 70.5%) 確定2発
苦手なポケモン
- こだいかっせいの発動したスナノケガワより早く、1発で落とすことのできる火力を持つポケモン
- 特殊受けのポケモン
- 地面タイプ全般
相性の良い味方・構築例
場に出るだけで晴れ状態にすることのできるコータスは非常に相性が良いです。
この2体では地面と水が一貫しているため、この2つの属性を受けられてとんぼがえりを覚えるサザンドラ等を入れると良いと思います。
またじゅうりょくを使えるポケモンハピナスドータクンプクリンイシヘンジン等を採用することででんじほうをメインウェポンとすることもできるようになります。
さいごに
ここまで本育成論を見ていただきありがとうございます。
今回のスナノケガワはまだランクマッチで使うことのできないポケモンではありますが、いずれ使えるようになることは間違いないので今のうちに育成してカジュアルで使用感を掴んでおくのも良いのではないかと思います。
また我慢できなくなりそうなのでもう今年最後とは言いません。