初めまして、育成論初投稿となるarexsanです。
まだまだ初心者なので間違っているところあると思いますがお手柔らかにお願いします。
コンセプトと役割
今回のルチャブルのコンセプトは「超火力でワンパン」です。
具体的に何をするのかというと、「きあいのタスキ」で攻撃を耐えて「きしかいせい」を連発します。
ルチャブルはすばやさ種族値118でパルデア最速の「きしかいせい」使いです。(ちなみに2番目に早い「がむしゃら」使いでもあります。)
その素早さからタイプ一致最高威力「きしかいせい」を連打してワンパンしてしまおうというポケモンです。
ルチャブルの最高威力「きしかいせい」の火力指数は性格補正なしで43200もあります。
また「きしかいせい」を使わずとも「インファイト」などのおかげでアタッカーとして活躍できます。
持ち物
「きあいのタスキ」一択です。これがないと「きしかいせい」連発ができません。
特性
「かるわざ」を推奨します。
かるわざはタスキと相性がよく、かるわざが発動するとルチャブルの素早さは
性格補正なしで340、補正ありだと374になります。
これがどのくらいすごいのかというと、
「こだわりスカーフ」持ちの最速ドラパルトドラパルトを抜けます。
かるわざが発動すると積み技なしでルチャブルを抜けるポケモンは
ほぼいないはずです。
これはきしかいせいを先手で打つことに繋がるので圧倒的アドバンテージになります。
他の特性では「かたやぶり」「じゅうなん」などがありますが基本的には
かるわざを推奨します。
性格・努力値と調整
性格の候補はいくつかあります。
大きく二つに分けるとこうげきを上げる性格かすばやさを上げる性格です。
下げるのはぼうぎょ、とくこう、とくぼうのいずれかです。
こうげきを上げる性格は
- さみしがり(ぼうぎょダウン)
- いじっぱり(とくこうダウン)
- やんちゃ(とくぼうダウン)
すばやさを上げる性格は
- せっかち(ぼうぎょダウン)
- ようき(とくこうダウン)
- むじゃき(とくぼうダウン)
これらが候補になります。
個人的には素早さはかるわざのおかげであまり要らないので
こうげきを上げる「さみしがり」、「いじっぱり」、「やんちゃ」のいずれかがおすすめです。
努力値はこうげきとすばやさにすべて振り、余りは振るならとくこうです。
このルチャブルは脆ければ脆いほどいいのでHP、ぼうぎょ、とくぼうには振らないほうがいいです。
技構成
まず「きしかいせい」は確定です。
そして「がむしゃら」もほぼ確定でいいと思います。
残りの二枠ですが、まず一枠目ですがかくとう技が候補になります。
かくとう技は専用技「フライングプレス」、「インファイト」の二択になります。
「フライングプレス」の強い点はひこうタイプとしての判定も受けられることです。
これによってくさタイプやかくとうタイプなどに新たに弱点を突くことができ、
むしタイプに対しては今ひとつではなく等倍ダメージになります。
デメリットは、いわタイプやはがねタイプに対して抜群を突くことができなくなるのと命中不安(95%)であることです。
「インファイト」の強い点としては威力が高い(120)のと命中安定であることです。通常デメリットとしてぼうぎょ、とくぼうが下がるのが挙げられますが
今回のルチャブルは「きあいのタスキ」を持っているので関係ないです。ここは好みだと思います。
そして4枠目ですが、基本的にはゴースト対策をします。サブウェポンまたはひこう技を採用することになります。ひこう技を採用する場合、「アクロバット」がおすすめです。「アクロバット」は通常は威力55の技ですが、持ち物が無くなると威力が2倍になり威力110になります。
「きあいのタスキ」や特性「かるわざ」とはものすごく相性がいい上に、まともなひこう技がこれと「つばめがえし」くらいしかないので基本的にアクロバット一択だと思います。
サブウェポンの場合は「かみなりパンチ」か「ほのおのパンチ」がおすすめです。
ゴーストに効果抜群のあく技は「どろぼう」しか覚えない上に「かるわざ」とは相性が悪いのでサブウェポンは「かみなりパンチ」、「ほのおのパンチ」から選ぶことになると思います。
以上を加味した上でおすすめの技構成は
- インファイト
- きしかいせい
- がむしゃら
- アクロバット
です。
テラスタル
かくとうでいいと思います。
このルチャブルはタスキ持ちなためテラスタルは攻撃のために使うのがいいですが
このルチャブルのコンセプトである「きしかいせい」はかくとうタイプであるためテラスタイプはかくとうです。
立ち回り例
天敵といえる連続攻撃持ち(例:ドラパルトドラパルト、セグレイブセグレイブ)には出さないようにしましょう。
また、先制攻撃持ち(例:カイリューカイリュー、キノガッサキノガッサ、セグレイブセグレイブ)には
後投げすると何もできずに死んでしまうので後投げするのはやめましょう。
すばやさで勝っていると予想される相手には初手は「きしかいせい」「がむしゃら」
以外の攻撃技を打ちましょう。
そしてダメージを受けてタスキが発動したら「きしかいせい」やら「がむしゃら」やらを打ちます。「がむしゃら」は「きしかいせい」で削り切れなさそうな場合の最終手段にしましょう。
すばやさで負けていると予想される相手には初手は「がむしゃら」を打ちましょう。そのあとタスキが発動すれば素早さが二倍になり多くの場合逆転するので
「きしかいせい」を打ってトドメを刺しましょう。
与ダメージ計算
ランク上位のポケモン(シーズン4時点、TOP20まで)を書いていきます。
ただし「きしかいせい」が効かないゴーストタイプは除外し、
こうげきに性格補正がかかっているものとします。
また、テラスタルは考慮しません。
- セグレイブセグレイブ(HB特化) 確定1発
- カイリューカイリュー(無振りマルチスケイル) 乱数4発
- テツノドクガテツノドクガ(HB特化) 乱数2発 テツノドクガ(無振り) 確定2発
- ヘイラッシャヘイラッシャ(HB特化) 確定3発 ヘイラッシャ(無振り) 確定2発
- ドドゲザンドドゲザン(HB特化) 確定1発
- テツノツツミテツノツツミ(HB特化) 確定1発
- ジバコイルジバコイル(HB特化がんじょう以外) 確定1発
- ウォッシュロトムウォッシュロトム(HB特化) 確定2発 ウォッシュロトム(無振り)確定1発
- キョジオーンキョジオーン(HB特化) 乱数1発 (12.5%) キョジオーン(無振り) 確定1発
- ハッサムハッサム(HB特化) 確定2発 ハッサム(無振り) 確定1発
- アーマーガアアーマーガア(HB特化) 確定2発
- ガブリアスガブリアス(HB特化) 確定2発 ガブリアス(無振り) 乱数1発 (6.3%)
- マスカーニャマスカーニャ(HB特化) 確定1発
- イルカマン(マイティ)イルカマン(マイティフォルム、HB特化) 確定2発 イルカマン(マイティフォルム、無振り) 乱数1発 (18.8%)
- テツノブジンテツノブジン(HB特化) 乱数3発(88.1%) テツノブジン(無振り) 確定2発
結構確定1発にできるポケモンは多いです。
TOP20以内にいないポケモンを含めるとかなりの数ワンパンできると思います。
でもたまにワンパンできないポケモンもいるので「ステルスロック」や「まきびし」
なんかでサポートしてあげるといいと思います。
弱点
弱点は結構多いです。一つは連続攻撃持ちです。
特にドラパルトドラパルトはゴーストタイプなので天敵といえます。
他にもセグレイブセグレイブなども苦手です。パルシェンパルシェンも連続攻撃持ちではありますが、先手を取れてかつ一撃で倒すことができるのでそこまで苦労することはないでしょう。
さらに、先制攻撃も苦手です。先手を取られることは死を意味してしまうので、なるべくそのようなポケモンと対面させることは避けましょう。先ほどのセグレイブセグレイブは先制攻撃持ちでもあるのでドラパルトドラパルトと同じくこのルチャブルの天敵です。
あとは「きあいのタスキ」持ちの宿命ですがステルスロックも苦手です。
最後に、トリックルームも苦手です。今回のルチャブルは早すぎるのでトリックルーム下だと先制を取れません。
弱点はこのくらいだと思います。
相性の良い味方・構築例
このルチャブルは基本的に対面用です。サイクルなどには向いてません。
なぜかというと、交代して攻撃を食らってしまうと終わりなのと
特性「かるわざ」は交代すると発動しなくなるからです。
さっきも言いましたが、「ステルスロック」、「まきびし」などが相性いいです。
なのでステルスロックを巻けるデカヌチャンデカヌチャンなどは相性がとても良いです。
カバルドンカバルドンは特性「すなおこし」を持っているのであまり相性はよくないです。使うなら砂が消えるまで待つか特性「すなのちから」で使うのがいいと思います。でも素直にデカヌチャンデカヌチャンを使うのがいいと思います。「でんじは」を撒けますし
あとはこのルチャブルが苦手なゴーストタイプを処理できるハバタクカミハバタクカミなども相性がよさげです。ハバタクカミハバタクカミは対面性能が高いのでこのルチャブルとはピッタリだと思います。
最後に
ここまでタスキきしかいせい型ルチャブルを紹介してきました。
高い素早さから高威力を巻けるという点ではカイリューと似たような点がありますが
差別化点もあります。一つは「がむしゃら」です。カイリューの場合、積まないとワンパンできないようなポケモンもいっぱいいますが、がむしゃらを使えるルチャブルの場合、そのポケモンの体力を一気に1までもっていけるので不利対面でも何かしら活躍します。
更にこのルチャブルはやることが決まっていて初心者にも扱いやすいのが特徴です。
ぜひ育成して使ってみてください。