初めに
ヤマと申します。初めての投稿で緊張しております。
初投稿なので稚拙な文、考察であるかも知れませんが最後までお付き合い頂けると幸いです。
- 指定のない限りすべてのポケモンは理想個体を想定します。
- HP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さをH、A、B、C、D、Sの略称で表記します。
- ポケモン名やタイプ表記、道具名などに一部略称を用います。
- ダメージ計算は「ダメージ計算SV」さんを使用させていただきました。
- ご質問、ご指摘はコメントにてお願いします。
イシヘンジンについて
イシヘンジンイシヘンジン
岩タイプ
特性:パワースポット
種族値:H100/A125/B135/C20/D20/S70(計470)
8世代より登場した岩単タイプ。前作では持っていたワンダールームやヒートスタンプを取り上げられたためやれる事が減ってしまい、ダイマックスによる耐久上昇も無くなってしまったので8世代と比較して非常に逆風の吹いているポケモンです。
特性は専用である「パワースポット」を持っています。
パワースポットとは
味方の技の威力が1.3倍になる。
ダブルで有ればいるだけで味方に命の球の倍率を持たせられる強力な特性です。
しかしながら今回はシングルバトルでの考察となりますので無用な長物となります。コイツが頑丈だったらと思わずにはいられない。
次に種族値。
HABが高水準に纏まっており、Cがとても低くその代わりにSが物理受けとしては速く、アタッカーとしては足りない数値となっています。
またSがキノガッサと同速のためキノガッサ抜き調整のポケモンに抜かれてしまいます。
そしてこのポケモンにおける最大の問題と言っていいのがDの数値の低さ。新しくパラドクス環境になってから特殊ポケモンが増えており代表的なポケモンだとハバタクカミテツノツツミサーフゴーなどがいます。
そのため、環境に多い物理ポケモン(カイリュードドゲザンコノヨザルなど)を見つつ、特殊ポケモン(ハバタクカミテツノツツミサーフゴーなど)に対してどう対応していくかが本論の課題となります。
コンセプトと役割
イシヘンジンの特徴を纏めますと
- 物理ポケモンには強い
- 特殊ポケモンには非常に弱い
- アタッカーとしてはSが速くもない
となります。
- S、火力の補強
高い物理耐久を活かしてロックカットor てっぺきを積みます
ロックカット→抜き性能高める
てっぺき→ボディプレスの威力上昇、耐久を高める
と状況に応じて使い分けることが出来るのが本論の強みとなります
- 特殊ポケモンへの対策
これに関しては数値で受けるのは諦めました。8世代であるならばワンダールームがあったため上手く立ち回れれば特殊も受けることが出来ましたが今作では覚えることが出来ないので、きあいのたすきにて特殊ポケモン相手に行動出来る様にしました。これにより、ロックカットでS上昇→攻撃の2回行動することが出来ます。
ワンダールーム型は8世代の時に考察されている方がおりますので興味が有ればご覧下さい。(育成論ソードシールド/472)
- 差別化について
9世代にて同じことが出来るアタッカーというとカジリガメですが、今回カジリガメはからをやぶるを習得したためASを同時に上げることが出来ます。しかし、物理耐久を落としてしまう点や、積まないで殴らざるを得ない状況になった場合イシヘンジンの方が種族値が高いため強く出れるという点で差別化とさせて頂きます。
また、他のてっぺきボディプレスを使うアーマーガアキョジオーンなどよりもSが高いため抜き性能が高いという点で差別化とさせて頂きます。
持ち物
きあいのたすき
上述したように特殊ポケモンに対する切り返しとして使用します。ロックカットにてSを上昇させて返しで一撃入れます。
- 候補
じゃくてんほけん
火力を底上げするために物理相手しか考えないのならこちらの方が良いと思います。じしん、アイアンヘッドなどを覚えてるポケモンが多いため発動しにくいということは無いと思います。
性格・努力値と調整
A124→余り
B252→物理相手に積むため+ボディプレスの火力上昇のため
S132→ロックカット1積みで最速ドラパルト抜き
性格はボディプレス以外の技を出す時の火力を少しでも確保するためにいじっぱりとさせて頂きます。
調整の幅はだいぶ広いのでお好みで調整して頂ければなと思います。D252振りすればC252ハバタクカミのムーンフォースを耐えられます。
技構成
- 確定枠
ボディプレス
メインウェポン。A上昇の技を覚えないためこの技が1番火力が出しやすい。
てっぺき
積むことによってボディプレスの火力を上げ、対物理強く出れる。
ロックカット
S上昇して多くのポケモンに上を取れるようにします。これが無いと特殊ポケモンに上から殴られてすぐにやられてしまう。
- 選択枠
実質サブウェポン枠です。ボディプレスの通らない相手に使います。
テラバースト
本論での採用枠。テラス前提のためテラスタルが無いとゴーストに何も出来なくなる。
ストーンエッジ
岩の最大火力。見れる範囲が広くなるがサーフゴーにめちゃくちゃ弱くなる。
じしん
安定技。飛行テラスには気を付けなければならない。
ロックブラスト
カイリューミミッキュ身代わり対策。回数が安定しないので自信のある人は。
テラスタル
- ゴースト
本論ではゴーストテラスとしました。ボディプレスがメインウェポンのためゴーストに抜群を取れると良いと考えました。また、カイリューのしんそくやコノヨザルのドレインパンチを透かすことが出来ます。
- あく
ゴーストに抜群が取れる、不意打ちに強く出れるなど。
- いわ、じめん
ストーンエッジやじしんを採用した際に火力を上げることが出来ます。
立ち回り例
先発or死に出しが基本となります。カバルドン
など起点を作れるポケモンと組ませるとより良いかも知れません。
- 特殊ポケモンなどにはロックカット、物理ポケモンにはてっぺきorロックカット。多少の読みが発生します。
- 相手が交代などタスキが潰れなかったり、物理が突っ張ってきた場合は積む。B2↑、S2↑積めると理想です。
与ダメージ計算
- B2↑ボディプレス
H4ノーマルテラスカイリュー(マルスケ込み)59.0〜69.8%(確定2発)
HB特化ドドゲザン115.9〜137.1%(確定1発)
HB特化キョジオーン54.1〜64.7%(確定2発)
H4トドロクツキ137.0〜161.3%(確定1発)
H4テツノツツミ129.7〜152.6%(確定1発)
H4セグレイブ105.7〜124.6%(確定1発)
- テラバースト(ゴースト)
H4ハバタクカミ116.1〜195.3%(確定1発)
H4ミミッキュ124.6〜147.6%(確定1発)
H252サーフゴー79.1〜86.5%(確定2発)
HB特化コノヨザル50.6〜60.8%(確定2発)
HB特化ラウドボーン46.4〜54.9%(乱数2発 60.1%)
H4ドラパルト102.4〜121.9%(確定1発)
- ストーンエッジ
H4ハバタクカミ101.5〜119.8%(確定1発)
H4ミミッキュ76.3〜90.0%(化けの皮込み 乱数1発 18.7%)
H4テツノツツミ115.1〜136.3%(確定1発)
HB特化ラウドボーン56.8〜68.2%(確定2発)
H4ドラパルト64.0〜75.6%(確定2発)
H4カイリュー(マルスケ込み)52.0〜61.6%(確定2発)
- じしん
H4ハバタクカミ67.9〜80.1%(確定2発)
H4サーフゴー59.7〜71.1%(確定2発)
HB特化ラウドボーン37.9〜45.4%(確定3発)
H4ドラパルト42.6〜50.6%(乱数2発 2.3%)
- ロックブラスト
H4ハバタクカミ50.3〜152.6%
H4テツノツツミ57.5〜181.8%
HB特化ラウドボーン30.3〜90.0%
H4ドラパルト32.9〜100.6%
H4カイリュー(マルスケ込み)39.4〜145.4
被ダメージ計算
- 特化カイリュー
ノーマルテラスしんそく 14.2〜17.1%(確定8発)
じしん 48.0〜57.1%(乱数2発 90.2%)
アイアンヘッド 38.8〜45.7%(確定3発)
- 特化ドドゲザン
ドゲザン 30.8〜36.5%(乱数3発 59.9%)
ふいうち 26.5〜29.7%(乱数4発 99.9%)
アイアンヘッド 58.2〜68.5%(確定2発)
- 特化トドロクツキ
じしん 64.0〜75.4%(確定2発)
アイアンヘッド 51.4〜60.5%(確定2発)
- 特化コノヨザル
ドレインパンチ 48.0〜58.2%(乱数2発 91.4%)
インファイト 76.5〜90.2%(確定2発)
ふんどのこぶし(威力350) 110.2〜130.2%(確定1発)
特殊は大体受けられませんが参考程度に
- 特化ハバタクカミ
ムーンフォース 156.5〜185.1%(確定1発)
シャドーボール 132.0〜156.0%(確定1発)
- 特化サーフゴー
ゴールドラッシュ 390.8〜460.5%(確定1発)
シャドーボール 130.8〜154.2%(確定1発)
マジカルシャイン 87.4〜102.8%(乱数1発 18.7%)
- 特化テツノツツミ
ハイドロポンプ 340.5〜402.2%(確定1発)
フリーズドライ 108.5〜128.5%(確定1発)
苦手なポケモン
特殊は全て苦手です。
また、特殊を相手にする際にたすきがないと全く手が出ないのでステロも苦手です。
相性の良い味方
ステロによるたすき潰しやマルスケケアがあると楽なので、起点作りが得意なカバルドンやステロを撒かれた際に除去できる高速スピンを積めるドンファンがオススメです。
他には特殊に強いハピナスラッキーヌメルゴンなんかもいいと思います。
終わりに
この育成論は9世代においてイシヘンジンの育成論が無かったので書かせていただきました。必死に考えたのですが僕にはここが限界でした。実際に運用してみるとハマれば強いの域を出ず、このポケモンの難しさを再認識しました。
この育成論を通して皆さまにイシヘンジンの面白さと力強さと可愛さが伝われば幸いです。
公式さんはポケモンカードだけじゃなくぬいぐるみなどのグッズも出して頂きたいです。