ご覧いただきありがとうございます!SV初投稿となります。
ランクバトル解禁から1か月ほど経過し、だんだんと対戦するポケモンが決まってきている印象です。
ただし、ポケモン自体が決まっていても今作のテラスタルの仕様により優劣が簡単に逆転してしまうのが現在の環境であると感じています。
そこで、環境で重く見るべきポケモンの弱点を突け、かつテラスタルを切られづらいポケモンをパーティーに入れておきたくこの型を考えました。
見苦しい点もございますがよろしくお願いいたします。
採用理由と役割
ベトベトンの採用理由は「技範囲の広さ」、「警戒されづらさ」の2点です。同じ技範囲が取れて、もっと火力が出せるポケモンは他にもいますが、アタッカーと分かっていれば受けポケモンに引かれてしまう、役割対象のポケモンが選出されないなどで腐りがちになることが考えられます。
その点、ベトベトンはちいさくなるから相手を削る、起点を作る型が真っ先に警戒されることが差別化点となります。
役割は前述のとおりアタッカーで、主な対象はドドゲザンウルガモスの2体となります。
他にマリルリやロトムとも相性がいいですが、本来倒したい相手のためにHPを残しておく必要があります。
持ち物
・とつげきチョッキ
臆病ウルガモスのほのおのまいを確実に2度耐えることができます(1回目でCが上がっても2回目を耐えます)。対面、死に出しでの処理を安定させます。
・たつじんのおび(選択)
持たせることでHB特化ウルガモスまで確定で倒せるようになりますが、ほぼいないのでチョッキを優先しています。ほかにチョッキをどうしても持たせたいポケモンがいる場合のみ採用します。
対ドドゲザンの確定数は帯の有無で変わりません。
特性
ねんちゃく
確定です。こだわりトリックでの機能停止やチョッキを失うことを防ぎます。
性格・努力値と調整
性格:意地っ張り
努力値:H164、A252、S92
A種族値105とかなりギリギリなので、特化は必須です。
S92振りの実数値は82で、4振り60族まで抜ける数値となります。
ベトベトンとドドゲザンはS種族値が同じであり、この程度振っておけば安心という形です。ついでにニンフィアの上を取れます。
テラスタル
かくとう
確定です。ドドゲザン意識です。ちいさくなるを警戒して打たれるドゲザン、削りあった後の不意打ちダメージを抑えることができます。
また、テラスタルを切ることでドレインパンチでH252ドドゲザンを確定1発、悪テラスタルを切られても確定2発で倒せます。
技構成
ドレインパンチ(確定)
→ドドゲザンピンポイントかつ、テラス後の命中安定技になります。
いわなだれ(確定)
→ウルガモスピンポイントです。
ダストシュート(確定)
→タイプ一致高火力技で、多くのアタッカー相手に確定2発程度のダメージを与えられます。
+
れいとうパンチ
→ガブリアス、カイリューといった氷4倍弱点のポケモンの交換読みで打ちますが、ステロなどで体力を削っていないと落とせません。あくまでサブウェポンです。
ほのおのパンチ
→ほぼハッサムピンポイント、(あなをほる以外で)サーフゴーへの最大打点です。
かげうち
→不意のミリ残しをしてしまった場合の詰めの一発です。
立ち回り例
選出画面で役割対象がいることを確認します。デカヌチャンなどを手持ちに入れておくと先発でウルガモスが出てきやすいので、こちらは先発でベトベトンを出します。
ドドゲザンが見えている場合も先発で出します。
逆にガブリアスやドラパルトが見えている場合は先発では出さず、死に出しで使う形になります。
・対ウルガモス
ほのおのまいを受ける→返しのいわなだれで倒す、HPが残った場合はかげうち
かげうちがない場合も2ターン目で倒せます。
ウルガモスのテラスタルは現状草、フェアリーが多く、たまに水をみる程度ですがいずれもベトベトンに対して切ることはないです。切られても水以外であれば2ターン目のダストシュートで倒せます。
・対ドドゲザン
格闘テラスタルを切ってドレインパンチで倒す
相手がテラスタルを切らなければH252振りまで確定1発です。
素早さはこちらが勝っているので上から殴ります。
悪テラスタルを切られても確定2発圏内かつ、ドゲザン→不意打ちを半減できるので負けることはありません。
2ターン目に引かれる可能性もありますが、基本は連打で問題ないです。
相手次第ではベトベトン相手にウルガモスで蝶舞をしたり、ドドゲザンで剣舞や挑発を打ってくれるケースもありました。その場合は無傷で突破できるためもう1匹相手をすることが可能です。
与ダメージ計算
いわなだれ
臆病CSウルガモス→142~170%(確定1発)
H252ウルガモス→118~141%(確定1発)
ずぶといHBウルガモス→81~95%(確定2発)
⇒B特化の場合は1発で落とせませんが、向こうの火力も低いので有利なのは変わりません。
ドレインパンチ(テラスタル後)
H252ドドゲザン(テラスタルなし)→100~121%(確定1発)
H252ドドゲザン(テラスタル悪)→50~60%(確定2発)
※参考:H4マスカーニャ(悪)→107~127%(確定1発)
ダストシュート
H252マリルリ→113~133%(確定1発)●素早さも上回っています。
H252ウォッシュロトムヒートロトム→59~69%(確定2発)
※参考:ずぶといHBオーロンゲ→90~106%(低乱数1発)
※参考:H4サザンドラ→63~75%(確定2発)
れいとうパンチ
H4ガブリアス→93~111%(中乱数1発)
HB特化ガブリアス→63~74%
→交換読みで当てないと厳しいことがわかると思います。
H252カイリュー→86~103%(低乱数1発)
→ステロ込みで確定1発です。ステロなしでは特性を剝がせないので勝てません。
※参考:H252リククラゲ→121~145%(確定1発)
ほのおのパンチ
H252ハッサム→92~110%(中乱数1発)
H252サーフゴー→44~52%(低乱数2発)
H4サーフゴー→52~62%(確定2発)
被ダメージ計算
C252ウルガモス
ほのおのまい→34~41%(確定3発)
素の1発→C1↑1発も耐えます。
A特化ドドゲザン※こちらがかくとうテラスの場合
ドゲザン→25~30%
ふいうち→20~25%
アイアンヘッド→48~57%
アイアンヘッド→アイアンヘッドで92%の高乱数2発です。
C特化サーフゴー
ゴールドラッシュ→37~45%、2回目から火力が下がるので4発必要です。
シャドーボール→25~30%(確定4発)
対面であれば勝てます。
C特化メガネウォッシュロトム
ハイドロポンプ→44~52%(24%の低乱数2発)
C特化メガネヒートロトム
オーバーヒート→C2↓オーバーヒートを確定耐えです。
苦手なポケモン
地震持ちのポケモンガブリアスセグレイブドオーなど
物理受けポケモンラウドボーンアーマーガアヘイラッシャなど
そもそも、役割対象のポケモンがいないパーティ相手の時には選出しません。
相性の良い味方・構築例
苦手なポケモンに強く、役割対象のポケモンの選出を誘導するポケモンと相性がいいです。
・デカヌチャンフォレトス
初手からウルガモスを呼びます。普通にステロ要員にもなれます。
・アーマーガアクレベース
苦手とする物理アタッカーを安定して受けられます。
ベトベトンはエースではないので、他に物理、特殊のエースを用意しておきましょう。
終わりに
ここまでご覧いただきありがとうございました。
ウルガモスは隙を与えると全抜きをされる、ドドゲザンは倒しきれずに詰められてしまう非常に厄介なポケモンです。ピンポイントな採用ですが助けになれば幸いです。
ダメージ計算に追記すべきポケモンがいたらコメントにて教えていただけると助かります。