ポケモンパーティ構築(ダブル)

●採用理由
・味方を先制技から守るサイコフィールドを展開できるサイコメイカー持ち
・耐久(主に特殊方面)を活かしてトリックルームを展開し、味方オタチコータスブリムオングレンアルマを活かす環境を整える
・このゆびとまれを用いることで、味方に飛んでいく単体攻撃を守ることが可能
・てだすけにより味方ポケモン(特にコータスハバタクカミ)の火力を向上させ、最終的に倒せる相手を増やす
・相手のまもるを気にせず削り等が出来る全体技を持つ(マジカルシャイン)

☆

●A個体値0
混乱時の被ダメ抑え、対イカサマ、対ちからをすいとる意識

●S81
無振60族＋1
・Sに振った相手60族(ガオガエンリキキリンポリゴン2等)の下を取る可能性を狙う
・相手ゴリランダーと初手で対面した際、サイコフィールドを残し易くする
主に2つの理由から最遅とした。

●H173D144(D＋1時)
C205ハバタクカミ テラス妖込眼鏡災マジカルシャイン(ダブルダメ補正込)
＋
C205イーユイ 災バークアウト(ダブルダメ補正込)
→99.61%の確率で耐える

●H173B116
A200水ウーラオス(れんげき) テラス水込すいりゅうれんだ 乱1(3.39%)

●特性：サイコメイカー
・味方を先制技から守れるようになる
・相手(ゴリランダー等)が貼るフィールドを書き換えられる
・味方が扱うワイドフォースの威力増および全体技化が可能
・自身のサイコシードを発動させ、前述した特殊耐久を得られる
この要素を満たす特性はサイコメイカーのみ。

●持ち物：サイコシード
前述した特殊耐久を得る為に必須。

●テラスタル：草
後述の技このゆびとまれと組み合わせ、主にモロバレルが扱うキノコのほうしを無効化させる狙いがある。
他のテラスタイプでも扱えはするが、イエッサン♀がキノコのほうしを無効化したことで勝てた試合もある為、草タイプを推奨。

●技1：マジカルシャイン
・相手の襷削り
・オタチのがむしゃらで削った相手を倒しきる
・1と2を同時に達成できる全体技である
・相手悪タイプ(主に悪ウーラオス(いちげき)パオジアンが仮想敵)を削る
・万が一挑発を受けても扱える攻撃技が欲しかった
上記5要素を意識し採用。
同要素はハイパーボイスでも達成できるが、無効タイプが無い点と、「相手悪タイプを削る」をより強力に達成できるマジカルシャインを最終的に採用した。

●技2：トリックルーム
鈍足である味方ポケモンオタチコータスブリムオングレンアルマを活かすために必須の技である為、採用。

●技3：このゆびとまれ
味方ポケモンに飛んでいく単体攻撃を守る為に採用。
具体例としては、
・オタチが倒れた後、味方ポケモンでトリックルームを再始動させる際に用いる
・テラス草と組み合わせることで、味方に飛んでいくキノコのほうしを無効化する
・サイコフィールドが切れた後、味方に飛んでいく一部先制技(ふいうちじんらい)を無効化させる
これらがある。

●技4：てだすけ
コータスブリムオングレンアルマハバタクカミへの支援技としての採用。
特にハバタクカミの項にて後述するが、火力が向上することで倒せるようになる相手がかなり増える。

●採用理由
・このゆびとまれで、主に味方ポケモンがトリックルームを展開する際の補助が出来る
・素早さが非常に遅い(S20族である)為、トリックルームを扱うパーティとの相性が良い
・技がむしゃらを扱える為、通常の削り性能だけでなく対ヘイラッシャシャリタツ(そった)への回答にもなる
・非常に脆い為、すぐ削られる上に倒され易い
オタチが倒れた場合、トリックルームのターンを1ターン多く維持したままトリルエースコータスブリムオングレンアルマを場に出せるので、無駄がない
オタチが倒れなかった場合でもがむしゃらを持っているので、多くの相手への削り手段を確保できていることから、削られた後に万が一放置されたとしても、ほぼ問題が発生しない

☆

●S22(性格下降補正)
相手最遅20族(主にコータス)と同速で動ける可能性を残したい為、最遅。

●H95B39D50
がむしゃらのダメージをなるべく高める意識で、耐久を可能な限り低くした。

●A個体値0＆性格補正無補正※
対ちからをすいとる意識で可能な限り下げた。

※
本構築記事を執筆している際に気が付いたが、イカサマの被ダメを高めてがむしゃらのダメージを高める、A個体値31＆努力値252振り＆性格補正有という選択肢がある。
筆者は対ちからをすいとる意識でAを下げたが、不一致イカサマの被ダメが現状乱2(99.6%)なのに対し、Aを最大まで高めた場合は確1(きあいのタスキで1残る)になる。
イカサマを撃たれた場合でも被ダメを高めたいという考えになった場合は、A個体値31＆努力値252振り＆性格補正有にすると良い。

●特性：おみとおし
S判定も可能な特性だが、それ以上に相手2体の持ち物を判別出来る点が非常に強力。
特にきあいのタスキを判別出来た際のメリットは非常に大きく、隣に置くことが多いイエッサン♀がマジカルシャインを撃つべきかどうかの判断に迷わず済むのは非常に優秀。
他特性にげあしおよびするどいめと比較した場合でも、明らかに有用なので、おみとおしでの採用となる。

●持ち物：きあいのタスキ
元々耐久が無いオタチにとっては貴重な行動保証を得られる他、がむしゃらのダメージを最大限高められるアイテムでもある。
自身の確率を信じられる人は、きあいのハチマキを採用すると良い。
他のどのアイテムよりもオタチと相性が良いので、きあいのタスキを採用した。

●テラスタル：草
後述の技このゆびとまれと組み合わせ、主にモロバレルが扱うキノコのほうしを無効化させる狙いがある。
他のテラスタイプでも扱えはするが、オタチがキノコのほうしを無効化したことで勝てた試合もある為、草タイプを推奨。

●技1：このゆびとまれ
味方ポケモンに飛んでいく単体攻撃を守る為に採用。
具体例としては、
・初手で味方ポケモン(イエッサン♀ブリムオングレンアルマのいずれか)でトリックルームを始動させる際に用いる
・テラス草と組み合わせることで、味方に飛んでいくキノコのほうしを無効化する
これらがある。
オタチの場合は、自身が削られた後はがむしゃらによってアタッカーとなる為、このゆびとまれの主な役割はイエッサン♀より少ない。

●技2：がむしゃら
SVにて新規習得。
この技があるお陰で、対ヘイラッシャシャリタツ(そった)への回答として考えられる他、初手トリル始動時に万が一生き残ってしまった場合でも勝利に貢献できる。
後述のコータス含めてパーティ内で一番Sを遅くしている為、オタチのがむしゃら→味方ポケモンの攻撃で相手1体を倒しながら削る、といった動きがほぼ取れるのも魅力。
これらの理由から採用しない方が難しい技なので採用。

●技3：こらえる
採用理由には特に触れない技であり、自由枠。
こらえるを採用した理由としては、
・対水ウーラオス(れんげき)のすいりゅうれんだ意識
・相手が範囲攻撃を連打してくる場合でも、HP1で生き残りたい状況が発生したシーンで有用
が主。

●技4：まもる
採用理由には特に触れない技であり、自由枠。
まもるを採用した理由としては、
・サイコフィールドが無い状態で初手ねこだましを利用してくる相手が出た場合の時間稼ぎとして用いれる
が主。

☆

●他の技が不採用だった理由について
端的に書くと「こらえるやまもるを差し置いて採用する必要がある技が無かった」というのが理由。

・てだすけ
・天候変化技(主ににほんばれ)
オタチの隣に強力な範囲攻撃技を扱えるポケモン(コータスハバタクカミが主)が並ぶシーンがほぼ無い。

・先制技(でんこうせっかふいうち)
味方イエッサン♀のサイコフィールドにより無効化されてしまう問題が解決しない。

・はたきおとす
技自体は強力だが、オタチではたきおとすを使うために1ターン用いるならば、がむしゃらを用いて相手を削る方がオタチの場合は強力だと感じた。

・すてみタックル
退場技として用いれる。
「補助役が退場技を用いて退場すれば、トリルエースを安全に場へ出せる」
という観点では有用な技ではあるのだが、基本的にオタチが生き残っている場合はオタチががむしゃらを打ち続ける方が強力である場面が殆どだと感じた。

●採用理由
・トリックルーム発動時の範囲エースポケモンその1(S20＋特性ひでり＋技ふんかによる高い殲滅性能)
・特性ひでり＋技てだすけによるハバタクカミ支援性能
・技ウェザーボールを持つ(相手の技あまごいにも対応が可能かつ通常時も命中100%のタイプ一致単体高火力技として扱える)

☆

●A個体値0
混乱時の被ダメ抑え、対イカサマ、対ちからをすいとる意識

●S23(個体値2〜3)
最遅20族＋1
最遅29族−7
・オタチのがむしゃらの後に確実に行動が可能
・相手の最遅コータスより素早さが早いことが多く、非トリックルーム時では先制して攻撃を行い、相手コータスの噴火の威力を下げやすい
・相手ブリムオンモロバレルより素早さが遅いので、トリックルーム発動時で先手を取れる

●C150
ふんかおよびウェザーボールの威力を意識して特化。
(C149の場合だとダメージが減る相手が多い。)

●H177
噴火の威力を意識しHP最大とした。

●B161
端数。D振りかB振りかは好みで選択。

●特性：ひでり
・自身の炎技の威力を強化出来る
・味方ハバタクカミの技威力を強化出来る
・スカーフを所持していることが多い相手水ウーラオス(れんげき)の水技(主にすいりゅうれんだ)の威力を下げ、味方ハバタクカミの行動保証を確保する
この要素を満たすのはひでりのみ。

●持ち物：もくたんorひのたまプレート
・自身の炎技を強化出来る
・てだすけまもるといった補助技を扱える
・HP減少のデメリットがない為、ふんかの威力が下がらない(いのちのたまと比較)
天候を変えられた際にはより有効打となるものしりメガネも候補。
が、自身が有利なシーンでの相手への負荷を強化した方が有益なシーンが多い為、もくたんorひのたまプレートを採用した。

●テラスタル：炎
自身の技威力を強化出来る。
火力を上げることでエース性能を補強できると判断し、テラス炎とした。

●技1：ふんか
命中100%かつ1体のポケモンで扱える範囲打点としては最高峰の性能を誇る。
コータスの採用理由でもある技なので採用。
イエッサン♀の技てだすけと合わせることで、炎技を半減にしてくる相手も1撃で倒せる可能性がある。

・ふんか(晴時、持ち物もくたん補正込、テラス炎込、てだすけ込、ダブルダメ補正込　火力指数91125)
H175D81水ウーラオス(れんげき) 確1(120.5%〜142.2%)
H131D140イーユイ 乱1(62.5%)(93.8%〜110.6%)
他のダメ計については、要望があれば追加を検討。

●技2：ウェザーボール
・コータスが誘い易い相手のワイドガードを無視しながら攻撃が出来る単体打点技である
・命中100%である
・テラス炎時、H131D155ハバタクカミを確1に出来る火力を出せる
・相手に天候を変えられた場合も高威力技として扱える
これらの特徴を持つ技は他にない為、採用。

・ウェザーボール(晴時、持ち物もくたん補正込、テラス炎込)
H131D155ハバタクカミ 確1(102.2%〜120.6%)
他のダメ計については、要望があれば追加を検討。

●技3：てだすけ
ブリムオングレンアルマハバタクカミへの支援技としての採用。
特にハバタクカミの項にて後述するが、火力が向上することで倒せるようになる相手がかなり増える。

●技4：まもる
採用理由には特に触れない技であり、自由枠。
人によっては、デメリットが小さい範囲技であるねっぷう、高威力草打点となるソーラービーム、流行りのテラス炎に通るだいちのちからを採用しても良い。
まもるを採用した理由としては「トリックルームを展開できなかった場合における延命手段として」というのが一番大きい。
(この技があって勝った試合もあれば別の技が無くて負けた試合もある為、甲乙つけ難い。)

●採用理由
・コータスが倒し辛い炎水岩タイプに対しての打点を確保できる
・トリックルーム発動時の範囲エースポケモンその2(C136＋技ワイドフォースによる殲滅性能)
・S29族である為、最遅30族(特にモロバレル)の下から行動が出来る
・超タイプが誘う悪タイプ(主に悪ウーラオス(いちげき)パオジアン)に対し、技マジカルシャインによって打点を持てる

☆

●A個体値0
混乱時の被ダメ抑え、対イカサマ、対ちからをすいとる意識

●S30
最遅30族−1(主に対モロバレル意識)

●C206
ワイドフォースおよびマジカルシャインの威力を意識して特化。

●H158D127
C187ハバタクカミ シャドーボール 確2

●H159B117
A189パオジアン 珠災氷柱落とし 乱1(6.25%)

●努力値の余り6
どこにも振らない

●特性：マジックミラー
相手の補助技を跳ね返せる性能(特にちょうはつやキノコのほうしが効かない点)が強力。
他特性いやしのこころおよびきけんよちでもトリルエースとしての運用は出来なくないが、上記の性能が明らかに有用なので、マジックミラーでの採用となる。

●持ち物：いのちのたま
HP減少のデメリットはあるが、
・ワイドフォースとマジカルシャインどちらの技も自由に選択できるかつ可能な限り威力を高めたい
・補助技も選択できるようにしたい
という目的がある為、いのちのたまでの採用となった。

●テラスタル：超
主に選択するワイドフォースの技威力を強化出来る。
マジカルシャインの威力を上げられるテラス妖も候補だが、有利盤面で選択した技はワイドフォースのが多かった印象がある＆半減相手でもごり押しが効く火力なので、テラス超とした。

●技1：ワイドフォース
イエッサン♀がサイコフィールドをほぼ展開出来ることから、命中100%かつ威力120かつフィールド補正1.3倍かつ範囲打点として扱える優秀な技。
ブリムオンがトリルエースとして機能する為の採用理由となる技なので採用。
イエッサン♀やコータスの技てだすけと合わせることで、超技を半減にしてくる相手も1撃で倒せる可能性がある。

・ワイドフォース(サイコフィールド時、持ち物いのちのたま補正込、テラス超込、てだすけ込、ダブルダメ補正込　火力指数93997.8)
H163D111サーフゴー 乱1(87.5%)(98.1%〜115.3%)
H193D91まで※のブリジュラス 確1(100.5%〜118.6%)
※実際に同調整以下のブリジュラスが環境に多くいるかは調査していない為、参考程度。
他のダメ計については、要望があれば追加を検討。

●技2：マジカルシャイン
・超タイプが誘う悪タイプ(主に悪ウーラオス(いちげき)パオジアン)に対し、技マジカルシャインによって打点を持てる
という採用理由を満たす為に確定。
また、ワイドフォースを打てない場面(相手悪タイプポケモン 悪ウーラオス(いちげき)パオジアンガオガエン等)でも、悪タイプポケモンへダメージを与えながら隣を削りたい、となった際にも打つ技でもある。
(ダメ計には、隣に並び立つ可能性がある水ウーラオス(れんげき)も加えている。)

・マジカルシャイン(持ち物：いのちのたま補正込、ダブルダメ補正込　火力指数24102)
H155D85パオジアン 確1(137.4%〜162.5%)
H175D81水ウーラオス(れんげき) 確1(126.2%〜151.4%)
H201D120ガオガエン 確3(37.3%〜44.7%)　←調整は右記URLを参考とした育成論SV/3252
他のダメ計については、要望があれば追加を検討。

●技3：トリックルーム
鈍足である味方ポケモンオタチコータスブリムオングレンアルマを活かすための技である為、採用。
イエッサン♀を先発に出したくない場面(サイコフィールドを剥がしてくる技アイススピナー持ちのカイリューやパオジアンが相手構築にいる場合など)でトリックルームを始動させたい場合、オタチとブリムオンを並べ、このゆびとまれを用いながらトリックルームを始動させることがある。
他、あと1ターンでトリックルームの効果が切れるかつ相手がターン稼ぎの為にまもるやみきりを使ってくるだろうというタイミングで、ブリムオンの隣にいるイエッサン♀グレンアルマと同時にトリックルームを発動させることで、トリックルームのターンを延長できる、という手法も用いれる。
その為、ブリムオンからトリックルームは外せない技だと考えている。

●技4：まもる
採用理由には特に触れない技であり、自由枠。
人によっては、単体打点技であるサイコキネシスもしくは身代り貫通のサイコノイズを採用しても良い。
まもるを採用した理由としては「トリックルームを展開できなかった場合における延命手段として」というのが一番大きい。
が、別の技が無くて負けた試合は少ないと体感だが感じている為、筆者はまもるの採用を推奨する。

●採用理由
・"ワイドガードを扱えるポケモン"という知名度が広がっている為、相手の全体技使用を抑制できる
・特性もらいびがある為、特に相手の最遅コータスに対する回答札になれる
・技ワイドフォースを扱える為、味方イエッサン♀のサイコメイカーと合わせることで高火力の範囲攻撃が可能(サブエースとなり得る技)
・技メテオビームを採用かつ最遅にすることで、環境にいる多くのガオガエン(味方コータスブリムオンでの突破が困難)をてだすけ無しかつトリックルーム下ならば先制攻撃で確1に出来る

☆

●A個体値0
混乱時の被ダメ抑え、対イカサマ、対ちからをすいとる意識

●S72
無振60族−8
無振52族およびS下降補正60族と同速
→トリックルーム下で、主にガチグマ(アカツキ)ガオガエンポリゴン2等に先制できる可能性を残す

●C194
H202D131迄のガオガエン C＋1メテオビーム 確1

●H189D103
C187ハバタクカミ シャドーボール 乱1(12.5%)
上記耐久を達成しつつH実数値が奇数で収まるラインでなるべく高くした

●B121
端数

●余り6
振らない

※「物理耐久はそこまで気にしない」という人は、下記の調整にした場合、C187ハバタクカミのシャドーボールが確2になるので、そちらも記述する。
H183(180)-Ax-B120-C194↑(252)-D110(76)-S72↓

●特性：もらいび
主に相手コータス意識での採用。
他にもウガツホムラ辺りはグレンアルマ1体で詰められる可能性がある。
もう一つの特性くだけるよろいは、Sが上がってしまう関係でトリックルームとは相性が悪い点と、相手の炎技を無効にし詰められる可能性を残すというルートが消滅してしまうことから、不採用とした。

●持ち物：パワフルハーブ
溜め技であるメテオビームを1ターン早く利用する為に採用。

●テラスタル：草
・モロバレルが扱うキノコのほうしを無効化させる狙い
・グレンアルマが誘い易いすいりゅうれんだ等の水技、10まんばりきじだんだ等の地面技を半減に出来る
他のテラスタイプでも扱えはするが、主に上記の理由が優れていた為、草での採用となった。

●技1：ワイドフォース
イエッサン♀がサイコフィールドをほぼ展開出来ることから、命中100%かつ威力120かつフィールド補正1.3倍かつ範囲打点として扱える優秀な技。
グレンアルマがサブエースとして機能する為の採用理由となる技なので採用。
メテオビームを打った後であれば、ハバタクカミ以下の特殊耐久かつ等倍のポケモンが相手であれば確1に出来る可能性がある火力を出せるようになる。

・ワイドフォース(サイコフィールド時、C＋1、ダブルダメ補正込　火力指数51070.5)
H31D155ハバタクカミ 乱1(68.75%)(94.6%〜111.5%)
他のダメ計については、要望があれば追加を検討。

●技2：メテオビーム
『環境にいる多くのガオガエン(味方コータスブリムオンでの突破が困難)をてだすけ無しかつトリックルーム下ならば先制攻撃で確1に出来る』
という採用理由を満たす為に必須の技。
命中90%という点だけが難点だが、パーティ全体で突破が困難なガオガエンを容易に突破できる可能性があるのは、難点に目を瞑って採用する価値がある。当たらなかったら大体潔く降参した。

・メテオビーム(C＋1時　火力指数34920)
H202D131迄のガオガエン 確1(100.0%〜117.8%)
他のダメ計については、要望があれば追加を検討。

●技3：トリックルーム
鈍足である味方ポケモンオタチコータスブリムオングレンアルマを活かすための技である為、採用。
イエッサン♀を先発に出したくない場面(相手構築にゴリランダーがいる場合など)でトリックルームを始動させたい場合、オタチとグレンアルマを並べ、このゆびとまれを用いながらトリックルームを始動させることがある。
他、あと1ターンでトリックルームの効果が切れるかつ相手がターン稼ぎの為にまもるやみきりを使ってくるだろうというタイミングで、グレンアルマの隣にいるイエッサン♀ブリムオンと同時にトリックルームを発動させることで、トリックルームのターンを延長できる、という手法も用いれる。
その為、グレンアルマからトリックルームは外せない技だと考えている。

●技4：サイドチェンジ
採用理由には特に触れない技であり、自由枠。
人によっては、味方を全体技から守れるワイドガード、単体炎打点であるアーマーキャノン、範囲炎打点であるねっぷう、延命手段として優秀なまもるを採用しても良い。
サイドチェンジ以外でこの中から選択するのであればワイドガードだが、これを選択しなかった(というより過去に選択していたがサイドチェンジに変更した)のは、
・グレンアルマの存在だけで相手にワイドガードを警戒させられる(グレンアルマがいる時に全体技を撃たれたことが無い)
・数十戦やって1度しかワイドガードを打たなかった
という理由がある。
サイドチェンジの利点として、
・相手ゴリランダーにフィールドを奪取された後、味方をゴリランダーから守れるようになる
・パオジアンのふいうちやタケルライコのじんらい対策技として扱える
・トリックルームの再始動時の補助技としても扱える
・テラス草と合わせることで、隣の味方に飛ぶキノコのほうしを防げる
これらがある。
他の技と比較して有用だと想定出来るシーンが多かった為、サイドチェンジを採用した。

●採用理由
・トリックルームを展開していない状態での範囲攻撃役(技マジカルシャイン)
・環境にいる多くのガオガエン(味方コータスブリムオンでの突破が困難)を特定の状況下で、範囲攻撃かつ積みターン等なく確1に出来る
・相手のトリックルーム始動要員をなるべく倒したい(トリックルーム返しを防ぎたい)
・ねこだましを誘いにくい霊複合タイプ
・S実数値187
他5匹イエッサン♀オタチコータスブリムオングレンアルマがトリックルームを用いるパーティだと意識させる並びになっている為、それに対応し易い最速S110族辺りまでの中高速帯のポケモンを選出されることが多い。それらの相手を抜かしやすい素早さは重要だった。

☆

※
最終的にこの子が本構築の勝ち馬なポケモンになりました。

☆

●A個体値0
混乱時の被ダメ抑え、対イカサマ、対ちからをすいとる意識

●C205
攻撃技(特にマジカルシャイン)の威力を意識して特化(ダメージ計算は後述)

●S187
・耐久調整した相手ハバタクカミパオジアンよりも早く行動が出来るだろう点
・準速ハバタクカミパオジアンを相手にした際、50%の確率で勝てるようになる
これらを意識した為、準速とした。

●H131
端数

※「火力は多少下げて良い」と考える人は、下記の調整にすることで、相手の物理技を多少耐えるようになる為、行動範囲が広がる可能性がある。念の為記述。
H131(4)-Ax↓-B82(52)-C198↑(196)-D156(4)-S187(252)
・H131B82
A172パオジアン 災ふいうち 乱1(6.25%)

●特性：こだいかっせい
特性は1種類のみ。
コータスのひでりと合わせることで、自身の特殊攻撃力を高められる。

●持ち物：こだわりメガネ
技を1つしか出せなくなる代わりに、即時で高火力を出せるようになる強力な持ち物。
採用理由の『環境にいる多くのガオガエン(味方コータスブリムオンでの突破が困難)を特定の状況下で、範囲攻撃かつ積みターン等なく確1に出来る』を満たす為に必須。

●テラスタル：妖
採用理由『環境にいる多くのガオガエン(味方コータスブリムオンでの突破が困難)を特定の状況下で、範囲攻撃かつ積みターン等なく確1に出来る』を満たせる為、採用。

●技1：マジカルシャイン
ダブルバトルにおけるハバタクカミの採用理由ともなる技。
単体だけで見れば「技威力80の全体技」という、何とも言えない技...なのだが、各補正が加わることで命中安定の超火力技へと変貌する。
詳しくは下記ダメージ計算を参照。ハバタクカミをコータスor晴時イエッサン♀の横に並べ、コータスor晴時イエッサン♀がてだすけを押しながらこの技を連打するだけで勝てる試合が多発してしまうくらいには強力。

・マジカルシャイン(こだいかっせいC上昇発動時、テラス妖込、てだすけ込、こだわりメガネ補正込、ダブルダメ補正込　火力指数71955)
H202D134迄のガオガエン 確1
H192D94迄のゴリランダー(持ち物とつげきチョッキ持ち) 確1
H156D116迄のオーガポン(いど)(D＋1時) 確1
H162D167迄のハバタクカミorイーユイ 確1
H197D91迄のブリジュラス(持ち物とつげきチョッキ持ち) 確1
他のダメ計については、要望があれば追加を検討。

●技2：ムーンフォース
ワイドガードを避ける為の単体一致打点としての採用。
...なのだが、これもこれで凄まじい威力を発揮する。詳しくはダメージ計算参照。

・ムーンフォース(こだいかっせいC上昇発動時、テラス妖込、てだすけ込、こだわりメガネ補正込、火力指数113928.75)
H182D117迄のオーガポン(かまど) 確1
H191D112迄のサーフゴー 確1
H227D189クレセリア 乱1(93.75%)(99.5%〜118.0%)
他のダメ計については、要望があれば追加を検討。

●技3：シャドーボール
役割的には「テラスタルを切らずに妖技を半減にしてくる相手を倒す」目的で入れた。
妖技2種が強過ぎて殆ど撃たなかった。

●技4：パワージェム
役割的には「テラスタルを切らずにガオガエンを倒す」目的で入れた。
岩技の通りが良いことが多いこともあり、[シャド−ボール]よりは選択した。
が、やはり妖技2種が強過ぎたので殆ど撃たなかった。

※他候補技について良い案があったらください