ポケモンパーティ構築(シングル)

NN：ラオウ
努力値は、ポケ徹様にも載っているcosmosさんの型を引用しました。

強みは当該記事を見た方が早いのですが、個人的には一度剣舞がハマると止めづらくなる点が良い所かなと思いました。使ってて一番驚いたのは、1舞水テラスで水流連打を打つと、HB特化クレセリアすら(高乱数ですが)ワンパン、調整次第ですがカイリューもHB特化の半減ですらマルスケ込み確2といった火力。水ラオスの強さは相手して何度もやられたので理解したつもりでいましたが、いざ味方にすると想像以上でした。

ただ、ラオスの選出率はそこまで高くなく、「選出時間切れを恐れて適当に入れたら何か刺さった」みたいな事が多かったです。明確に強く出れるポケモンを把握できてないまま使ってたので、そこを理解できていればもっと出せただろうし、もっと勝ててたかもしれません。

NN:トラッキー
このパーティにおけるスイーパー。攻撃一本なので努力値はAS特化。
中盤以降に繰り出し、一気に相手をなぎ倒す動きが良かったです。電気テラスパオ自体はレギュC開幕頃からずっと使ってましたが、レギュD第1期でも頑張ってくれました。一時期フェアリーパオに何度か遭遇し、ミラー意識で電気からフェアリーに変えようかな？とも思ったのですが、アーマーガア、ドヒドイデ、ヘイラッシャといった受け軍団を軒並み粉砕できる役割はこれでないと無理という結論に至り、最後まで電気で行きました。

持ち物は珠にし、性格もいじっぱりにして可能な限りの最高火力を出せるようにしています。
こうする事で、耐久無振りテツノツツミにふいうちを決めるとステロダメ込みでちょうど確1という絶妙な火力になります(ステロ抜くと75.6〜89.4％の確2)。初めてこの結果見た時は感動しました。また、H無振りランドロス(霊獣)に対しつららおとしを当てると、A-1かつ2倍弱点であっても確1です。つまり飛行テラスなら、いかくされようとテラス諸共粉砕です。次世代では出禁で。

パオジアンは襷がメジャーであり、使用率からもそれは明確なデータとして現れています(8/3時点で66.3％の1位。珠は8.3%で3位)。知人からも「珠は微妙じゃね？」と言われました。
しかし、上記のような火力はこの型でしか出せない事、ステロなどでスリップダメージを食らうと襷型はその時点で腐るといった事から、こっちの方が多くのポケモンに有利を取れて、かつ役割遂行がしやすいのかなと思います。
ただ、受けられて珠ダメが蓄積する展開になるとこっちが自滅してしまうので、サイクル戦の場合は体力管理が重要になります。襷パオで慣れてる方にとっては少し扱いづらいかもしれません。

NN：ゴキジェット
上から動ける先鋒として攪乱してくれたポケモンです。

• 努力値について

元々カミの構成は攻撃にドレインキッスと地面テラバを仕込んでおり、甘えると瞑想で物理特殊両方見つつ粘り強く戦おう！といった戦術でやっていました。地面テラバはヒードランメタです。NNもその名残が残ってます笑(酷い名前でごめんよ・・・)
しかし、それではパワー不足で後続が苦しくなり相手有利の展開になりがちな事・受けは他のポケモンで代用出来る事から攻撃ウェポンをシャドボとムンフォにし、それまでの持久戦重視から、火力で押し込むパワー型に変貌させました。

この型にした事で、カミの役割が明確になり扱いやすくなる・序盤で崩して裏のパオやラオスが楽になるといった強みが出来ました。また、テラスも切らなくなったので、誰に切ろうかな？と悩む時間も減りました。

甘えると瞑想の両採用についてですが、これは出オチを出来る限り避ける・カミだけで多くのポケモンを崩していくという意図があります。初手ディンルーやヌメルゴン(ヒスイ)対面でヘビボン食らって一撃！といったオチを防ぐための甘える、交代されても相手の2体目以降に負担を与えやすくなる瞑想はどちらも外せませんでした。
初手で甘える→受ける→相手交換といった流れが予想できれば、甘える→瞑想→攻撃or積むといった行動が取れ、カミがやられるまでに「相手を崩す」「相手の選出は何かを知る」といった役割が果たせます。シンプルな戦術ながら沢山仕事をしてくれたので、この子抜きで4桁は無かったと思います。

【追記】自分はVなのでGTS使って適当な孵化余り流して交換してもらいました。ご提供ありがとうございました！！

NN:エスカルゴン
パーティ最強の物理受けです。S8のMVP。努力値はシンプルなHB振りですが、シンプル故に役割対象へ大仕事をしてくれました。

元々はチョッキのフェアリーテラス型として運用していましたが、鉢巻ウーラオス(いちげき)に無双され、そこで「物理受けがいない」という欠陥に気付きました。既に出来上がっていたヌメルゴンの技と努力値を改造し、現在のHB型となりました。テラスはテラピースが痛いのでそのままフェアリーで使う事に。
これにしてから大幅に勝率が上がり、勝率5割以上を継続できるようになりました。「物理に弱い」というパーティ単位での弱点に相手が気づき、物理多めで選出するといった状況が多発したのではと思いました。気付かぬうちに選出誘導してたという訳ですね。

この型最大のウリは、「ウーラオス(いちげき)の完封」です。特性をシェルアーマーにしてるため、フェアリーテラスを切れば、テンプレ型ウーラオス(いちげき)は終わります。他にも、ノーマルテラスカイリューや、パオジアン、ガチグマ(ヌメルゴンよりSが低い場合に限る)とかにも立て籠もるプレスで強く出られます。ガチグマの場合、ノーマルタイプが残っていれば2積立て籠もるからのボディプレスでH振りでもワンパンです。

知人には「ゴーストに弱いから微妙じゃん」という反応されました。この子の弱点としてゴーストでの受けやサーフゴーがあり、万能ではありません。ただ、カミやパオの存在でヌメルゴンの天敵が出てこない場面も多く、適当に選出しても器用に動けました。技に関しては火炎放射が選択枠です。サフゴ対策で放射にしてますが、構築や環境に合わせて技をお好みで変えましょう。立て籠もるプレス以外の2枠が予想し辛い点は相手にとって脅威だと思います。

NN:らいじんまる
電気技が一貫している時に選出していた眼鏡アタッカーです。努力値はCSぶっぱ。アタッカーの中では選出率最下位。メガネによる破壊力は魅力ですが、ヤドキング(ガラル)などに受けられたり、選出段階で出せなかったりと刺さりが良くない環境だったかなと思いました。
技やテラスはテンプレで、動かせる時は先発で崩す役割で行きました。代用できるなら他のポケモンと交代したいですが、そうなると電気と飛行技がカツカツになるので、候補が見つかるまでは続投ですね。

【追記】中旬までボルトのCに王冠使ってない事に気付きませんでした

NN:チョコレート
このパーティにおけるおやつ枠です。選出率圧倒的最下位。先発カミが強すぎて出番全然無かったです。戦闘後、戦ったポケモンたちにチョコ差し入れしてるドオーの絵が欲しい。努力値はHD振りで特殊全振りにしています。

入れた理由はウーラオス(れんげき)の対策であり、特殊受けも兼ねる予定でした。しかし、物理が多すぎる環境、ウーラオス(れんげき)が来ても貯水読みで普通にれんち打たれるといった感じでドオーにとって逆風の場所でした。役割も先発でステロ巻いてあくびループするといった型なので、上から殴られて出オチが何度かありました。可愛いドオーが地震などで一撃で倒される場面は胸が痛かったです。ごめんね・・・。

ただ、この子が完全にお荷物だったのかと言うと、それは違うのかなと思います。ドオーが果たした仕事は選出誘導であり、物理を多く呼び込んだ戦いにしてくれた事ではないでしょうか。これによってヌメルゴンやカミが仕事しやすい場となり、こちらに有利な展開を作りやすくなっていたと思いました。相手の選出意図は本人しか分からないので憶測になりますが、ドオーがランドとかだったらまた違う戦いを強いられていた可能性は高かったと思っています。
全然出られないし仕事できないしと出番が少ないポケモンだったからか、役割をこなしてくれた時の喜びは他のポケモン以上でした。最終日に交代で出てきたドランに地震決めたのは忘れないよ(尚試合は襷パオの零度ギャンブルで負けた。賭博型嫌い)。