2回目の投稿となります、たじまと申します。
今回はウチの可愛い嫁ポケモンチラチーノについて、考察していきます。
誤字・脱字や知識不足故に至らぬ所もあるかと思いますが、その都度ご指摘頂けたら幸いです。
※一部略称及び漢字変換がされております。
例:きあいのタスキ→襷
はがねタイプ→鋼タイプ
こうげき→A 等
わかりづらいと言う声があれば該当箇所を従来の表現に書き換えようと思います。
※与ダメ計算は連続技はポケマス様、一部Solder Clac様より運用しています。また、理想個体を基準に計算しています。
チラチーノと雪原解禁後の環境について
強力な出禁組と準伝説達が帰って来た今、正直チラチーノに取っては厳しい環境だと言わざるを得ないです。
チラチーノは種族値S115と言う高いすばやさを活かして、いのちのたま等の火力増強アイテムかおうじゃのしるしを持たせて上から殴って倒すことを得意としていたポケモンです。
しかし、復帰する連中がチラチーノよりも速い連中だらけ、さらには
チラチーノが最も苦手とする鋼タイプもうじゃうじゃ。
何よりも厄介なのが、どれも今後の環境で流行りそうなポケモンばかりという点です。
具体的には、チラチーノより素早いポケモン
エースバーン、
ドラパルト、
レジエレキ、
フェローチェ、
カプ・コケコ、
トルネロス(霊獣)、
アーゴヨン、
レイスポス、
プテラ、
クロバット、
ジュカイン
同速ライコウ、
アグノム
鋼タイプ持ちジバコイル、
メタグロス、
テッカグヤ、
ヒードラン、
ボスゴドラ、
カミツルギ
採用理由と役割
そこで、殴ってきたところを返り討ちにする襷じたばたが今期は刺さるのではないか?と考えました。
幸いにもチラチーノを上回る高速アタッカーの大半は
チラチーノとほぼ同等かそれ以下の紙耐久なので、返す刀で討ち取れる可能性は高いです。
理想は1体倒して次のポケモンにも負荷をかけること、最低でもこちらの次のポケモンの先制技で落とせる範囲まで持って行けたら役割としては十分かと思います。
相手にステロ要員がいる場合は基本的に先発、いない場合はどこに置いても大丈夫です。
同じことができるポケモンにはホルード
マッスグマ
ミミロップがいますが、連続技による襷牽制が可能な点、技範囲の違い、上記のポケモン達以外に上からじたばたを打てる可能性が最も高い点で差別化はできていると思います。
と言うか好きなポケモンを使うのに理由がいるかい?
持ち物
コンセプトなので、きあいのタスキで確定。
性格・努力値・個体値
努力値はASぶっぱ。ダウンロード対策で余りはD。
加えて、型の仕様上、欲を言うとH及びBは0〜1個体、Dは1〜2が理想的です。
最もそれだと厳選も大変なので、最低でも、
・ASは最高個体値&全振りであること
・個体値、努力値、性格いずれかの補正をかけて、実数値がD>Bとなるように調整すること
以上の2点を満たしていただけたらと思います。
性格はA↑補正かS↑補正の物を選択。
いじっぱり、ようきでも問題ありませんが、B↓補正のさみしがりや、せっかちだとよりじたばたを狙いやすくなります。
体感的には物理よりも特殊攻撃の方が中途半端に耐えてしまう時が多い印象ですが、先述の通りダウンロード対策をする以上こちらを下げるわけにはいきません。
最速で準速130族抜き、準速で最速100族と同等です。ガブリアス
キュウコン(アローラ)等抜きたい相手もいるので個人的には最速を推奨します。
逆に同速のライコウ
アグノム
スターミーや最速
ラティアス
ラティオス等もじたばたで仕留める対象として見るのであれば準速の方が便利です。
特性
スキルリンクが安定です。
技構成
・じたばた
コンセプトなので確定。
上手いことHP1で残せれば、タイプ補正込で威力300の大技になります。
上から来る相手には勿論、本来チラチーノよりSの低いポケモンでも襷又はスカーフ持ちの可能性がある場合は一先ずこれを打っておくことが安定択です。
・トリプルアクセル
じたばた以外の技を打つ場面は、大きく分けて3つあります。
まずじたばた以上の与ダメが期待できる時(つまり4倍弱点をつける時)、次にほぼ確実に先手が取れるとわかる時、そして特に相手の次鋒以降の襷持ちを警戒する時です。
氷技に関しては特に4倍弱点をつけやすく、カイリュー
ボーマンダ
ガブリアス
ランドロス(化身)
ランドロス(霊獣)等、強力なポケモン達にも刺さっています。特に
ランドロス(霊獣)は今後増えるであろうポケモンの内の一人なので対策としてぜひ持っておきたいところです。
ガブリアスのさめはだには注意ですが、スカーフ持ちでない限りは上から殴れますし、最悪ダイアイスを打つという選択もできます。また、仮に襷を潰されたとしても
ガブリアスを落とすメリットの方が大きいかと思います。
・タネマシンガンヌオー
トリトドン
ラグラージ
ガマゲロゲ
ドサイドン等に。
ライコウがねっとうを習得した関係で今後彼らの需要も高まる可能性があります。特に
ヌオー
トリトドン
ラグラージ等受けに近いポケモンを
チラチーノで崩せるのは大きいかと思います。
命中率が安定している点も優秀です。
・ロックブラスト
前シーズンではリザードン
ウルガモス等を討ち取るのに猛威を奮っていた技でした。
その他確定1発を取れる相手はキュウコン(アローラ)
フリーザー
ファイヤー
マニューラ辺りです。
4倍弱点のポケモンは今期ではあまりいないと思いますが、2倍弱点のポケモンは多くいるため、無傷で上から殴れる時はこの技を打つことが多いです。
当てる自信があるのなら、インファイトを打ってきた後の襷フェローチェも打ち取ることができます。
外しも考えたらじたばた+次のポケモンの先制技が安定なので、やるなら自己責任で。
・とんぼがえり
苦手な鋼タイプから逃げたり襷潰し等に。
受けに強いポケモンが一緒にいるのであれば入れてもいいかもしれません。
・はたきおとす
対ゴースト打点、ですが打つ機会は少ないかと思います。嫌がらせとしては優秀な技です。
・でんじは
次のポケモンに繋げる際に優秀な技です。
鋼タイプの他、ポリゴン2
ドヒドイデ等次のポケモンでも落とすのに苦労しそうな相手にはこちらの方が刺さるかもしれません。
・つぶらなひとみ
限定的な用途ですが、死に出しからの高速アタッカーやスカーフ持ちと思われるポケモンに嫌がらせができます。ただ、わざわざ狙うほどかと言われたら微妙なところです。
与ダメージ計算
※注記がない場合はHB各々無振りです。
※S↑補正チラチーノを前提として考えています。
※他にもこのポケモンのダメ計がほしいという要望があれば随時調べます。
〜じたばた(技威力200で計算)〜エースバーン112.9~133.5%
レジエレキ 112.9~133.5%
フェローチェ 197.9~234.2%
カプ・コケコ 109.6~128.9%
アーゴヨン 120.2~142.5%
バシャーモ 118.7~140%
ゴリランダー 86.2~101.7%
トゲキッス 90~106.8%
パッチラゴン 91.5~107.8%
ギャラドス 98.8~116.4%
威嚇込 65.8~78.2%ガブリアス 78.6~93.4%
ウーラオス 78.6~93.4%
サンダー(ガラル) 91.5~107.8%
ライコウ 105.4 ~ 124.6%
アグノム 121.8 ~ 143.7%
ラティオス 106.4 ~ 125.6%
ラティアス 96.7 ~ 114.1%
〜トリプルアクセル〜カイリューマルチスケイル込確定1発
ボーマンダ確定1発
ランドロス確定1発
ランドロス(霊獣)威嚇込 確定1発
ガブリアス確定1発
ドラパルト低乱数1発
ラティオス確定1発
ラティアス乱数1発
サンダー(ガラル)確定2発
ゴリランダー確定2発
※トリプルアクセルだけどう入力すればいいのか分からず、威力120として自力で計算しました。
%での表し方がわからず、こう書かせていただいております。もし間違っていたらご指摘願います。
〜タネマシンガン〜ヌオーHB特化 99 ~ 118.8%
トリトドンHB特化 100.9 ~ 128.4%
ラグラージ HB特化 96.6 ~ 115.9%
ガマゲロゲ 176.7 ~ 209.9%
ドサイドンH252ハードロック 67.5 ~ 81%
ミミッキュ 化けの皮込 57.2 ~ 68.7%
カプ・レヒレ 75.8 ~ 89.6%
インテレオン 116.4 ~ 143.8%
ルガルガン 112.5 ~ 139%
ドリュウズ 48.3 ~ 59.1%
ウーラオス連撃 68.1 ~ 85.2%
スイクンH252 53.1 ~ 62.8%
〜ロックブラスト〜エースバーン 火or飛 102.5 ~ 121.7%
フリーザー 144.5 ~ 180.7%
ファイヤー 156.6 ~ 192.7%
リザードン 109.7 ~ 130.5%
バタフリー 174.2 ~ 205.1%
キュウコン(アローラ)107.3 ~ 127.5%
ストライク輝石持ち 76 ~ 90.4%
セキタンザン 59.1 ~ 69.8%
ギャラドス 87.7 ~ 105.2%
威嚇込58.4 ~ 70.1%トゲキッス 80.7 ~ 99.3%
ファイヤー(ガラル) 78.3 ~ 96.3%
エンテイ 73.2 ~ 89%
ウインディHB特化威嚇込 35.5 ~ 45.6%
〜はたきおとす〜レイスポス 77.7~91.4%
ドラパルト 77.7~91.4%
ゲンガー 100.7~118.5%
サニーゴ(ガラル) 30.8 ~ 36.7%
相性の悪い相手
・鋼タイプ全般
冒頭でも少し触れましたが、技範囲の都合上、残念ながらチラチーノでは鋼タイプには100%勝てないと言ってもいいレベルで歯が立たないです。
こればかりは他のポケモンに任せるしかありません。愛らしい見た目してて鋼タイプにもこんなに弱いんだから、いっそノーマル・フェアリーにしてくれないかな。
・ステルスロック、砂嵐、霰
単純に襷を潰されるのが痛いです。ラグラージや
キュウコン(アローラ)等であれば先手を取って返り討ちも狙えますが、
バンギラスなんかは厳しい相手となるでしょう。
・先制技持ち
襷持ち全般に言えることですが、先制技に弱いです。気をつけましょう。
・サニーゴ(ガラル)
鋼タイプ同様手も足も出ません。ちからをすいとるだけならともかく、鬼火まで喰らってしまうと機能停止となってしまいます。
・ミミッキュ
化けの皮も潰せるし、かげうちも使えないし一見有利では?と思う方もいるかもしれませんが、アッキの実を持っていてドレインパンチも覚えているとなると話は別です。養分にされるだけの未来が待っています。
・連撃ウーラオス(れんげき)
チラチーノと同じく連続技の使い手です。
襷であればそこまで大きな問題にはなりませんが、特に先発対面の場合はスカーフ持ちの可能性が高いので、引かせた方が賢明でしょう。
相性の良い味方
・ステロ要員
じたばたが上手く整ってもギリギリ耐えられてしまう…という場面も正直割とあります。そんな時に便利なのがステロダメージです。
あくびやほえる等と交えてちょっと踏んでくれるだけで、じたばたは勿論、2倍弱点の技も確定1発を取れるポケモンの範囲が目に見えて変わります。カバルドンではすなあらしも呼んでしまうため、
ユクシー
ラグラージ
ランドロス(霊獣)
バンバドロ辺りがオススメです。
・先制技持ち
ステロ要員とほぼ同じ理由です。何らかの理由でステロ要員が選出できないorパーティに入れられないことを考えると1人でも多く居てくれるだけで何かと心強いです。
・エースバーン
チラチーノが動きにくい環境を作ってしまった1人でもありますが、味方となってくれれば非常に頼もしい存在となります。
チラチーノが苦手とする鋼タイプに強気で打ち合えますし、ふいうちによる先制攻撃も可能です。
またチラチーノの技範囲もちょうど
エースバーンが覚えられない物ばかりなので、互いに痒いところに手が届く良き相棒となってくれるでしょう。
・ナマコブシ
チラチーノは鋼タイプが苦手…と述べましたが、じゃあ鋼タイプじゃなくすればいいじゃないか!という考え方もできます。そんな時に役立つのがこの
ナマコブシです。
なんと彼はみずびたしにより鋼タイプを水タイプにしてしまうことができます。つまり、ナマコブシと
チラチーノで強引に鋼タイプを突破してしまうという芸当も可能となります。
参考までに威力200のじたばたでB無振りのテッカグヤに136〜161、これはH252
テッカグヤを確定2発で落とせるほどのダメージです。
計算があっていれば。
加えて、事前にナマコブシのどくどく、いたみわけ、とびだすなかみ等で削っていれば、じたばたは勿論、相手と状況によってはタネマシンガンだけでも落とすことができます。
一緒に行動させることで戦術が広がるため、さらにロマンを追う方へ是非ともお供にオススメしたいポケモンです。
・カプ・テテフ
イエッサン
サイコメイカーにより、相手の先制技を封じることができます。事前に出してチラチーノを動きやすくすることもできますし、反対に先制技読みで無償降臨もできます。
こちらの先制技も使えなくなる点は注意するべきですが、上手く活用して翻弄することができればチラチーノと一緒に大暴れすることも可能です。これまたロマンがありますね。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
従来より得意不得意がはっきりと別れるポケモンでしたが、ここからは強敵達、さらにステロ要員として優秀なポケモンも増えたため、より慎重な選出と立ち回りが求められるかと思います。
しかし、型にハマればとことん暴れてくれるロマンと不変の愛らしさを持っています。チラチーノが大好きな方の今後の環境適応への参考になれたら幸いです。
チラチーノと共に頑張ってこの過酷な環境を生き延びましょう。