はじめに
- 本論では、HP,攻撃,防御,特攻,特防,素早さをそれぞれH,A,B,C,D,Sと表記します。
- ダメージ計算は「ポケモンソルジャー」様のものを使わせていただきます。
- テラスタル化のことを、以下(タイプ)テラと略称させていただきます。例:炎テラ、鋼テラ
- 読みやすさ重視のため、ポケモン名を省略する場合があります。
- 環境が始まってすぐという事もあり、ダメージ計算の仮想敵が不十分である可能性があります。コメントにてご指摘いただければ、その都度追加して行く方針ですので、ご理解お願いします。
以下、常体にて。
キラフロルキラフロルについて
このポケモンは今作スカーレットバイオレットから追加された新ポケモン。
特性などを絡めた状態異常によるサポートや、C130という高火力で敵に圧力をかけることができる。
本論では先発サポーターとして考察していく。
採用理由
現環境は、強力なアタッカー、またそれらに対抗するための多種多様な受けポケモンが存在している。そういったポケモンたちに対抗するにはどうすればよいかと頭を抱えていた。
そうして、相手の攻めと受け両方に圧力をかけられるポケモンを模索していたところ、今から紹介するキラフロルキラフロルを思いついた次第である。
特性
後続にも圧力をかけられる、どくげしょう一択
持ち物
行動保証があり安定して動ける気合いのタスキ
選択枠として、特攻が1.1倍になる物知りメガネや、フェアリータイプの攻撃の威力が1.2倍になるせいれいプレートが挙げられる。
これらは、ドラパルトドラパルトなどのドラゴンタイプ対面において有利に働く。
また、ミラー対面対策で地面技を無効にできる風船も挙げられる。
しかし、本論は気合いのタスキを採用することを前提に進む。
性格
臆病(S↑A↓)
努力値と調整
4-0↓-60-252-4-188↑
H:スリップダメージを最低限に抑えるため16n-1
HB: A特化鉢巻ドラパルトドラパルトのドラゴンアローを97.27%で耐える
C:火力を上げるためぶっぱ。微調整をするならここから削ると良い
D:余り
S:環境最速のドラパルトドラパルトをマッドショット後に抜き調整
1/13 追記
シーズン1も終わり、環境も固まりつつある中で、キラフロルキラフロルはマッドショットを搭載している型がほとんどを占めている状態となっています。
なので、ミラー意識のため、最速振りでも強いと考えています。その場合は、Cを削りSに貼ることをお勧めします。
テラスタル
フェアリー
先発でのサポートが主なのでテラスタルをする機会は少ないが、火力増強のため。
フェアリーテラのマジカルシャインで環境のドラゴンタイプにかなり強く出れる。
水
耐性を重視するなら水。元々の弱点である地面,鋼,エスパー,水を全て等倍以下にできる。
また、水タイプ自体の耐性も優秀であり、草と電気でしか弱点を突かれなくなる。
技構成
確定枠
- マッドショット(地面,威力55,命中95)
技命中後、相手のSを1段階下げ、環境最速のドラパルトドラパルトの上を取ることができる。
鋼テラにも強く出れるので確定。
- ステルスロック(岩,変化技)
相手のサイクルに圧をかけることができる。ウルガモスウルガモスなど岩4倍のポケモンには半分入る。
先発サポート技として大変優秀なので採用。
ただし、どくびしを撒いている場合、後続でのあくびループは出来ないので注意。
選択枠
- キラースピン(毒,威力30,命中100)
相手を毒状態にしつつ、こちらに撒かれたステルスロック,まきびし,炎の渦,やどりぎのたねなどを除去することができるキラフロルの専用技。
現環境(1/13時点)にいる炎の渦カイリューカイリューやキラフロルキラフロルなどに対する起点回避技としてかなり優秀。
ステルスロック環境のため、ほぼ確定枠。
- マジカルシャイン(フェアリー,威力80,命中100)
環境のドラゴンタイプのドラパルト,サザンドラ,セグレイブ,カイリュー,ガブリアスなどに強く出られる。
フェアリーテラを採用する場合は確定枠。
- ヘドロウェーブ(毒,威力95,命中100)
タイプ一致高火力技。キラフロルが覚える技の中で1番火力が高い。
フェアリーテラにも強く出れるが、他の技も優秀なため、選択枠にとどまった。
- 置き土産(悪,変化技)
相手のAとCを2段階下げる自主退場技。
マッドショットでタスキの可能性を消しつつ、A,Cを2段階、Sを1段階下げて後続を無傷で出せる。起点作りで優秀な技だが、豊富な技範囲を削ってしまうため選択枠。
パーティーによっては確定枠となり得る。
- パワージェム(岩,威力80,命中100)
タイプ一致技。先述のステルスロック同様、ウルガモスウルガモスなどに高圧力をかけられる他、岩技は無効化されないので、安定した火力が取りやすい。
- エナジーボール(草,威力80,命中100)
草技で且つ採用率が低いため、カバルドンやトリトドンの意表をつきやすい。ヘイラッシャにも打ち勝てるので選択枠に入った。
- 大地の力(地面,威力90,命中100)
ジバコイルジバコイルなどにかなり有利に立ち回ることができる。そのほか、鋼テラにも高圧力がかけられる。
マッドショットとの選択技。
- ヘドロ爆弾(毒,威力90,命中100)
タイプ一致高火力技。30%で相手を毒状態にできる。ヘドロウェーブと威力が5しか変わらないが、H252,D4オーロンゲオーロンゲへの確1をとれる確率が100%→75%になってしまうなどのデメリットもある。
ヘドロウェーブとの選択技。
立ち回り例
- ステルスロックの優先度が高い時には、
マッドショット→ステルスロック
- 敵を倒すことを優先したい場合は、
マッドショット→攻撃技
- マッドショット無しで敵を抜いている場合、
ステルスロック→攻撃技
以上が基本的な動きになるが、ワンパンできる場合などはこの限りではない。
竜の舞や蝶の舞など、Sを上げながら積む技を持っているポケモンには要注意。
参考:マッドショットなしで抜ける相手
※S188振り想定
準速90族 コノヨザル ルカリオ カラミンゴ
準速87族 セグレイブ
準速86族 ヒートロトム ウォッシュロトム
準速85族 ウェーニバル ソウブレイズ
準速84族 サーフゴー
最速75族 グレンアルマ
与ダメージ計算
先発としての考察なので、投稿主が先発で見たことがあるポケモンを主に仮想敵としている。
キラフロルより速いポケモンはマッドショットから入るとする。
フェアリーテラを(テラ)と略す。
- D4ドラパルトドラパルト
マッドショット+マジカルシャイン
→93.9〜112.3%(乱数74.21%)
マジカルシャイン(テラ)→104.3〜125.2%
- D4サザンドラサザンドラ
マジカルシャイン→119.7〜141.3%
※鋼テラをされた場合、ほぼ何もできないので注意
- H4セグレイブセグレイブ
マッドショット+マジカルシャイン
→73.3〜87.5%
マッドショット+パワージェム
→100.6〜119.9%
マジカルシャイン(テラ)→81.6〜97.3%
- H4カイリューカイリュー(マルスケ無考慮)
ヘドロウェーブ→55.5〜66.3%
パワージェム→82.7〜98.3%
マジカルシャイン(テラ)→82.7〜98.3%
- D4ガブリアスガブリアス
マッドショット+マジカルシャイン
→76.6〜91.3%
マジカルシャイン(テラ)
→85.3〜101.7%(乱数6.25%)
- H4ウルガモスウルガモス(蝶の舞無考慮)
パワージェム→166.5〜196.3%
ヘドロウェーブ+ヘドロウェーブ
→96.9〜115.6%(乱数92.57%)
以下、ウルガモスがフェアリーテラの場合、
ヘドロウェーブ
→96.9〜115.6%(乱数81.25%)
パワージェム→41.7〜49.1%
- H4サーフゴーサーフゴー
マッドショット→41.8〜50.4%
大地の力→68.8〜81.0%
- D4ジバコイルジバコイル(チョッキも考慮する)
マッドショット→93.8〜113.2%
マッドショット→チョッキ込み63.5〜77.3%
大地の力→チョッキ込み104.9〜124.2%
- ヘイラッシャヘイラッシャ
HD特化の場合、
エナジーボール→38.2〜45.2%
H252,D4の場合、
エナジーボール→56.1〜66.2%
- H252,D4キョジオーンキョジオーン
マッドショット→32.9〜39.7%
大地の力→54.2〜63.8%
エナジーボール→54.2〜63.8%
- D4ウォッシュロトムウォッシュロトム
エナジーボール→78.4〜92.8%
ヘドロウェーブ→60.8〜72.8%
- HD特化カバルドンカバルドン
エナジーボール→41.9〜50.3%
ヘドロウェーブ→16.7〜19.5%
被ダメージ計算
基本の立ち回りは先発で、タスキも持っているので、上からタスキ貫通される可能性のある多段攻撃の被ダメ計算のみ記す。
- A特化鉢巻ドラパルトドラパルト
ドラゴンアロー→84.3〜101.9%(乱数2.73%)
※ドラゴンテラのA特化鉢巻ドラゴンアローは受けられないので注意
- A特化セグレイブセグレイブ
つららばり(5発)
→85.0〜103.8%(乱数0.14%)
- A特化珠ボーマンダボーマンダ(A1段階上昇)
ダブルウィング→47.8〜56.7%
- A特化イッカネズミイッカネズミ(A1段階上昇)
ノーマルテラねずみざん
→88.1〜107.0%(乱数0.89%)