前書き
初めまして。みんとです。
今回はパルデアの新御三家として話題のマスカーニャの新しい可能性を見つけたので紹介しようと思います。
採用理由
ある程度のポケモンに先制して攻撃できる点や今流行っているサーフゴーサーフゴーに対して強力な悪打点を持っている点に注目し、採用することにしました。
性格と努力値
先にこの論の基本となる調整を紹介します。
括弧の中に努力値を書いております。
性格は最も効率のよいステータスになるように陽気にしています。
H⋯171(156)
6n-1になっておりゴツゴツメットダメージが最も少なくなる調整になってます。
これによりサイクル戦での定数ダメージに強くなれます。
そしてよくいるマスカーニャとは違い、かなりHPに努力値を振っていますが、この調整により本来耐えられない攻撃を耐えられるようになっています。
詳細な例は後述の被ダメージで紹介します。
A⋯162(252)
アタッカーなので出来るだけ高くなるように振っています。
BD⋯91(4)
余りです。
S⋯170(92)
最速102族(ガブリアスガブリアスなど)を抜けるようになっています。
パラドックスポケモンや準伝説が禁止の元環境には実数値170と最速である実数値192の間に強力なポケモンはかなり少なく、例をあげるとしてもゲンガーゲンガー程度であり、そこまで振る必要がないと考え、ある程度のポケモンを抜ける実数値170にしました。
素早さを削るデメリットは100戦以上してマスカーニャマスカーニャミラーくらいなので少ないと思います。
持ち物
火力を伸ばすために拘り鉢巻を採用しています。
他に火力を伸ばすアイテムとして、命の珠や達人の帯などがありますが、命の珠は耐久に振っている意味が無くなってしまう点、達人の帯では火力が足りなくなってしまう点で今回は採用しない形にしています。
特性
草悪以外の技のダメージを伸ばせるように夢特性の変幻自在にしています。
技構成
- 確定技
トリックフラワー
威力70の草技で確定急所と必中の効果を持っています。
確定急所により、実質的な威力は1.5倍で105となり物理技ではかなりの高威力となっており、リフレクターや能力アップを貫通できるので確定にしています。
- 選択技
はたきおとす
威力65の命中100、相手の持ち物を無くす追加効果を持った悪技。
持ち物をはたきおとした時に威力1.5倍なため、瞬間火力としては威力97の高威力となり、持ち物を無くすため、相手への圧倒的な妨害性能を持つためおすすめ度は★★★
ふいうち
相手が攻撃技を選択しているときのみ成功する威力70の優先度+1の悪技。
相手が攻撃技を選択しているときのみ成功するという厳しい条件ではあるが、かなりの高威力を相手との素早さ関係を無視して先に攻撃できる強力な技。
拘り鉢巻を持っているときは失敗したときのリスクが大きいためおすすめ度は★★☆
じゃれつく
威力90命中90、10%の確率で相手の攻撃を1段階下げるフェアリー技。
元環境にドラゴンタイプが多く、その弱点を付ける高威力の優先度な技だが、テラスタルにより半減にされてしまうことが多いためおすすめ度は★☆☆
かわらわり
威力75命中100、相手のリフレクターやひかりのかべを解除する格闘技。
トリックフラワーを半減にされてしまう鋼タイプに抜群をつけたり、壁構築に耐性を付けれる点が優秀。さらに元環境でかなり注目されているサザンドラサザンドラに対して鋼テラスタルされても一貫して倒せる点がよい。おすすめ度は★★☆
けたぐり
威力は相手の体重によって変化し、最小で20、最大で120となる命中100の格闘技。
威力が安定せず、追加効果も特に無いためかわらわりの劣化のように思えるが、元環境に多い格闘弱点は体重が重いポケモンが多いためかわらわりより高い威力が出ることが多い。おすすめ度は★★★
つばめがえし
威力60で必中の飛行技。
物理受けとして強力なモロバレルモロバレルや強力な特殊アタッカーの
ウルガモスウルガモスに対して抜群をつける点が優秀。おすすめ度は★★☆
とんぼがえり
威力70命中100の打ったあとに交代することができる虫技。
攻撃技としての性能はそこまで高くないが、交代出来るという効果が強力で、有利な対面をとった際、相手はマスカーニャマスカーニャに強いポケモンへ交代しなければならないが、それに対してとんぼがえりを打つと、相手の交代を見てからこちらが交代出来るため、試合を有利に運べる強力な技。おすすめ度は★★★
トリック
命中100のエスパーの自分と相手の持ち物を入れ換える変化技。
変化技を使い分けて使ってくる耐久ポケモンに対して拘り鉢巻をトリックすることによって1つの技しか使えなくすることが出来、後続のサポートを作ったり出来る技。おすすめ度は★★☆
テラスタル
テラスタイプはメインウエポンのトリックフラワーの威力をあげる為に草テラスタルがおすすめです。
テラスタルが発動すると変幻自在は使えないので他のテラスタイプにする際には注意が必要です。
立ち回り例
素早さが高いので様子見の先発出しや、後発からの全抜きなど自由に戦えますが、相手の技を2発耐えるのは難しいため、半減以外の技への受け出しはおすすめしません。
与ダメージ計算
全て変幻自在によるタイプ一致補正、鉢巻補正込みで計算しています。
パーセントは最大HPを100%としての与えるダメージ割合の割合を表しています。
HBDの後の数字は努力値を表しています。
- トリックフラワー(急所込み)
H4振りミミッキュミミッキュに110%~で確定一発
HB特化オーロンゲオーロンゲに56.4~66.8%で確定二発
H252キョジオーンキョジオーンに92.7~110.1%で乱数一発(50%)
B4振りガブリアスガブリアスに69.3~81.3%で確定二発
H252ウォッシュロトムウォッシュロトムに145%~で確定一発
HB特化カバルドンカバルドンに73.4~87.4%で確定二発
HB特化ヘイラッシャヘイラッシャに70.2~83.5%で確定二発
- はたきおとす(1.5倍補正込み)
H252サーフゴーサーフゴーに120.6%~で確定一発
無振りウルガモスウルガモスに98.1~116.2%で乱数一発(87.5%)
H252ラウドボーンラウドボーンに105.2%~で確定一発
- ふいうち
無振りドラパルトドラパルトに125.1%~で確定一発
- じゃれつく
無振りカイリューカイリュー(マルスケ無し)に130.1%~で確定一発
無振りガブリアスガブリアスに118.0%~で確定一発
無振りサザンドラサザンドラに268.2%~で確定一発
無振りキノガッサキノガッサに182.7%~で確定一発
H252セグレイブセグレイブに98.1~117.1%で乱数一発(93.75%)
H252コノヨザルコノヨザルに114.2%で確定一発
- かわらわり、けたぐり(上がかわらわり)
H252サザンドラサザンドラに93.4~111.5%で乱数一発(62.5%)
威力100で124.6%~で確定一発
H252セグレイブセグレイブに83.7~98.1%で確定二発
威力120で132.4%~で確定一発
H252ジバコイルジバコイルに85.8~102.8%で乱数一発(12.5%)
威力100で115.2%~で確定一発
H252ドドゲザンドドゲザンに144.9%~で確定一発
威力100で191.3%~で確定一発
H252ハッサムハッサムに48.0~57.6%で乱数二発(91.4%)
威力100で64.8~76.8%で確定二発
- つばめがえし
HB特化モロバレルモロバレルに55.2~66.0%で確定二発
無振りキノガッサキノガッサに248.8%~で確定一発
無振りウルガモスウルガモスに121.2%~で確定一発(H振りでも確定一発)
H252コノヨザルコノヨザルに77.4~91.2%で確定二発
被ダメージ計算
今回はダメージをそのまま表しています。
無振りマスカーニャマスカーニャはHP実数値151
今回のマスカーニャマスカーニャはHP実数値171となっていますのでその差を比べながら見ていただけると耐久振りの効果が実感できると思います。
ダメージ計算のマスカーニャマスカーニャはH171B91D91で計算しています。
乱数一発等の後ろのパーセントは倒れる確率を表しています。
ドラパルトドラパルトのドラゴンテラスタルAぶっぱドラゴンアローが144~172で乱数一発(0.39%)
カイリューカイリューのノーマルテラスタルA特化拘り鉢巻神速が153~180で乱数一発(31.25%)
ガブリアスガブリアスのA特化逆鱗が150~177で乱数一発(18.75%)
サザンドラサザンドラのおくびょうとんぼ返りが132~156で確定二発
サーフゴーサーフゴーのC特化ゴールドラッシュが151~178で乱数一発(25.0%)
キノガッサキノガッサのA特化テクニシャンマッハパンチが152~180で乱数一発(25.0%)
ハッサムハッサムの鋼テラスタルA特化拘り鉢巻テクニシャンバレットパンチが150~178で乱数一発(25.0%)
と、無振りでは耐えられない攻撃を乱数ではあるもののこちらに有利な乱数で耐えられることができるようになります。
苦手なポケモン
アーマーガアアーマーガアや、つばめがえしを採用しない場合は
モロバレルモロバレルなどの弱点が付けなく、物理耐久の高いポケモンが苦手です。
相性の良い味方・構築例
マスカーニャマスカーニャミラーの場合の交代先や技を打った後の拘り解除のためにクッションとなれる高耐久の
モロバレルモロバレルや
アーマーガアアーマーガアなどがおすすめです。
攻めの補完として、炎があると広い範囲の相手に対応出来るのでウルガモスウルガモスや
ラウドボーンラウドボーン、
ヒートロトムヒートロトムなどもおすすめです。
最後に
長文の中、最後まで読んでいただきありがとうございました。
パルデアの新ポケモンであるマスカーニャの新しい可能性について考えるきっかけとなれば幸いです。
ぜひ耐久振りマスカーニャを使ってみてください。