はじめに
今回が筆者の最初の育成論になりますので、拙い部分もあると思いますが、コメントで指摘等して下さると大変助かります。
また、今回ご紹介するハバタクカミハバタクカミはレギュレーションG環境での使用を想定しています。
そのため実際の使用感等、まだ未知数の部分が多くあり、さらに投稿時点では完全な机上論で語るしかありませんが、どうかご理解いただけますと幸いです。
注意事項
- 本育成論では非公式な略称や用語(HABCDSや努力値など)を使用します。
- ダメージ計算はポケソル様(https://sv.pokesol.com/calc)を使用します。
- 一部の表記でH〜Sの後の数値は努力値を示し、()内は実数値を示します。
- 努力値を252振った状態を「全振り」、更に性格補正がある状態を「特化」と表記します。
以下本文
コンセプトと役割
今回ご紹介するハバタクカミハバタクカミはレギュレーションG環境ですべてのポケモンより早く動いてぶち抜いていこうというコンセプトです。
レギュレーションGで新たに使えるポケモンの内、最速のポケモンはバドレックス(こくば)バドレックス(こくば)で、すばやさ種族値が驚異の150となっております。
この圧倒的な種族値とトリックやアンコール等の豊富な変化技、通りの良い一致技を持っているバドレックス(こくば)は、テラスタルによって弱点の多さを軽減し、さらにフェアリーテラバースト等で苦手だった相手にも非常に強く出れるようになっています。
火力も相当なもの(C165)になっていますので、こだわりスカーフを持たせてブーストエナジー持ちのテツノツツミテツノツツミより早くするだけで、ホウオウホウオウ(D154)以外のポケモンすべてに対面で勝ててしまえるほどのポテンシャルを持っています。
なのでこれより早くして、さらに単体で強くとんぼがえりを覚えるコライドンコライドンと組み合わせようと思い至った結果生まれたのがご紹介するハバタクカミというわけです。
持ち物
特性
こだいかっせいしかありません。
他の特性があったとしても、特性によるS上昇がかなり強いので、これ一択になるでしょう。
性格・努力値と調整
性格はこだいかっせいでS上昇のためにおくびょうです。
H | 68 | 余り |
---|---|---|
B | 60 | 余り |
D | 4 | 余り |
C | 252 | 火力確保のため全振り |
S | 124 | 今回の育成のキモ。 こだいかっせいで素早さが上がる最低ライン スカーフと合わせることでブーストテツノツツミ抜きスカーフバドレックス(こくば)を抜くことができる。 |
技構成
- ムーンフォース (確定)
強力なタイプ一致技。
メイン火力です。
- シャドーボール (確定)
ムーンフォースと同じくメイン火力。
両方ともに通りが良いのでメガネやスカーフ等のこだわり系アイテムと相性が良い。
- パワージェム (ほぼ確定)
主にオーガポン(かまど)等の岩弱点のポケモンに対する打点。
ホウオウに対し有効。
- エナジーボール (代替可能)
攻撃技ならマジカルフレイム等でも良いが、みずタイプやじめんタイプを重く見るのであるならばこちらのほうが良い。
テラスタル
- フェアリー
ムーンフォースの威力上昇に加えて、ドラゴン無効が残る。
レギュレーションGで新たに使えるポケモンの殆どがドラゴンタイプなので、こちらのほうが良い場合が多くなると予想。
- ゴースト
しんそくやマッハパンチ等の先制技の無効化が残るが、バドレックス(こくば)のアストラルビットや悪技が抜群、フェアリー技が等倍になるため、やはりあまり使わないかも。
立ち回り例
- どこかのタイミングでコライドンを出し、天候を晴れにします。ある程度の硬さを持っているので、4倍弱点を突かれたりでもしない限り倒れないはずです。このタイミングでコライドンの単体性能を見せつけるのも良いでしょう。
- コライドンでとんぼがえりして、ハバタクカミに交代。そのまま相手を粉砕しましょう。
与ダメージ計算
※全てテラス補正無しで計算
- ムーンフォース
無振りバドレックス(こくば)→48.0 ~ 57.2%(乱数2(90.62%))
D252バドレックス(こくば)→38.3 ~ 45.2%(確3)
D252チョッキバドレックス(こくば)→25.8 ~ 30.9%(確4)
H252バドレックス(はくば)→32.4 ~ 39.2%(乱数3(99.02%))
無振りチョッキバドレックス(はくば)→25.8 ~ 30.9%(確4)
H252チョッキホワイトキュレム→49.2 ~ 57.8%(乱数2(95.31%))
無振りチョッキディアルガ→32.5 ~ 38.3%(乱数3(97.55%))
HD特化コライドン→116.0 ~ 139.2%(確1)
H252ミライドン→72.5 ~ 85.1%(確2)
無振りチョッキミライドン→58.3 ~ 68.6%(確2)
無振りザシアン(王)→22.2 ~ 26.4%(乱数4(8.87%))
無振りオーガポン(かまど)→27.8 ~ 33.0%(確4)
H4カイオーガ→35.8 ~ 42.7%(確3)
D特化ギラティナ(オリジン)→53.4 ~ 64.0%(確2)
D252ムゲンダイナ→32.0 ~ 38.2%(乱数3(95.31%))
無振りファントムガードルナアーラ→18.4 ~ 22.2%(確5)
無振りネクロズマ(日食)→22.7 ~ 26.8%(乱数4(29.49%))
無振りホウオウ→16.0 ~ 18.7%(乱数6(96.98%))
無振りマルスケルギア→16.0 ~ 18.7%(乱数6(96.98%))
無振りテツノツツミ→96.2 ~ 113.0%(乱数1(75%))
H4ハバタクカミ→50.4 ~ 59.6%(確2)
無振りウーラオス(れんげき)→144.0 ~ 169.2%(確1)
無振りブリジュラス→71.6 ~ 84.3%(確2)
H252チョッキバンギラス→55.1 ~ 64.8%(確2)
H252マルスケカイリュー→42.5 ~ 50.6%(乱数2(1.56%))
HD特化ランドロス(霊獣)→35.3 ~ 41.9%(確3)
D252チョッキママンボウ→28.8 ~ 34.2%(乱数3(1.8%))
無振りパオジアン→152.3 ~ 179.4%(確1)
H252ガチグマ(アカツキ)→53.7 ~ 63.2%(確2)
H252ディンルー→58.1 ~ 68.8%(確2)
HD特化チオンジェン→53.2 ~ 62.5%(確2)
- シャドーボール
無振りバドレックス(こくば)→160.0 ~ 192.0%(確1)
D252チョッキバドレックス(こくば)→84.6 ~ 102.9%(乱数1(6.25%))
H4D252ファントムガードルナアーラ→50.0 ~ 59.3%(確2)
HD252ネクロズマ(日食)→51.0 ~ 61.8%(確2)
D252マルスケルギア→23.2 ~ 27.0%(乱数4(47.88%))
H252バドレックス(はくば)→55.1 ~ 64.8%(確2)
無振りチョッキバドレックス(はくば)→44.6 ~ 52.6%(乱数2(17.96%))
H4ハバタクカミ→84.0 ~ 100.8%(乱数1(6.25%))
- パワージェム
無振りオーガポン(かまど)→63.3 ~ 74.9%(確2)
H252ホウオウ→62.0 ~ 73.3%(確2)
比較用
無振りギラティナ(オリジン)→15.2 ~ 18.2%(乱数6(50.82%))
被ダメージ計算
するまでもなく脆いです。
無振りホウオウのせいなるほのおで73.4 ~ 87.1%、確定2発です。
C252+↑1ルギアのエアロブラストで61.2 ~ 73.4%、確定2発。意外と堅い...?
苦手なポケモン
堅い。とにかく堅い。瞑想積まれると突破手段が何もなくなる。
幸いなのは物理が薄めなことと、エスパータイプがあるため悪技が通ることくらいか
パワージェムで4倍弱点ついてもH252で確2のやつ。
せいなるほのおでなくともめちゃくちゃ削られる。
こいつも堅いし、確実に吹き飛ばされる。
トリル要員をトリル発動させずに倒す必要がある。
無振りでムンフォを確定3にしてくる。
堅すぎません?
- 1撃で倒せない、Bで受けさせてくるポケモン全般
元より最速CSぶっぱハバタクカミとそんなに耐久力が変わらないため、共通の弱点を持つと言っていいでしょう。
相性の良い味方・構築例
トリルされる前に倒しに行けて、ステロ撒かれる前に倒しに行けて、天候を晴れ以外のものにするポケモンを倒しに行ける。
先発襷推奨
- ウーラオス(いちげき)(一撃)
パオジアンより3倍は相性が良い。
ドラゴンタイプの追加が多いため、連撃よりも数を増やすと思います。
晴れ要員
単体性能が高めなので、割と無理なくいろんなポケモンと組ませることができる。
全てを与えられたポケモン。
晴れとの相性も悪くない(みず技軽減)。
晴れ要員、ステロ電磁波持ち。
コライドンとランドロス(霊獣)を足して2で割って電磁波を加えたポケモン。
サポート寄りになるため、もう一人スペックが高いポケモンを選出する必要が高まるかも?
- どくびし
レギュレーションGでもありとあらゆるポケモンに対してぶっ刺さる。
個人的にはドヒドイデが面白そうだが、ぶっちゃけどんなポケモンでも良いとも思っています。
さいごに
読んでくださりありがとうございます。
最初の方にも書いた通り、今回が初めての投稿となってますのでいろいろ至らない点もあるかと思いますが、コメントにてご指摘いただけると嬉しいです。