はじめに
- この育成論ではHABCDSなどの略称を用います。
- 個体値は全て理想個体を前提としています。
- ダメージ計算は「ダメージ計算SV」を使用しています。
ウルガモスについて
合計種族値が550と一般ポケモンの中ではかなり高い部類であり、高い特攻とチート積み技であるちょうのまいによって高い突破力を持つポケモンです。
しかしながら、物理耐久は並み以下であり、せっかく積めても環境最上位であるミミッキュにいともたやすく止められてしまいます。
そこで、ミミッキュを逆に起点に出来るような型を育成し、かなり勝ち越すことが出来たので記念に育成論を投稿することにしました。
努力値と調整意図ついて
努力値
H244 B244 S20
実数値
H191 A× B116 C155 D125 S135
調整意図
H→定数ダメージ最小かつ奇数。ウルガモスはステルスロックが非常に痛いため、必ず奇数にしましょう。
B→ここまで振ることでミミッキュの珠ゴーストテラスタルシャドークロー+やけど後シャドークロー+かげうちででウイのみが発動します。
S→最速キノガッサ抜き
性格・努力値と調整
おくびょう
HBベースで育成する場合、最も実数値が高くなります。
実数値
役割対象
技構成
ほのおのまい
命中100威力80と安定性が高く、50%の確率で特攻が上がるおまけ付き。基本的にはこの技で確定です。
ちょうのまい
ウルガモスを象徴するぶっ壊れ技。こだわり型以外で採用しない理由はないです。
おにび
命中85と低いですが、特性ほのおのからだが保険になるので意外と気になりません。この型のコンセプトになる技です。
あさのひざし
7世代ぶりに習得した回復技。エーフィとピクニックをすることでコピーできます。はねやすめと比べて安定性が落ちますが、没収されたので仕方なく採用。要塞化して相手を詰ませることが出来るようになります。
持ち物
オボンのみ
汎用的な回復アイテムであり確定数をずらすことが出来ます。
特性
ほのおのからだ
夢特性にむしのしらせがありますが、この型では虫技を採用しないためこれ一択です。常に接触技を使う際にリスクを負わせることが出来ます。
テラスタル
くさ
ウルガモスの弱点である水技を半減に出来、4倍弱点である岩も等倍になります。本来では不利なマリルリやガブリアスなどもおにびを絡めることで粘ることができます。
更にキノガッサのきのこのほうしを無効に出来るため、どうしようもない時はテラスタルを切ることでほぼ仕事をさせずに突破することが出来ます。
与ダメージ計算
無振りミミッキュ
51.5~62.3%
無振りサーフゴー
93.8〜112.3%
H252アーマーガア
79.0〜93.6%
H252ドドゲザン
78.2~92.7%
無振りドラパルト
27.6~32.5%
被ダメージ計算
A252珠ゴーストテラスタルミミッキュのシャドークロー
45〜52.8%
A252珠ゴーストテラスタルミミッキュのかげうち
25.6〜31.4%
攻撃特化マリルリのアクアジェット
45~54.4%
無振りアーマーガアのドリルくちばし
43.9〜53.4%
C252サーフゴーのシャドーボール
35〜42.4%
A252ドラパルトのドラゴンアロー
43.9~53.4%
攻撃特化キノガッサのじならし
30.8〜36.6%
苦手なポケモン
状態異常に耐性があり、タイプ的に不利なキョジオーンといったポケモン
ヘイラッシャラウドボーンなどの積み技を無効にする特性がてんねんのポケモン
相性の良い味方・構築例
サザンドラサーフゴーマリルリモロバレルなどのサイクルパのパーツとして採用するのが効果的です。
終わりに
現環境のウルガモスはCSベースが最も多いため、硬いウルガモスは警戒が薄れるため、相手を詰ませることも比較的容易だと思います。是非育成してみてください。
意見、質問等がある方はお気軽にどうぞ。