始めに
ご高覧いただきありがとうございます!
今回は、耐久型ドラパルトをご紹介したいと思います!
お手すきの際に読んでくださると嬉しいです!
ドラパルトの特徴
ドラパルトの長所はなんといっても素早さ種族値142です。
環境最速の素早さに加え、覚える技も豊富であり、どんなことも器用にこなすことが出来ます。
反対にこのポケモンの短所は、攻撃面の数値の貧弱さにあり、攻撃種族値120はアタッカーとして使うにはやや不安です。
また、耐久も脆く、不意のスカーフや不一致弱点技によって簡単に倒されてしまいます。
採用理由と役割
イーユイやテツノドクガを始めとする、強力な特殊ポケモンの使用が禁止されたこの環境において、構築全体が物理に寄りがちです。
そこに、そのような構築に強く出られる(キョジオーンやヘイラッシャなど)ポケモンが登場したことにより、頭を抱えている人も多いのではないでしょうか。
キョジオーンとヘイラッシャのメタとして、よくロトムやサーフゴーがあがりますが、これらのポケモンとキョジオーンヘイラッシャが対面しても引かれるだけです。
キョジオーンヘイラッシャを機能停止にさせるために拘りトリックをしたのに、そこにサザンドラなどが出てきてしまっては目も当てられません。
また、隠密マントを使用するのも一つの手ですが、あまりにもキョジオーンピンポイントメタのため、キョジオーンが選出されなかった場合に腐りがちです。
そこで、キョジオーンヘイラッシャを誘って対処できる、匿名性の高いポケモンで対策をすることが必要だと思いました。
この型の強みと弱み
強み
•身代わりによって、相手がテラスタルしたのを見てから対応できる
•環境に多い物理ポケモンを機能停止させる
•そこそこな耐久力をいかし、クッションとなる
•身代わり、呪いを使用して、受けポケモンや積みエースを処理する
•ドラパルトの型の匿名性を利用し、相手にミスリードさせる
弱み
•おにびを外してしまうと苦しい展開になる
•素早さが従来より低くなっているため、不利なポケモンが出てくる
•特殊ポケモンには弱い
持ち物
この型は身代わりや呪いを使用するため、回復ソースとしての食べ残しで確定です。
オボンの実や混乱実もなしではありませんが、キョジオーンヘイラッシャを対処することまで考えると食べ残しが安定です。
特性
ドラパルトの特性はすべて優秀で、どの特性もそれぞれの良さがあるのですが、この型は相手を殴っていくような使い方はしないため、クリアボディは選択肢に入りません。
必然的にすりぬけか呪われボディになりますが、これはお好みで大丈夫です。
自分は、環境に増えてきている身代わりポケモンに強く出られるすり抜けで採用しましたが、呪われボディも強いと思います。
性格・努力値と調整
H→食べ残し効率最高の16n+1
B→出来るだけ高く
S→最速ガブリアス抜き
先述した通り、環境が物理に寄っているので、最低限のSを確保して残りはHBに回しました。
特に火力が欲しい場面も、素早さが欲しい場面もなかったです。
技構成
役割別に有用な技を紹介します。
たたりめ
状態異常のポケモンに対しては威力が2倍になる技です。この型はおにびを多用するため相性が非常に良いです。
欠点を挙げるならば初速の火力が低いくらいですが、基本的には気になりません。
シャドーボール
どうしても初速の火力が欲しい方向けです。汎用性もたたりめの方が高いですし、技威力も目に見えて変わるわけではないので、わざわざこちらを選ぶ必要はあまり感じません。
流星群
こちらも火力を求める方向けです。
環境に多いドラゴンタイプに強く出られます。
ですが、この型はSに努力値を気持ち程度しか割いていないため、基本的にドラゴンタイプの対面で打つことはないです。
おにび
先述した通り物理環境のため、物理ポケモンを機能停止にできるおにびは非常に強力です。
また、ヘイラッシャなどの受けポケモンに対して打つことで、食べ残しの回復を相殺出来ることも強みの一つです。
でんじは
キョジオーンやヘイラッシャが引いてきた際に裏のポケモンに差す展開は非常に強かったです。
汎用性を意識するならおにびですが、でんじはでも強いと思います。
身代わり
キョジオーンのしおづけ、ヘイラッシャの地割れをシャットダウン出来ます。詳しくは後述します。
入れない理由がないです。
呪い
キョジオーンやヘイラッシャを流すために必須な技です。
受けポケモン以外にも、クエスパトラ始動のバトント構築にも強いです。(バトンタッチは能力変化を裏に繋ぐことが出来る技ですが、同時に呪い状態も引き継いでしまうため、相手にとって苦しい展開を強いることが出来ます。)
かなしばり
強力な技で、この型との相性も良好ですが、技スペースが足らないです。
テラスタル
自分はドラパルトミラーやサーフゴーなどにもワンチャンあるノーマルテラスタルで使用していましたが、フェアリーや鋼などでも無難に強く、構築によって選択をしてください。
ですが、この型は基本的にテラスタルを切らないです。
立ち回り例
VS自分よりも遅い物理ポケモン(キノガッサやミミッキュなど)
相手に有効打がなさそうであれば身代わりから入りますが、基本はおにびから展開していきます。
相手の行動を見てから引きや居座りを選択することが出来ます。
基本は有利対面です。
VS自分よりも速い物理ポケモン(マスカーニャやドラパルトなど)
引きましょう。基本不利対面です。
例に挙げた、マスカーニャドラパルトはこちらがスカーフやハチマキ型をケアして引いてくる可能性があります。なので引き先は、こちらのドラパルトに後投げしてくるポケモンに不利をとらないポケモンが望ましいです。
VS特殊ポケモン
タイプ相性にもよりますが基本は不利または微不利です。
ですが呪いやおにびを駆使して足掻くことは出来ます。
しかし、そもそも特殊ポケモンが環境に少なく、それらのポケモンと対面することが少なかった印象です。
VS受けポケモン
ドラパルトを見て後投げしてくるポケモンは
キョジオーンヘイラッシャアーマーガアあたりでしょうか。個別に解説していきます。
キョジオーン
こいつに悩まされている方は非常に多いのではないでしょうか。しおづけという技が本当にぶっ壊れていて、対面不利な鋼、水ポケモンには倍の定数ダメージが入り、対面有利なポケモンには脳死でしおづけしているだけで相手は倒れていきます。
また、耐久力も高く、生半可な技で抜群をついても突破出来ません。
そんな頭のおかしいキョジオーン対策ですが、しおづけに後投げは不可能です。(というかしおづけのタイミングで後投げして勝てるのは隠密マント持ちくらいです)しおづけされないタイミングで引くか、対面から処理しましょう。
具体的な立ち回り例です。
1ターン目
ドラパルト
身代わり
↓
呪い
↓
居座ってくるなら身代わりを残すことを意識し、引いてくるならおにびや呪い、たたりめなど臨機応変に動きます。
キョジオーン
しおづけ
20〜25(10.9〜13.0%)
または鉄壁
↓
引きまたは居座り
2ターン目以降も居座ってくるなら呪いの定数ダメージを活用し、自己再生のPPを枯らしましょう。
引いてきた場合も、呪いやおにびによって有利なサイクルをすることが出来ます。
ヘイラッシャアーマーガア
こちらへの有効打を持たないことが多く、基本的にキョジオーンと同じ立ち回りで大丈夫です。
ですが、ヘイラッシャアーマーガアともにごく稀にアタッカーも存在するので型の決め打ちをせず、身代わりで相手の型を判別してから対処していきます。
与ダメージ計算
火力は期待しないほうがいいです。
たすきを削ることや、裏のポケモンの圏内に入れる目的で削りをいれましょう。
たたりめ(威力2倍なし)
無振りサーフゴー80〜96(49.4〜59.3%)
無振りミミッキュ72〜86(55.4〜66.2%)
無振りキノガッサ55〜66(40.8〜48.9%)
無振りドラパルト96〜114(58.9〜70.0%)
HDキョジオーン33〜39(18.9〜22.2%)
HDヘイラッシャ39〜49(15.2〜17.9%)
被ダメージ計算
追加して欲しいポケモンがいたら言ってください
意地っぱりA252命の珠ミミッキュ
おにび込みじゃれつく
78〜94(40.5〜48.8%)
おにびなしかげうち
70〜86(36.3〜44.6%)
おにびから入り、たたりめで化けの皮を剥がして引くことが理想です。
裏によってはおにびを入れずに、たたりめで化けの皮を剥がして引くこともあります。
意地っぱりA252キノガッサ
おにび込みタネマシンガン5発
40〜45(20.7〜23.4%)
おにび込み岩石封じ(じならしも同じ被ダメージです)
25〜30(13.0〜15.5%)
きのこのほうしか、引いてくることが多かったです。
意地っぱりA252ドドゲザン
おにび込みドゲザン
75〜88(38.9〜45.6%)
おにび込みふいうち
61〜73(31.7〜37.9%)
意地っぱりA252ガブリアス
おにび込み逆鱗
102〜120(52.9〜62.2%)
おにび込み地震
42〜50(21.7〜26.0%)
カイリュー
おにび込み逆鱗
103〜123(53.4〜63.8%)
相性の良い味方・構築例
スカーフ、たすき以外のドラパルトすべてに言えることですが、中速ポケモンのスカーフがキツいです。そのため、裏はそれらのポケモンを起点に出来るポケモンか、引き先になるポケモンが良いです。
ミミッキュはドラゴン技で拘った際に剣の舞の起点にでき、そのまま裏まで貫けるポテンシャルがあります。
鋼テラスタルカイリューやキョジオーンなども相性は良好です。
最後に
いかがだったでしょうか!
不明な点等ありましたらお気軽にコメントしてください!
ここまで閲覧していただきありがとうございました!