ご挨拶
ポケモンSVの自動ダメージ計算ツールを公開している者です。
対戦中の画面をキャプチャボードで取り込み、自動でダメージ計算するというものです。
興味がありましたら、下記X(旧Twitter)を覗いてみてください。
https://twitter.com/ml7ddw0
コンセプトと役割
DLC後編にて痛み分けを習得したことで化けた。
このポケモンは耐久寄りの種族値をしており、特攻も素早さも中途半端だが、にも関わらず高速回復技も耐久上昇技も覚えない。高速移動型(後述)は火力に乏しく、弱点保険型は相手依存かつ先制技に縛られやすいため、単体で安定して活躍させるのはやや難しいと感じた。
一方で、
- 素の耐久は高い
- 特性により居座り続けるほど火力があがる
ため、バトンタッチによってS(と耐久)を補うだけで想像以上に強力なアタッカーとなった。
バトンエースとしてはサーフゴーが有名だが、優位点として、
- 急所で崩してくるウーラオス(いちげき)、オーガポン(かまど)に強い
- 挑発による相手の積み技封じ
- じわれ無効
- クエスパトラとの相性補完
が挙げられ、十分に差別化できている。
この育成論ではクエスパトラ等によるCDS上昇バトンを想定する。
いたみわけ習得により、ねむねご型では採用できなかった挑発を使えるようになった。
耐久振り+挑発+いたみわけにより、ほぼすべての対面で優位を保ったまま逆上を発動させることができる。
広範囲2ウェポン/挑発/回復/積み(逆上)と、実質的に技を5個持っている。
いたみわけでカイリューのマルスケを剥がしながらCを上げる動きはとても強かった。
持ち物
DS上昇バトンを想定してアッキの実を採用。
性格・努力値と調整
H:カタストロフィで逆上が発動するように偶数かつ最大
B:残り
S:+1上昇で最速テツノツツミ抜き
バトン時に被弾することを考慮して、HPはできるだけ高くしたい。
耐久を削ってSに244振ると実数値155となり、+2上昇でブースト最速テツノツツミを抜ける。
技構成
エアスラは火力重視で暴風でもよい。
テラスタル
立ち回り例
後述のダメージ計算結果を踏まえると、最低でも2回以上積んでバトンしたい。
元のタイプが優秀なためテラスタルを切るかどうかは慎重に判断する。
与ダメージ計算
もえあがるいかり
- H167カイリュー:51~61ダメージ 乱数3発(58.7%)
- H131ハバタクカミ:40~48ダメージ 乱数3発(50.5%)
- H163サーフゴー:110~132ダメージ 確2
- H189ガチグマ(アカツキ):72~85ダメージ 確3
エアスラッシュ
- H155オーガポン(かまど):90~108ダメージ 確2
- H175ウーラオス(いちげき):128~152ダメージ 確2
- H155パオジアン:60~72ダメージ 確3
被ダメージ計算
- A200ウーラオス(いちげき)の水流連打:102~126ダメージ 確2
B+1上昇時
- A204カイリューのテラスタル神速:49~58ダメージ 確4
- A189オーガポン(かまど)の蔦棍棒:67~79ダメージ 確3
苦手なポケモン
相性の良い味方・構築例
起点作成 + クエスパトラ + ファイヤー(ガラル)
サブのバトン先...イイネイヌとか
使用感
バトンが決まればほぼ勝ち。ヘイラッシャ相手にも選出できる点が強かった。
余談 - 高速移動型
バトンに頼らない型。少ない行動回数で対面突破するためにCS振りする。
- もえあがるいかり/エアスラッシュ/痛み分け/高速移動
- 性格:おくびょう
- 努力値:H108-C156-S244
- 実数値:179-*-110-140-145-155
C:+1上昇もえあがるいかりでD4振りテツノツツミ確1
S:+2上昇でSブースト最速テツノツツミ抜き
- 与ダメージ(C+1上昇時)
もえあがるいかり
エアスラッシュ
- H155オーガポン(かまど):152~182 乱1 (93.7%)
- H175ウーラオス(いちげき):222~264 確1 <C+0だと 150~176 乱1 (6.2%)>
- 被ダメージ
- C187ハバタクカミのムンフォ:138~164 確2
- C205ガチグマ(アカツキ)のテラスブラッドムーン:150~178 確2
- C176テツノツツミのフリドラ:98~116 確2 <眼鏡だと 146~174 確2>
- A189オーガポン(かまど)の蔦棍棒:117~138 確2
- A200ウーラオス(いちげき)の水流連打:126~147 確2
- 使用感
殴ってくるだけの相手にはかなり刺さった。
一方で、素の火力は低いため、相手の起点にされないように立ち回る必要があった。
1ウェポン構成「もえあがるいかり/挑発/痛み分け/高速移動」でもよいかもしれない。