最初に
こんにちは。今回はなんやかんやずっとたまーに見かけるアーマーガアの育成論となっています。初めて育成論を書くので、拙い文章となっていると思いますが、暖かい目で見守ってください。
注意
この育成論では、h,a,b,c,d,sや特化などの専門用語を使用します。ご了承ください。
ダメ計はゲーム8様のサイトを使用させていただいています。https://game8.jp/pokemon-sv/damage_calculator
役割と採用経緯
役割としては『ガチグマ(アカツキ)』対策に重きを置いた両受けサイクルブレイカーです。今の環境は、何かと火力のインフレ状態が続いており、例えば、『ガチグマ(アカツキ)』のテラスタルブラッドムーンや『オーガポン(かまど)』のテラスタルツタこんぼうなど、生半可なタイプ半減や、耐久力じゃ受け切ることは不可能な火力ポケモンが跋扈する環境となっています。
しかし、アーマーガアなら持ち前の耐久力と優秀なタイプによって、現在環境に蔓延る強いポケモンに強く出ることが出来ます。
経緯としましては、僕の構築は『ガチグマ(アカツキ)』が重い構築でした。『ラッキー』などの完全な特殊受けを採用したこともありましたが、サイクル的な戦い方が苦手であったため、こちらの交代に相手の物理アタッカーを合わせられてそのまま負けてしまうという展開が数多くあり、とてもではありませんが対策として安定しませんでした。そこで、サイクルではなく居座ることを前提とした両受け型の『アーマーガア』を採用することで、『ガチグマ(アカツキ)』を起点にして、相手のサイクルを崩しに行く戦い方を可能にしました。
特徴
アーマーガアの特徴といえばやはりといった優秀なタイプや耐久種族値からの受け性能、とんぼがえりを利用したサイクル性能の高さなどが魅力のポケモンです。しかし、優秀な耐久種族値があるとは言っても、『クレベース』や『ハピナス』などのように圧倒的な耐久種族値を持っているとは言いがたく、かと言って特性てんねんを持っている訳でも無いので、『パオジアン』などの高火力ポケモンや優秀な積みアタッカーなどにゴリ押しされてしまうケースは少なくはありませんでした。そこをてっぺきなどで補ったりするのですが、そのタイミングで相手の特殊アタッカーに交代されてしまったりするなど、こちらの読みや技の選択を通すのが難しいポケモンでもあります。今回はそこを克服した型となっています。
とつげきチョッキ型との差別点
- とつげきチョッキ型は、受け性能は高いですが、多彩な変化技を使えないため、しょぼい火力で殴りあっていく形となります。それでは結局『ガチグマ(アカツキ)』とかに殴り負けるんですよね。特殊アタッカーをメタるための特殊受け型なのに、特殊アタッカーに負けてしまうようでは本末転倒です。そこで、特殊耐久をとつげきチョッキと同等レベルに確保しつつ、アーマーガアの多彩な変化技という利点を残したいいとこ取りなタラプのみ型にしました。
持ち物
- タラプのみ
- コンセプト上確定です。このアイテムでさらなる特殊耐久を確保します。
特性
性格・努力値と調整
しんちょう(d↑c↓)
hd252余りb
実数値:h205d150b126
- 追記:コメントにてアドバイスをもらいました。(ありがとうございます!)性格をなまいき(d↑s↓にし、s個体値を14,15にすることで、大半の『ガチグマ(アカツキ)』の下から行動することが出来るようです。これにより、後述する注意点の心配が無くなるため、余裕がある方や特に抜きたい相手がいない場合は、こちらにすること推奨です。
技構成(確定枠)
- ボディプレス
- メインウェポンです。鉄壁と合わせて高火力を出します。
- てっぺき
- 防御底上げ兼つるぎのまいです。これがないと防御がペラいし、ボディプレスも火力が出ないです。
- はねやすめ
- 受けポケモン御用達の回復技です。後述しますが、注意点が幾つかあります。
技構成(選択枠)
- アイアンヘッド
- 『ハバタクカミ』に対しての打点として採用しています。
- とんぼがえり
- 本育成論のコンセプトとは逸れますが、あっても良い技だと思います。
- ちょうはつ
- 『ドヒドイデ』などにも役割を持てます。が、さすがにボディプレス1ウェポンは厳しいと思います。
- テラバースト
- 後述のテラスタルを採用する場合の選択技です。
- つけあがる
- ゴーストに対する打点その2です。鉄壁1積み+タラプの実発動の際の威力は80で、だいぶ火力不足です。鉄壁2積みまで出来れば威力120となるので、場が整ったあとの制圧力は高いです。
羽休めの注意点
- ガチ勢の方は既にご存知だと思いますので、飛ばしていただいても結構です。
- 羽休めは、ppがとても少ない技です。他の技にも言えることですが、特にこの技はアイテムを使用してppを最大にしましょう。
- 羽休めにはかなりややこしい仕様があります。それは、羽休めを使用したそのターンのみ使用したポケモンからタイプが消えるというものです。つまり、アーマーガアの場合は、先行で羽休めを使った場合にタイプのみのポケモンとなります。役割対象である『ガチグマ(アカツキ)』には基本的に先行で動くことになるので、羽休めのタイミングでだいちのちからを使われないように気をつけましょう。
テラスタル
- 『オーガポン(かまど)』に抗えます。
後述しますが、勝てるとは言っていない
立ち回り例
- 『ガチグマ(アカツキ)』に後投げして、そこから起点にするのも強いのですが、やはり対面から起点にするのがベストでしょう。相手目線hbアーマーガアぐらいならテラスタルブラッドムーンでゴリ押ししてくるでしょう。(実際マスター級4桁代でも9割ゴリ押ししてきた)そこで、タラプの実を発動し、そのターンで鉄壁を積んだら、後は心ゆくまでサイクルを破壊しましょう。
『ハバタクカミ』などにも通用しますが、ちょうはつなどもありますので、あまり安定はしません。
従来通り、物理アタッカーに対して使うのも強いです。が、bにほぼ振ってないので、あまり過信はしすぎないように気をつけてください。普通に消し飛びます。
具体的には、
- 『ガチグマ(アカツキ)』と対面させる。
- 交代orブラッドムーンのタイミングで鉄壁を使う。ブラッドムーンを受けた場合、この時点でd1段階、b2段階上昇となる。
- 交代してこなかった場合、次はハイパーボイスかムーンフォースなどのサブウェポンが飛んでくるため、そのタイミングでボディプレスをする。
- 再びブラッドムーンを使えるようになるので、はねやすめで体力管理をする。(だいちのちからを合わせられないようにすること。不安な場合は前ターンのボディプレスの入り具合を鑑みて、この時点で殴り倒しに行っても良い。)
- そのままガチグマを突破したら、後は止まるまで相手のサイクルを破壊し続ける。
与ダメージ計算
- その他、あのポケモンのダメ計をして欲しいなどございましたらコメントにてよろしくお願いします。
h252『ガチグマ(アカツキ)』を鉄壁1積みボディプレスで確定2発【110 ~ 130 (50 ~ 59%) 】
無振り『ハバタクカミ』をアイアンヘッドで確定1発【132 ~ 156 (101.5 ~ 120%)】
無振り『ハバタクカミ』をテラバーストで確定1発【132 ~ 156 (101.5 ~ 120%)】
無振り『テツノツツミ』を鉄壁1積みボディプレスで低乱数(18.8%)1発【114 ~ 136 (87 ~ 103.8%)】
h252テラスタル『カイリュー』を鉄壁1積みボディプレスでマルチスケイル込み確定2発【201 ~ 237 (101.5 ~ 119.6%)】
h252『キュウコン(アローラ)』をオーロラベール、雪込みアイアンヘッドで確定3発【68 ~ 84 (37.7 ~ 46.6%) 】
無振り『サーフゴー』を鉄壁×1+タラプの実発動後つけあがるで確定3発【56 ~ 68 (34.5 ~ 41.9%)】
無振り『サーフゴー』をテラバーストで確定2発【84 ~ 102 (51.8 ~ 62.9%)】
被ダメージ計算
- その他、あのポケモンのダメ計をして欲しいなどございましたらコメントにてよろしくお願いします。
- hd
特攻ランクが1上がった『ガチグマ(アカツキ)』の特化テラスタルブラッドムーン+ハイパーボイス(タラプの実込み)を確定耐え【155 ~ 184 (75.6 ~ 89.7%)】
こだわりメガネ持ち『テツノツツミ』の特化テラスタルハイドロポンプを確定耐え【160 ~ 190 (78 ~ 92.6%) 】
『ハバタクカミ』のc252シャドーボール確定4発【57 ~ 67 (27.8 ~ 32.6%)】
こだわりメガネ持ち『ウォッシュロトム』のc252ハイドロポンプ×2(2発目タラプの実込み)を確定耐え【163 ~ 193 (79.5 ~ 94.1%)】
『サーフゴー』の特化シャドーボール乱数(34.2%)3発【61 ~ 73 (29.7 ~ 35.6%)】
『ヒードラン』の無振りタラプの実込みのマグマストームを確定3発【78 ~ 92 (38 ~ 44.8%)】ただし、実際はバインドダメージがあるので実質乱数2発。
『イーユイ』のc252かえんほうしゃを確定耐え【170 ~ 204 (82.9 ~ 99.5%)】
- hb
こだわりハチマキ持ち『カイリュー』の特化しているテラバースト確定3発【73 ~ 87 (35.6 ~ 42.4%)】
こだわりハチマキ持ち『カイリュー』の特化テラスタルしんそく確定4発【54 ~ 65 (26.3 ~ 31.7%) 】
『パオジアン』のa252つららおとし低乱数(4.7%)2発【88 ~ 105 (42.9 ~ 51.2%)】
パンチグローブ持ち『ウーラオス(れんげき)』の特化テラスタルすいりゅうれんだを確定耐え【156 ~ 186 (76 ~ 90.7%)】
攻撃ランクが2上がった『ハッサム』のテクニシャン込み特化テラスタルバレットパンチ確定3発【72~85(35.1 ~ 41.4%)】
いのちのたま持ちで尚且つ、攻撃ランクが2上がっている『ミミッキュ』の特化シャドークローを確定耐え【129 ~ 152 (62.9 ~ 74.1%)】
有利とも言えない相性のポケモン
- 『テツノツツミ』
- ブーストエナジーを持っている型は大体がアンコールを搭載しています。アーマーガアを機能停止させる厄介な技です。相手の型を見極めて対面させましょう。
- 『ハバタクカミ』
- 一部の型はちょうはつを採用しています。変化技を封じられるので展開としてはまずいですが、アイアンヘッドを採用していると対面は勝てます。
- 『カイリュー』
- シンプルなりゅうのまい型(しんそく、じしん2ウェポンなら超役割対象ですが、アンコール型などの搦手中心なら厳しいです。
型多すぎなんだよなぁ… - 『サーフゴー』
- テラバースト以外やつけあがる以外打点がありません。しかし、サーフゴー側もこちらに打点がないです。
- その他こちらのテラスタル前提で動くしかないポケモン(『イーユイ』など)
不利なポケモン
- 『オーガポン(かまど)』
- こいつはさすがに無理です。そもそもタイプ相性的に厳しいのと、アンコールを覚えるため、何も出来ずに倒される可能性があります。
- 『ウーラオス(れんげき)』『ウーラオス(いちげき)』
- 確定急所とかいうイカれてる技を持っているので、鉄壁による防御力底上げが機能しません。普通に殴り飛ばされて終わりです。
- その他アンコールを覚えるポケモン
- これはもう受けポケモンの運命です。受け入れましょう。
相性の良い味方・構築例
- 『オーガポン(いしずえ)』
- 『アーマーガア』が苦手なタイプに効果抜群をつくことができ、特性がんじょうによって行動保証もあるので、アーマーガアが取りこぼしたポケモンにトドメを刺しやすい。また、オーガポン岩が苦手なタイプにアーマーガアが有利に出れる。
- 『ディンルー』
- 上記とだいたい同じ理由。ステルスロックを絡めたサイクルもあり。
- 『サーフゴー』
- アーマーガアで地震を透かせたり、何かと相性は良い。でも、が一貫しちゃうのは玉に瑕。
- 『ウーラオス(いちげき)』@こだわりスカーフ
- 前述したアーマーガアに有利なポケモンを倒すことが出来ます。とんぼがえりでアーマーガアに繋げるという動きも出来ます。
- その他『ガチグマ(アカツキ)』で止まるポケモン
最後に
ここまでこの育成論を読んでくださりありがとうございました。対策が難しい受けが成立しない高火力ポケモン。その一角の『ガチグマ(アカツキ)』対策として少しでも力になれれば幸いです。皆様良いポケモンライフをお過ごしください。ランクマで当たった時はお手柔らかにお願いします。