初めに
初めての育成論投稿となります。至らぬ点もあると思いますが、よろしくお願いします。ミスや改良できる点がありましたら、コメントで教えていただけると嬉しいです。
注意事項
この記事ではよりわかりやすくするために、一部の名前を略しております。
分かりにくそうなものを以下にかいておきます。
努力値のHP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ
→左から順にH A B C D S
素早さ1段階アップ→S+1
A 努力値最大振り+性格補正→A特化 [H B C Dも含む]
S 努力値最大振り+性格補正→最速
ブーストエナジー→ブエナ
こだわりスカーフ→スカーフ
「⚠」は場合によっては重要な情報となるので、一応目を通してください
また、本記事では〈〉を用いた部分が出てきます。中には調整内容の詳細な理由が書いてありますが、初心者の方には、少し難しい内容となっており、必須な内容でもないので、スルーしていただいて大丈夫です。
コンセプトと役割
であいがしらやとんぼがえりなどの、むしタイプ特有の強い技を絡めながら、ブーストエナジーで環境上位のモンスターに対して、上から起点を作ったり、不意をついて有利を取っていく型です。
持ち物
【推奨】
ブーストエナジー
技の打ち分けができて、素早さを1.5倍にできる唯一の古代ポケモン限定の持ち物です。一度手持ちに戻ると再度発動しない点は注意です。
【微妙かも…】
こだわりスカーフ
素早さを1.5倍にする効果。ただし、同じ技しか出せなくなる。
ブエナと同じく、素早さを1.5倍にするアイテムです。差別化点としては、一度控えに戻っても効果が持続する点があります。しかし、技をこだわってしまうと豊富な搦め手や優秀な技を打ち分けできないので、先発にはおすすめしません。
特性
こだいかっせい
これしかありません。ブエナがないとほとんど意味のない特性ですが、晴れ下だと、発動することは覚えておきましょう。
性格・努力値と調整
性格
おくびょう(S↑ A↓)
努力値
H:44 A:52 B:4 D:156 S:252
かなり特殊な振り方をいるので、一つ一つ紹介していきます
素早さ
最速を推奨します。これによってS+1最速カイリュー、最速テツノツツミ、最速パオジアン、最速ハバタクカミを抜くことができます。
素早さが1でも下がると、S+1最速カイリューと同速になってしまうので、変更の余地はないと思われます
HPと特防
H:44 D:156
最低限H:36 D:156振ることを推奨します。
C252ハバタクカミのムーンフォースを確定で耐えることができます。
〈性格補正が加わると乱数で1発となりますが、S+1チヲハウハネを抜けるのはブエナかスカーフもちのハバタクカミのみであり、これらは同速勝負をするために、最速の場合がほとんどです。よってブエナ・スカーフなら1発耐える、それ以外なら上から殴れるので〉
これにより、ハバタクカミに対して、ヘビボンが安定します。
⚠特防はこれ以上振るとブエナで特防が上がってしまうので、これ以上振ることができません。
攻撃
性格下降 A:52
性格下降をかけている理由は、チヲハウハネはSよりもAの方がたかく、性格下降をかけないとブエナで素早さが上がらないからです。
A:52は素早さより攻撃が性格下降込みで1低くなる調整です。
⚠ブエナで素早さを上げるにはこれ以上攻撃を振ることができません。
【あまり】
D:4
※コメントによる指摘(ありがとうございます)
〈上記は個体値厳選ができない初心者用にAを性格下降+努力値で調整していますが、
個体値厳選ができる方は、
Aの個体値を 10or11 にすることで、A無振りで実数値145にできます。
余った分の努力値はHBにふることで物理耐久を上げることができます。〉
技構成
【推奨】
であいがしら
威力90の先制技です。火力も高いですし、ブエナが切れた後でも上から攻撃することができます。ただし、チヲハウハネが場に出たターンしか使用できない点は注意です。
とんぼがえり
ダメージを与えつつ、交代ができる技です。むしタイプのため、無効化されることなく確実に交代できます。実戦では、あいてのタスキや特性のがんじょうを無効化できつつ、有利なポケモンに交代することができたり、後攻で打つことによって後に出すポケモンを安全に着地させることができます。
⚠とんぼがえりで倒すと、相手は自分が出したポケモンをみて、ポケモンを出せるので、不利対面になりがちです。
おにび
パオジアンやカイリューなどの物理アタッカーに対して打つことで、ダメージを半減することができます。カイリューのマルスケを潰すことができたり、タスキを無効化できたりと超優秀です。命中85の技ですが、大抵のポケモンに対して先に動けるので、一度外してももう一度打つチャンスがあります。
ヘビーボンバー
チヲハウハネはが弱点のため、ハバタクカミやキュウコン(アローラ)、ミミッキュなどののポケモンを出してくることが多いです。上述の3体のポケモンに対して、ヘビーボンバーを使うことで確定1発で倒すことができます(耐久特化じゃない限り)。不意をつけることができ、刺されば大きなアドバンテージを得ることができます。
【その他の候補】
インファイト
タイプ一致の格闘技です。かなり火力もあり非常に強力ですが、上述の4つの技が頭一つ抜けているイメージです。また、他にもの優秀なポケモンもいますし、パーティにやが多いほど、初手にやカイリューを呼びやすくなり、チヲハウハネが刺さるので、無理に格闘技を採用する意味はないと思われます。
ふきとばし
必ず後攻から打つことができる、相手を強制的に交換する技です。相手の裏のポケモンを見ることができたり、身代わりを貫通して、能力アップを強制的に解除することができます。起点にされることがなくなり、非常に強力な技ですが、おにび+とんぼで十分な活躍ができると思われます。しかし、どのパーティに対しても一定の効果があるので、汎用性を高めたい場合は採用すべきだと思います。
【微妙かも…】
あさのひざし・ビルドアップ・かわらわり・じしん
テラスタル
先発で起用し、テラスタル前提の型でもないので、テラスタルを使用する優先度は低いです。おすすめ順にいくつか紹介しておきます
であいがしらやとんぼがえりのこの型の中心となる2つの技を強化できるため
テラスピースを使用しない点も評価
・
チヲハウハネと相性補完のいいテラスタイプ。しかしこの型の場合、技範囲が狭いため、テラスタルを切ってもやれることは変わらないため、価値が薄い。
・・
これらのタイプは環境に多いタイプを無効化できる。しかし、無効化したところでやることは変わらないし、チヲハウハネの絶妙な耐久で殆どの攻撃を1度は耐えるので、価値は薄い。
立ち回り例
⚠ブエナである以上出し負けてしまうと不利になってしまいます。その分刺されば強いので、確実に出し勝てるときに選出してください。
先発にだし、カイリューやパオジアンなどの物理アタッカーに対してはおにび、ミミッキュやキュウコン(アローラ)、ハバタクカミなどのフェアリータイプに対してはヘビボンをうっていきます。
有利な状況をつくることができたら、とんぼがえりで交代し、技を積んだり、高火力で殴ったりしながら、有利な展開を広げていきます。
チヲハウハネは控えに戻った後でも、絶妙な耐久で受け出しできたり、であいがしらで相手に負荷をかけたりでき、とんぼがえりで対面操作をすることができます。
与ダメージ計算※ポケモンソルジャー様のダメージ計算機を使用しています
対オーガポン(かまど)耐久無振り
であいがしら 72 ~ 85 (46.5 ~ 54.9%) 乱数2発 : 61.32%
とんぼがえり 55 ~ 66 (35.5 ~ 42.6%) 確定3発
対ディンルーHB特化
であいがしら 78 ~ 92 (29.8 ~ 35.2%) 乱数3発 : 14.3%
とんぼがえり 62 ~ 74 (23.7 ~ 28.3%) 乱数4発 : 91.28%
対ハバタクカミ耐久無振り
であいがしら 24 ~ 29 (18.5 ~ 22.4%) 乱数5発 : 80.63%
とんぼがえり 19 ~ 22 (14.7 ~ 17.0%) 乱数6発 : 0.88%
ヘビーボンバー 176 ~ 208 (135.4 ~ 160.0%) 確定1発
対パオジアン耐久無振り
であいがしら 150 ~ 176 (96.8 ~ 113.6%) 乱数1発 : 75%
とんぼがえり 116 ~ 138 (74.9 ~ 89.1%) 確定2発
対キュウコン(アローラ)耐久無振り B+1
とんぼがえり 21 ~ 24 (14.2 ~ 16.2%) 乱数7発 : 99.89%
ヘビーボンバー 156 ~ 188 (105.5 ~ 127.1%) 確定1発
対ミミッキュH:252 ばけのかわ
ヘビーボンバー 152 ~ 176 (93.9 ~ 108.7%) 乱数1発 : 56.25%
被ダメージ計算※ポケモンソルジャー様のダメージ計算機を使用しています
対オーガポン(かまど)A:252
おにこんぼう 234 ~ 276 (141.0 ~ 166.3%) 確定1発
対カイリューA特化 やけど A+1 ノーマルテラスタル
しんそく 69 ~ 81 (41.6 ~ 48.8%) 確定3発
じしん 28 ~ 34 (16.9 ~ 20.5%) 乱数5発 : 0.09%
対ウーラオス(れんげき)A特化 パンチグローブ やけど
すいりゅうれんだ 72 ~ 87 (43.4 ~ 52.5%) 乱数2発 : 1.14%
インファイト 33 ~ 40 (19.9 ~ 24.0%) 乱数5発 : 99.99%
対ウーラオス(いちげき)A特化 やけど
あんこくきょうだ 32 ~ 38 (19.2 ~ 22.9%) 乱数5発 : 97.96%
対イーユイC:252
かえんほうしゃ 174 ~ 206 (104.9 ~ 124.1%) 確定1発
あくのはどう 39 ~ 46 (23.5 ~ 27.8%) 乱数4発 : 77.4%
対テツノツツミC特化 こだわりメガネ
ハイドロポンプ 124 ~ 147 (74.7 ~ 88.6%) 確定2発
フリーズドライ 79 ~ 94 (47.6 ~ 56.7%) 乱数2発 : 87.5%
対パオジアンA:252 やけど
つららおとし 54 ~ 65 (32.5 ~ 39.2%) 乱数3発 : 99.43%
対ハバタクカミC:252
ムーンフォース 138 ~ 164 (83.2 ~ 98.8%) 確定2発
マジカルフレイム 74 ~ 88 (44.6 ~ 53.1%) 乱数2発 : 26.17%
対ミミッキュ A特化 やけど
じゃれつく 79 ~ 94 (47.6 ~ 56.7%) 乱数2発 : 87.5%
かげうち 18 ~ 21 (10.9 ~ 12.7%) 乱数8発 : 0.04%
※コメントによる指摘(ありがとうございます)
対テツノツツミC:252
ハイドロポンプ 76 ~ 90 (45.8 ~ 54.3%) 乱数2発 : 47.26%
フリーズドライ 49 ~ 58 (29.5 ~ 35.0%) 乱数3発 : 11.57%
対カイリューA:無振り やけど
テラバースト 188 ~ 224 (113.3 ~ 135.0%) 確定1発
対カイリュー無振り
エアスラッシュ 144 ~ 172 (86.8 ~ 103.7%) 乱数1発 : 25%
カイリューについて※コメントによる指摘(ありがとうございます)
カイリューは最速S+1に対して上を取ることができ、やけどで起点にもできます。
しかし、チヲハウハネはひこうが4倍弱点です。
そのため、初手テラスタルやエアラッシュを打たれるとやけど込みでもほぼ確定一発です。
そのため、カイリューチヲハウハネ対面は相手の型次第では大きく不利を取ってしまいます。
対策としては、カイリューを初手に呼ばないポケモンを入れて、初手にカイリューを呼ばない・カイリューに対して出さない。
など、構築で対策する他ありません
(テラスタルでも可能ですが、上述した通り、きる価値は薄いと考えています)
ただ、カイリューは様々な型があるため、ひこう技がない型や、
チヲハウハネを起点に竜舞をしてくる場合もあり、
刺さり具合によっては大いに活躍が見込めます。
苦手なポケモン
おにび・ヘビボン・虫技が効かないポケモン
例)サーフゴー、オーガポン、ガチグマ(アカツキ)、ヒードランetc...
上から確定1発でやられてしまうポケモン。
例)スカーフイーユイetc...
相性の良い味方・構築例
刺さるポケモンと刺さらないポケモンがはっきりしているので、構築で選出誘導をすることが有効だと思われます。
具体的にはを呼ぶためにやをいれたり、環境に多いを呼ぶために、をいれたりします。
ポケモン単体で考えると
・積み技を持っており、起点をいかせるポケモン
例)セグレイブ・コノヨザル・ウーラオス(いちげき)etc...
・相性補完の良いポケモン
例)テツノドクガ・ミトム・ドドゲザンetc...
・全抜き性能の高いポケモン
例)テツノツツミ・ハバタクカミ・オーガポンetc...
こだわりアイテムによるゴリ押しも有効です
最後に
対戦初心者がぜひとも推しポケを活躍させたいと頑張って考えた型です。かなり使いやすくわかりやすい型だと思うので、ぜひ使ってみてください!
最後に!こんなに可愛いのにこんなに頑張っているハネちゃん偉い!かわいい!