バウッツェル- ポケモン育成論SV

今回は現環境にはびこる悪魔、オーガポン炎をカモって起点にしてしまう犬を紹介します。オーガポン炎の対策に困っているとき思い付いた型です。実際に使ってみると、相手の意表を突けてとても使用感は良かったです。

コンセプトと役割

皆さんは特性、こんがりボディを知ってますか？炎技を受けると自身の防御ランクが２段階上昇する特性です。今回はこの特性を活用して炎オーガポン、ラウドボーン、イーユイなどの炎アタッカーに後投げし、バトンタッチ、あまえるを駆使してエースを通していく型を紹介します。

持ち物

とくせいガード
これが今回のキーになります。

特性

こんがりボディ
炎技を受けると自身の防御ランクが二段階上昇します。

性格・努力値と調整

H　252
B　252
D　4
オーガポン炎のサブウェポンはくさわけが多いこと、バトンタッチで後続のアタッカーにつなげる型なので耐久にふります。

技構成

あまえる
　相手の攻撃ランクを二段階下降させます。物理ポケモン全般に強くでれ、あまえるを打って居座ることもできます。

バトンタッチ
　とくせいの発動後に使用するのがメイン。あくびを流すこともでき使用感はとても良かった。(この技は確定枠でいいと思う)

ボディプレス
　今回のバウッツェルは防御に努力値を振っているので火力がありません。そのため自身の防御値でダメージを与えるボディプレスを採用。イーユイに強くでれます。

ほえる
　みがわりを使うポケモン、相手にステルスロックをまいているときに強いため採用。使用タイミングが意外となく、ボディプレスワンウェポンだとゴーストタイプ、ラウドボーンに打点がないためかみくだくなどでもいいかもしれない。

かみくだく
　ハバタクカミやサーフゴー、ラウドボーンに打点ができるがHB振りなので火力はでない。

こうそくいどう
　ほえるを採用しないならこうそくいどうでもいいかもしれない。こうそくいどう後にバトンタッチをすることで超高速アタッカーを作り出せますね。

テラスタル

バウッツェルにテラスタルをきることがほとんどなかったのでここは自身のパーティーバランスなどに合わせて決めてください。

立ち回り例

　炎アタッカーが多いとき、炎オーガポンがいるときに選出します(持ち物がとくせいガードで固定、回復技を持っていないため普段の物理受けとして使うのは弱い可能性がある。だが、炎オーガポンはかなりの頻度でマッチするのでパーティーに入れておいても使用タイミングが少ない、となることは少なかった)。
　バウッツェルにツタこんぼうを打ってくることはないのでツタこんぼうのタイミングで後投げします。オーガポン炎との対面がタイプならほぼ確定で打ってくるので読みやすいです。
　オーガポン炎のとくせいはかたやぶり、なので普通のバウッツェルだととくせいを無視され、普通に攻撃をくらってしまいます。そこでとくせいガードです。とくせいガードはかたやぶりで無効化されるはずのとくせいを保護できます。
　あとは煮るなり焼くなり好きにできます。

与ダメージ計算

防御ランク+０　ボディプレス

パオジアン　確定１発

イーユイ　確定２発　乱数１発(12%)

ウーラオス(いちげき)いちげき型　確定２発

ディンルーHB　確定５発

ディンルーH　確定４発

オーガポン炎　確定３発

防御ランク２段階上昇　ボディプレス

オーガポン炎　確定２発

被ダメージ計算

オーガポン炎　くさわけ　乱数５発
　　　　　　　パワーウィップ　乱数２発(2%)

パオジアン　つららおとし　確定２発

イーユイ　あくのはどう　乱数２発(75%)

ウーラオス(いちげき)　いちげき型　あんこくきょうだ　確定４発

オーガポン炎　テラスタル後おもかげやどし　A１段階上昇時
　　　　　　　くさわけ　確定４発
　　　　　　　パワーウィップ　確定２発

苦手なポケモン

ハバタクカミ　テツノツツミ　サーフゴー
打点のない特殊アタッカーたち。

相性の良い味方・構築例

先日紹介したオリーヴァ
　選出画面でも炎オーガポンを誘い、対面時もツタこんぼうを誘えれる。バウッツェルの苦手な特殊アタッカーもミラーコートで撃退できる。

ハッサム　モロバレル　などの炎技に耐性のないポケモンがいると選出されやすく、耐久に自信のないアタッカーや、少し遅めのアタッカーなどと相性が良い。