はじめに
2回目の投稿になります、きりんです。
さいきょうゴリランダーレイド、皆様挑んでおりますでしょうか。
恐らく、テラピースや道具集めに野良マルチに潜り、「コライドンによる晴れのせいで成長が強化されて負けた」 「味方がバタバタ倒されるからろくに勝てない」という経験をした方も多いでしょう。
この育成論はそういった迷える野良レイド挑戦者の救済を目標としています。
本サイトで一般的に見かけるレベルの専門用語・略語を使用します
例:HABCDS(それぞれHP こうげき ぼうぎょ とくこう とくぼう すばやさ)
H252振り→HPに努力値を252振ったポケモン
最強ゴリランダーとコライドンコライドンについて
ヌメイルについて触れる前に、まずさいきょうゴリランダーゴリランダーについての基礎情報についてを述べておきます。
- 覚えている技はドラムアタック、けたぐり、のしかかり、アクロバット
- 戦闘開始時にせいちょう
- 時間もしくは体力85%でバリア展開
- 時間が80%経過したタイミングでこちらのバフ解除→せいちょう+ばくおんぱ
- 時間が55%経過したタイミングでビルドアップ
- HPが55%で自分のデバフ解除
という行動を行ってきます。
そしてこのせいちょうには隠し効果があります。
それは、天候が晴れ状態だと効果が2倍になる、つまり攻撃特攻が2段階上昇する技になるというものです。
よって、「ノーマルタイプだからコライドンが有利だ!」と何も分からないまま繰り出すと、攻撃2段階上昇のアクロバットで簡単に消し飛ばされ、倒されたペナルティで時間が経過、もう一度せいちょうとばくおんぱが飛んでくる...という最悪のルートを辿ることになります。
今回のヒスイヌメイルヌメイル(ヒスイ)はそれをできるだけ防ぐための型ではありますが、この育成論を読んだ方だけでもさいきょうゴリランダーにコライドンを出すのはやめていただけるとありがたいです。
ヌメイル(ヒスイ)の基本情報
1.持ち物
しんかのきせき一択です。これ以外を使いたい場合は別のポケモンを考えましょう。
2.特性
そうしょくも優秀ですが、シェルアーマーがおすすめです。
3.性格・努力値と調整
ばくおんぱは半減であまり痛くないので、けたぐりを受けるためにHB252のずぶとい、あまりはD4振りとしました。
技やテラスタルについては下記で述べます。
ヌメイル(ヒスイ)である理由
さて、それではここからヌメイル(ヒスイ)ヌメイル(ヒスイ)を選択した理由について述べていきます。
1.タイプの優秀さ
まずゴリランダー相手のサポーターを考えるにあたって、最も厄介な技が「のしかかり」です。
というのもこの技30%の確率で相手を麻痺させる追加効果があります。気を抜くとすぐ味方が倒される野良レイドにおいて、この確率はあまりに危険となります。
ただ幸い、最強レイドのAIは賢いのではがね・ドラゴンタイプのヌメイル(ヒスイ)に対してはまずけたぐりしか打ってきません。それだけでもかなり安心して運用することができます。
2.圧倒的な耐久力
では、そのけたぐりを受けても大丈夫なのか。大丈夫なんです。
A+2ゴリランダーのけたぐりが進化の輝石持ちヌメイル(ヒスイ)に対して47.5~56.2%のダメージで、あまえるや回復応援を利用すれば余裕で受け切れるダメージになります。
はがねタイプにしては比較的軽く、けたぐりの威力を80に抑えられるのも優秀な点です。
また、時間経過で打ってくるばくおんぱに対しては、晴れ成長を2回使用されてC+4となっていた場合でも29.1~34.6%のダメージでありきちんと体力確保をしていれば余裕と言えます。
3.優秀すぎる特性
ヌメイル(ヒスイ)の特性は三つあり、ぬめぬめ/そうしょく/シェルアーマーとどれも優秀ですが、今回はシェルアーマーを採用しています。
この特性は「急所に当たらなくなる」という効果を持ち、何度も周回何度も攻撃を受けることになるサポーターにとって、事故とストレスを減らすことが出来る非常に優秀な効果となります。いかに優秀なサポーターでも、気を抜いている時に急所を受けると簡単に倒されるので。
競合相手
サポーターとしての競合相手との違いです。
- ウインディウインディ
・特性いかくで初手にAダウンを入れられる
・あまえるで初動の攻撃を下げる速度も充分
・バークアウトによりばくおんぱの威力を抑えられる
・自身はあさのひざしで安定して回復ができる
・とおぼえで味方の火力を上げられる
と優秀なポケモンです。
ヌメイル(ヒスイ)にはひやみずがあるので、せいちょうの上昇分を確実に下げられることといのちのしずくの安定性が大きいところが差別点となります。
コライドンがおらず、アーマーガア以外の物理アタッカーがいるならウインディの方が活躍できるでしょう。
- ペルシアン(アローラ)ペルシアン(アローラ)
・特性のファーコートが物理技のダメージ半減で安定した耐久力を持つ
・あまえるとひやみずを持ち、ヌメイル(ヒスイ)と同じだけのAダウン能力を持つ
・バークアウトもあるため、ばくおんぱの威力を下げられる
・いやなおとにより物理アタッカーの補助も可能
・軽いためけたぐりの威力も60と低い
とこちらも優秀なポケモンです。
正直負けている点も多いですが、いのちのしずくによる回復力と、バリア中でも能力を下げられるアシッドボムを駆使して、味方によって使い分けるのがオススメです。
技について
採用した技とその理由についてです。
- あまえる(確定枠)
相手のAを2段階下げる技です。
野良レイドでは味方の火力が低いことも多く、バリアを展開されるまでそれなりに時間がかかることも多いため初手からこれを連打するだけで相手の火力を骨抜きにできます。
また、デバフ解除をされたタイミングではバリアが割れていることも多いので、解除後のA下げ速度も評価点です。
- ひやみず(確定枠)
攻撃しながら相手のAを1段階下げる技です。(バリア中でも効果あり)
2段階下げるあまえると比べると速度は劣りますが、バリアを貼られても下げることが出来るため、あまえるで下げ切ることが出来なかった場合に有効です。
- いのちのしずく(準確定枠)
味方全員のHPを最大HPの1/4回復する技です。
味方の体力管理を補助できますが、いやしのエールより基本的に効果が薄く、また全員に回復エフェクトが出るため時間がかかることには注意が必要です。
- アシッドボム(準確定枠)
暇潰し技です。
攻撃しながら相手のDを二段階下げます。(バリア中でも効果あり)
相手のAを下げきって、味方の体力も安定している時に使うことで微量ながらダメージを稼ぐことができます。
味方に特殊アタッカーがいればベストなのですが、あいにく相手がノーマルタイプなので活きることが少ない...
- あまごい(選択枠)
ひざしがつよい状態を解除することで、2回目のせいちょうの効果を下げることができます。
ただ味方のコライドンが倒されていなければ基本的に時間で晴れが終わっているので、あまり必要はないと思います。
- アイススピナー(選択枠)
グラスフィールドを消すことで味方の被ダメを抑えられます。
ただAが5-6段階下がっていればここまでしなくてもまず十分なので、アシッドボムよりも優秀かと言われると考えどころです。
テラスタル
けたぐりが痛いがのしかかりを受ける訳にも行かないのでゴーストです。この場合、草食にすれば相手からの打点をアクロバットのみにできますが、テラス前の事故も考えるとシェルアーマーをオススメします。
具体的な立ち回り
- バリア前
全力で甘えてください。味方しだいですが、相手のAを-4から-5まで持って行けることが多いです。
- バリア展開後
まずひやみずでAを下げきってください。
その後は味方の体力を見て回復応援やいのちのしずくを打ち、全員の体力が安定したらアシッドボムを打っていきましょう。テラスタルは着れるようになり次第切ります。
- 相手デバフ解除後
バリアが割れていればあまえるを、割れていなければひやみずを全力で打ち込みます。
相手のAが-6になったらいのちのしずくやアシッドボムなどをお好みで。
注意点
基本的にあまえるとひやみずを全力で打てばいいのでわかりやすいポケモンですが、唯一デバフ解除後のけたぐりやドラムアタックで不意に倒される可能性があります。
なので、相手がバリア展開中に確実に体力を半分以上は確保しておきましょう。
おわりに
この型のヌメイル(ヒスイ)を起用することで、最低限まともなコライドンコライドン(レベルが100で、ドレインパンチやアクセルブレイクをメインに動いてくれる)であればなんとか勝利することができるでしょう。
ただ育成不足の味方が倒れやすくなることや味方への負担を考えて、できるだけコライドン以外のアタッカーを起用していただけると嬉しいです。