今回の育成論が初投稿となる、あまねです。どくびし採用前提のタスキ型マスカーニャマスカーニャが投稿されていなかったため、「基本型」として投稿させていただきます。ポケモン対戦はSVから始めたため、まだ分からないことも多いと思います。よろしくお願いします。
はじめに
- この育成論では非公式の言葉(H、A、B、C、D、S、種族値、個体値、努力値など)を使用させていただきます。
- 指定がない限り必要箇所の個体値は全て31(V)とします。
- この型は主に、レギュレーションC(4月〜6月)を想定しています。
- ダメージ計算は「Game8」様の計算機を利用させていただきました。
- 初心者にも分かりやすい育成論になるように、できるだけ具体的に説明させていただきます。そのため、多少くどいところがあるかもしれません。ご了承ください。
コンセプトと役割
- S種族値123という高い素早さを活かし、先発でどくびしによるサポートをする。
- 一貫性のある技はたきおとすで相手の持ち物を叩き、そのポケモンの大まかな型を知って後続に活かす。
- どくびしによるサポートだけではなく、生き残っていればふいうちによるスイーパーも行う。
ステロが撒かれていたら無理
持ち物
きあいのタスキ
今回の育成論のコンセプトであるため確定です。HPが満タンの時、相手の攻撃によってひんしになりそうな時でも必ずHPを1残します。連続技も貫通しなければ最強なのに低耐久なマスカーニャマスカーニャとの相性もバッチリです。
特性
しんりょく
どくびしを撒いた後にタイプ一致であるはたきおとすを撃ったり、しんりょくが発動したトリックフラワーによって相手に大ダメージを与えることができるため、本論では確定とします。
性格・努力値と調整
- 性格:いじっぱり
微妙なA種族値110を補うため、いじっぱりでほぼ確定です。
ようき
テツノブジンテツノブジンや最速トドロクツキトドロクツキ、準速パオジアンパオジアンを重視するなら。しかし、テツノブジンやトドロクツキは最近あまり見かけない上、パオジアンはそもそも相性が不利なので、よほどのこだわりがない限りおすすめはしません。
- 努力値
A252 B4 S252
タスキ型なので、シンプルなAS特化が1番いいと思います。あまりはどこでもいいですが、HPが奇数になるようにBかDに振るといいと思います。
技構成
- 確定技
どくびし
コンセプトのため確定です。相手のひこうタイプや特性ふゆうのポケモン、相手のどく、はがねタイプのポケモン以外がどくびしが撒かれている状態で戦闘に出た場合、そのポケモンをどく状態にします。どくタイプのポケモンが場に出るとどくびしが消えてしまうのが難点ですが、準伝説チオンジェンパオジアンディンルーイーユイやパラドックスポケモン(テツノワダチテツノドクガテツノコウベ以外)に刺さるので今シーズンでも注目されています。
- 準確定技(採用して損のない、優秀な技です。)
はたきおとす
相手の持ち物を叩ける優秀な技です。マスカーニャを使う理由の3割はこれ威力も97.5×タイプ一致と高め。また、特性しんりょくを採用した理由の1つにもなります。
(どくびしによって特性へんげんじざいが発動してしまうと、はたきおとすがタイプ一致で撃てなくなってしまいます。)
ふいうち
威力が70と比較的高いタイプ一致先制技です。あくテラスタルをすることでかなり高火力になります。(詳しくは与ダメージ計算へ)
- 選択技(優先度が高い順に並べています。)
トリックフラワー
マスカーニャの専用技です。タイプ一致かつ確定急所、必中と優秀です。今作の御三家の専用技全部小学生が考えたやろヘイラッシャヘイラッシャやキョジオーンキョジオーン、ビルドを積みまくったコノヨザルコノヨザルなどめんどくさい奴らへの打点にもなります。また、特性しんりょくとの相性もいいです。確定欄はこちら。
けたぐり
パオジアンパオジアン、ディンルーディンルー、チオンジェンチオンジェン、ドドゲザンドドゲザンに対する最も有効な技です。彼らを重く見るならありですが、ややピンポイント気味かもしれません。それでも前シーズン(レギュレーションB)より優先度は少し上がったような気がします。
じゃれつく
こちらはけたぐりと似ている部分もありますが、カイリューガブリアス辺りのドラゴンをどうしても倒したければ採用する価値はあると思います。ウソです。じゃれつくを採用してもカイリューカイリューやガブリアスガブリアスにはテラスタル抜きでも対面で勝てません。基本的にはこの型では採用を諦めましょう。
他にも補助技としてちょうはつやまきびし、やどりぎのタネ、みがわりなどがありますが、技スペースがキツキツなので本論では候補外としています。
テラスタル
あく
はたきおとすやふいうちの火力を上げることができます。確定欄はこれです。
くさ
立ち回り例
相手の先発によって少し立ち回りは変わりますが、どくびし+削り+スイーパーという役割は同じです。
- 最初にどくびしを撒きます。
- どくびしを撒けたら、はたきおとすやトリックフラワーで雑に削っていきます。
- しんりょくが発動するHPになるか、次の攻撃を耐えられなさそうで、かつ相手を倒せなさそうな時は、ヘイラッシャヘイラッシャやアーマーガアアーマーガアなどのクッションに素引きします。
- ラス1で出して締めます。(テラスタルを切れそうなら切る)
- 最初にどくびしを撒きます。
- 基本相手の攻撃は2発耐えられないので、クッションなどに素引きします。(2発耐えられそうなら、はたきおとすで削る)
- ラス1で出して締めます。(テラスタルを切れそうなら切る)
- はたきおとす(ふいうち)で様子見をします。ここで必ずどくびしを撒かないようにしてください。手持ちに引っ込められて再度繰り出され、どくびしを消される可能性があります。
- ふいうちで余計なことをされる前にさっさと倒してしまいましょう。キラフロル対面の時は、多くてどくびし2回+ステロを撒かれてしまいますが、交代をあまりしなければさほど痛くないはずです。
- 相手の次のポケモンとの対面でどくびしを撒いて退場します。
与ダメージ計算
あくテラスタル時は太字で、しんりょく発動時は下線で書かせていただきます。
- はたきおとす(相手が持ち物を持っている時)
無振りハバタクカミ
100〜118.4% 確定1発
無振りテツノドクガ
78〜92.9% 確定2発
103.8〜123.8% 確定1発
H252振りカイリュー(マルチスケイル未発動)
42.9〜51.5%
無振りサーフゴー
104.9〜125.9% 確定1発
H252振りコノヨザル
44.7〜52.9%
59.4〜70.5%
HB特化ラウドボーン
54.9〜66.3%
72.9〜88.1% 確定2発
(あくテラスタルを切れば、ステロ+はたきおとすで87.5%の確率で倒すことができます。こいつ固すぎ)
- ふいうち
無振りハバタクカミ
72.3〜86.1% 確定2発
96.1〜114.6% 乱数1発(81.3%)
無振りサーフゴー
75.3〜90.1% 確定2発
100〜119.7% 確定1発
無振りテツノツツミ
39.6〜48%
H252振りセグレイブ
28.3〜33.7% 乱数3発(0.3%)
H252振りコノヨザル
32.2〜38.7% 乱数3発(98.1%)
42.8〜51.6% 乱数2発(6.3%)
無振りパオジアン
22.5〜27% 乱数4発(30.8%)
無振りイーユイ
26.9〜32.3% 確定4発
H252振りカイリュー(マルチスケイル未発動)
30.8〜36.8% 乱数3発(74.2%)
- トリックフラワー
HB特化ディンルー
43.5〜51.1% 乱数2発(5.1%)
64.1〜75.5% 確定2発
HB特化キョジオーン
52.1〜61.8% 確定2発
78.2〜92.7% 確定2発
HB特化ヘイラッシャ
45.1〜53.6% 乱数2発(29.3%)
67.7〜80.1% 確定2発
HB特化ウォッシュロトム
77.7〜92.9% 確定2発
118.4〜138.8% 確定1発
H252振りマリルリ
102.4〜121.7% 確定1発
H252振りコノヨザル
48.8〜58% 乱数2発(96.9%)
64.9〜77.4% 確定2発
無振りガブリアス
50.8〜59.5% 確定2発
75.4〜89% 確定2発
けたぐり、じゃれつくの与ダメージ計算は省略させていただきます。
被ダメージ計算
タスキ持ちのため、連続技や先制技、耐久ポケモンの攻撃技のみを載せさせていただきます。
- A4振りディンルー
じしん:27.1〜31.7% 確定4発
- A特化ディンルー
ヘビーボンバー:58.9〜69.5% 確定2発
- A4振りヘイラッシャ
ウェーブタックル:29.8〜35.7% 乱数3発(26.4%)
ゆきなだれ(威力2倍時):80.7〜95.3% 確定2発
- A特化こだわりハチマキ持ちカイリュー
しんそく:67.5〜79.4% 確定2発
(ノーマルテラスタル時は確定でタスキ圏内まで削られます。)
- A特化セグレイブ
つららばり(2回):90〜111.2%
(3回以上当てられると倒れます。あくテラスタルをすれば4回目に乱数で耐えます。5回は無理です。)
- A特化キノガッサ
マッハパンチ(テクニシャン補正込):100.6〜119.2% 確定1発
苦手なポケモン・対策
パオジアンパオジアンやカイリューカイリュー、最速テツノブジンに至ってはふいうちすら撃たせてくれません。セグレイブセグレイブ対面はタスキを持っていても1回しか行動させてくれません。相手が変に読んでくれることに賭けましょう必ず後続(控えにいるポケモン)で処理しましょう。
後続で倒しておくか、マスカーニャが1撃で倒せるラインまで削っておきましょう。
無理です。さっさと逃げましょう。
相性の良い味方
どくびしとの相性が良いです。特に、ラウドボーンラウドボーンはマスカーニャとの相性補完が良好なうえ、高い耐久力を持っているのでどくによる定数ダメージと高火力なたたりめで耐久ポケモンへの遂行速度も速くなります。(キョジオーンモロバレルドオードヒドイデは無理)
高い耐久力と回復力で一方的に相手を削ることができます。
おわりに
最後まで読んでくださりありがとうございました。今回、育成論を投稿するために様々な方の育成論を拝見し、書き方の参考にさせていただきました。先代の皆さん、本当にありがとうございます。また、今回が育成論初投稿ですので、評価の際にはどこが良かったのか、悪かったのかなどをコメントしてくださると僕個人の勉強にもなるため嬉しいです。
現在、マスカーニャの使用率はレギュレーションBの時と比べてかなり減ってきていますが、それでもまだまだ活躍できると思うので、ぜひ使って見てください!!