天気「晴れ」「雨」「砂嵐」「雪」の効果と構築

ポケモンの特性や技によって、「場の状態」としての「天気」が変化することがあります。ポケモンSVでは『にほんばれ(ひざしがつよい、晴れ)』『あめ(雨)』『すなあらし(砂嵐)』『ゆき(雪)』の4種類があり、第8世代までは雪ではなく『あられ(霰)』が存在しました。

天気の共通仕様

天気のターン数

通常、5ターンが経過すると、天気は普通の状態に戻ります。また、天気は重複することなく、新しい天気の変化で上書きされます(ただし、ポケモンSVのフィールド上の天候は上書きできず失敗します)。

また、下記の道具を持たせたポケモンが天気を変化させると、通常より長い8ターンになります。

天気を8ターンにする道具
にほんばれあついいわ
あめしめったいわ
すなあらしさらさらいわ
ゆき、(あられ)つめたいいわ

天気の対策としては、こちらも天気を変更して上書きするのが一般的です。

天気の影響を無効にする特性

天気の影響を無効にする特性
特性ノーてんきエアロック(デルタストリーム)

「天気」と「天候」の違い

天気のことを天候と呼ぶこともありますが、公式においてはバトル上の場の状態のことを「天気」、フィールド上の天気のことを「天候」と使い分けています。

にほんばれ(晴れ)

にほんばれの影響を受ける技
ソーラービーム
ソーラーブレード
1ターンためずにすぐに攻撃できる。
かみなり
ぼうふう
命中率が50%になる。
あさのひざし
こうごうせい
つきのひかり
回復量が最大HPの2/3になる。
ウェザーボール技がほのおタイプになり、また威力が2倍になる。
にほんばれの影響を受ける特性
ようりょくそ『すばやさ』が2倍になる。
てんきやポワルン』がほのおタイプになる。
かんそうはだ毎ターン終了時に最大HPの1/8のダメージを受ける。
サンパワー『とくこう』が1.5倍になるが、毎ターン終了時に最大HPの1/8のダメージを受ける。
リーフガード状態異常にならない。
フラワーギフトチェリム』は、ポジフォルムにフォルムチェンジし、自分とすべての味方の『こうげき』『とくぼう』が1.5倍になる。
しゅうかくターン終了時に『きのみ』が戻る確率が100%になる。
こだいかっせい一番高い能力が上がる。『すばやさ』の時は1.5倍になり、それ以外の時は1.3倍になる。
ひひいろのこどう『こうげき』が1.3倍になる。

晴れパの強み

ほのおタイプの弱点であるみずタイプを半減できるので、ただ天気を変えるだけで大幅な強化となります。また、特性『ようりょくそ』で素早さを2倍にして、『ねむりごな』を上から使うなど極悪な戦法があります。

コータス』を起動役として、『ようりょくそ』の『フシギバナ』『ドレディア』『スコヴィラン』、『サンパワー』の『リザードン』などが有力。

あめ(雨)

雨の影響を受ける技
エレクトロビーム1ターンためずにすぐに攻撃できる。
ソーラービーム
ソーラーブレード
威力が半減する。
かみなり
ぼうふう
こがらしあらし
かみなりあらし
ねっさのあらし
必ず命中する。
あさのひざし
こうごうせい
つきのひかり
回復量が最大HPの1/4になる。
ウェザーボール技がみずタイプになり、また威力が2倍になる。
雨の影響を受ける特性
すいすい『すばやさ』が2倍になる。
てんきやポワルン』がみずタイプになる。
あめうけざら毎ターン終了時にHPが最大HPの1/16回復する。
かんそうはだ毎ターン終了時にHPが最大HPの1/8回復する。
うるおいボディ毎ターン終了時に状態異常が回復する。

雨パの強み

特性『すいすい』で素早さを2倍にする効果が一番よく採用されます。みずテラスタルと併せて、高い火力を上から押し付けましょう。

ペリッパー』(剣盾では『ニョロトノ』)を起動役として、『フローゼル』『ツンベアー』、(剣盾では)『キングドラ』などが有力。

また、『ハッサム』『フォレトス』『ナットレイ』のようにほのおタイプが弱点のポケモンを保護する目的でも使われます。

ダブルバトルの有名な対策としては『トリトドン』などの『よびみず』で無効化する方法があります。

すなあらし(砂嵐)

砂嵐の影響を受ける技
ソーラービーム
ソーラーブレード
威力が半減する。
あさのひざし
こうごうせい
つきのひかり
回復量が最大HPの1/4になる。
すなあつめ回復量が最大HPの2/3になる。
ウェザーボール技がいわタイプになり、また威力が2倍になる。
砂嵐の影響を受ける特性
すなかき『すばやさ』が2倍になる。
すながくれ相手から受ける技の命中率が0.8倍になる。また、『すなあらし』による毎ターンのダメージを受けない。
すなのちから自分のいわじめんはがねタイプの技の威力が1.3倍になる。また、『すなあらし』による毎ターンのダメージを受けない。
マジックガード
ぼうじん
すなあらし』による毎ターンのダメージを受けない。

砂パの強み

特性『すなかき』で素早さを2倍にする効果が一番よく利用されます。

バンギラス』や『カバルドン』を起動役として、『ルガルガン(まひる)』、(剣盾では)『ドリュウズ』などが有力。

特に『バンギラス』は、起動しつつ自分の特防が1.5倍になるので強力。

ゆき(雪)

雪の影響を受ける技
ふぶき必ず命中する。
ソーラービーム
ソーラーブレード
威力が半減する。
あさのひざし
こうごうせい
つきのひかり
回復量が最大HPの1/4になる。
オーロラベール雪の時のみ技が成功する。
ウェザーボール技がこおりタイプになり、また威力が2倍になる。
雪の影響を受ける特性
ゆきかき『すばやさ』が2倍になる。
てんきやポワルン』がこおりタイプになる。
ゆきがくれ相手から受ける技の命中率が0.8倍になる。
アイスボディ毎ターン終了時にHPが最大HPの1/16回復する。
アイスフェイスコオリッポ(ナイス)』が、『コオリッポ(アイス)』にフォルムチェンジする。

雪パの強み

必中となる『ふぶき』を連発したり、特性『ゆきかき』で素早さを2倍にする効果がよく採用されます。また、『オーロラベール』で、物理・特殊ともに強化する戦法もあります。

ユキノオー』の特性『ゆきふらし』や、『ヤドキング』の技『さむいギャグ』で起動すると良いでしょう。

ただ、技の威力が上がる効果も特性も存在しないので、晴れパや雨パに比べて見劣りすることが多い印象です。

その他

あられ(霰)

  • 技『あられ』『ダイアイス』や、特性『ゆきふらし』で霰にできる。
  • こおりタイプ以外のポケモンは、毎ターン終了時に最大HPの1/16のダメージを受ける。
  • 技『ふぶき』が必ず命中する。
  • 特性『ゆきかき』のポケモンの『すばやさ』が2倍になる。
  • 道具『つめたいいわ』を持たせると、8ターンになる。
  • 基本は「雪」と同じ。その他の影響を受ける技や特性・道具などは技「あられ」の効果を参照。

その他、第6・7世代には『ひざしがとてもつよい』『つよいあめ』『らんきりゅう』という天気が存在しました。

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