状態異常「まひ」「やけど」「ねむり」「どく」「こおり」の効果と対策
状態異常とは、ポケモンがかかる疾患のような状態で、『まひ』『どく』『やけど』『ねむり』『こおり』の5つの状態が存在します。状態異常は2種類以上が重複してかかることはありません。 『まひ』『どく』『やけど』状態は、道具・技・特性・ポケモンセンターなどで回復させない限り、自然に回復することはありません。
また、前述の5つとは別に『こんらん』状態もあり、これも「状態異常」に含めて呼ばれることもあります。『こんらん』状態は、他の状態異常と重複できます。
まひ(麻痺)
『まひ』の使い方
「すばやさ」を半分にしてしまう効果が非常に強力で、『おいかぜ』などとは別の視点で、しばしば素早さ操作として用いられます。
『まひ』状態にする技としては『でんじは』が有名ですが、タイプにも有効で命中率100%の『へびにらみ』という強力な技もあります。また、攻撃技でありながら、追加効果で100%『まひ』状態にできる『ほっぺすりすり』も超優秀。
ダブルバトルでは、素早さの高い味方のポケモンが『でんじは』を使用して相手を『まひ』状態にし、味方のポケモンの行動順を上げるテクニックが使われます。
『まひ』の対策
どく(毒)
『どく』の使い方
通常の『どく』状態よりも、『もうどく』状態がよく利用されます。耐久力の高いポケモンで『どくどく』を使ったあと、HPを回復したり、相手の攻撃を読んで相性の良い受けポケモンに交代しながら、相手をじわじわ削っていく戦法です。
『どく』の対策
やけど(火傷)
『やけど』の使い方
『おにび』が有名。相手の『こうげき』を半減する効果が非常に強力で、物理アタッカーの対策として頻繁に採用されます。相手が交代しても効果が続くのが、ランクを下げる戦法よりも優位な点です。
また、特性『こんじょう』『ねつぼうそう』や『ふしぎなうろこ』のポケモンが『かえんだま』で自ら『やけど』状態となり、特性の効果を得る戦法もあります。
『やけど』の対策
ねむり(眠り)
『ねむり』の使い方
眠らせて、その間に積み技を使って起点にしたりなど、相手を『ねむり』状態にできれば圧倒的優位に立てます。
有名なのは、命中率が100%の『キノコのほうし』。しばしば『キノガッサ』が使用します。また、『ねむりごな』も、命中率が75%で使われることがよくあります。
『ねむり』の対策
こおり(氷)
- 氷が溶けるまで技が使えなくなる。
- 毎ターン、技を使おうとすると25%(第4世代以降)の確率で『こおり』状態が回復する。
- タイプの技を受けると回復する。
- タイプのポケモンは『こおり』状態にならない。
- 天気が『にほんばれ』の時は、『こおり』状態にならない。
- 自分が『こおり』状態の時でも使用できる技がある。また、これらの技は相手の『こおり』状態も治す。
『こおり』状態の対策
そもそも『こおり』状態になることが極まれなため、あまり意識した対策は行われません。運が悪かったと思いましょう。
こんらん(混乱)
- 1〜4ターンの間、1/3(第6世代までは1/2)の確率で、技が使えず自分自身を攻撃する。
- 自傷ダメージは、自分の『こうげき』と『ぼうぎょ』で威力40の物理技のダメージ計算をし、ランク補正の影響を受ける。
- ポケモンを交代して手持ちに戻すと回復する。
『こんらん』の使い方
物理アタッカーではないポケモンに対して、『いばる』で攻撃ランクを2段階あげて『こんらん』させ、自傷ダメージを大きくする戦法があります。
また、『まひ』状態と合わせて『こんらん』状態にすると、相手が行動できない確率は62.5%まで高まります。