ポケモンパーティ構築(ダブル)

【S19ダブル最終レート1808】カイオーガの威を借りて要塞化したハリーマンとカラミンゴ

2024/07/02 00:00 / 更新:2024/07/02 00:10

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投稿者:ぽいよ(@cushionmaterial)

ポケモンSV / ダブル / シーズン19 / 最終415位

レンタルチーム有

初めまして。ぽいよと申します。
SVから本格的にレーティング戦を始めて、今回のシーズンでかなりいい成績を収められ、また一度書いてみたかったのもあったので構築を投稿します。
つたない文章ですがどうかお付き合いください。
(非公式用語を使いますのでご注意ください)

本パーティのコンセプト

本パーティのコンセプトは雨パ偽装の害悪パです。
(尤も雨パっぽいポケモンは『ハリーマンハリーマン』『カイオーガカイオーガ』ぐらいですが)
見せかけはハリーマンハリーマンが雨下ですばやく動いてくるパーティです。
しかし実態は周りのサポートを受けながらハリーマンハリーマンちいさくなるたくわえるで要塞化したあとカラミンゴカラミンゴで能力変化をコピーしてもらってつるぎのまいを悠々積んで暴れてもらう、というのが真の狙いです。

上記を踏まえたうえで以下の構築紹介をお読みください。

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使用ポケモン

本構築におけるメイン脇役。
ハリーマンハリーマンシンプルビームを打って積み速度を上げる。これが仕事の7割です。
人気が高いポケモン(実際かっこいい)なので、嫁ポケのエースアタッカーっぽいアピールをするために1匹目に置きます(姑息)。

技構成

持ち物

ねこだまし対策のためおんみつマント

テラスタイプ

はがねタイプハバタクカミハバタクカミなどと対面してシンプルビームを打つ前に一撃でやられそうなときに切ります。

努力値と性格

とにかくさっさとシンプルビームを打ちたいので[おくびょう]かつ最速にして残りは耐久に振ります。

禁止伝説枠かつ偽装構築の原点。
ハリーマンハリーマンの害悪戦法が通らないときのメイン火力です。
雨パであることを強く意識させるために2番目に置きます(姑息)

技構成

持ち物

水技の威力を伸ばせるしんぴのしずくを採用。

テラスタイプ

みずタイプの弱点をかくしつつキノコのほうし対策でくさタイプ

努力値と性格

基本的にHC振り。火力を出すため性格も[ひかえめ]。
またおなじHC振りカイオーガカイオーガと対面したときに同速対決に負けないようにするためにSに20だけ振っています。ついでに最速50族(バドレックス(はくば)バドレックス(はくば))抜きです。

本構築の主役その1。
味方のシンプルビームによって害悪要塞と化します。
カイオーガカイオーガとのセットに見せるため3番目に置きます(姑息)

技構成

テラスタイプ

ねこだまし対策でゴーストタイプ

特性

どくのトゲはともかく、すいすいいかくはどちらも優秀な特性。
構築コンセプト的にはいかくもありですが、すいすいだとバドレックス(こくば)バドレックス(こくば)に上をとれるようになるので、いざというとき重宝しました。

努力値と性格

すいすいのときに雨下で最速バドレックス(こくば)バドレックス(こくば)を抜けるようにSに振っています。
残りは積み途中にひんしになる事故を減らすため耐久に回します。
メガネハバタクカミハバタクカミのテラスムンフォの出オチが怖かったのでDに振り切っています(なんとか高乱数耐え)。しかしもうちょっと考えようがあったかなあと今更ながら思っています。

サポーターその1。
ねこだましいかくバークアウトのデバフでハリーマンハリーマンの要塞化をサポートします。

最初ここの枠はこのゆびとまれオーガポン(いど)オーガポン(いど)にしていてより雨パっぽかったのですが、人気禁伝枠のバドレックス(はくば)バドレックス(はくば)バドレックス(こくば)バドレックス(こくば)に圧をかけることができず、ガオガエンガオガエンと入れ替わりました。

技構成

持ち物

とつげきチョッキ。はじめはぼうじんゴーグルでしたが、後述のゴリランダーゴリランダーとつげきチョッキを脱いだので代わりに着てもらいます。

テラスタイプ

弱点補完とモロバレルモロバレルメタのためくさタイプ

特性

いかく。これは文句の付け所がないでしょう。

努力値と性格

いかくとつげきチョッキで物理、特殊の両方を見ることができるので努力値と性格もそれに合わせて総合耐久指数が最も高くなるように調整。
[わんぱく]でもよかったですがSのこだわりが必要ないと感じたためすこしでもバークアウトの火力が伸びるほうを優先して[のんき]で採用しています。

サポーターその2。
ねこだましグラスフィールドハリーマンハリーマンの要塞化をサポートします。
本構築自慢のオシャレポイントのポケモンです。
基本的にはとつげきチョッキ、[いじっぱり]HAみたいなのが無難に強いと思います(実際初めのうちはこの型で採用していました)。
ただ本構築はとにかくハリーマンハリーマンで積みたい、なので1ターンでも確実に詰めるような型に変更しました。バドレックス(はくば)バドレックス(はくば)に対して居座れるのが大きく、実際これは正解だったと思います。

技構成

持ち物

きあいのタスキ。これとまもるによりカラミンゴカラミンゴが出てくるまでにハリーマンハリーマンの積む回数を増やせます。ぶっちゃけ発動機会は多くないですが、行動保証の安心感が違います。
ちなみにPokemonHomeのバトルデータによると採用率圏外です。

テラスタイプ

きあいのタスキがあるので守備のほうを気にする必要はなく、火力補強目的でくさタイプを採用しています。
なお一回もこの子にテラスタルを切ることはありませんでした。

特性

グラスフィールド。これも文句の付け所がないでしょう。

努力値と性格

[ようき]ASぶっぱ。[いじっぱり]ではないのはドーブルドーブル、S1段階ダウンの最速バドレックス(こくば)バドレックス(こくば)を抜くため。

本構築の主役その2。
ハリーマンハリーマンのお膳立てを存分に受けてつるぎのまいを積んで暴れまわります。
ハリーマンハリーマンとのシナジーを少しでも隠すために最後に置きます(姑息)
かくとうタイプひこうタイプの両タイプを半減以下にするポケモンは環境にはほとんどおらず、しいて挙げるならサーフゴーサーフゴーぐらいです。
つるぎのまいを積んだ後ならどのポケモンもほとんど一撃で倒せます。

技構成

持ち物

火力は十分なので、できるだけ長く居座れるようにオボンのみ
きんちょうかん(バドレックス(こくば)バドレックス(こくば)バドレックス(はくば)バドレックス(はくば))があると回復できないので注意。

テラスタイプ

弱点対策ではがねタイプ
ワイドガードを打たなくてもこがらしあらしブリザードランスを半減にできるのがとても大きい。

特性

きょうえん。ダブルバトルにおける最強特性の1つだと思います。

努力値と性格

とにかく火力をだしたいのでAに252振ってかつ[いじっぱり]。
残りは総合耐久指数が高くなるようにHとDに振り分けています。

戦術と解説

基本選出

初手『ハリーマンハリーマン』+『ラティオスラティオス
裏『カラミンゴカラミンゴ』+ α

αの優先順位の考え方は

  1. ゴリランダーゴリランダー』(グラスフィールドで要塞化サポートしやすい)
  2. ガオガエンガオガエン』(ゴリランダーゴリランダーが通りにくそうなときに)
  3. カイオーガカイオーガ』(相手が天候パーティのときのレアケース)

です。
2のケースは相手にリキキリンリキキリンがいるケースがほとんどです。

基本的な動きとしては以下のような感じです。

  1. ラティオスラティオスシンプルビームハリーマンハリーマンちいさくなる
  2. ラティオスラティオスおきみやげハリーマンハリーマンたくわえる
  3. ゴリランダーゴリランダー(ガオガエンガオガエン)のサポートのもとハリーマンハリーマンが要塞化
  4. カラミンゴカラミンゴハリーマンハリーマンの能力変化をコピー、つるぎのまいを積んで暴れる。ハリーマンハリーマンかみくだくどくばりセンボンで少しずつ削る

ちいさくなる2ターン+たくわえる3ターン の合計5ターンで[ぼうぎょ][とくぼう][かいひりつ]が最大になります。ラティオスラティオスゴリランダーゴリランダーなどのサポートがあれば割と現実的に積めます。これをカラミンゴカラミンゴがゼロターンでコピーするのでとても強い。

ちいさくなるたくわえるの選択は基本バランスよく交互に上げていけばよいですが、必中技(雨下のこがらしあらしちいさくなる後のヘビーボンバー)が見えるときはたくわえる、能力変化無視技(すいりゅうれんだなど)が見えるときはちいさくなるを優先しましょう。

ちなみに上記の通り、基本選出においてカイオーガカイオーガの選出優先度は低めです。
(「禁伝なのに優先度低め!」というのを言いたかっただけ)
ただし非基本選出で活躍してもらってます。

基本選出ができればなかなかの勝率の記憶です。
相手の禁伝の例は『バドレックス(はくば)バドレックス(はくば)』『テラパゴステラパゴス』『ザマゼンタザマゼンタ』『ルナアーラルナアーラ』など。

ただ基本選出だけでポンポン勝てるかというと勿論そういうわけではありません。苦手な禁伝枠に対しては割としっかり苦手です。
以下に要注意ケースを羅列していきます。
各項目に選出例を書いていますが、相手構築によってケースバイケースですのでその点ご了承ください。

vs『ミライドンミライドン

初手『ゴリランダーゴリランダー』+『ハリーマンハリーマン』or『カイオーガカイオーガ
裏『ガオガエンガオガエン』+ α

基本選出できない禁伝筆頭。こだわりメガネ+イナズマドライブハリーマンハリーマンが吹き飛びます。
ただほとんどの場合ミライドンミライドンは初手で出てくるので、こちらも初手にゴリランダーゴリランダーを選出してフィールドを押さえておきます。以降はミライドンミライドンがひっこんだらゴリランダーゴリランダーも引っ込める、ミライドンミライドンが出てきたらゴリランダーゴリランダーを出す、の呼吸を頭において立ち回ります。
また、ゴリランダーゴリランダーの隣にハリーマンハリーマンを選出して強引にちいさくなるを積みます。2回ほど積めば4段階上昇で6割ぐらいよけてくれるようになるので、あとはprayしながらplayします。
ただしミライドンミライドンと相性のいいテツノカイナテツノカイナがいる場合ヘビーボンバーが怖いので、カイオーガカイオーガを初手に選出してまもるくさタイプテラスタルを駆使して誤魔化して行きます。

vs『バドレックス(こくば)バドレックス(こくば)』+『ピッピピッピ』or『イエッサン♀イエッサン♀

初手『ハリーマンハリーマン』+『ガオガエンガオガエン
裏『カラミンゴカラミンゴ』+ 『カイオーガカイオーガ

シンプルビームこのゆびとまれで吸われてしまうので基本選出は諦めます。
ただハリーマンハリーマンガオガエンガオガエンバドレックス(こくば)バドレックス(こくば)に強く出ることができます。
どくばりセンボンで毒らせたり、バークアウトはたきおとすバドレックス(こくば)バドレックス(こくば)に圧を与えながらハリーマンハリーマンちいさくなる隙をつくっていきます。またカイオーガカイオーガを出してハリーマンハリーマンすいすいを発動させるとバドレックス(こくば)バドレックス(こくば)の上から動けるので隙を見て狙います。

vs『バドレックス(はくば)バドレックス(はくば)』+『イエッサン♀イエッサン♀

初手『カイオーガカイオーガ』+『ガオガエンガオガエン
裏『ゴリランダーゴリランダー』+ α

上記と同じ理由で基本選出は不可能。
ただしこのケースだと相手はトリパ= 鈍足でありカイオーガカイオーガしおふきの通りがよくなるので、そこから圧をかけていきます。

vs『カイオーガカイオーガ』『ペリッパーペリッパー』(雨パ)

初手『カイオーガカイオーガ』+『ゴリランダーゴリランダー
裏『ハリーマンハリーマン』+ α

基本選出をしてしまうとハリーマンハリーマンシンプルビームを受ける前に小さくなってしまい、ラティオスラティオスシンプルビームを避けます(1敗)。
こちらはカイオーガカイオーガ+ゴリランダーゴリランダーねこだまし+しおふきの圧をかけに行きます。
またこちらのカイオーガカイオーガはS20振りで同速勝負にはまずならないので、おいかぜのない状態の相手カイオーガカイオーガに先制されるかどうかでHC振りかCS振りかを判断します。

vs『ザシアンザシアン

初手『ハリーマンハリーマン』+『ガオガエンガオガエン
裏『カラミンゴカラミンゴ』+ 『カイオーガカイオーガ

きつめの禁伝。基本選出だとハリーマンハリーマンラティオスラティオスのどちらかが吹き飛ばされておわりです。
ガオガエンガオガエンいかくねこだましでどれだけいなせるかがポイント。
となりでハリーマンハリーマンはやっぱりちいさくなるを積んでカラミンゴにつなげていくことを目指します。

vs『ヘイラッシャヘイラッシャ』『シャリタツ(そった)シャリタツ(そった)』(寿司構築)

初手『ハリーマンハリーマン』+『ラティオスラティオス
裏『カラミンゴカラミンゴ』+ 『ゴリランダーゴリランダー
(基本選出)

かなり分が悪いケースですが、以下の手順が通ればワンチャンあります。
だいたいの場合でヘイラッシャヘイラッシャが初手に出てきて後ろからシャリタツ(そった)シャリタツ(そった)がでてくると思いますのでその前提で立ち回ります。ラティオスラティオスに頑張ってもらうのがポイントです。

  1. いっちょうあがりが怖いのでラティオスラティオスはがねタイプテラスタルさせてシンプルビーム+ちいさくなる
  2. シャリタツ(そった)シャリタツ(そった)しれいとうが発動したらヘイラッシャヘイラッシャシンプルビームを打ち込んでてんねんをかき消す
  3. ラティオスラティオスがひんしになっていなかったらヘイラッシャヘイラッシャおきみやげ
  4. あとは基本的な戦術のとおり。

vs『パオジアンパオジアン』『カイリューカイリュー』構築

初手『ゴリランダーゴリランダー』+『ハリーマンハリーマン
裏『ガオガエンガオガエン』+ 『カラミンゴカラミンゴ

これもかなり分が悪いです。初手でカイリューカイリューパオジアンパオジアンが選出されて何もしないとみんなしんそくで吹き飛ばされます。
以下の手順で何とかごまかしに行きます。

  1. ハリーマンハリーマンゴーストタイプテラスを切りながらちいさくなるゴリランダーゴリランダーパオジアンパオジアンねこだましハリーマンハリーマン方向にしんそくが来ていたらラッキー。
  2. ゴリランダーゴリランダー引っ込めてガオガエンガオガエン繰り出し、ハリーマンハリーマンちいさくなるorたくわえる(パオジアンパオジアンにはいかくが入るのでハリーマンハリーマンじごくづきが抜群で入っても耐えるはず)
  3. あとはハリーマンハリーマンがひんしになりそうになるまで積んで、ひんしになそうならカラミンゴカラミンゴでコピーする

vs『ドーブルドーブル

初手『カイオーガカイオーガ』+『ゴリランダーゴリランダー
裏 『ガオガエンガオガエン』+α

こちらは基本選出はしないが高勝率だったケース。
相手にドーブルドーブルがいるときは高確率で初手に出てきます。
本構築のゴリランダーゴリランダーは最速ドーブルドーブルを確実に抜いているので上からねこだましができます。
あとはカイオーガカイオーガしおふき又はこんげんのはどうで流しましょう。

選出についてはここまでで、あとは補足です。

ドーブルドーブル』『ベトベトン(アローラ)ベトベトン(アローラ)』構築との差別化

ちいさくなる+αの能力」を積みまくって「カラミンゴカラミンゴなどでコピーする」という点で構築発想は同じです。
本構築はシンプルビームによってハイスピードで積むことをウリとしており、積み始めたらなかなか止められません。
一方で1〜2ターン目で要塞主軸であるハリーマンハリーマンが落とされそうなケースはまあまああり、害悪戦術を採用するかは相手パーティに依存しています。
一方でドーブルドーブルベトベトン(アローラ)ベトベトン(アローラ)構築は、ドーブルドーブルのふんだんなサポートがあるので初動が崩されることは殆どないでしょう。(本構築ではメタっていますが)
結論としては「積むときは凄まじく詰めるが、積めるかどうかの見極めが必要」という差別化をしています。

レンタルチームID

せっかくなので公開します。今見直すとPP全然増やしてない...ご容赦ください。
R12F0H

終わりに

ゴリランダーゴリランダー』のきあいのタスキもそうですが、『ハリーマンハリーマン』のちいさくなるたくわえる、『ラティオスラティオス』のおきみやげも採用率圏外です。ハリーマンハリーマンラティオスラティオスはそもそも採用率が高くありません。
自分で考え抜いたオリジナリティの高いパーティでここまで勝てたのはとてもうれしいです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

投稿日時 : 2024/07/02 00:00

最終更新日時 : 2024/07/02 00:10

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