ポケモンパーティ構築(シングル)

• 努力値調整意図

・攻撃
・H252振りザシアン(王)ザシアン(王)をアストラルビットで確２
・耐久無振りのウーラオス(いちげき)ウーラオス(れんげき)をアストラルビットで確１
・H252振りガチグマ(アカツキ)ガチグマ(アカツキ)を格闘テラバーストで確１
・H252振りアルセウスアルセウス (ノーマル)をC＋１格闘テラバーストで50%の乱数１発
・ゾロアーク(ヒスイ)ゾロアーク(ヒスイ)をサイコキネシスで確１

・防御
性格補正有A252カイリューカイリューのスケイルショット×5を確定耐え

・素早さ
ミラーの勝率を50%に引き上げるために最速。

• 持ち物の採用理由

テラスタルによる耐性変化とダイマックス廃止のおかげで気合の襷を持たなくとも行動保障が得られやすくはなっているものの、対伝説戦においては心許ない耐久であることは変わらず、伝説統一同士の対戦では「黒バドを通した方が勝ち」という状況の中、
想定外の火力によって黒バドを失うというデメリットが余りにも目立ったため、襷を選択しました。

• 技考察

アストラルビット

一貫性が高い主力技

サイコキネシス

耐久振りの連撃ウーラオス＋ノーマルタイプのポケモンの並びに最も負荷を掛けることが出来ます。

テラバースト

バドレックスの技範囲を大きく広げる優秀なサブウェポン。

アンコール

黒馬バドレックスを最強にした技。神速を始めとしたノーマル技や格闘技を縛るのは勿論。ホウオウやポリゴン２など、黒バドの攻撃を２回耐えることが出来るポケモンですら自己再生を使用した瞬間に機能停止に追いやることが出来ます。

この技の影響によって再生技で受けきることが不可能な為、今作の黒バドに勝つにはC165 S150から繰り出される超火力超範囲技のアストラルビット＋テラバースト(格闘又はフェアリー)を木の実無しで真っ向から受けながら倒しきる必要があります。

• テラスタル考察

元々のタイプが弱く技範囲も広いわけでは無いので、特段相性が悪いテラスタルタイプというのは少ないですが、中でも４倍弱点である悪タイプを半減にしつつ、その悪タイプにテラバーストで返り討ちに出来るとテラスタルとの相性は特に秀でています。
個人的には拘りアイテムを持たせないアタッカーであれば格闘。アンコールの他に身代わりや宿り木の種、鬼火といった搦め手を駆使した型や拘りアイテムを持たせる場合はフェアリーが良いと思います。(ゴースト・格闘・エスパー技の３ウェポンは全て無効化されるタイプが存在するため)

• 解説

SV最強のポケモン。前作から弱体化した要素が一切ないどころかダイマックス廃止による強引な切り返しが出来なくなる、テラスタルとの相性の良さ、天敵のイベルタルの不在など様々な追い風を受けてやりたい放題の暴れ馬。藍の円盤で追加された新たな伝説ポケモンであるノーマルタイプのテラパゴスに期待がかかるものの、キャラパワーと汎用性が非常に低く対策にはなり得ない性能であった為、今後も伝説環境のトップに君臨し続ける事が確定しました。

• 対策

では対策が全く無いかと言えばそうではなく、テラスタルを既に他のポケモンに使用しているのであればノーマルタイプや悪タイプのポケモン(サブウェポンで落とされない程度の耐久は必要)で十分対応出来るほか、突撃チョッキを持たせたポケモンで撃ち合う、ステルスロックなどで襷を潰してからこだわりスカーフ持ちのアタッカーで一気にHPを削る、Sを上昇させたハバタクカミにテラスタルを切ってアストラルビットを耐えつつ２回攻撃するなど現実的な対応方法はあります。

• 努力値調整意図

・攻撃(天候晴れ＋ひいろのこどう 適用下)

• 炎テラスタル フレアドライブ

・H252B4 ゴーストテラスタルアルセウスアルセウスを確一
・性格補正無し H116B252の水テラスハバタクカミハバタクカミを確１
・性格補正有 HB252ルギアルギアへ
マルチスケイル有り：80~94ダメージ　無し：160~189ダメージ

• げきりん

・H４ カイリューカイリューをマルチスケイル有りで確１
・B4振り HB100族 ウーラオス(いちげき)マナフィなど確１
・性格補正無し H252B4ホウオウホウオウを37.5%の乱数１発
・性格補正無し H252B4オーガポン(かまど)オーガポン(かまど)を確１

• アクセルブレイク

・性格補正有り H244B180ディンルーディンルーを75%の乱数１発
・自身の晴れ＋特性補正無しH28B140まで耐久に振ったテラパゴステラパゴスを確１

・防御
・いのちのたまの反動を最小にするH10-1n。
・HB 性格補正有A252 いのちのたま持ち ノーマルアルセウスアルセウスの＋２ しんそく確定耐え
・HD 性格補正無C252 バドレックス(こくば)バドレックス(こくば)のアストラルビット＋いのちのたまの反動２回耐え

・素早さ
最近は素早さ種族値が同族のパオジアンパオジアンとハバタクカミハバタクカミの最速個体が減少したため、素早さを最速トドロクツキトドロクツキ抜き調整したハバタクカミ抜きまでSラインを落とし、残りを耐久に努力値を振りました。

• 持ち物の採用理由

相手のコライドンを意識した耐久調整を考えていた際、コライドンが火力upアイテムを持っていなくても攻撃を１発受けきるのが精一杯であることに気づき、「それなら命の珠を持たせれば誰も受けきる事が出来ないのでは？」と思い採用した結果、HB振りのマルチスケイルルギアですら後出しを許さない無双の攻撃力を得ることが出来ました。
珠の反動ダメージは無視できるものではありませんが、後述するアルセウスによって、そのデメリットも大きく軽減することが出来るようになりました。

• 技考察

フレアドライブ

主力技。自身の特性＋炎テラスタル＋命の珠と合わせた火力は、かのカイオーガの

雨下潮吹きすら優に超える。

ニトロチャージ

全抜き性能を一気に底上げする積み技。たかが威力５０と侮るなかれ。

特性と炎テラスタル＋命の珠が合わさった火力指数は35,173(性格補正無しのA252振りガブリアスの逆鱗を上回る火力)が出る為、並みの耐久のポケモンでは6割程度のHPを保っていても射程圏内です。

アクセルブレイク

炎＋格闘の技範囲は周知の事実。伝説ポケモンでも倒すのに苦労するガチグマガチグマ ディンルーディンルーを迅速に処理が可能。

げきりん

扱いずらさはあるものの、カイリューを始めとした炎＋格闘技が通らないポケモンへ多大な負荷を掛けるために採用。

• テラスタル考察

一択です。弱点であったフェアリー・氷・ドラゴン技全てを等倍以下に抑えることが出来る上、火傷を無効にしながら炎テラスタル＋自身の特性による晴れ＋攻撃1.33倍の補正が乗った炎技の威力は、タイプ相性すら無視する破壊力を生み出します。
テラスタルによるタイプ相性の激変＋テラスタルのタイプ一致補正による超火力の押し付けを両立した、最もテラスタルというシステムを活かすことが出来る組合わせです。

• 解説

黒バドレックスと双璧を成すＳＶ伝説ポケモン最強の物理アタッカー。
単体での撃ち合い性能もずば抜けているだけにとどまらず、黒バドレックスが苦手とする悪・ノーマルタイプや高特殊耐久ポケモンに圧倒的に強いおかげで攻めの相性補完が非常に良く、基本的にはバドレックス(こくば)＋コライドン＋補完枠の選出でほぼ全てのPTを圧倒することが出来ます。
コライドンはテラスタルを切らない場合はそこまでポテンシャルが高いポケモンではありませんが、コライドンの炎テラスタルは「この対戦に勝利する」コマンドである
と思わせるだけのパワーを誇るので、気兼ねなくテラスタルを切る事が出来ます。

• 努力値調整意図

・攻撃
・火傷した図太いHB252振りルギアルギアを電気テラバーストで超高乱数２発
・晴下聖なる炎でb4バドレックス(こくば)バドレックス(こくば)を62.5%の乱数１発
（火傷を引けば襷を貫通して確1）
・b4振りコライドンコライドンをブレイブバードで確１

・防御
HB
・陽気A252 ＋１ザシアン(王)ザシアン(王)のワイルドボルト確定耐え
・陽気コライドンコライドンの特性込み逆鱗を最高乱数切り耐え
・臆病C252振りバドレックス(こくば)バドレックス(こくば)のサイコショックが確４
HD
・バドレックス(こくば)バドレックス(こくば)のアストラルビット確5
・ステルスロック＋C１段階上昇の臆病C252振りバドレックス(こくば)バドレックス(こくば)のアストラルビット確定耐え

・素早やさ
S４振りの同族抜き

• 持ち物の採用理由

突撃チョッキを持たせないとアンコール採用のバドレックス(こくば)に後出しから勝つことが出来ないから。また、耐久への努力値を攻撃に回すことで、後出しから対面や後続のポケモンに大きく負荷を掛けることが出来るので、数的有利を作りやすい。

• 技考察

せいなるほのお

威力＋追加効果が非常に優秀な主力技。

ブレイブバード

耐久は削れてしまうものの、その高い威力のおかげで迅速に撃ち合いを制した結果、

かえって攻撃の被弾数が減ってHP管理がしやすくなる場面も多い。

じしん

技の相性補完に優れたサブウェポン

テラバースト

炎＋飛行＋地面＋電気は全１８タイプ中１１タイプに抜群を付ける圧倒的な技範囲を誇ります。元の技の威力が全体的に高めなこともあって、伝説の中では並以下の火力であるホウオウでも、半端な数値受けを許さない火力を出すことが出来ます。

• テラスタル考察

ホウオウと相性の良いテラスタルは他になどがありますが、このPTでは水タイプへの打点が不足しているのでかの２択となっていました。
草は大幅なタイプ変更による瞬間的な受けとテラバーストの切り返しが魅力ではありましたが、テラスタル後は本来の役割対象であるイーユイイーユイに弱くなる点や、伝説戦においてもコライドンのニトロチャージの起点と化したり、ザシアン(王)のゴリ押しを許してしまう点が気になった為、様々なポケモンに対して広く丸く対応出来るを選択しました。

• 解説

強み１：これまでの伝説統一で不足していた地面技を無効にできるサイクル要因。
強み２：バドレックス(こくば)とコライドンの並びに強く出れるハバタクカミに対してテラスタルを温存しながらあと投げが出来る。
強み３：コライドンとホウオウのタイプ相性補完が抜群な上、コライドンの特性で晴れにした状態であれば、聖なる炎の火力を底上げできるなど攻めの相性も良い。
強み４：物理耐久に厚くすればコライドン＋ザシアン(王)。特殊耐久に厚くすればバドレックス(こくば)やホワイトキュレムホワイトキュレムといった伝説の中でもトップクラスの火力を誇るポケモンにも対応が可能。

以上の点から藍の円盤で解禁された伝説の中で最も評価を上げたポケモン。
伝説の中でも２強の黒バドレックスとコライドンと組み合わせることで、攻めと守りの補完が非常に高い選出が出来る上、ホウオウの型次第では黒バドレックスとコライドンのどちらかは対応が出来る対策ポケモンとしても優れています。

※前回投稿したパーティ構築/5421と全く同じ個体ですが再掲

• 努力値調整意図

・攻撃
A　+1きょじゅうざん
・ｂ4振りバドレックス(こくば)バドレックス(こくば)を確1
・H252アルセウスアルセウスを確2

ステラ１回目
・(マルチスケイルが剥がれている)H252振りカイリューカイリューを巨獣斬で超高乱数１発。
・H252振りディンルーディンルーをじゃれつくで確定１発。
・H252振りキョジオーンキョジオーンをインファイトで超高乱数１発。

・防御
性格補正無しC252バドレックス(こくば)のC＋１アストラルビットを最高乱数切り耐え。

・素早さ
最速テツノツツミテツノツツミ抜き

• 技考察

きょじゅうざん　じゃれつく　インファイト

威力、技範囲が非常に優秀。Aの種族値が20下がった影響により、より技範囲を広げるために低威力の技を採用しても、仮想敵に対するダメージ量が目に見えて減ったため、この3つの技以外を採用しにくくなりました。

くさわけ

襷黒バドレックスへの切り返しを目的に採用しましたが、襷or頑丈カウンターケアからテラスタル様子見が出来る上、一度積んでしまえばエナジーハバタクカミやテツノツツミでも追い抜けない圧倒的な素早さから高火力を押し付ける事ができます。

• テラスタル考察

ザシアンとテラスタルの相性は悪いとまではいかずとも、鋼＋フェアリーというザシアンをザシアンたらしめる大きな強みを捨ててしまう点と、タイプを変えたところでテラバーストを採用していなければ倒せない相手は倒せないままなので、ザシアンにテラスタルを切るくらいならコライドンかバドレックス(こくば)にテラスタルを切った方が強いという評価でした。
しかし新たに追加されたは優秀な耐性を維持しながら火力を伸ばすことが出来る理想のテラスタルでした。威力上昇が適用されるのは各技１回とはいえ、その火力は剣盾時代のザシアンをも超える火力を誇ります。
それでもコライドンと黒バドレックスよりも優先してテラスタルを切るべきかと言われれば、残念ながら「NO」であることは変わらないものの、ザシアンは依然環境上位の多くのポケモンに強いので、ザシアンの通りが良い時にテラスタルを切れば、勝利をより確実なものにする事が可能です。

• 解説

下方されてもなお高い攻撃力＋優秀な耐性と耐久＋カイリューハバタクカミパオジアンディンルーチオンジェンテツノツツミウーラオス(れんげき)トドロクツキキュウコン(アローラ)キョジオーンセグレイブコノヨザルなどの様々なポケモンに非常に有利なことから衰えを感じさせないパワーを誇るポケモン。その圧倒的な対面性能から、相性が不利なポケモンへテラスタルを強要させる力が強く、仮にテラスタルを切られても優秀な耐久と耐性を盾にして攻撃を耐えてから、サブウェポンやステラテラスタルの火力補正でのごり押しが可能です。
伝説戦においても各ドラゴンタイプに対しての圧力は健在であり、安易なドラゴン技の使用を許しません。特にお互いがテラスタルを使用した対戦終盤のスイープ性能は抜き出ており、一瞬の隙に草分けを積んで全抜きを狙います。

• 余談　伝説統一の鋼枠について

藍の円盤でサイクル適性の高い鋼タイプとしてソルガレオソルガレオとネクロズマ(日食)ネクロズマ(日食)が解禁されましたが、伝説環境はザシアンからバドレックス(こくば)コライドンミライドンホウオウを中心とた環境へと変化しており、この４匹全てに手も足も出ません。
一般ポケモンに対しても鈍足＋エスパータイプ複合のせいで四災パオジアンイーユイチオンジェンディンルーを筆頭にハバタクカミサーフゴーオーガポン(かまど)が跋扈している中に後投げしたところでそのまま対処されてしまいます。
それに対してザシアンはアタッカーとしては異常なまでの耐久力と鋼＋フェアリーという最高クラスに優秀な耐性のおかげで、無理無く後投げが可能です。
後投げが出来るのは1,2回ではあるものの、その火力と素早さ、主力技、タイプの関係からハバタクカミやパオジアン等を上から一撃で落とす事が出来、コライドン＋ミライドンに対してテラスタルを強要させる力が強いので、切り返し要因としてもよっぽど優秀です。
アタッカーとして見ても日食ネクロズマと下方後のザシアンの実数値は"4"しか変わらず、メインウェポンの鋼技の威力も全く同じな為、伝説統一の鋼枠はザシアン一択となります。

こちらもパーティ構築/5421と全く同じ個体ですが再掲

• 努力値調整意図

・攻撃
C　火力が高すぎてダメージ計算を載せてもキリがないので、どの程度までなら一撃で倒せるか記載します。

• 雨下しおふき(HP満タン)

HD特化ディンルーディンルー(水タイプが等倍のテラスタイプ)以下を確1

• 水テラスタル雨下しおふき(HP満タン)

・性格補正無しH252 D76 ドヒドイデドヒドイデ以下を確一。
・性格補正有りH244D252ランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)
(水タイプが半減のテラスタイプ)を75%の乱数１発。

• 水テラスタル雨下しおふき（HPが残り25% 威力37）

H4振りハバタクカミに88〜104ダメージ(最大HPの６割〜８割近いダメージ)

• こんげんのはどう

突撃チョッキ持ちH252振りガチグマ(アカツキ)ガチグマ(アカツキ)（水タイプ等倍のテラスタイプ）以下確1

• 水テラスこんげんのはどう

耐久無振りガブリアスガブリアス（水半減のテラスタイプ）以下確1

• なみのり

H252 コノヨザルコノヨザル以下確1

• 水テラスなみのり

突撃チョッキ持ちH252 ドドゲザンドドゲザン以下確1

・防御
・HB　補正なしA252+1ザシアン(王)ザシアン(王)の妖テラスタルじゃれつく　確定耐え
・HD　補正なしC252　バドレックス(こくば)バドレックス(こくば)のアストラルビット 6.2%で2耐え

・素早さ
S4振り同族抜き

• 持ち物とテラスタルの考察

カイオーガの火力を最大限に引き上げる組み合わせ

• 技考察

しおふき　こんげんのはどう　なみのり

自身より遅い相手にはしおふき。水の一貫はあるものの、自身より速いポケモンが相手PTに多い場合はなみのり。自身より速い相手により大きく負荷をかける場合にこんげんと使い分けています。

れいとうビーム

水技の威力を1/4に抑えるカミツオロチ、カイリュー (マルチスケイル)、コライドンなどへの最高打点。

• 解説

SV環境のスカーフカイオーガが抱えていた「潮吹きで拘っている際に相手のテラスタルによる切り返しから起点化される」問題点を克服した超絶火力特化型。
ここまで火力が高いと相手のテラスタルの耐性変化すら無視して一撃で沈める上に、潮吹きで拘った状態でHPを減らされても尚、起点化を許さない火力で負荷を掛け続ける事が出来ます。
その他にはコライドンとも相性が良く、お互いの天候を打ち消しあうので天候ターンの管理がしやすく、カイオーガが苦手とする草と電気技はコライドンで受けれて、コライドンでは対応しきれない物理高耐久ポケモンに対して圧倒的な特殊火力で押し流す事が出来ます。

• 余談　かみなりの不採用理由

仮想敵によって多少変わるものの、水タイプへの雨下のHP最大水テラス潮吹きと雷のダメージはほぼ同じです。雷であればわざわざテラスタルを切らなくても済むというメリットはあるものの、ダメージから拘り眼鏡だとばれた場合、地面タイプを後出しされてしまいます。この構築ではホウオウ以外は全員地面が等倍以上で入ってしまうため、地面タイプに対して行動保障は絶対に作りたくないのです。
また、水テラス潮吹きのメリットとして上述でも触れたとおり、半減であろうが一撃で倒すことが出来るので、水タイプのポケモンが雷を嫌ってテラスタルを切れば儲けものです。
そのような火力を目の当たりにした相手は、目の前のカイオーガに有効な攻撃を与える以外の選択肢が無くなるので、行動を読み易くなるのも大きなメリットになります。

• 努力値調整意図(攻撃と素早さは無し)

耐久ライン
HB
・陽気A252＋１ザシアン(王)のステラインファイト確定耐え
・陽気A252炎テラスコライドンの晴れ下珠フレアドライブ確定耐え
HD
・臆病C252バドレックス(こくば)のC＋１格闘テラバースト確定耐え

• 持ち物の採用理由

解説の項目でまとめて説明します。

• 技考察

しんそく

後攻の尻尾をトリックで押し付ける前でも先制で行動する他、仕留め損ねた相手のポケモンをしんそくで処理してから、後続に尻尾の押し付けや滅びの歌を決めることが出来る。

トリック

後攻の尻尾を押し付ける。

ほろびのうた

身代わり＋宿り木の居座りや要塞化したポケモンを流す。

いやしのねがい

欠伸や電磁波で弱ったポケモンや襷が潰れた黒馬バドレックスを復活させて

再展開を狙う。

• テラスタル考察

サポート型のアルセウスのテラスタイプは格闘タイプを半減以下に出来れば何でもよいのですが、相手のパーティーの採用率と実際の選出率がNo.1であるカイリューに対してあと投げをする場合、唯一受けきる事が出来ない拘り鉢巻げきりんを撃たれても役割を遂行できるようにを選択。

• 解説

この構築のコンセプトを確立させるキーマン。先頭のバドレックス(こくば)コライドンカイオーガを存分に暴れさせた後、相手の切り返しとして出てきた後続に後攻の尻尾を押し付けて機能停止に追いやった挙句、こちらのエースを再度降臨させて詰めに行くことが出来ます。
SVの対面構築は不利対面を取った際のテラスタルを切るかどうかの判断が非常に難しいですが、圧倒的な耐久力のおかげで後投げという安定行動がしやすく、不利な状況を打開する理想的な型です。
ほろびのうたを採用することにより、対展開構築やスタンダードのみならず、受けを中心としたサイクル構築にも選出ができ、相手の対戦プランを大きく崩せるのも魅力です。
対伝説戦においても最強の黒バドレックスのアストラルビットを無効化しつつ後攻の尻尾を押し付ける事で、襷貫通＋機能停止させながらこちらの黒バドレックスを全快させることで一気に勝利を手繰り寄せます。