こんにちは。今回はギルガルドについて育成論を書かせていただきました。
このギルガルドは基本テンプレの型になるのでその強さを改めて解説した感じです。
(育成論内ではABCDSなどの略称を使っています。ABCDSはそれぞれ攻撃防御特攻特防素早さに対応しています。)
ギルガルドについて(知ってる方は飛ばして結構です)
ギルガルドは、第六世代で登場したはがねーゴーストタイプのポケモンです。
特性のバトルスイッチは、シールドフォルム、ブレードフォルムという二つの形態を変えられるという特性を持っています。
種族値はブレードフォルム(攻撃フォルム)で60-140-50-140-50-60、シールドフォルム(防御フォルム)で60-50-140-50-140-60となっています。これらをうまく使えば60-140-140-140-140-50と合計種族値680となります。ちなみにこの140がどのくらい高いかというと、Aはガラルヒヒダルマ、Bはエアームド、Cはムゲンダイナとほぼ同じ、Dはカイオーガとなります。これらは伝説環境で打ち合うに十分な種族値と言えるでしょう。
強み
まず、先ほど述べたように種族値が優秀なこと。
又耐性が12タイプを半減でき、一方抜群は4タイプということとかです。
採用理由
最低限ザシアン(王)に受け出しできてかつ汎用性のあるクッションとしてギルガルドを採用しました。
役割
まずは受けです。先述の通りザシアン(王)やバドレックス(はくば)、フェローチェ、ゴリランダー、ブラックキュレムなどに受け出しできます。
又、キングシールドによって相手の火力を下げたり、こだわりアイテム持ちやヒヒダルマ(ガラル)に対して様子見をすることもできます。
あとはダイマックス枯らしです。実はギルガルドは技キングシールドを自然採用できることや、ダイジェット半減ダイナックルダイアシッド無効とダイマックス枯らしにもってこいな性能をしています。なおダイジェット半減ダイナックル無効はギルガルド一族のみです。(素ロトムはダイジェット受けられる耐久がないので無視します)。
それに、受けだけではなくアイアンヘッドなどで攻めていくことが可能です。特に対策しないとパーティーが崩壊するゼルネアスに強く出れるのは利点です。
他ポケモンとの差別化
キングシールド、先制技、耐久力と耐性を考えれば差別化は不要だと思います。
この型の強み
まず、キングシールドを採用することで様々なメリットがあります。まず、ザシアン(王)やウオノラゴンなどに対して良く受けることが可能となります。
又、ヒヒダルマ(ガラル)やこだわりアイテムを持つ相手へ様子見もできます。
次にたべのこしについてですが、受け出ししやすくなったり、確定数をずらせたりします。次に択負けしたときでも回復できるというアドバンテージをとることができます。正直今の環境は弱点保険は発動しにくいので、たべのこしが強いと思います。
確かに弱点保険に比べて対面性能は圧倒的に弱くなります。でもたべのこしを持たせないとザシアン(王)のきょじゅうざん、ヒヒダルマ(ダルマ)のつららおとしなどのいまひとつの高火力技を何度も打たれて半減技でごり押されたりします。
あとは、一度大幅に削られてもサイクルを回したりキングシールドを挟むことでもう一度等倍技程度なら耐えるHPまで回復することができるのが強いです。
(ザシアン(王)のようにそもそも弱点を突いてこない相手がいたり、バドレックス(こくば)や珠ランドロス(化身)のようにどうせ耐えられない攻撃が来たりするからです。)
なおキングシールドと相性がいいのできのみではなくたべのこしです。
あとは、メタモンに非常に強いです。というのも、メタモンはギルガルド(シールド)をコピーしてもブレードフォルムとシールドフォルムを使い分けられません。
あと、トリックルームにも強いですよ。
持ち物
コンセプトよりたべのこしで確定。
特性
バトルスイッチしかないです。
性格・努力値と調整
努力値はHBぶっぱで。理由はとにかく物理技を耐えたいからです。まあ事実特化することで悪ウーラオスのあんこくきょうだやランドロスのダイアースも耐えられます。
のんきなのは、両刀だからです。
あと、実はHB特化にすることでダイマックスH252B4白バドレックスとこちらがダイマックスを切ることで打ち合い倒すことが可能です。(相手が弱点保険じゃなければ倒せますし、弱点保険でも3分の2くらいは削れます。)
努力値の余りはDにさくことをお勧めします。というのも、おくびょう珠サンダーのダイバーンを確定耐えできます。
努力値調整のほかの案
ゆうかんにしてAに148割けばB4黒バドレックスに対してかげうちでワンパンできます。そちらでも強いと思います。ダメージ計算は次の通りです。
ゆうかんA148ギルガルド かげうち 180 ~ 216(102.8 ~ 123.4%)確定1発
HD特化
バドレックスのアストラルビットを耐えたり、サンダーに対しても強く出れます。
技構成
確定枠
キングシールド
コンセプトより確定
アイアンヘッド
ゼルネアス、ウツロイドに対して強いので確定。
選択技
かげうち←おすすめ
先制技です。対面性能がぐっと上がります。
シャドーボール
サンダー、ランドロス(霊獣)などへの打点にもなります。
みがわり
ナットレイ、受けループとかに強くなります。
ソーラーブレード
意外と強いです。ガマゲロゲの初手ダイマックスに対応できたり、ヌオー、アシレーヌ、水ウーラオス(れんげき)、トリトドン、ミロカロスにも強いです。ダイマックスは切らなければいけませんが、シャドーボールとかアイアンヘッドだけで汎用性は確保できるので上記のポケモンがきついなら入れてみるのもありかもしれません。
立ち回り例
基本サイクルがメインです。
ザシアン(王)、フェローチェ、ゴリランダー、ゼルネアスなどの受かる相手には後投げで受けます。
相手のダイマックスに対しては、後投げーキングシールドーかげうちで裏から切り返します。
ゼルネアスに対してはダイマックスを切って倒しに行くか、シールドフォルムとキングシールドでダイマックスを枯らすか。後出しはできます。
白バドレックスに対してはキングシールドで様子見して、相手がダイマックス切ってきて裏で安定して受からないならダイマックスしても良いと思います。
黒バドレックスに対してはキングシールドからのかげうち、もしくは引くかが安定です。
珠ブラックキュレムに対しては、基本有利です。まあ相手にダイマックスが残っている、かつシャドークローもちなら突破されかねませんが、シャドークローの採用率は25%(この先変わる可能性あります)。持っていないなら勝てます。またシャドークロー持ちでもお互いダイマックスがないなら安定行動で勝てます。
ホワイトキュレムキュレムは対面勝てるかと言われれば弱点保険じゃないので怪しいですが、ちゃんとクロスフレイムは耐えてくれるし、アイアンヘッドで大幅に削れます。
ネクロズマ(たそがれ)はシャドーボールで削ることはできますがH振りならなんと確定二発取れません。(ガルドの火力がないわけじゃなく奴が異次元なだけ)。一方向こうは大半がじゃくてんほけんを持っているので起点にされます。じゃくてんほけんじゃないめいそうアシストパワー型とかでも受けきられますし。さらに20%ですが回復技持ちもいます。
まあじゃくほでも瞑想型でもなくかつ回復技もちじゃなければ勝てます。(ラム竜舞とか)。
ギルガルドでネクロズマを見たい場合は鬼火もちのポケモンやイベルタルと組み合わせることをお勧めします。二体がかりなら仕事はできます。※ザシアンとかははつるぎのまい、みがわりを持っているケースが多いのでそこは頭に入れましょう。
与ダメージ計算
ギルガルド(ブレード)
アイアンヘッド
無振りザシアン(王) 54 ~ 64(32.3 ~ 38.3%)乱数3発(95.8%)
H252ザシアン(王) 54 ~ 64(27.1 ~ 32.1%)確定4発
H252B4バドレックス(はくば)84 ~ 102(40.5 ~ 49.2%)確定3発
H252ゼルネアス 126 ~ 150(54 ~ 64.3%)確定2発
無振りウツロイド 218 ~ 258(118.4 ~ 140.2%)確定1発
H252オーロンゲ170 ~ 204(84.1 ~ 100.9%)乱数1発(6.3%)
無振りウーラオス(いちげき)悪 60 ~ 72(34.2 ~ 41.1%)確定3発
無振りミミッキュ 146 ~ 174(112.3 ~ 133.8%)確定1発
H252ミミッキュ 146 ~ 174(90.1 ~ 107.4%)乱数1発(43.8%)
H4ヒヒダルマ(ガラル) 194 ~ 230(107.1 ~ 127%)確定1発
特化きせきラッキー 78 ~ 93(21.8 ~ 26%)乱数4発(3.5%)
B252ハピナス 117 ~ 138(35.4 ~ 41.8%)確定3発
H4ブラックキュレム 120 ~ 144(59.7 ~ 71.6%)確定2発
H4ホワイトキュレム 134 ~ 158(66.6 ~ 78.6%)確定2発
シャドーボール
H252サンダー 67 ~ 79(34 ~ 40.1%)確定3発
H4エースバーン 76 ~ 91(48.7 ~ 58.3%)乱数2発(97.3%)
H252ヒードラン 58 ~ 69(29.2 ~ 34.8%)乱数3発(6.6%)
H252D4 ナットレイ54 ~ 64(29.8 ~ 35.3%)乱数3発(21.1%)
H252ドヒドイデ 45 ~ 54(28.6 ~ 34.3%)乱数3発(1.8%)
無振りレジエレキ 103 ~ 123(66.4 ~ 79.3%)確定2発
H252ネクロズマ(日食) 85 ~ 100(41.6 ~ 49%)確定3発
かげうち
B4バドレックス(こくば)144 ~ 172(82.2 ~ 98.2%)確定2発
ダイマックス
ダイスチル(アイアンヘッド媒体)
ダイマックスH252B4バドレックス(はくば) 138 ~ 164(33.3 ~ 39.6%)確定3発
ゼルネアス 204 ~ 242(87.5 ~ 103.8%)乱数1発(25%)
被ダメージ計算
シールドフォルムギルガルド(シールド)
A252ザシアン(王) +1きょじゅうざん
45 ~ 53(26.9 ~ 31.7%)確定4発
A252ザシアン(王) +3きょじゅうざん
74 ~ 87(44.3 ~ 52%)乱数2発(17.6%)
ウーラオス(いちげき)悪 あんこくきょうだ120 ~ 144(71.8 ~ 86.2%)確定2発
特化バドレックス(はくば)のダイアース
112 ~ 132(67 ~ 79%)確定2発
特化バドレックス(はくば)の10まんばりき
82 ~ 98(49.1 ~ 58.6%)乱数2発(98%)
特化バドレックス(はくば)のブリザードランス
42 ~ 49(25.1 ~ 29.3%)確定4発
特化ゼルネアスの+2ムーンフォース
89 ~ 105(53.2 ~ 62.8%)確定2発
特化ゼルネアスの+2ダイフェアリー
122 ~ 144(73 ~ 86.2%)確定2発
特化ゼルネアスの+2ダイサンダー
131 ~ 155(78.4 ~ 92.8%)確定2発
ウツロイド +1メテオビーム
56 ~ 66(33.5 ~ 39.5%)確定3発
A252ドラパルト ゴーストダイブ 84 ~ 102(50.2 ~ 61%)確定2発
A252ミミッキュ ゴーストダイブ68 ~ 84(40.7 ~ 50.2%)乱数2発(0.4%)
A252ミミッキュかげうち 32 ~ 38(19.1 ~ 22.7%)乱数5発(81.3%)
はちまきA252ウオノラゴンえらがみ 145 ~ 172(86.8 ~ 102.9%)乱数1発(18.8%)
C252珠サンダーダイバーン140 ~ 166(83.8 ~ 99.4%)確定2発
C特化レジエレキ 10まんボルト 118 ~ 141(70.6 ~ 84.4%)確定2発
C252レジドラゴ ドラゴンエナジー 60 ~ 71(35.9 ~ 42.5%)確定3発
A252フェローチェじごくづき 56 ~ 66(33.5 ~ 39.5%)確定3発
A252ザシアン(王) +1かみくだく 96 ~ 114(57.4 ~ 68.2%)確定2発
C252 ホワイトキュレム クロスフレイム 104 ~ 124(62.2 ~ 74.2%)確定2発
A252 珠ブラックキュレム +1ダイサンダー 101 ~ 120(60.4 ~ 71.8%)確定2発
A252 珠ブラックキュレム +1クロスサンダー78 ~ 92(46.7 ~ 55%)乱数2発(67.6%)
A252 珠ブラックキュレム クロスサンダー 52 ~ 62(31.1 ~ 37.1%)乱数3発(81.5%)
A252 珠ブラックキュレム +1シャドークロー 109 ~ 130(65.2 ~ 77.8%)確定2発
A252 珠ブラックキュレム ダイホロウ125 ~ 148(74.8 ~ 88.6%)確定2発
無振りネクロズマ(日食) ダイアース 82 ~ 98(49.1 ~ 58.6%)乱数2発(98%)
ブレードフォルムギルガルド(ブレード)
特化バドレックス(はくば)+2ダイアースがこちらのダイマックスブレードフォルム+1のギルガルドに対して
278 ~ 328(83.2 ~ 98.2%)確定2発
特化バドレックス(はくば)ダイアースがこちらのダイマックスブレードフォルム+1ギルガルドに
140 ~ 166(41.9 ~ 49.7%)確定3発
特化バドレックス(はくば)のダイアースがこちらのダイマックスブレードフォルム+2ギルガルドに104 ~ 124(31.1 ~ 37.1%)乱数3発(78.1%)
ザシアン(王)+1きょじゅうざん84 ~ 99(50.2 ~ 59.2%)確定2発
有利ポケモン
フェローチェ、ゴリランダー、ザシアン(王)、メタグロス、バンギラス、メタモン、レジエレキ、オーロンゲ、ウツロイド、ゼルネアス、ラッキー、ハピナス、ウオノラゴン、エルフーン、エアームド、クレセリア、ヌケニン、カミツルギ、ハッサム、マンムー、ニンフィア、ボーマンダ、ドラパルト、レックウザ、バドレックス(はくば)、ブラックキュレム、ホワイトキュレム
不利だけど仕事はできる
バドレックス(こくば)、ミミッキュ、サンダー(かいでんぱなし)
苦手なポケモン
カイオーガ、ウーラオス(いちげき)、ウーラオス(れんげき)、ランドロス(霊獣)、エースバーン、サンダー(かいでんぱあり)、ラプラス、カバルドン、ムゲンダイナ、ヌオー、ドサイドン、イベルタル、テッカグヤ、ネクロズマ(日食)、ドリュウズ、ガブリアス、ポリゴン2、ラグラージ、ドヒドイデ、ジガルデ(50%)、ヒードラン
有利不利とか書いてはおきましたが、別に本当に絶対勝てるのはフェローチェメタモンエアームドカミツルギくらいですし、逆に本当に勝てないくらい不利なのはウーラオスくらいです。他はなんやかんや択やプレイングでごまかせたり、相手の型にもよるのでそこまで有利不利を気にしなくていいと思います。
相性のいい味方
サンダー 相性補完がとれています。
ランドロス 同じく相性補完、エースバーンに強い
カプレヒレ ウーラオスに強い
弱い点
環境トップのウーラオス、エースバーン、ランドロス、カイオーガにほぼ何もできない。
択次第ですべてが変わる。
構築例
構築記事
https://roseli1.hatenadiary.com/entry/2021/03/02/071305
シーズン15 最終二位の方の構築です
https://yuuki-poke2000.hatenablog.com/entry/2021/03/01/205436
シーズン15最終67位の方のです
http://blog.livedoor.jp/tbh_poke_oka-sm63/archives/43159342.html
シーズン15最終18位の方のです。
上二つはかげうちの代わりにみがわりを採用しています。
下の構築記事は本育成論と技は同じですね。