はじめに
- 初めての投稿、かつ対戦は今作から始めたので文章に拙い部分があるかもしれませんので、ご容赦ください。
- 広く使われている用語、略称を使用しています。(種族値、個体値、努力値など)
- ダメージ計算はポケマス様のダメージ計算ツールを使用させていただきました。
- 計算したポケモンは互いに理想個体を前提とします。
ギルガルド(シールド)ギルガルドの長所
- 高火力と高耐久の疑似的な両立
ギルガルド(シールド)ギルガルドは特性バトルスイッチにより、
疑似的に 種族値合計 680 のポケモンとして戦えます。
この高耐久と高火力を生かして立ち回ることがこのポケモンを運用するうえで非常に重要なものとなります。
- 優秀なタイプ
ギルガルド(シールド)ギルガルドは鋼&霊の複合タイプを持ち合わせています。
そのため、高耐久に加え、打点を持たない相手を後出しから受け流すことも可能です。
ギルガルド(シールド)ギルガルドの短所
- ダイマックスとの相性が悪い
今作で最も重要とされているダイマックスですが、ギルガルド(シールド)ギルガルドがダイマックスを使った場合、キングシールドによるフォルムチェンジが不可能になります。
これがかなり痛手で、ダイマックスは主に耐久を上げる、攻撃力を上げるというのがメインですが、耐久の面ではギルガルド(シールド)シールドフォルムでいられる期間が1ターンしかなく、ギルガルド(ブレード)ブレードフォルムの耐久では一撃で相手に沈められることが多いです。
また、ダイマックスで使える技は自分の能力上昇、天候変化、相手への能力現象など強力な効果を持っていますが、正直、ダイマックス時にブレードフォルムになった場合、2ターン生き永らえられるかすら怪しいです。
一応ですが、ダイウォール→ダイマックス技→ダイウォールで瞬間的な火力が出すことができます。
これらの点が他の弱点保険持ちのアタッカー(主にバンギラスバンギラス、トゲキッストゲキッスなど)と比較した点です。
- 素早さの低い相手に対して耐久を生かせない
もう一つ、ギルガルド(シールド)ギルガルドの短所を述べるとしたらこれです。
種族値や能力減少の関係でギルガルドより素早さが低くなるポケモンがいます。
・ギルガルドの最低の素早さより遅くなりがちなポケモン
カビゴンダイオウドウヌオー等
また、同族での対面も足の遅さで勝負が決まることも。
一部、ギルガルドの攻撃力で粉砕できるポケモンもいますが、足の遅いポケモンは大半が耐久の高いポケモンので耐えられる可能性もあります。
その場合、ギルガルド(ブレード)ブレードフォルムの超低耐久で相手の攻撃をもろ受けることになるので気を付けなくてはなりません。
もし、このようなポケモンと対面した場合は引くことが安定行動だと思います。
- ダイマックス、火力アップ系持ち物による高火力の技を受けきることができない
大半のタイプ一致弱点技を受けきることが可能なギルガルド(シールド)ギルガルドですが、こだわりハチマキ、眼鏡やいのちのたまなどの火力アップアイテムやダイマックス技をされた場合、一撃で沈められるという難点があります。一致地震でさえ致命傷なのに
接触技であれば、キングシールドで攻撃力ダウンで火力を抑えることが可能なのですが、非接触技(じしん、つららおとし、ダイマックス技)や特殊技(悪の波動)では火力が下がることがありません。
そして、何と言っても、具体例として記載した技をメインウェポンとするドリュウズ珠ドリュウズ、ヒヒダルマ(ガラル)鉢巻ヒヒダルマ、サザンドラ眼鏡サザンドラが一定数いるというところがまた厄介で持ち物、型を判別しづらく判断を誤れば事故になりかねません。
大半がギルガルド(シールド)ギルガルドでの不利対面なので引くことも頭に入れておくとよいでしょう。
・ダメージ計算
ドリュウズ意地っ張りA252ドリュウズの地震 87.4 ~ 104.1%乱数1発 (25%)
A特化のドリュウズの地震でも四分の一で落ちます。
ドリュウズ珠A252ドリュウズ(性格補正無し)の地震 104.1 ~ 122.7% 確定1発
珠を持ったドリュウズには地震で確定一発で落とされます。
ドリュウズA252ドリュウズのダイアース(地震) 101.7 ~ 122.1% 確定1発
ダイマックスされても落ちます。
サザンドラ眼鏡C252サザンドラ(性格補正無し)のあくのはどう 91 ~ 107.7% 乱数1発 (43.7%)
サザンドラ眼鏡C252サザンドラ(控えめ)のあくのはどう 100.5 ~ 118.5% 確定1発
控えめだと普通に落とされます。型読み違えてみがわり貼られたり悪だくみ積まれるとかなり大変なことになります。
ヒヒダルマ(ガラル)意地っ張りA252ヒヒダルマのフレアドライブ 107.7 ~ 126.9% 確定1発
ごりむちゅうの火力はすさまじいです。
- ギルガルドの採用理由
先述したことを踏まえての採用理由です。
前記した内容と同じ内容を述べていたりしますので不必要であれば読み飛ばしていただいて構いません。
- 補完性能
ギルガルド(シールド)ギルガルドは先述の通り、鋼&霊の複合タイプ、かつ特性による高火力、高耐久を持ち合わせるポケモンです。
霊&鋼の複合タイプは、計12タイプの攻撃を半減以下で受けることができ、補完性能に優れています。
- 対面性能
特性バトルスイッチによる高耐久と高火力により、後出しからの受け、そして等倍同士での打ち合いにも勝てるほどの性能、受けポケモンへの削りなど、ギルガルドは対面性能がとても高いポケモンといえます。
- まとめて
このようにギルガルド(シールド)ギルガルドは受け、そしてアタッカーとして活躍でき、サイクル戦への適正も高いなど、汎用性の高いポケモンとして、様々なパーティーに組み込めます。
弱点保険の採用理由
- 与ダメージの増加
ギルガルド(シールド)ギルガルドに一致打点を持たない相手は大抵、サブウェポンに不一致打点を持つ相手が多いです。環境に蔓延する鋼ポケモンの影響でしょう。
また、霊は弱点をつける相手がそう多くはないです。
よって、対弱点との打ち合いではギルガルドは一転して不利になります。
そこで、弱点保険を採用することで与ダメージを二倍に増加させ、ダメージの高さで対面を有利に進めることが可能です。
調整
- 性格:れいせい or ゆうかん
- 個体値:31-31-31-31-31-0
- 努力値:252-4-0-252-0-0
- 実数値:167-71-160-112-160-58(ギルガルド(シールド)シールドフォルムの場合) 167-161-70-211-70-58(ギルガルド(ブレード)ブレードフォルムの場合)
調整の意図
- 性格
れいせい or ゆうかん
特性の仕様上、後攻を取ることが望ましい為、すばやさを下げつつ、火力を上げられるこの二択。
私個人としては、れいせいで両刀にすることをおすすめします。(理由は後
述します。)
- 個体値
31-31-31-31-31-0
先述の通り、後攻を取りたいのでs0が理想です。
s0に関してはあくまで理想なので妥協個体でも構いません。
また、物理型にする際はCは31でなくても構いません。
- 努力値
252-4-0-252-0-0
H:252 総合耐久力の増加。
A:4 余り。耐久に振るなど個人個人で振りたいステータスに。くれぐれもSに振らないように
C:252 メインウェポンの火力の増加。物理型の際はここの努力値をAに振りましょう。
一纏めにすると、ぶっぱです。ぶっぱこそ正義
技構成
- 確定技
・かげうち
ギルガルド(シールド)ギルガルドの鈍足を補う先制技。
襷をつぶしたり、ギリギリ倒しきれなかった相手への追撃など用途は多数。
弱点保険発動後は結構な火力が出ます。
【与ダメージの計算結果】
・能力上昇なし
ミミッキュ無振りミミッキュ 66.1 ~ 80% 確定2発
ドラパルト無振りドラパルト 56.4 ~ 67.4% 確定2発
・弱点保険発動後
ミミッキュ無振りミミッキュ 133.8 ~ 158.4% 確定1発
ドラパルト無振りドラパルト 114.1 ~ 133.7% 確定1発
・キングシールド
ギルガルド(シールド)ギルガルドの専用技、そして不可欠な技。
ギルガルド(シールド)シールドフォルムとギルガルド(ブレード)ブレードフォルムを交換以外でフォルムチェンジできる唯一の技です。
また、接触技を防いだ場合、相手のこうげきを1段階減少という素晴らしい技です。
しかし、変化技は通ってしまうので相手の型を考えて使わなくてはなりません。
相手のダイマックスターンを削るなどの使い方も可能です。
- 選択技
・シャドーボール or シャドークロー
物理型にするか、両刀で使うか、によって変わります。
前述しましたが、私はシャドーボールで両刀にするほうが良いと考えています。
理由としては、
- 技自体の威力が高い。
- 非接触技のため、接触技でのデメリットがない。(ギルガルド(シールド)キングシールド、ゴツゴツメットなど)
- いかくの影響がない。
などが挙げられます。
【与ダメージの計算結果】
※この育成論ではシャドーボールのみダメージ計算をしました。シャドークローのダメージ計算も希望が多ければ追記しようかと思います。
・能力上昇なし
ミミッキュH252ミミッキュ 86.4 ~ 103.7% 乱数1発 (25%)
ドラパルトH252ドラパルト 95.3 ~ 111.7% 乱数1発 (62.5%)
アーマーガアH252アーマーガア 40.9 ~ 48.2% 確定3発
ギルガルド(シールド)H252ギルガルド(シールド) 65.8 ~ 79% 確定2発
サニーゴ(ガラル)HD252輝石ガラルサニーゴ 46.7 ~ 55% 乱数2発 (57.8%)
・弱点保険発動後
ミミッキュH252ミミッキュ 171.6 ~ 203.7% 確定1発
ドラパルトH252ドラパルト 187.6 ~ 221.5% 確定1発
アーマーガアH252アーマーガア 80.4 ~ 95.1% 確定2発
ギルガルド(シールド)H252ギルガルド(シールド) 130.5 ~ 154.4% 確定1発
サニーゴ(ガラル)HD252輝石ガラルサニーゴ 91 ~ 108.9% 乱数1発 (56.2%)
・せいなるつるぎ
相手の能力ランクの変化に関係なく、ダメージを与えるという技です。
よって、てっぺきやビルドアップで上がった防御を無視して攻撃可能です。対象であるアーマーガアに対しては火力が足りないが…
また、霊で攻撃できないノーマル、悪への補完に優れています。
【与ダメージの計算結果】
・能力上昇なし
バンギラスH252バンギラス(ダイマックス時) 41.5 ~ 49.2% 確定3発
カビゴンH4B252カビゴン 39.8 ~ 47.4% 確定3発
・弱点保険発動後
バンギラスH252バンギラス(ダイマックス時) 82.1~96.6% 確定2発
カビゴンH4B252カビゴン 78.8 ~ 93.2% 確定2発
・インファイト
せいなるつるぎよりも威力の大きい格闘技。
ダメージ計算の結果を見ていただければわかりますが、A無振りでもとんでもない火力が出せます。
補完に優れ、高耐久のポケモンへの打点にもなります。
こちらは相手の能力上昇を無視できません。
そして、打った後に防御と特防が下がるため、長く居座れなくなるのが欠点です。
【与ダメージの計算結果】
・能力上昇なし
バンギラスH252バンギラス(ダイマックス時) 54.1 ~ 64.7% 確定2発
カビゴンH4B252カビゴン 52.5 ~ 62.7% 確定2発
・弱点保険発動後
バンギラスH252バンギラス(ダイマックス時) 108.2 ~ 127.5% 確定1発
カビゴンH4B252カビゴン 105 ~ 124.5% 確定1発
・ラスターカノン
タイプ一致で打てる特殊技です。
対フェアリーの打点としても、悪、ノーマルへの安定行動としても扱えます。
しかし、特殊耐久の高いポケモンには簡単に耐えられてしまいがちなのが欠点です。
【与ダメージの計算結果】
・能力上昇なし
バンギラス砂+H252バンギラス(ダイマックス時) 23.6 ~ 28% 乱数4発
ニンフィアH252ニンフィア 57.4 ~ 69.3% 確定2発
・弱点保険発動後
バンギラス砂+H252バンギラス(ダイマックス時) 46.8 ~ 55.5% 乱数2発 (74.2%)
ニンフィアH252ニンフィア 155.8 ~ 136.6% 確定1発
さいごに
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
この育成論で誰か一人でもギルガルド(シールド)ギルガルドの魅力に気づいてもらえれば嬉しい限りです。
コメントへの返信は遅くなることが多々あると思いますのでご了承ください。