初めての育成論投稿に為、至らぬところが多いと思いますが、よろしくお願いします。
はじめに
この育成論では「種族値」「個体値」「努力値」といった非公式用語、および略称を用います
ステータスを「H-A-B-C-D-S」、個体値31を「V」と表記します
特に注釈がない限り、6Vあるいは理想5Vを前提として論じます
ダメージ計算機はPokémon Soldier様を使用しています
記事更新
12/19日 もちもの『だっしゅつボタン』について
採用理由と役割
せっかくの新ポケや過去作からの推しポケ! 環境が厳しいけど使いたい!
そこでヤミラミヤミラミが新規取得した『スキルスワップ』を使用します。
いたずらごころを相手に押し付けることで変化技を失敗させるようにし、推しポケを『あく』テラスタルしサーフゴー化させて環境に立ち向かえるようにするコンセプトです。
いたずらごころとスキルスワップ
- いたずらごころは、変化技の優先度が+1され先制技として使用できる代わりに
『あく』タイプには失敗するヤミラミヤミラミの特性の1つです
今回は本来はデメリットになる『あく』タイプに失敗する部分を、お互いの特性を入れ替える変化技『スキルスワップ』を使用してこちらが『あく』タイプである限り
『あくび』や『キノコのほうし』を不発に終わらせることが出来るようになります
- いたずらごころの注意点
『あく』タイプに変化技が失敗するので相手が『あく』タイプの場合はスキルスワップをすることが出来ません。
変化技の失敗は相手に影響があるもののみで『じこさいせい』や『つるぎのまい』『ステルスロック』などは使用可能です
- スキルスワップの注意点
スキルスワップはポケモンを交代させる事で元の特性に戻ります。相手が交代して再び出てきた時は戻ってます。
同様にヤミラミ側も交換すると特性を一度リセットされる為、変化技を優先度+1の状態で使えるようになります
またミミッキュなどの固有演出が入るような特性はスキルスワップすることが出来ません
もちもの
候補としては『かえんだま』と『だっしゅつボタン』の二種類があります。それぞれに独自の強みがあるため構成の他のポケモンとの兼ね合いで決めていただければ幸いです。
それに伴いわざ構成にも違いが出てきますのでご注意ください。
- もちものプラン1 『かえんだま』
持っているとターン終了時に『やけど』になります。
『あくび』もちに対して『やけど』状態になるため後出し可能になります。
また『ねむる』などを使うポケモンに『トリック』を使うことで相手ポケモンの『カゴのみ』などを回収しつつ相手を『やけど』状態にするため受け崩しを狙うことができます。
スキルスワップ後のキョジオーンキョジオーンをやけどにして『ボディプレス』のダメージを軽減するなどが可能です。しかし、『じこさいせい』を上から使われます
また使用率の高いもちものをあえて使わないことで構築の自由度への影響を最小限に止める狙いもあります
- もちものプラン2 『だっしゅつボタン』
持っていると『こうげき技』を所持しているポケモンが受けた時、手持ちに戻ります。
ヤミラミヤミラミのもちものの一つとして候補にあがりやすい道具です。スキルスワップなど使用後、相手ポケモンの攻撃技に反応して交換が可能なため、後続のポケモンが『あく』テラスタルを使用しつつ変化技を無効にし積み技などを通しやすくなります。
こちらは完全に先発起用になる為、相手のもちものや技構成を見てから後出しするような動きは難しくなります。
また ヤミラミヤミラミのもちものとして想定しやすい部類のため、初手で相手が積み技を使ってくる選出の場合は裏目になりやすい点も注意が必要です
特殊な挙動として、相手にダメージを与える交代技を『だっしゅつボタン』を持つポケモンが受けた時、今回の場合ヤミラミヤミラミは交代しますが攻撃をした側のマスカーニャ『へんげんじざい』のとんぼがえりは『むし』タイプになったまま交代せず居座ることになります
性格・努力値と調整
- 性格のんき(B↑S↓)H252-B84-D174
環境に多いポケモンから一撃耐えたりする調整です。被ダメージは文末に記載
S下げは抜かれて困るポケモンがいない為です。
カバルドンの無振りより遅くなる為『メタルバースト』があたります
実数値
H157-A95-B116-C85-D107-S63
耐久面は無振りサザンドラ
H167-Axxx-B110-Cxx-D110-Sxxよりちょっと柔らかいくらいのダメ感です
技構成
- 確定技
スキルスワップ
新規取得その1 この型のコンセプト
ヘイラッシャのてんねんを無効化しながら『あくび』を封じ
キノガッサのテクニシャンを没収しつつ『きのこのほうし』を失敗させたり
コノヨザルのやるきをなくしつつ挑発を受けないようにしたりなど
特性の強いポケモンに対しての使用や、メンタル系の変化技に推しポケが弱い場合ハープ以外を持たせる事ができるようになります
使用の際の注意事項は、上記記載のスキルスワップの注意点を読んで頂ければ幸いです
ひかりのかべ
新規取得その2
5ターンの間、相手の特殊攻撃のダメージを半分にします
これによってヤミラミヤミラミ自身が受けれる『とくしゅ技』の確定数が変動します
- もちものによって採用が変わる枠『かえんだま』
トリック
かえんだまを相手に移し『やけど』でAを下げ、相手の道具を所持し役割を崩します
リフレクターはマスカーニャの『トリックフラワー』の急所確定で無効にされるのでヤミラミに持たせるもちものによって採用が変わります
- もちものによって採用が変わる枠『だっしゅつボタン』
複数の候補から交代先にとって最も有利になるものを選択してください
リフレクター
新規取得その3 5ターンの間、相手の物理攻撃のダメージを半分にします
あまごい
5ターンの間、敵味方共に物理や特殊ではなく『ほのお』タイプ攻撃を半減します。また『みず』タイプのダメージを1.5倍にします
環境に見られる『ほのお』の受けが難しい場合は採用してみてはいかがでしょうか
にほんばれ
5ターンの間、敵味方共に物理や特殊ではなく『みず』タイプ攻撃を半減します。また『ほのお』タイプのダメージを1.5倍にします
こちらは受けに使うよりも環境に刺さる『ほのお』タイプ攻撃での確定数を上げるのを目的とした採用になると思います
- 自由枠
AとCにマイナス補正がない為、編成次第で色々持てるかもしれません
・メタルバースト
一発ミリ耐えからの1.5倍の反撃技。やけどの影響を受けない固定ダメージ。その後やけどの自傷ダメージで倒れるので『ゴースト』に当たるようになった代わりに使い勝手の悪い自爆枠。だっしゅつボタンの場合は機能しずらいです
・ふいうち
だっしゅつボタンの場合はこちら。相手が攻撃技を選択した時に先制し、変化技の場合は失敗します。
どちらの技も攻撃技に対して反応するわざですがタイミングが異なります
・じこさいせい
推しポケとサイクル戦をする場合は、可能性があるかもしれません。スキルスワップ後でも一度戻した場合はいたずらごころで先制技として使用できます
・かげうち
スキルスワップ後でも先制できるゴースト技。初手積み技の相手にはこれが無難です。
『かえんだま』の時はやけどの影響を考慮するためかなり使いづらいですがそれでも先制技
・マジカルシャイン
対『あく』タイプの切り札。特防に振っていないポケモンなら有効打になります
テラスタル
この型では使用しません。推しポケを『あく』タイプに輝かせてください
立ち回り例
それぞれの編成次第なところがありますがキノガッサのほうしに対しては後出しが出来ないため先発が無難です
かえんだまの場合はミミッキュの対面も後出しが機能しずらい為、トリックをしてAを下げる動きを通すために先発が良いです
初手スキルスワップをするか壁を貼るかの選択ですが、ひかりのかべ時の被ダメージを参考にしていただければ幸いです
与ダメージ計算
記載がない場合はすべて無振り、性格補正なし。もちものなし
マジカルシャイン
サザンドラ 96 ~ 116 (57.5 ~ 69.5%) 確定2発
オーロンゲ H252 56 ~ 66 (27.8 ~ 32.7%) 確定4発
キノガッサ66 ~ 78 (48.9 ~ 57.8%) 乱数2発 : 91.79%
マスカーニャ58 ~ 70 (38.5 ~ 46.4%) 確定3発
被ダメージ計算
記載がない場合は全て252、性格補正込み。もちものの記載がない場合は計算に入れていないものです
テラスタルの威力上昇なしでダメージを受けて耐えれるポケモン
コノヨザル威力上昇なしの『ふんどのこぶし』45 ~ 54 (28.7 ~ 34.4%) 乱数3発 : 1.78%
サーフゴー『ゴールドラッシュ』132 ~ 156 (84.1 ~ 99.4%) 確定2発
サーフゴー『シャドーボール』88 ~ 105 (56.1 ~ 66.9%) 確定2発
ドラパルト『ドラゴンアロー』92 ~ 110 (58.6 ~ 70.1%) 確定2発
ドラパルト『とんぼがえり』44 ~ 52 (28.0 ~ 33.2%) 確定4発
サザンドラ『あくのはどう』84 ~ 100 (53.6 ~ 63.7%) 確定2発
ヘイラッシャ『ウェーブタックル』99 ~ 117 (63.1 ~ 74.6%) 確定2発
ヘイラッシャ『じしん』55 ~ 65 (35.0 ~ 41.5%) 確定3発
セグレイブ『きょうけんとつげき』127 ~ 150 (80.9 ~ 95.6%) 確定2発
ガブリアス『じしん』 97 ~ 115 (61.8 ~ 73.3%) 確定2発
マスカーニャ『はたきおとす』84 ~ 100 (53.6 ~ 63.7%) 確定2発
マスカーニャ『トリックフラワー』93 ~ 109 (59.3 ~ 69.5%) 確定2発
ラウドボーン『フレアソング』76 ~ 91 (48.5 ~ 58.0%) 乱数2発 : 96.87%
ウルガモスちょうまい使用後 C一段階上昇『ほのおのまい』129 ~ 153 (82.7 ~ 98.1%) 確定2発
ウルガモス『ほのおのまい』87 ~ 103 (55.8 ~ 66.1%) 確定2発
テラスタルの威力上昇なしでダメージを受けて耐えれないポケモン
ミミッキュいのちのたまあり 『じゃれつく』179 ~ 213 (114.1 ~ 135.7%) 確定1発
ミミッキュ『じゃれつく』138 ~ 164 (87.9 ~ 104.5%) 乱数1発 : 25%
条件付きでダメージを受けて耐えれるポケモン
キノガッサ スキルスワップでテクニシャンなし『タネマシンガン』5回 125 ~ 150 (79.7 ~ 95.6%) 確定2発
ミミッキュ やけど、いのちのたまなし、つるぎのまいなし『じゃれつく』69 ~ 82 (44.0 ~ 52.3%) 乱数2発 : 17.18%
ウォッシュロトムひかりのかべあり フェアリー『テラバースト』75 ~ 88 (47.8 ~ 56.1%) 乱数2発 : 80.85%
ひかりのかべ使用後に確定数が変わるポケモン
サーフゴー『ゴールドラッシュ』59 ~ 69 (37.6 ~ 44.0%) 確定3発
サーフゴー『ゴールドラッシュ』はがねテラスタルあり 79 ~ 93 (50.4 ~ 59.3%) 確定2発
サザンドラ『あくのはどう』41 ~ 48 (26.2 ~ 30.5%) 確定4発
ラウドボーンスキルスワップ後ならこちらがてんねんの為C上昇の影響を受けず『フレアソング』34 ~ 41 (21.7 ~ 26.2%) 乱数4発 : 3.97%
苦手なポケモン
コンセプトのスキルスワップが使えないポケモンには機能しずらいです。
『あく』タイプやミミッキュサーフゴーなど
相性の良い味方・構築例
推しポケもテラスタル『あく』タイプになる都合上『フェアリー』の一貫が切れるポケモンを三匹目にすると良いと思います
さいごに
特性と技の使用上、複雑なため慣れないうちはミスも多いかもしれません。
しかし、どうしても使いたいポケモンがいる時の一案になれれば幸いです。
うちの推しポケが勝てるようになった! などのコメントがあれば嬉しく思います。