はじめに
はじめまして。
このたび、初めて育成論を投稿させていただきます。
今回はsvよりお気に入りのポケモンとなったマスカーニャマスカーニャについて、幅広く器用に戦えるような型を生み出せないかと思い、考案しました。
ご意見や質問等ありましたら、コメントよろしくおねがいいたします。
注意
- この育成論は一般的に使用されている程度の非公式の用語や略称を使用しています。
- 特に指定がない場合、そのポケモンの個体値はV(31)とさせていただきます。
- ダメージ計算は下記のサイトを利用しています。
https://sv.pokesol.com/calc
採用理由と役割
持ち物
とつげきチョッキ
物理と特殊両方への耐久を確保するため、努力値を物理方面に多めに回し、特殊方面はチョッキでカバーしています。
特性
しんりょく
夢特性のへんげんじざいは今作から仕様が変更され、場に出た際に1回しかタイプ変更が起きなくなりました。わざの打ち分けが可能なチョッキ型の場合、逆にタイプ一致でわざを打てなくなることがデメリットとして大きいと感じ、タイプ変更が起きない+運良くしんりょく圏内に入った際の火力に期待できるということでしんりょく採用です。
性格・努力値と調整
ようきS↑C↓
- 配分
H60 A252 B100 D20 S76
- 実数値
H159 A162 B103 D93 S168
※すばやさラインは最速100族抜きです。
メリットとデメリット
早い段階で、この型のメリットとデメリットについて投稿主の所感を書きたいと思います。
まずメリットとして、ある程度の耐久を確保しながらきあいのタスキを他のポケモンに回せます。きあいのタスキはどんな攻撃でもHPがMAXであればHP1を残して耐えることのできる非常に強力な持ち物のため、他の切り返し役として優秀なポケモンに持たせたくなることが多いです。もちろん、マスカーニャに持たせても強力だとは思いますので、この点はパーティー構築との兼ね合いにもなると思います。
そして、タスキに勝っている点として、ステロや砂をまかれたとして相手の攻撃を耐える可能性があります。この点は、もちろん相手の調整や乱数次第ですが、1ターンでも多く耐えてくれればクッションとしての役割も持たせることもできるため、優秀だと思いました。
次に、こだわりスカーフおよびこだわりハチマキ持ちとは違い、わざを比較的自由に打ち分けることができるため、柔軟に戦うことができます。サイクルちっくに戦ったり、対面ちっくに戦ったりと、その場で対応を変えることもできるので、非常に扱いやすいと思っています。
次にデメリットですが、まず、前述したようにタスキはHPがMAXであればどんなにオーバーキルでも1発は相手の攻撃は耐えます。しかし、本論における型では、4倍弱点のむしタイプのわざやギリギリ耐える調整にしている攻撃でも、急所を受けた場合は倒されてしまう点がタスキより劣っていると思います。
また、すばやさライン確保のために性格をようきにしているため、火力が足りなくなることもあり、受けを崩すことは難しいです。とつげきチョッキ持ちのため、トリックを受けポケモンにうつこともできないため、受けポケモンの対策は別で選出する必要があります。
技構成
- 確定わざ
トリックフラワー
タイプ一致で必中+確定急所
シンプルに強力なわざのため、採用。
はたきおとす
タイプ一致+通りの良い悪わざ+相手の持ち物を無効化できる強力なわざ。
- できれば入れたい
ふいうち
タイプ一致の悪先制わざ
Sを落とした調整のため、ドラパルトやスカーフ持ちに撃つために入れたい先制わざ。
ふいうち択は生じてしまうため使いどころに注意。
- 選択わざ
とんぼがえり
サイクルを回しやすくなるが、火力にはあまり期待できない。
じゃれつく
サザンドラやセグレイブなどのドラゴンタイプへの大きな打点となる。
しかし、へんげんじざいではないため火力は伸びづらい点は注意。
かわらわり
現環境で強力なドドゲザンへの打点となる。一応、サザンドラやセグレイブにも通り、ドラゴンタイプのはがねテラスタルにも対応できるが、基本的にじゃれつくのほうが火力は出る。
かみなりパンチ
ひこうタイプへの打点にはなるが、あまり採用したい場面はないと感じている。
あえて挙げるなら、ギャラドスやアーマーガアだが、これもへんげんじざいではないので火力は伸びない。
テラバースト(ほのお)
本来持っていないほのお打点を持てますが、若干かわらわりと役割が被ります。
モロバレルを意識するならありかもしれないが、きのこのほうしが通るようになるため、注意です。
テラスタル
ほのお
瞬間火力よりも耐久を重視したため、苦手なほのお、こおり、むし、フェアリーなどのわざを半減にできるほのおで採用しています。
また、やけどのケアもできるので優秀です。
与ダメージ計算
火力はただのようきAぶっぱなので、重要な仮想敵をメインに書きたいと思います。
トリックフラワー
HB特化ヘイラッシャ:108 ~ 128 (42.1 ~ 49.9%) 確定3発
HB特化キョジオーン:98 ~ 116 (47.4 ~ 56.1%) 乱数2発 : 73.82%
HB特化カバルドン:104 ~ 126 (48.4 ~ 58.7%) 乱数2発 : 95.7%
HB特化ギャラドス76 ~ 90 (37.7 ~ 44.6%) 確定3発
Hぶっぱウォッシュロトム:152 ~ 182 (96.9 ~ 116.0%) 乱数1発 : 87.5%
はたきおとす (道具持ち威力1.5倍込み)
HB特化サーフゴー:110 ~ 132 (56.8 ~ 68.1%) 確定2発
HB特化ラウドボーン:108 ~ 128 (51.2 ~ 60.7%) 確定2発
H4振ミミッキュ:90 ~ 106 (68.8 ~ 81.0%) 確定2発
H4振ウルガモス:105 ~ 124 (65.3 ~ 77.1%) 確定2発
ふいうち
HB特化サーフゴー:80 ~ 96 (41.3 ~ 49.5%) 確定3発
HB特化ラウドボーン:78 ~ 92 (37.0 ~ 43.7%) 確定3発
H4振ミミッキュ:64 ~ 76 (48.9 ~ 58.1%) 乱数2発 : 95.31%
H4振ウルガモス:76 ~ 90 (47.3 ~ 56.0%) 乱数2発 : 74.6%
H4振キノガッサ:32 ~ 38 (23.5 ~ 28.0%) 乱数4発 : 77.27%
じゃれつく
H4振サザンドラ:204 ~ 240 (121.5 ~ 142.9%) 確定1発
H4振セグレイブ:100 ~ 118 (52.4 ~ 61.8%) 確定2発
H4振ボーマンダ(いかく込み):74 ~ 88 (43.3 ~ 51.5%) 乱数2発 : 5.07%
H4振キノガッサ:74 ~ 88 (54.5 ~ 64.8%) 確定2発
かわらわり
Hぶっぱドドゲザン:136 ~ 160 (65.8 ~ 77.3%) 確定2発
H4振サザンドラ(2倍弱点):84 ~ 100 (50.0 ~ 59.6%) 確定2発
H4振セグレイブ:82 ~ 98 (43.0 ~ 51.4%) 乱数2発 : 5.07%
かみなりパンチ
HB特化アーマーガア:56 ~ 66 (27.4 ~ 32.2%) 確定4発
HB特化ギャラドス(いかく込み):88 ~ 104 (43.6 ~ 51.5%) 乱数2発 : 2.73%
テラバースト
HB特化アーマーガア:86 ~ 104 (42.0 ~ 50.8%) 乱数2発 : 1.95%
HB特化モロバレル:110 ~ 132 (49.8 ~ 59.8%) 乱数2発 : 98.43%
Hぶっぱドドゲザン:104 ~ 126 (50.3 ~ 60.9%) 確定2発
とんぼがえり
H4振サザンドラ:78 ~ 94 (46.5 ~ 56.0%) 乱数2発 : 76.17%
被ダメージ計算
基本的には、耐えるよう調整したラインを記載していきます。
A特化キノガッサ テクニシャン マッハパンチ:134 ~ 158 (84.3 ~ 99.4%) 確定2発
ようきASセグレイブつららばり(2回):124 ~ 148 (78.0 ~ 93.1%) 確定2発
ようきASセグレイブこおりのつぶて:86 ~ 104 (54.1 ~ 65.5%) 確定2発
ようきASセグレイブ+1こおりのつぶて132 ~ 156 (83.1 ~ 98.2%) 確定2発
C特化サザンドラだいもんじ:116 ~ 138 (73.0 ~ 86.8%) 確定2発
C特化サザンドラりゅうせいぐん:102 ~ 121 (64.2 ~ 76.2%) 確定2発
A無振・無補正サザンドラとんぼがえり:132 ~ 156 (83.1 ~ 98.2%) 確定2発
C特化ウルガモスかえんほうしゃ:152 ~ 180 (95.6 ~ 113.3%) 乱数1発 : 68.75%
C特化ウルガモスほのおのまい:134 ~ 158 (84.3 ~ 99.4%) 確定2発
C特化ドラパルトこだわりメガネ りゅうせいぐん:132 ~ 156 (83.1 ~ 98.2%) 確定2発
C特化ドラパルトこだわりメガネ かえんほうしゃ:132 ~ 156 (83.1 ~ 98.2%) 確定2発
A特化ドラパルトドラゴンアロー:104 ~ 126 (65.5 ~ 79.3%) 確定2発
ようきASミミッキュじゃれつく:140 ~ 168 (88.1 ~ 105.7%) 乱数1発 : 25%
C特化はがねテラスタルサーフゴーゴールドラッシュ:134 ~ 158 (84.3 ~ 99.4%) 確定2発
C特化ラウドボーンフレアソング:116 ~ 140 (73.0 ~ 88.1%) 確定2発
140 ~ 168 (88.1 ~ 105.7%) 乱数1発 : 25%
苦手なポケモン
セグレイブ
じゃれつくがなければ、基本対面からは倒せません。また、つららばりはどんなにがんばっても3発耐えないので、テラスタルを切らなければかなり分が悪いです。
テラスタルを切るにしても、セグレイブはじしんを採用している型が多く、また、マスカーニャのほのおテラスタルもマイナーというわけではないので、読まれてじしんを打たれることもあり、不利な対面だと感じました。
マスカーニャ
基本的にすばやさでは勝てないので、上から動かれます。
特に、こだわり系のアイテム持ちで多く採用されるとんぼがえりはまず耐えないので、無理矢理耐えるにはテラスタルは必須になります。マスカーニャは初手に投げられることが多い印象であり、初手テラスタルはあまり強くないと投稿主は思っているため、相手にマスカーニャがいたら別のポケモンを初手にした方が良いと思います。
相性の良い味方・構築例
受けを破壊できる高火力特殊アタッカー(例:ウォッシュロトムニンフィアサーフゴーなど)は扱いやすくて良いなと思いました。
立ち回り例
基本的には初手での運用を考えています。
有利な対面であればはたきおとすから入り、負荷をかけに行くのがおすすめです。
不利対面になってしまった場合はすぐに引くか、とんぼがえりでサイクルを回す幅が良いと思います。
そして、序盤の立ち回りで体力を1/3程度でも残せていれば、中盤以降でもタイプ相性やテラスタルの切り方によっては相手の攻撃をもう1度耐えることも可能なため、最後の詰めに回すこともできます。
ただし、ミラーでは基本不利な型になっています。マスカーニャは初手投げされやすいポケモンと思っているため、相手にもマスカーニャがいる場合は、別のポケモンを初手にした方が良いと思っています。
最後に
初めての育成論投稿ということもあり、拙い部分もあったかもしれないですが、ご意見やコメントがございましたら遠慮無くいただけると幸いです。
よろしくお願いします。