はじめに
エビたくあんと申します。
フォレトスフォレトスに続き2つ目の育成論となりますが、まだまだ抜けている所があるのでご了承ください。→(フォレトス育成論SV/238)
注意点
- 非公式の略語(HABCDS等)を一部に用います。
- 本論で記載されるポケモンは全て理想個体を想定しています。
- ダメージ計算はポケソル様を使用しました。
マスカーニャマスカーニャについて
- 分類:マジシャンポケモン
- タイプ:くさ あく
- 特性:しんりょく (夢)へんげんじざい
- 種族値:H76 A110 B70 C81 D70 S123 計530
ゲッコウガに続くへんげんじざい持ちのポケモンです。今作からは場に出た1回だけしかタイプが変わらないという弱体化を喰らいましたがそれでも尚強力な特性です。
採用理由と役割
マスカーニャは高いS種族値と確定急所という優秀な専用技のトリックフラワーを用いた物理アタッカーが主流となっているため、特殊アタッカーとして運用することで奇襲を仕掛けられる可能性を感じたので採用しました。C種族値も81と、決して侮れない数値となっているので火力にも期待が持てます。
物理型マスカーニャマスカーニャとの差別化点
特殊アタッカーなのでいかくおにび等々が無効!!と言いたいところですが、前述したトリックフラワーは確定急所なため自分のAダウンや相手のB上昇を無視できるためその辺は差別化とはなりませんでした。
- 技範囲
特殊型で育成する分、物理型では採用できない範囲の技を採用できます。例を挙げるとコメントで頂いたパワージェムです。物理型はひこうやほのおタイプには打点が1つもなかったため、この技で奇襲を仕掛けることが出来ます。
- 対カバルドンカバルドン性能
ハチマキ物理型マスカーニャのトリックフラワー
vs カバルドン(HB252↑)
168 ~ 200 (78.2 ~ 93.1%) 確定2発
となり、ギリギリの所で落とせません。
本論のマスカーニャのリーフストームの場合
vs カバルドン(HD252↑)
236 ~ 282 (109.8 ~ 131.2%) 確定1発
Cダウンというデメリットが伴うものの、確定1発で一泡吹かせることが出来ます。(これもコメントで頂いたものです)
持ち物
こだわりメガネ
同じ技しか出せませんが、『とくこう』が1.5倍になります。コンセプト上、メガネで確定とさせていただきます。いのちのたまでは落としきれない相手がいくつかいるので確実に相手を落とすために必要です。
特性
へんげんじざい
自分が場に出て最初に出す技と同じタイプに変化します。元は不一致の技も一致で打てるので火力が上昇します。
性格・努力値
- 努力値
CSぶっぱ H余り
- 性格
ひかえめ C↑A↓
火力を伸ばすため252でぶっぱです。性格はおくびょうと選択。
技構成
- 確定枠
リーフストーム
タイプ一致威力が195の最高火力のくさ技です。そのため、攻撃後にCが2段階下がるデメリットが付きます。トリックフラワーよりも火力が出る場合も。
あくのはどう
タイプ一致で実質威力120。追加効果で20%ひるみもあります。
- 選択枠
パワージェム
一致威力120の通常攻撃です。物理型にはない飛行テラスタルのキョジオーンキョジオーンやほのおタイプへの打点として。
とんぼがえり
タスキ潰しや対面操作など物理型と同じような使い方ができます。Aに努力値を振っていませんが火力を重視する技ではないので採用もありです。
(追記:2022/12/05)
トリック
火力は下がりますが相手の行動を制限できます。ロトムのこだわりトリックと似たような使い方になります。
はどうだん
珍しいかくとう特殊技です。必中なので安定で流行りのはがねテラスタルやサザンドラサザンドラに強く出れます。中でもサザンドラサザンドラに対してはじゃれつくと違ってはがねテラスタルでも抜群で叩き込めるので優秀です。物理型のかわらわりよりも威力が高いのも評価ポイント。コメントで頂いた意見を採用させて頂きました。
エナジーボール
無償で打てる高威力のくさタイプの特殊技です。相手のDダウンの追加効果もあります。タイプ一致で実質威力135です。
シャドーボール
対ゴーストの技です。あくのはどうと同じ威力ですが、追加効果でエナジーボールよりも高い確率でDを下げます。一致威力も120です。
この他にもかふんだんご・ギガドレインなども覚えるので特殊方面でも技範囲は申し分ないです。
テラスタル
へんげんじざいがあるので、テラスタルがなくても火力は出せます。どの技を選択するかによって異なります。テラバーストを採用する場合、はがねタイプに打点がないのでほのおテラスタルをオススメします。
与ダメージ計算
- エナジーボール タイプ一致 (ひかえめ)→テラスタル時
vs キョジオーンキョジオーン (HD252)
158 ~ 188 (76.4 ~ 90.9%) 確定2発→212 ~ 252 (102.5 ~ 121.8%) 確定1発
vs ヘイラッシャヘイラッシャ (H252/D4)とつげきチョッキ
174 ~ 206 (67.8 ~ 80.2%) 確定2発→ 232 ~ 276 (90.3 ~ 107.4%) 乱数1発 : 37.5%
vs カバルドンカバルドン (HD252)
180 ~ 212 (83.8 ~ 98.7%) 確定2発→ 240 ~ 284 (111.7 ~ 132.1%) 確定1発
vs ウォッシュロトムロトム (H252/D4)
174 ~ 206 (110.9 ~ 131.3%) 確定1発
- あくのはどう タイプ一致 (ひかえめ)→テラスタル時
vs サーフゴーサーフゴー(H252/D4)
176 ~ 210 (90.8 ~ 108.3%) 乱数1発 : 50%
vs ドラパルトドラパルト (H252)
210 ~ 248 (107.7 ~ 127.2%) 確定1発
vs ラウドボーンラウドボーン(H252)
210 ~ 248 (99.6 ~ 117.6%) 乱数1発 : 93.75%
- テラバースト(ほのお)
vs モロバレルモロバレル (H252/D108)
186 ~ 218 (84.2 ~ 98.7%) 確定2発
vs ドドゲザンドドゲザン (H252)
188 ~ 224 (90.9 ~ 108.3%) 乱数1発 : 43.75%
被ダメージ計算
- 打つ技によってタイプが変わるので、場合によっては耐えることがあります。
- ポケモン名(努力値配分)↑は性格補正
vs ミミッキュミミッキュ (A252)命の珠じゃれつく
211 ~ 250 (138.9 ~ 164.5%) 確定1発
vs セグレイブセグレイブ (A252) こおりのつぶて
102 ~ 120 (67.2 ~ 79.0%) 確定2発
vs ボーマンダボーマンダ(A252)ダブルウィング
192 ~ 228 (126.4 ~ 150.0%) 確定1発
vs バンギラスバンギラス (A252)ほのおのパンチ
118 ~ 140 (77.7 ~ 92.2%) 確定2発
このように、耐久に努力値を振っていないため弱点を突かれるとあっさり落ちます。ただし、タイプを変えたり努力値配分を調整することで耐えるものもあります。
苦手なポケモン
マスカーニャマスカーニャよりも速く、弱点で確定1発を取られるポケモンです。例をあげるとするとドラパルトドラパルトのだんもんじ等になります。逆に言えば、メジャーなポケモンはほとんど上を取れているので、おいかぜ等の補助がなければ抜かれることは少ないです。
さいごに
最後まで閲覧いただきありがとうございました。今回は、物理アタッカーとして流行っているマスカーニャマスカーニャを特殊型で考察しました。とんぼがえりが使えない分初心者には少し扱いづらくなりますが、使いこなせるとかなり強いです。よければコメントと評価をお願いします。