コンセプトと役割
さいきょうゴリランダーゴリランダー戦において、唯一の特殊技なので攻撃ダウンでは対応できず、対応が難しい全体攻撃のばくおんぱを発動すらさせず止めることができるじごくづきを攻撃ダウンと合わせて使い、ゴリランダーゴリランダーの全ての攻撃手段を弱体化させるサポーターになることが目的です。
採用理由
なぜヤルキモノヤルキモノ?と思われるかもしれませんが、それはSVにおけるじごくづきを使用できるポケモンの中で最も適性が高いのがヤルキモノヤルキモノだからです。
SVにおけるじごくづきを使用できるポケモンは、
ワナイダーエクスレッグケッキングカマスジョーヘラクロスウミトリオパオジアンディンルートドロクツキとその進化前たちですが、
さいきょうゴリランダーの技になんと全てのポケモンが弱点を突かれます。
さらにそれぞれが、ワナイダーエクスレッグは種族値が低く、ケッキングはなまけ、カマスジョーウミトリオは一致弱点を受け、ヘラクロスパオジアンは4倍弱点を突かれ、ディンルートドロクツキは体重が重くけたぐりの威力が120になります。
その結果、けたぐり以外に弱点を突かれず、そのけたぐりの威力も体重が軽いため60に抑え、輝石で耐久も確保できるヤルキモノヤルキモノが採用されたというわけです。
持ち物
- しんかのきせき
防御が1.5倍になる非常に強力なアイテムであり、進化前のポケモンのみが使用できます。
進化後のケッキングケッキングの特性がなまけであり、2ターンに1回しか行動できないためサポーターに全く向いていないのでなまけのないヤルキモノヤルキモノを採用したのであり、しんかのきせきを使用するために進化前を採用したわけではないので必ずしも必要とは言えませんし、ドラムアタックやのしかかりの追加効果を防げるおんみつマントも捨てがたいですが、やはり急所などに備えてHPは高く保っておきたいためしんかのきせきを採用しました。
特性
- やるき
これしか存在しないので一択です。
性格・努力値と調整
- わんぱくorずぶとい H212B252S44
サポーターであるため火力には期待できず、攻撃と特攻が不要であり、また防御が欠かせないためこの性格補正になります。
ちなみにテラレイド用なのでレベル100にし、王冠も使いましょう。
レベル100にし、努力値を振った場合の実数値は354-x-284-x-146-227になります。
この素早さはさいきょうゴリランダーゴリランダーより1だけ速いので、1ターン目は先手を取ることができ、先制くすぐるで受けるダメージを減らすことができます。
技構成
- じごくづき
コンセプトでありヤルキモノヤルキモノを採用した理由でもあるので必須です。
- くすぐる
攻撃と防御を1段階ずつ下げる技です。二回使うことによっていやなおととあまえるを使用するのと同等の効果があり、技スペースも節約できます。(元々ヤルキモノヤルキモノはいやなおともあまえるも使用できませんが)
さらにいやなおとと違い命中100で防御を下げることができるのも魅力的です。ゴリランダーゴリランダーレイドは物理攻撃技を使用する味方が多いため、防御ダウンも攻撃ダウンの次ぐらいに重要なので必須です。
- ひやみず
攻撃を必ず下げることができる攻撃技です。
攻撃技なのでバリア中の相手にも有効であり、物理ポケモンのテラレイドには欠かせない必須技です。
- なまける
素早く大きく体力を回復することができる便利な技です。バリアが割れる前にはこれを使って体力を確保しておきたいのでぜひ欲しい技です。
注意!!!この技はナマケロナマケロの頃しか覚えられない技です。覚えさせずに進化すると思い出すこともできなくなります!
- どろかけ
命中を下げる攻撃技です。もちろんバリア中の相手にも有効です。
攻撃をある程度下げると攻撃を下げても効率が悪くなるのでこちらを使いましょう。
相手の技が外れるとその分演出がなくなるので時短にもなりますが運が絡みます。
なまけるを覚えさせ忘れた場合にどうぞ。
テラスタル
テラスタルの演出時間が無駄なのでテラスタルは使ったことがありませんが、
しいて言えば二回行動された再に二発目の技がランダム選択になるのでその場合にダメージを減らせる鋼だと思います。
立ち回り例
- まず、バリアが張られる前にくすぐるをできるだけ早く二回使用し、味方へのダメージを抑えます。
- その後、残り時間のゲージが「さいきょう ゴリランダー」の「ダ」と「ー」の間に差し掛かる直前まで待機し、じごくづきを使用します。このタイミングで使用するとばくおんぱを防ぐことができます。
- ばくおんぱを防いだ後は、敵のHPが半分以下になりデバフが解除される後半に入るまで時間がありそうなら、がっちりぼうぎょ・いやしのエール・なまけるなどを使い、後半を有利に進める準備をします。
- そろそろ敵のHPが半分を切りそうだなと思ったら行動するのをやめて待機しましょう。デバフが解除された後に真っ先に攻撃ダウンを入れて味方を守るためです。
- デバフが解除されたら、バリアが割れてたらくすぐるを連打し、割れていないのならひやみずを連打しましょう。もし割れていなかったらゴリランダーゴリランダーは二回行動をしてくるので自身のHPとはよく相談して行動してください。死にそうなら行動しないようにしましょう。
与ダメージ計算
ダメージを与えるのが目的ではないため割愛します。
被ダメージ計算
- ドラムアタック(フィールド込み)
攻撃ランク 0 76〜90(21.5%〜25.4%)
攻撃ランク-1 51〜60(14.4%〜16.9%)
攻撃ランク-2 39〜46(11.0%〜13.0%)
- のしかかり(フィールドが終わるとこちらを使われます)
攻撃ランク 0 61〜73(17.2%〜20.6%)
苦手なポケモン
天候変化技やあまえる、クリアスモッグなどを持っていないため味方のコライドンコライドンに弱いです。その場合はこちらのソウブレイズソウブレイズ(育成論SV/2534)などをご利用ください。
また、くすぐるを使用するためどうしても敵の防御が下がるので、味方にテツノカイナテツノカイナがいて、バリアを貼る前にはらだいこドレインパンチを使用されると敵のHPを削りすぎてバリアがHP半分の弱体解除以降にも伸びてしまいます。
そうなると二回行動される機会も増えて厳しくなりますので気をつけましょう。
相性の良い味方・構築例
アーマーガアアーマーガアなど、物理アタッカーとは基本相性がいいです。
特に特防の低いコータスコータスなどにとってはばくおんぱを止められるのはとてもありがたいでしょう。
最後に
攻撃を下げつつ下げなかった特攻に依存する技のばくおんぱを止めることができる唯一無二のサポーターとしてとても便利です。
ですが、このヤルキモノヤルキモノを使用する時に欠かせない魅力があります。それは気持ちいいことです。
じごくづきをうまいタイミングで放ち、相手の大技を一つ完全に失敗させ、失敗させたメッセージを味方全員に見せることができるのです。サポーターは縁の下の力持ちになることが多いので、ここまで派手に目立てるサポーターは滅多におらず、使っててとても気持ちいいのです。皆さんも是非ヤルキモノヤルキモノを使ってみてください。