- 前書き
襷キリキザンに関しては、ポポ様の育成論(bw/170)がありますが、現在修正不能かつ環境が現在のものでないこと、役割が全く違うことから投稿しました。
この育成論ではダメージ計算を個体値31として計算しています。
ダメージ計算はトレーナー天国様を利用させてもらっています。
攻撃、防御等の略称をHABCDSで表すことがあります。
低評価をつける際は、どこが悪かったのかコメントしてもらえると助かります。良い育成論を残すためにもよろしくお願いします。
無断でリンクを貼っています。問題ありましたらご連絡ください。
- キリキザンについて
種族値は H65A125B100C60D70S70 となってます。
このAの高さからの不意打ち、追い打ち、そして優秀なタイプ耐性をもちます。しかし弱点が格闘4倍、炎2倍、地面2倍となっており、気合玉やめざ炎を持つことの多い超霊ポケを狩るには少々辛いものとなってます。また、霊ポケからは鬼火がとんでくる可能性も高く、見た目以上に使い勝手があまりよくないポケモンです。
今回はこのキリキザンをドラゴン狩りを意識した調整をしていきたいと思います。
- 概要
その疑問についてをこれから説明していきたいと思います。
まず、あるシチュエーションを想定してみましょう。
1.ロトム(ヒート)のオーバーヒート→フシギバナは倒れた。
2.Bはカイリューを繰り出した。
ポケモンは別として、氏に出しからカイリューが出てくるケースというのは多々あると思います。問題は次の行動です。ここでカイリューが逆鱗を打ってくる可能性が高いと判断し、鋼ポケに交代したとします。
3.戻れロトム。Aはメタグロスを繰り出した。
4.カイリューの竜の舞。
これは鉢巻カイリューだと予測していたが、珠orラム竜舞カイリューだったというケースです。こうなってしまうとたとえ繰り出したポケモンがメタグロスでも突破されてしまいます。後ろにパルシェン、マニューラ、マンムー等の氷タイプや上から殴れるポケモンがいないとほぼ詰みという状態になります。
ここで今回の襷キリキザンを使っていた場合を考えてみましょう。4でカイリューが鉢巻であり、逆鱗を打ってきた場合、2発目の逆鱗をメタルバーストしてからの不意打ちでかなりの確立で落とすことができます。(逆鱗をメタバするという発想はむすたんぐ様の育成論bw/2250からいただきました。)また、4でカイリューが舞ってきた場合、襷メタバをすることで落とすことができます。
つまり言いたいことは、カイリューが鉢巻であっても、珠であっても高確立で後出しから落とすことができるということです。
ただし、同じことをするのならば特性が頑丈であるボスゴドラやトリデプスでもすることができます。何故襷を持たせてまでもキリキザンでやる必要があるのか?それは、キリキザンが選出段階で相手のラティオスに圧力をかけることができることです。
ボスゴドラやトリデプスを鋼枠として採用した場合。何の警戒もなく相手はラティオスを選出できるでしょう。しかし、キリキザンがいた場合、それだけでラティオスは多少選出しにくくなり、かつ竜技や超技を打つのにも勇気がいります。これだけで十分価値があります。
加えて、キリキザンの特性が負けん気であることです。これによってギャラドスはキリキザンを起点にできず、またラティも置土産を安易に使うことができません。
以上がキリキザンを使う理由です。
- 性格、努力値配分について
性格:意地っ張り A↑C↓
努力値:H252A148B108
実数値:172-180-134-×-90-S (Sは要調整)
説明すると、
H-B:カイリューの鉢巻逆鱗をほぼ2耐え
A:残りとなっています。
S調整に関しては、
実数値84:無振りハッサム-1
実数値92:4振りエアームド+1 (この場合はSに12振る必要があります。)
他にも調整先はあるかと思います。場合によっては性格が勇敢でも構わないと思います。
H-Bに関してですが、カイリューの鉢巻逆鱗をほぼ2耐えということにしているのはBに必要以上に振りすぎると、メタルバーストでのダメージ量が減るからです。
目安として、
knj様の調整カイリュー(意地A156振り)@鉢巻からの逆鱗 41.8%〜49.4%
意地A252振りカイリュー@鉢巻からの逆鱗 44.7%〜52.9%
物理アタッカーの竜を意識した結果、ラティへの繰り出し能力はほぼなくなりました。
- 持ち物について
受けにいくのに襷というよくわからない感じですが、イメージ的にはふうせん、オッカ、シュカに近いと思います。耐えて反撃するという点は同じです。
また、役割対象が選出されなかった場合でも、襷によって相手に最低2回不意打ちをすることができ、また襷メタルバーストという最終手段もあります。
繰り出す鋼ということもあって、襷ということがバレにくいです。
- 特性について
- 技構成について
確定技
不意打ち
キリキザンといえばこれというくらい有名な技。A実数値180からの不意打ちは非常に強力です。タイプ一致で威力120の先制技。
メタルバースト
今回の要です。直前に受けたダメージの1.5倍のダメージを相手に与えます。カイリューのマルチスケイルも貫通することが利点です。技の優先度が0なので要注意。
ストーンエッジ
優秀なサブウェポン。これがあることでウルガモス、ギャラドスの起点になりません。威嚇持ちに一貫するところもポイント。特性と非常にマッチしています。岩技、威力100
選択技
追い打ち
逃がさず標的を狩るための重要な技。不意打ち読みで逃げる超霊に刺さります。ただし、鬼火持ちには不意打ちも空かされ、追い打ちも微量のダメージしか入らなくなるので要注意です。今回は逆鱗後に逃げていくドラゴンを狩るのにも使えます。タイプ一致で60。成功時120。
挑発
遂行後に出てくるローブシンの起点にならなくなります。エアームドの補助技を封じることができるのもいいです。
剣の舞などの優秀な補助技もありますが、今回はエース仕様ではないので技候補はこれぐらいです。
- ダメージ計算
目安程度に考えてください。
与ダメ
H4振りカイリューへの不意打ち 72〜85(43.1%〜50.8%)
H4振りガブリアスへの不意打ち 72〜85(39.3%〜46.4%)
H4振りオノノクスへの不意打ち 75〜88(41.2%〜48.3%)
H4振りラティオスへの不意打ち 164〜194(105.1%〜124.3%) 確定1
H244振りウルガモスへの不意打ち 96〜114(50.2%〜59.6%) 確定2
H252振りロトムへの不意打ち 64〜76(40.7%〜48.4%)
三様のボーマンダ(bw/1331)へのストーンエッジ(補正+1) 182〜216(106.4%〜126.3%) 確定1
H180B4振りギャラドスへのストーンエッジ(補正+1) 204〜240(105.6%〜124.3%) 確定1
H252振りウインディへのストーンエッジ(補正+1) 204〜240(103.5%〜121.8%) 確定1
被ダメ
knj様の調整カイリュー(意地A156振り)@鉢巻からの逆鱗 72〜85(41.8%〜49.4%)
意地A252振りカイリュー@鉢巻からの逆鱗 77〜91(44.7%〜52.9%)
むすたんぐ様のガブリアス 意地A156振り@鉢巻からの逆鱗71〜84(41.2%〜48.8%)
同上、 ダブルチョップ 24〜28(13.9%〜16.2%)×2
むすたんぐ様のオノノクス 意地A188振り@ジュエル からの逆鱗 80〜94(46.5%〜54.6%)
ジュエルなし 53〜63(30.8%〜36.6%)
ガブリアス A252振りからの逆鱗 46〜54(26.7%〜31.3%)
同上、地震 152〜182(88.3%〜105.8%)
三様のローブシン 意地A156振り@プレート からのマッハパンチ 168〜196(97.6%〜113.9%)
サンダー 控えめC無振り からの熱風 160〜190(93%〜110.4%)
ラティオス C252振り@眼鏡 からの流星群 119〜141(69.1%〜81.9%)
龍に対しては逆鱗で受けたダメージ数を見て、不意打ちをするかメタルバーストをするか決めましょう。引き際を狙った追い打ちも有りです。
- 具体的な流れについて
対knj様のカイリュー(bw/559)
逆鱗でのダメージが72〜85、つまりメタルバーストでの反射ダメージが108〜127。
こちらからの不意打ち70〜84。合計して178〜212のダメージが入ります。カイリューのHPが193ですので中乱数(57%)くらいで倒すことができます。
対めざぱ氷様の竜舞珠カイリュー(bw/2193)
舞ってきた場合は、メタルバーストをするだけの簡単なお仕事です。
あまりないとは思いますが、交代時に逆鱗を使ってきた場合、こちらのダメージが61〜73。次のターンのメタルバーストで91〜109のダメージ。次のターンの不意打ちで72〜85のダメージ。相手は珠ダメがあるのでこれで倒すことができます。
対むすたんぐ様のADS鉢巻ガブリアス(bw/2207)
逆鱗でのダメージが71〜84。次のターンのメタルバーストで106〜126のダメージ。次のターンの不意打ちで72〜85のダメージ。合計で178〜211のダメージが入ります。ガブリアスのHPが183であるので高乱数(85%)で倒すことができます。
対むすたんぐ様の175オノノクス(bw/861)
舞ってきた場合は(ry。逆鱗ぶっぱの場合、2ターン目の逆鱗も問題なく耐えます。ダメージが53〜63ですので、メタルバーストで79〜94のダメージが入ります(もらうダメージ量によっては不意打ちの方が良い場合も)。次の不意打ちで75〜88のダメージが入ります。合計で154〜182のダメージ。低乱数です。オノノには竜舞読みで出ていくしかないかもしれません。
具体的な流れをいくつか書きましたが、実際全てこうなるとはかぎりません。ドラゴンが逆鱗2回終了後に混乱する可能性もあるからです。そこで活きてくるのが追い打ちです。相手は倒す手段が混乱で自爆せずに攻撃するしかないので、確立的に低いことから逃げやすく、追い打ちが刺さりやすいわけです。
しかし、相手が突っ張ってきてこちらが倒されるという場合もあるでしょう。しかし、倒された場合を考えてみてください。相手が鉢巻とわかればキリキザンが倒される=相手が逆鱗で逃げれなくなっている状態となっているわけです(しかも混乱付き)。後続で上から叩けるポケモンが入れば問題なく処理できます。
- 相性の良いポケモンについて
逆鱗を誘いやすく、また相性補完のよいポケモンは、ヒートロトム、ボーマンダ等です。ボーマンダは格闘にも強いので非常にオススメする相方です。
選出する際はキリキザン+ヒートロトム+α、キリキザン+ボーマンダ+α などの組み合わせが良いと思います。
他には、格闘を後だしからでも潰しやすいエルレイドもいいかと思います。というよりも挑発を入れない場合は、後出しからローブシンに対抗できるポケモンを入れないと詰みますw 私はケニーG様のエルレイドを
- 最後に
参考にしていただければ幸いです。
ご意見がございましたら、コメントよろしくお願いします。
一応バトルビデオもうpしておいたのでよければご覧ください。
72-95417-80873
軽い説明
麻痺撒きからのカイリューだから、珠かと思ったら鉢巻でした。カイリューとの読み合いになった時には、控えにボーマンダがいたので思考停止追い打ちを連発してました。