ニョロボン- ポケモン育成論ソードシールド

内容の一部(主に『重力催眠とは』、『運用』および『相性の良い味方』の項)は、以前筆者が投稿した重力催眠エース型ヨルノズクの育成論(育成論ソードシールド/1470)の本文から(ほぼ)コピペした手抜きになっています。ご了承ください。

腹太鼓＋すいすい＋ダイストリームによって超火力を上から押し付けるロマン型エースとしての採用になります。A特化ニョロボンのA+6雨ダイストリームは、半減ながらB特化ドヒドイデが確定1発(100.6%~118.4%)、ダイマしたB特化アーマーガアが確定1発(100.4%~118.5%)という馬鹿火力であり、これをすいすい込みS実数値244から押し付けることができるため決まれば非常に強力な戦術です。しかし、腹太鼓は自身のHPを半分削るという大きなリスクが伴うため、考えなしに使うことは難しい積み技です。そのため、他のポケモンで壁貼りや置き土産などを行い起点を作ってもらってから積むというのが一般的な運用になります。

本育成論のニョロボンは自ら催眠術で相手を眠らせることで起点を作り出します。2/3の確率で無償で腹太鼓を積むことができるため、相手の先制技等で止められることが少なくなります。単体での運用は安定性に欠けるため、基本的には他のポケモンの重力でサポートすることを推奨します。

腹太鼓ニョロボンの育成論としては舵輪様の育成論ソードシールド/1332がすでに投稿されていますが、想定する運用方法が異なるためフォークとして投稿します。上記の育成論が腹太鼓＋3ウェポンの構成で積めない場合でもある程度の動きやすさを確保している一方で、この育成論では味方の重力サポートを前提にダイマエースとしての抜き性能に特化しています。

まず、重力というマイナー技について解説しますと、主な効果は以下の2つです(その他の細かい効果はhttps://yakkun.com/swsh/zukan/search/?move=356を参照してください)。

・5ターンの間、すべてのポケモンの命中率が5/3倍になる。
・特性『ふゆう』や、ひこうタイプのポケモンにじめんタイプの技が当たるようになる。

このニョロボンは1つ目の効果を利用します。重力下で催眠術を使うことで命中が100%の催眠技として運用でき、相手が2ターン以上眠れば(確率2/3)無償で腹太鼓を積むことができます。

前作まではランドロス(霊獣)カプ・テテフヤミラミの重力＋メガゲンガーの催眠術といった組み合わせがそれなりにメジャーでしたが、それらのポケモンがリストラされた(ヤミラミは重力没収)今作ではスペックの高い重力使い/催眠術使いが少なく、ほとんど見かけない戦術となりました。剣盾環境における重力催眠エースとしては、腹太鼓により他を寄せ付けない火力を出せる点がニョロボンの特徴です。

腹太鼓＋すいすい(＋催眠術による重力パのエース)がニョロボンにしかできない動きなので特に差別化の必要は感じませんが、一応構築の軸になりうるような他の腹太鼓積みエースに軽く触れておきます。

最メジャーな腹太鼓使いとしてはマリルリがあげられます。同じ水技をメインとするポケモンですが、素早さが違うため抜き性能には大きな差があります。マリルリはアクアジェットを覚えますが、全抜きを目指すには半減やDM相手に全く火力が足りていません。

高速腹太鼓使いという観点だと、他にヒヒダルマ(ダルマ・ガラル)リザードンコオリッポ(ナイス)などがいますね。色々と違いはありますが、ニョロボンの強みを1つ挙げるとすれば、ダイストリームを打つだけで一気に火力1.5倍かつ素早さ2倍になれることでしょうか。他にも、水技自体の一貫性が高い点や、ステロで削れにくい点なども優れていますね。

性格：意地っ張り
個体値：31-31-31-×-31-31
努力値：H4 A252 S252
実数値：166-161-115-×-110-122

H 2n調整(腹太鼓後にオボン発動)
A 補正＋ぶっぱ
S 準速(すいすい発動で最速スカーフ95族ヒヒダルマ(ガラル)+3)

エース運用なので火力に特化します。性格補正を掛けるかどうかで、A+6雨ダイストリームでゴリ押せる範囲が変わってくるため意地っ張りを推奨します。詳細は、『ニョロボンを止められるポケモンとそれに対するニョロボン側の対抗策の考察』の項を参照していただきたいですが、陽気→意地っ張りにすることでH振りDMアシレーヌが乱数1発→確定1発、H振りDMウォッシュロトムがステロダメ込みで乱数1発→確定1発などの変化があります。

雨下でスカーフ持ちやSを削ったすいすいエースをできるだけ抜きたいためSもぶっぱ。陽気最速にすると、最速スカーフ97族サザンドラ、準速すいすい74族ガマゲロゲカジリガメなどが抜けるようになりますが、準速すいすい85族キングドラには届きません。

端数はHに振って、腹太鼓後にオボンが発動するようにしています。オボン以外を持たせる場合はBやDに振っても構いません。

コンセプトからすいすいで確定です。

最も無難な選択肢。腹太鼓→オボン発動でHPを75%残したまま即ダイマを切る展開が多く、非ダイマ時の1.5倍の耐久力を確保しつつ殴っていけるため、相手の反撃や先制技を耐えやすくなります。具体例としては、ダイマ時にHPが75%あることでA特化ゴリランダーのGFグラススライダー/A特化ウーラオス(れんげき)(連撃)のDM雷パンチ/無振りポリゴン2の+1(DL)DM10万ボルトなどを耐えることができます。

基本的に水技ばかり打つという意味で相性は良いです。持ち物無しA+6雨ダイストリームだと耐えられてしまうH振りDMウォッシュロトム/H振りDMマリルリ/無振りDMウーラオス(れんげき)(連撃)等が確定1発になるなどのメリットがあります。また、ステロダメ込みならB特化不思議な鱗ミロカロス@火炎玉(非ダイマ)を高乱数1発にできるため、黒い霧を打たせないという側面もあります。ただし、多くの場面では火力が過剰気味であり、ステロがあれば解決できる問題も多いということには留意。

悪戯心電磁波オーロンゲ等の状態異常で止めにくる相手に有効。単体起用の場合も、カバルドンの欠伸等を起点にできるため動きやすくなると思います。

腹太鼓後にダイマ込みでゴリランダーの鉢巻GFグラススライダーやすいすいガマゲロゲの珠DMパワーウィップを耐えることができます。

腹太鼓後にダイマ込みでミミッキュの珠DM戯れつくを耐えることができます。

腹太鼓後にダイマ込みでファイアローの珠ブレイブバードやキングドラの珠DM暴風を耐えることができます。個体数の関係上、半減実の中でも優先度は落ちるでしょう。

メインウェポン。腹太鼓雨ダイストリームで全てをふっ飛ばします。ダイストリームの威力が変わらない滝登りとの選択ですが、A+6で打つ場合ダイマせずに耐える相手がほとんどおらず怯みが狙えないため、僅かでも確定数が変わる可能性があるアクアブレイクを個人的には推奨します。

超火力を生み出す積み技。豆知識ですが、Aのランク補正を+12する技なので威嚇等でAが下がっている状態で使っても最大まで上がります。

コンセプトなので確定です。重力下では命中100%の催眠技となり、強引に積む機会を作り出すことができます。どうしようもない状況でも、素で打つことでワンチャン掴みにいける点も○。

攻撃技が水技だけだと、貯水ラプラスヌオーガマゲロゲ/呼び水トリトドン/水技1/4キングドラウオノラゴンを見るだけで選出しづらくなってしまうため、何かしらのサブウェポンを搭載する必要があります。

ラプラスヌオーガマゲロゲトリトドンキングドラウオノラゴンに対する最大打点となるため有力候補。A+6雨ダイストリームでは落とせないダイマしたナットレイサザンドラジュラルドンパルシェンの弱点を突くことも出来ます。

腹太鼓で削れたHPをドレインパンチで回復というコンボで非ダイマ時の場持ちに期待できますが、実際はなかなかそれが活きる場面に遭遇しなかったので個人的な優先度は低めです。インファイトと比べてダイナックルの火力が5低いことで、B特化DMナットレイ/無振りDMキングドラなどの確定数に変化が見られます。

不一致ウェポンも割と選択肢はありますが、腹太鼓＋ダイマを前提とすると打ちたい相手がいないため候補外です(詳細は『ニョロボンを止められるポケモンとそれに対するニョロボン側の対抗策の考察』の項を参照してください)。非ダイマ時の性能を重視したい場合は仮想敵が見つかるかもしれません。

なお威力に関しては、等倍雨ダイストリーム＞抜群ダイナックル(半減雨ダイストリーム＞等倍ダイナックル)となることには注意してください。

先発のポケモンで重力＋S操作等のサポートを行ったあと、ニョロボン死に出しから催眠術→腹太鼓→ダイストリーム(すいすい発動)で全抜きを狙います。ここまで決まってしまえば、後出しからニョロボンを止めれるポケモンは(おそらく)存在せず、死に出しからでもゴリランダーミミッキュキングドラファイアロー等の限られたポケモンしかいないという高い抜き性能を誇ります。そのため、これらのポケモンがいない構築に対しては結構簡単に全抜きが可能です。ステロがあると水を半減にするポケモンのダイマックスで止められることが少なくなるので、できれば撒いておきたいところです。

相手の構築次第では、初手のポケモンである程度暴れて、死に出し(可能なら後出し)から重力催眠を展開していくルートもありえます。相手の頭数を減らしたり削りを入れたりすることができるためニョロボンで全抜きしやすくなる一方で、プレイングの難易度は上がります。また、すいすいエースとして最低限の単体スペックはあるのでサポートなしのピンの選出も一応可能ですが、実力を最大限発揮するためにも重力要員とセットで採用することをおすすめします。

重力って誰で張ればいいの？という方に向けて、現環境で使いやすい重力役をご紹介します。

最有力の重力役。尻尾トリック→重力(→癒しの願いで自主退場)の流れを安定して決められます。トリックはラムの実を自然とケアできるメリットもあり、特性の天然により死に出し限定ですが相手エースのストッパーにもなれる点も評価が高いです。ステロや両壁等の他の補助技や、ムンフォでの削りもこなせるなど万能さが光ります。大天使様の育成論(育成論ソードシールド/1385)の調整をお借りして、技を月の光→重力に変えた構成で使っていました。

こちらもトリック＋重力＋自主退場(置き土産)を両立可能ですが、お見通しで相手の型を確認したり挑発で相手の起点作成を妨害したりできる点がピクシーにはないメリット。トリルで切り返していく動きが可能な点も特徴的です(トリルとすいすい＋ダイストリームは一見相性が悪そうですが、ニョロボン自身は素のSがそこまで高くないこともありターン管理をうまく行えばS操作として十分機能します)。

ステロ＋重力を両立する中で最速のポケモン。岩石封じでS操作→重力(→生き残ったら大爆発)で速やかに重力催眠エースに繋げることができます。ステロ＋大爆発の組み合わせで襷や頑丈をほぼ確実に潰せるのがメリット。けいけい様の育成論(育成論ソードシールド/1420)のイシヘンジンの項目にある調整をお借りしていました。

この項はすいすい腹太鼓ニョロボンを止める手段についての考察で、サブウェポンに格闘技以外必要がないという結論に至る過程を示しています。どちゃくそ長いので興味がなければ読み飛ばすことを推奨します。ダメ計もちょくちょく挟まりますが、多いので見にくかったら申し訳ありません。

前提として、ニョロボン側は(催眠術→)腹太鼓→ダイストリームで対面のポケモンを突破しているものとします。

雨下のA+6すいすいDMニョロボンを止める手段は大別して3つあります。
A. 積み技を無効化する
B. 上から叩いて落とす/上からの補助技で足止めする
C. 1発耐えて反撃で落とす

【候補】
天然：ピクシーヌオーナマコブシ
黒い霧：ミロカロスetc.
クリアスモッグ：モロバレルetc.

天然持ちに対しては腹太鼓が無意味にHPを減らす技に成り下がるので、ニョロボンの選出を控えるのが無難です。ただし、水技が等倍で通るピクシーヌオーに関しては雨ダイストリームで確定2発を取れているので、覚えておくと対面してしまった時に役立つかもしれません(アッキ等を考慮すると怪しいですが)。
また、黒い霧/クリアスモッグを持つポケモンのほとんどはダイマしない限りニョロボンの攻撃を耐えられず、ダイマすると能力リセットの効果は消えるため問題ありません。唯一の例外は不思議な鱗ミロカロス@火炎玉で、ダイマを切らずにニョロボンの攻撃を1発耐えて(ステロダメ込みでも中乱数耐え)から黒い霧を打つことができます。火炎玉により催眠術が効かない点でも相性が悪いので、見かけたらニョロボンを選出しないほうが無難です。

・雨DMアクアブレイク
202-137ピクシー 64.3%~76.2% 確定2発
202-150ヌオー 58.4%~69.8% 確定2発
162-200ナマコブシ 27.7%~33.3% 確定4発

【候補】
抜群先制技：ゴリランダーファイアロー
すいすい：キングドラガマゲロゲカジリガメ
高速スカーフ持ち：ドラパルトサザンドラetc
天候変化：キュウコン(アローラ)
変わり者：メタモン
悪戯心電磁波/尻尾トリック：オーロンゲetc.

ゴリランダーのGFグラススライダーはアイテム補正がなければオボンとダイマ込みで耐えることができ、返しのA+6雨ダイストリームで確定1発です。ただし、相手がダイマを切るとA+6ダイストリームを耐えられてしまい、反撃の草技で落とされてしまいます。
ファイアローの疾風の翼DMブレイブバードもアイテム補正がなければオボンとダイマ込みで耐えることができます。
キングドラはS種族値が負けているため雨下で上から殴られますが、珠DM暴風をオボンとダイマ込みで耐えることができます。水技は通りませんが、A+6DMインファイトならば高乱数で落とす(珠ダメ込み確定)ことができます。Sラインを落としている個体なら上を取れますが、その場合は耐久振りで耐えられる可能性があります。また、上からあくびやクリアスモッグを打たれたりダイウォールでダイマターンを稼がれたりするため、実際は厳しいことが多いです。
ガマゲロゲも雨下で上から殴られる可能性があり、珠DMパワーウィップだとオボンとダイマ込みでも耐えることができません。
すいすいカジリガメやスカーフ持ちドラパルトサザンドラにも上を取られていますが、これらはDMニョロボンを一撃で落とす手段がないため特に問題にはなりません。
キュウコン(アローラ)は死に出しから天候を書き換えることで上から殴ってきます。DMムーンフォースをオボンとダイマ込みで耐えつつ、A+6非雨ダイストリームで倒しつつ雨を再展開することができるので突破自体は可能です。先発運用が多いポケモンなので、事前に倒しておけると障害にならないでしょう。
メタモン(スカーフ)にコピーされた場合は、相手の+6インファイトでDMニョロボンが余裕で確定1発なので止められてしまいます。相手が常に最善の選択を取れるとは限らないのでダイマを切ってくる可能性もあり、その場合はお互いに一撃で飛ばせるため同速勝負になります。なお、A+6雨アクアブレイクはオボンとダイマ込みで耐えることができるため、サブウェポンに格闘技以外を採用することが一応の対策になります。
オーロンゲ等の悪戯心電磁波はラムを持てば対策自体はできますが、尻尾トリックについては対策のしようがありません。後出ししてくるわけではないので、催眠を当てたポケモンを含めて2体持って行けば十分とポジティブに捉えるしかないです。

・+6雨DMアクアブレイク
181-95ガマゲロゲ(DM) 204.9%~241.4% 確定1発
207-110ゴリランダー 155.0%~182.6% 確定1発
151-115キングドラ 101.3%~119.8% 確定1発
155-115ニョロボン(変わり者メタモン)(DM) 99.0%~116.7% 高乱数1発

・+6DMアクアブレイク(非雨)
149-95キュウコン(アローラ)(DM) 166.1%~195.6% 確定1発

・+6DMインファイト
151-115キングドラ(DM) 99.3%~117.2%

・物理耐久
A194ゴリランダーのGFグラススライダー 52.4%~62.0% 確定2発
A194ゴリランダーのGF鉢巻グラススライダー 78.3%~92.7% 確定2発
A146ファイアローのDMブレイブバード 61.4%~72.2% 確定2発
A146ファイアローの珠DMブレイブバード 79.8%~93.9% 確定2発

A161ガマゲロゲの珠DMパワーウィップ 75.3%~89.1% 確定2発
A161ガマゲロゲのDMパワーウィップ 57.8%~68.6% 確定2発
A161ガマゲロゲの珠DM地震 40.3%~48.1% 確定3発
A161ニョロボン(変わり者メタモン)の+6雨アクアブレイク 56.9%~67.1% 確定2発
A161ニョロボン(変わり者メタモン)の+6雨DMアクアブレイク 92.4%~109.0% 中乱数1発
A161ニョロボン(変わり者メタモン)の+6インファイト 113.8%~134.0% 確定1発

・特殊耐久
C161キングドラの珠DM暴風 61.1%~71.9% 確定2発
C150ガマゲロゲの珠DM大地の力 40.0%~46.9% 確定3発
C133キュウコン(アローラ)のDMムーンフォース 54.2%~63.8% 確定2発

【候補】
水無効特性：ラプラスヌオートリトドンガマゲロゲ
水1/4耐性：キングドラウオノラゴン
水1/2耐性：ゴリランダードラパルトギャラドスウーラオス(れんげき)(連撃)パッチラゴンマリルリウォッシュロトムドヒドイデアシレーヌドラミドロナットレイサザンドラジュラルドンミロカロスモロバレルパルシェン
数値受け：ポリゴン2サニーゴ(ガラル)
化けの皮：ミミッキュ
頑丈：ジバコイルエアームド
襷(＋カウンター)：ウーラオス(れんげき)etc.

これらのポケモンのうち、水技半減程度のポケモンはダイマを切らない限り確定1発です。また、無振りドラパルト/無振りギャラドス(非威嚇)/H振りアシレーヌ/無振りパッチラゴン/無振りサザンドラ程度ならダイマされてもA+6雨ダイストリームが確定1発〜高乱数1発になります。

ステロが撒かれていればA+6雨ダイストリームでゴリ押せるポケモンはかなり多く、具体的にはH振りドラミドロ/無振りゴリランダー/H振りウォッシュロトム/H振りマリルリ/B特化輝石サニーゴ(ガラル)/H振りギャラドス(威嚇)/無振りパルシェンなどはダイマしていても確定1発〜高乱数1発で落ちます。頑丈ジバコイルエアームドや襷カウンターウーラオス(れんげき)等も潰せるため、ステロはできるだけ撒いておきたいです。

また、H振りサザンドラ/B特化モロバレル/B特化ドヒドイデはダイマしてもDMニョロボンを半分以上削る打点がないため雨ダイストリームでゴリ押しできます。
持ち物をオボンにした場合、ダイマした無振りウーラオス(れんげき)(連撃)/B特化輝石ポリゴン2/H振りジュラルドン/B特化アシレーヌ/B特化ウォッシュロトム/B特化ナットレイの反撃もダイマ前提で75%以下に抑えることができるので、雨ダイストリームでゴリ押しできます。

ミミッキュについては、珠戯れつく＋珠影討ちや持ち物なしダイフェアリーならオボン込みで耐えられるのでワンチャンありますが、身代わり連打でのダイマターン/雨ターン枯らしやトリル＋呪いなど切り返し手段が豊富で、実際はかなり厳しい相手です。

したがって、ステロ＋雨ダイストリームで対処できないポケモンは以下の通りです。
ステロと雨ダイストリームでゴリ押せない：H振りパッチラゴン/H振りゴリランダー/B特化不思議な鱗ミロカロス/無振りキングドラ/H振りウオノラゴン
水技無効：H振りラプラス/H振りヌオー/H振りトリトドン/H振りガマゲロゲ
これらのポケモンに対しては、持ち物もしくはサブウェポンで対処することになります。

• 案1：神秘の雫

水技の火力を底上げすることでステロダメ込みでDMパッチラゴン/DMゴリランダーが確定1発になるほか、無振りウーラオス(れんげき)(連撃)以下の耐久のポケモンをA+6雨ダイストリームでワンパンできるようになるためステロに頼る必要性が薄くなります。
また、ステロ＋A+6雨ダイストリームを中乱数で耐えて黒い霧を打たれる恐れのあったB特化不思議な鱗ミロカロス@火炎玉を、ステロなしでも高乱数で落とせるようになるというメリットもあります(DM切られると耐えられますが、黒い霧が打てなくなる上にミロカロス側からの打点がないため問題ない)。

• 案2：インファイト

水技無効ラプラスヌオートリトドンガマゲロゲや水技1/4キングドラウオノラゴンへの最大打点になります。ラプラス以外は耐久振り＋ダイマで耐えてきますが、向こうからは大した打点がないので押し勝つことができます。A+6雨ダイストリームで確定1発にならなかったナットレイサザンドラジュラルドンパルシェンをステロなしでも高乱数1発〜確定1発にできるというメリットもあります。

・A+6雨DMアクアブレイク
163-96ドラパルト(DM) 112.5%~132.5% 確定1発
171-99ギャラドス(DM) 104.3%~122.8% 確定1発
187-94アシレーヌ(DM) 100.2%~117.9% 確定1発
165-111パッチラゴン(DM) 96.3%~113.3% 高乱数1発
167-111サザンドラ(DM) 95.2%~111.9% 高乱数1発
172-110ドラミドロ(DM) 93.3%~109.8% 中乱数1発(ステロダメ込みで確定1発)
175-111ゴリランダー(DM) 90.8%~106.8% (ステロダメ込みで確定1発)
157-127ウォッシュロトム(DM) 88.8%~104.4% 低乱数1発(ステロダメ込みで確定1発)
207-100マリルリ(DM) 85.2%~100.4% 低乱数1発(ステロダメ込みで高乱数1発)
167-167輝石サニーゴ(ガラル)(DM) 84.7%~100.0% 低乱数1発(ステロダメ込みで高乱数1発)
175-121ウーラオス(れんげき)(連撃)(DM) 83.4%~98.2% 確定2発(ステロダメ込みで低乱数1発)
197-110パッチラゴン(DM) 81.4%~95.9% 確定2発(ステロダメ込みで中乱数1発)
199-110サザンドラ(DM) 80.6%~94.9% 確定2発(ステロダメ込みで中乱数1発)
192-156輝石ポリゴン2(DM) 78.9%~92.9% 確定2発(ステロダメ込みで低乱数1発)
207-110ゴリランダー(DM) 77.5%~91.3% 確定2発(ステロダメ込みで低乱数1発)
202-99ギャラドス(DM)(威嚇込み) 77.2%~90.8% 確定2発(ステロダメ込みで確定1発)
177-135ジュラルドン(DM) 73.7%~87.0% 確定2発
125-201パルシェン(DM) 70.4%~82.8% 確定2発(ステロダメ込みで高乱数1発)
187-138アシレーヌ(DM) 68.1%~80.4% 確定2発
157-174ウォッシュロトム(DM) 64.6%~76.1% 確定2発
221-134モロバレル(DM) 59.5%~70.1% 確定2発
151-115キングドラ(DM) 50.6%~59.9% 確定2発
157-224ドヒドイデ(DM) 50.3%~59.2% 確定2発
181-201ナットレイ(DM) 48.6%~57.1% 高乱数2発
197-120ウオノラゴン(DM) 37.3%~43.9% 確定3発
202-144不思議な鱗ミロカロス 81.1%~95.5% 確定2発(ステロダメ込みで中乱数1発)

・A+6神秘の雫雨DMアクアブレイク
175-121ウーラオス(れんげき)(連撃)(DM) 100.0%~117.7% 確定1発
197-110パッチラゴン(DM) 97.4%~114.9% 高乱数1発(ステロダメ込みで確定1発)
207-110ゴリランダー(DM) 92.7%~109.4% 中乱数1発(ステロダメ込みで確定1発)
202-144不思議な鱗ミロカロス 97.0%~114.3% 高乱数1発

・A+6DMインファイト
199-110サザンドラ(DM) 157.2%~185.4% 確定1発
237-100ラプラス(DM) 145.5%~171.3% 確定1発
177-135ジュラルドン(DM) 144.0%~170.0% 確定1発
125-201パルシェン(DM) 136.8%~161.6% 確定1発
181-201ナットレイ(DM) 94.4%~111.6% 高乱数1発
151-115キングドラ(DM) 99.3%~117.2% 高乱数1発
218-88トリトドン(DM) 89.4%~105.5% 低乱数1発
212-95ガマゲロゲ(DM) 85.6%~100.7% 低乱数1発
202-105ヌオー(DM) 81.1%~95.7% 確定2発
197-120ウオノラゴン(DM) 73.0%~86.0% 確定2発

・物理耐久
A156ウオノラゴンのDMサイコファング 40.3%~47.5% 確定3発
A114ナットレイのDMパワーウィップ 47.5%~56.6% 乱数2発
A200ウーラオス(れんげき)(連撃)のDM雷パンチ 51.2%~60.8% 確定2発
A142ミミッキュの珠戯れつく＋珠影討ち 49.3%~58.7%+10.8%~13.2%
A156ミミッキュの珠DM戯れつく 71.3%~84.6% 確定2発
A142ミミッキュのDM戯れつく 60.2%~71.0% 確定2発
A167パッチラゴンのDM電撃嘴 96.3%~113.8% 高乱数1発
A194ゴリランダーのキョダイコランダ 119.2%~140.9% 確定1発

・特殊耐久
C120ミロカロスの雨DM熱湯 18.0%~21.6% 乱数5発
C112トリトドンのDM大地の力 22.8%~27.1% 乱数4発
C194サザンドラのDM流星群 41.8%~49.6% 確定3発
C105モロバレルのDMギガドレイン 42.1%~50.6% 低乱数2発
C150ラプラスのDM雷 43.9%~51.8% 低乱数2発
C125ポリゴン2の+1DM10万ボルト 51.2%~60.2% 確定2発
C189ジュラルドンのDM10万ボルト 51.2%~60.2% 確定2発
C126ウォッシュロトムのDMライジングボルト 54.8%~65.0% 確定2発
C147アシレーヌのDMムーンフォース 59.6%~70.4% 確定2発

ダメージ計算SS（for iPhone）を使用しています。
ダイマ時の計算はすでにだいぶ書いたので、非ダイマ時のダメ計を申し訳程度に載せておきます。

・A+6雨アクアブレイク
202-99ギャラドス 115.3%~136.1% 確定1発
157-172ドヒドイデ 85.9%~101.2% 低乱数1発

・A+6インファイト
218-132トリトドン 151.3%~177.9% 確定1発
207-100マリルリ 104.8%~123.6% 確定1発

・物理耐久
A172ドラパルトのドラゴンアロー 25.3%~30.7%×2 確定4発
A161パルシェンの+2氷柱針 12.0%~14.4%×5 乱数7発
A182ウーラオス(れんげき)のインファイト 65.0%~76.5% 確定2発
A142ミミッキュの戯れつく 75.9%~90.3% 確定2発
A114ナットレイのパワーウィップ 80.7%~97.5% 確定2発

・特殊耐久
C73ドヒドイデの熱湯 13.8%~16.2% 乱数7発
C172ポリゴン2のトライアタック 43.3%~51.2% 低乱数2発
C126ポリゴン2の10万ボルト 46.9%~56.6% 高乱数2発
C152ドラパルトの流星群 61.4%~72.8% 確定2発
C150ラプラスのフリーズドライ 66.2%~79.5% 確定2発
C172ウォッシュロトムの10万ボルト 95.1%~113.2% 高乱数1発