エアームド- ポケモン育成論ソードシールド

【複数種族考察】先発襷ステロ撒き比較 Part2【エアームド+15種】

2020/07/10 20:18 / 更新:2020/08/10 09:27

エアームド

HP:HP 65

攻撃:攻撃 80

防御:防御 140

特攻:特攻 40

特防:特防 70

素早:素早 70

ツイート4.864.864.864.864.864.864.864.864.864.86閲覧:57728登録:59件評価:4.86(25人)

エアームド  はがね ひこう  【 ポケモン図鑑 】

性格
ようき(素早 特攻)
特性
がんじょう
努力値配分(努力値とは?)
HP:204 / 防御:52 / 素早:252
個体値:31-31-31-x-31-31
実数値:166-100-167-x-90-134 (素早さ比較)
覚えさせる技
ステルスロック / がんせきふうじ / ちょうはつ / ブレイブバード
持ち物
カムラのみ

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ルール
シングルバトル
このポケモンの役割
サポート / ダイマックスしない
登録タグ
フォーク元の育成論(フォークとは?)
【複数種族考察】先発襷ステロ撒き比較 Part1【ドリュウズ+9種】(けいけい)

考察

注意

  • 本育成論は『先発襷ステロ撒き比較 Part1』(育成論ソードシールド/1419:フォーク元)の続きです。
  • 本育成論はエアームドエアームド単体を考察するものではなく、特定の採用理由を満たすポケモンを複数体取り上げ比較考察する論です。詳しい注意点についてはPart1を参照してください。
  • 以下常体で記述します。

タイプ一致虫打点と型破り:カイロスカイロスカイロス

  • 構成例

配分:陽気 A116 B140 S252 (140-160-138-×-90-150)
特性:型破り(or怪力バサミ)
技構成:ステルスロック/岩石封じ/シザークロス/ハサミギロチンor地震or10万馬力
持ち物:気合いの襷

・最速ギャラドスを余裕を持って抜く最速。ゴリランダーからの(アクロバットを除いた)最大打点である鉢巻叩き落とすをグラスフィールドの回復込みで高乱数2連耐え。余りA。
・ステロを撒く上でメリットの多い型破り推奨だが、威嚇により火力が落ちずミミッキュの化けの皮を剥がせる怪力バサミも候補。
・コンセプトのステルスロック、S操作手段の岩石封じ、削りを入れるためのシザークロス、までは確定。残りの1枠は、耐久型に打てるハサミギロチン、虫技との補完に優れ型破りで浮遊を無視できる地震or10万馬力、などから選択。

  • 強み

・タイプ相性上多くのステロ撒きが苦手な草タイプ全般に強い。特に、先制グラススライダーを打ってくるゴリランダーに対して強く、一致虫技による削り速度も兼ね備えている
・特性の型破りが優秀である。マジックミラー貫通でステロが撒ける、岩石封じでクリアボディ/ミラーアーマー/天邪鬼持ちのSを下げられる特性発動順により相手とのS関係を判別できる、ミミッキュの化けの皮を無視して削れる、ロトム系統に地震が当たる、頑丈にハサミギロチンが当たる、など多数のメリットが挙げられる。特にスカーフ持ち以外のドラパルトに対して岩石封じから入るのが安定択になる点が強い。

  • 弱み

・前作まで大きな採用理由であった、メガ枠に偽装できるという強みを失った
・挑発を覚えないため、壁貼りなどの相手の初手の展開を止める手段がない。積み技も防ぐことができない。
・素でウーラオスやミミッキュより遅く、岩石封じを1回当ててもSの高いスカーフ持ちが抜けない。
・一致虫技の威力が低く通りも悪いため、A種族値125に比して削り性能も高くない
飛行弱点のためダイジェットの起点にされやすい(最メジャーな一致ダイジェット使いのギャラドス/トゲキッスよりも速く、岩石封じ連打でS上昇が避けられるのは及第点)。
・タイプ的に天候ダメージで襷が潰れやすい。
・弱点先制技(アクセルロック/疾風の翼飛行技)に縛られやすい。

  • ダメージ計算

【被ダメージ】
A194ゴリランダーの鉢巻叩き落とす 55.0%~65.0%+37.1%~44.2% GFの回復込みで高乱数2耐え
A194ゴリランダーの持ち物なしアクロバット 84.2%~100.0% 高乱数耐え
A189ドラパルトの鉢巻ドラゴンアロー 41.4%~50.0%×2 高乱数2耐え
A182連撃ウーラオスの鉢巻水流連打(確定急所) 30.0%~36.4%×2 中乱数3発

【与ダメージ】
・岩石封じ
153-99リザードン 96.7%~115.0% 乱数1発
・シザークロス
207-110ゴリランダー 64.7%~76.3% 確定2発
・地震
157-127ウォッシュロトム 61.1%~72.6% 確定2発

  • 特に競合する他の襷ステロ枠
  • 参考育成論

育成論ソードシールド/1378(たんすSUN様):一撃技による3割瀕死のリスクを押し付けやすいステロ撒きとして考察されている。

  • まとめ

珍しい虫単タイプのステロ撒きで、ゴリランダーなどの草タイプに強い。型破りなど他の個性もあるが、強みはややピンポイント気味である。

催眠耐性のある挑発我武者羅持ち:真夜中ルガルガンルガルガン(まよなか)ルガルガン(まよなか)

  • 構成例

配分:陽気 A156 B100 S252 (160-155-108-×-95-147)
特性:やる気(orノーガード)
技構成:ステルスロック/岩石封じor怖い顔/挑発/我武者羅or吠えるorイカサマ
持ち物:気合いの襷

・最速ギャラドスを抜くために最速。準速ガラルヒヒダルマと同速。ドラパルト相手に最悪ステロだけは撒けるようにA172鉢巻ドラゴンアロー高乱数耐え。余りA。
・催眠耐性が特徴なのでやる気推奨だが、岩石封じの命中不安をケアできるノーガードも候補。
・コンセプトのステルスロック、S操作手段の岩石封じまたは怖い顔、展開阻止の挑発、までは確定。残りの1枠は、襷と相性のいい我武者羅、積みを流しつつステロダメを蓄積させる吠える、ルガルガン(まひる)ルガルガン(まひる)ルガルガン(たそがれ)ルガルガン(たそがれ)の覚えないイカサマ、などから選択。

  • 強み

やる気により完全な催眠耐性がある。タイプ相性上バタフリーに滅法強く、欠伸ループを自然と切れるところも評価点。
挑発で相手の起点作成を妨害できる。積み技持ちの起点にもならない。
・飛行耐性によりダイジェットを打たれづらい。

  • 弱み

・Sで大きく劣っているルガルガン(まひる)ルガルガン(まひる)ルガルガン(たそがれ)ルガルガン(たそがれ)テラキオンテラキオンに対して優位点を見出しづらく、我武者羅や吠えるを採用するならルガルガン(まひる)ルガルガン(まひる)で、攻撃技を採用するならルガルガン(たそがれ)ルガルガン(たそがれ)テラキオンテラキオンでよいとなりがち。差別化要素は、催眠耐性、積み技に対する起点回避のイカサマ、耐久数値、後攻我武者羅の当てやすさなどだが、挑発や襷を採用することを考えるとどれもやや弱い。
・素でウーラオスやミミッキュより遅く、岩石封じを1回当ててもSの高いスカーフ持ちが抜けない。
・A182連撃ウーラオスの水流連打が襷貫通で確定1発。また、弱点先制技(グラススライダー/アクアジェット/マッハパンチ/バレットパンチ)に縛られやすい。

  • ダメージ計算

【被ダメージ】
A172ドラパルトの鉢巻ドラゴンアロー 41.6%~50.6%×2 高乱数2耐え
A112マリルリの力持ちアクアジェット 60.0%~71.2% 確定2発

【与ダメージ】
・岩石封じ
153-99リザードン 141.1%~167.3% 確定1発

  • 特に競合する他の襷ステロ枠
  • まとめ

ルガルガン(まひる)ルガルガン(まひる)ルガルガン(たそがれ)ルガルガン(たそがれ)テラキオンテラキオンといった高速岩タイプとの厳密な差別化こそ難しいものの、Sがそこそこ高く技も揃っているので単体としてみれば扱いやすい。

広範囲アタッカーと壁貼りサポートの二面性がある:マンムーマンムーマンムー

  • 構成例

配分:陽気 A252 B4 S252 (185-182-101-×-80-145)
特性:鈍感(or厚い脂肪)
技構成:ステルスロック/岩石封じor怖い顔/地震or氷柱針or氷の礫orリフレクターor光の壁から2つ
持ち物:気合いの襷

・削り性能重視でASぶっぱ。意地鉢巻ドラパルトのドラゴンアローの乱数がずれるので端数はB4振り推奨。補助技主体の場合はHSベースも可。
・挑発を受け付けない鈍感推奨だが、耐性が増える厚い脂肪も候補。
・コンセプトのステルスロック、S操作手段の岩石封じまたは怖い顔、までは確定。残りの2枠は、削りを入れるための地震や氷柱針、ストッパー性能を持たせる氷の礫、後続サポートのリフレクターや光の壁、などから選択。

  • 強み

・鈍感により、挑発/アンコール等を気にせずにステロ撒き/壁貼りができる。地味に威嚇無効も嬉しく、アタッカーとしての性能を損なわない。
・A種族値130と地面×氷の抜群範囲の広さから襷持ちアタッカーとしての性能が高い。削り役としても優秀。
・元来のアタッカー性能の高さから流せるポケモンが多く、その隙に無償でステロ撒きや壁貼りを行いやすい。
・高火力な氷の礫により削れたダイジェットエース等へのストッパー性能が高い
タイプ的に天候ダメージで襷が潰れることがない
・電気無効枠である(ボルチェン/電磁波耐性)。

  • 弱み

・挑発を覚えないため、壁貼りなどの相手の初手の展開を止める手段がない。積み技も防ぐことができず、特にパルシェンの起点にされやすい。
・素でギャラドスやトゲキッス(同速)より遅く、岩石封じを1回当ててもSの高いスカーフ持ちが抜けない。
・壁貼りとしては自主退場技を持たない点が少し使いにくい。
・A182連撃ウーラオスの水流連打が襷貫通で確定1発。また、弱点先制技(グラススライダー/アクアジェット/マッハパンチ/バレットパンチ)に縛られやすい。

  • ダメージ計算

【被ダメージ】
A189ドラパルトの鉢巻ドラゴンアロー 42.7%~50.8%×2 高乱数2耐え
A211マリルリの力持ちアクアジェット 55.1%~65.9% 確定2発

【与ダメージ】
・岩石封じ
153-99リザードン 109.8%~130.7% 確定1発
・地震
185-81ドリュウズ 137.2%~162.1% 確定1発
・氷柱針
161-115トゲキッス 29.8%~34.7% 低乱数3発
・氷の礫
161-115トゲキッス 44.7%~53.4% 低乱数2発

  • 特に競合する他の襷ステロ枠
  • 参考育成論

育成論サンムーン/270(モソソクルッペ様):第7世代の育成論。襷ステロマンムーマンムーの基本を簡潔に抑えている。
育成論ORAS・XY/2011(ぶんそん様):第6世代の育成論。フリドラにより本来削りを入れにくい水タイプへの打点を確保した採用例。
育成論ORAS・XY/1175(桟敷の上の桟敷様):第6世代の育成論。バレにくい壁貼り要員としての強みがわかりやすく解説されている。

  • まとめ

鈍感によって挑発を気にせずステロを撒ける。襷と相性が良く、攻撃面での数値や範囲に優れる一方で、両壁が貼れるなど見た目に反して器用な動きができる。

補助技の豊富な地電の一貫切り枠:ネンドールネンドールネンドール

  • 構成例

配分:陽気 A244 B12 S252 (135-121-127-×-140-139)
特性:浮遊
技構成:ステルスロック/岩石封じ/リフレクターor光の壁or大爆発or地震or思念の頭突きから2つ
持ち物:気合いの襷

・ほぼASぶっぱだが、ドラパルト相手に最悪ステロだけは撒けるようにA172鉢巻ドラゴンアロー高乱数耐え。補助技主体の場合はHSベースも可。
・コンセプトのステルスロック、S操作手段の岩石封じ、までは確定。残りの2枠は、後続サポートのリフレクターや光の壁、起点回避かつ自主退場の大爆発、削りを入れるための地震や思念の頭突き、などから選択。

  • 強み

・ステロ/両壁に加えて、トリックルーム/怪電波/スキルスワップ/神秘の守り/高速スピンといったサポート技を多く覚える。
電気無効(ボルチェン/電磁波耐性)かつ地面無効(型破り地震に注意)という珍しい耐性を持つので、構築の穴を埋めやすい。
大爆発による自主退場技が可能

  • 弱み

・挑発を覚えないため、壁貼りなどの相手の初手の展開を止める手段がない。積み技も防ぐことができない。
・素でギャラドスやトゲキッスより遅く、岩石封じを1回当ててもドラパルトやSの高いスカーフ持ちが抜けない。
・マイナーでサポート要員っぽく見えるので、とりあえず挑発や拘りトリックを打たれて機能停止することがある。
・火力が貧弱で削り性能が低い
・A182連撃ウーラオスの水流連打が襷貫通で確定1発。また、弱点先制技(グラススライダー/アクアジェット/影討ち/不意討ち/氷の礫)に縛られやすい。蜻蛉返りが抜群で入ることも交代先の先制技による縛られやすさに繋がっている。

  • ダメージ計算

【被ダメージ】
A172ドラパルトの鉢巻ドラゴンアロー 42.9%~51.1%×2 高乱数2耐え
A112マリルリの力持ちアクアジェット 62.2%~72.5% 確定2発

【与ダメージ】
・岩石封じ
153-99リザードン 73.2%~88.8% 確定2発
・地震
185-81ドリュウズ 91.8%~110.2% 中乱数1発
・思念の頭突き
207-116ローブシン 47.3%~56.0% 高乱数2発
・大爆発
155-96エースバーン 76.7%~90.9% 確定2発

  • 特に競合する他の襷ステロ枠
  • まとめ

攻撃性能は低いが、他の地面タイプが覚えない豊富な補助技を活かして盤面を整えることに長けている。電気/地面無効も構築の穴を埋めるうえで役に立つ。

水タイプや耐久型に強め:ガマゲロゲガマゲロゲガマゲロゲ

  • 構成例

配分:臆病 C252 D4 S252 (180-103-95-137-96-138)
特性:貯水(orすいすい)
技構成:ステルスロック/凍える風or岩石封じ/熱湯or毒毒or地震から2つ
持ち物:気合いの襷

・CSぶっぱ。端数はDL対策でD4振り推奨。
・水技無効が大きな特徴なので貯水推奨だが、雨を活かせるパーティならすいすいも候補。
・コンセプトのステルスロック、S操作手段の凍える風または岩石封じ、までは確定。残りの2枠は、削りを入れるための熱湯や地震、耐久ポケモンに刺さる毒毒、などから選択。

  • 強み

・貯水により水技が無効。水弱点のステロ撒きが多い中、連撃ウーラオスの水流連打やマリルリのアクアジェットが効かない点が非常に強力。
・水地複合というタイプも、半減4無効1に対して弱点が草のみと優秀。
熱湯を自然に採用できるため火傷ワンチャンによってアドを取れることがある。
毒毒を覚えるため、耐久型に対して有効な削りを入れることができる。
・すいすいエースとしての採用が多いため、ステロ撒きであることや特性の貯水が読まれにくく、挑発も打たれづらい。ぺリッパー/ニョロトノとともに採用することで雨エースに偽装し、選出誘導することもできる
・選出画面では物理か特殊かを読みにくい。
・電気無効枠である(ボルチェン/電磁波耐性)。

  • 弱み

こちらから水タイプへの有効打があるわけではないため、明確に強いわけではない。あくまで水タイプの前で行動回数を確保しやすい、あるいは水技を打つことを抑制できる、程度。
・挑発を覚えないため、壁貼りなどの相手の初手の展開を止める手段がない。積み技も防ぐことができない。
・素でギャラドスやトゲキッスより遅く、岩石封じを1回当ててもドラパルトやSの高いスカーフ持ちが抜けない。
・火力が低めなので、削り性能があまり高くない
・草が4倍弱点であり、特にグラススライダーに縛られやすい。

  • ダメージ計算

【被ダメージ】
A172ドラパルトの鉢巻ドラゴンアロー 42.2%~50.5%×2 高乱数2耐え
A182ウーラオスのインファイト 72.2%~85.5% 確定2発
A182ウーラオスのDM燕返し 43.8%~52.2% 低乱数2発

【与ダメージ】
・凍える風
163-96ドラパルト 36.8%~44.1% 確定3発
・熱湯
185-86ドリュウズ 78.9%~94.0% 確定2発

  • 参考育成論

育成論サンムーン/1222(え○みき様):第7世代の育成論。水タイプに弱くないステロ撒きとしての特徴が簡潔にまとめられている。
育成論BW/4025(pool様):第5世代の育成論。雨構築に組み込んだすいすいでの採用例。

  • 特に競合する他の襷ステロ枠
  • まとめ

挑発を覚えず火力も微妙なので一見汎用性が低そうだが、貯水により水技を牽制できたり耐久型に毒毒を刺せたりといった独自の性能が光る。

雨エース偽装による選出誘導力:カジリガメカジリガメカジリガメ

  • 構成

配分:陽気 A252 B4 S252 (165-167-111-×-88-138)
特性:すいすい
技構成:ステルスロック/岩石封じor怖い顔/アクアブレイク/諸刃の頭突き
持ち物:気合いの襷

・ASぶっぱ。
・コンセプトのステルスロック、S操作手段の岩石封じまたは怖い顔、削りを入れるためのアクアブレイク、までは確定。残りの1枠は、ガメノデスガメノデスの覚えない高威力岩技の諸刃の頭突きの優先度が高い。

  • 強み

・A種族値115から通りの良い岩技/水技を打てるため削り性能が高い
・水複合であるため、氷タイプ(ガラルヒヒダルマ/パルシェンetc.)や炎タイプ(リザードン/ウルガモスetc.)との対面で高火力な一致技を打たせない。特に、初手に出てきやすいガラルヒヒダルマに一貫性の低い馬鹿力/地震で拘らせることで、後続エースの積む隙を作りやすい。
・飛行耐性によりダイジェットを打たれづらい
・すいすいエースとしての採用が多いため、ステロ撒きであることが読まれにくく、挑発も打たれづらい。ぺリッパー/ニョロトノとともに採用することで雨エースに偽装し、選出誘導することもできる
・諸刃の頭突きにより不安定ながらも自主退場が可能
・キョダイ個体で水技を採用すれば、ダイマックス時にキョダイガンジンをうつことでもステルスロックが撒くという選択肢もある。
・同タイプのガメノデスガメノデスと比べると、少し高い素早さ、諸刃の頭突きの火力、雨エースに偽装可能、といった点で違いを出せる。

  • 弱み

・挑発を覚えないため、壁貼りなどの相手の初手の展開を止める手段がない。積み技も防ぐことができない。
・素でギャラドスやトゲキッスより遅く、岩石封じを1回当ててもドラパルトやSの高いスカーフ持ちが抜けない。
・弱点先制技(グラススライダー/マッハパンチ)に縛られやすい。

  • ダメージ計算

【被ダメージ】
A172ドラパルトの鉢巻ドラゴンアロー 40.3%~47.5%×2 確定3発
A182連撃ウーラオスの鉢巻水流連打(確定急所) 32.7%~38.7%×3 高乱数3発
A211ローブシンの根性マッハパンチ 80.0%~94.5% 確定2発

【与ダメージ】
・岩石封じ
153-99リザードン 151.6%~180.3% 確定1発
・諸刃の頭突き
161-115トゲキッス 152.7%~180.1% 確定1発
・アクアブレイク
215-187カバルドン 40.0%~48.3% 確定3発

  • 特に競合する他の襷ステロ枠
  • まとめ

氷炎飛への耐性が活きやすく、通りの良い2つの一致技により削り性能も高い。同タイプのガメノデスガメノデスにはない諸刃の頭突きを覚え、雨エースへの偽装もできる。

蛇睨みと砂吐きによる天候操作:サダイジャサダイジャサダイジャ

  • 構成

配分:陽気 A252 D4 S252 (147-159-145-×-91-135)
特性:砂吐き(or脱皮)
技構成:ステルスロック/蛇睨み/岩石封じ/地震
持ち物:気合いの襷

・ASぶっぱ。
・基本は砂吐きだが、状態異常耐性を持たせられる脱皮も候補。
・コンセプトのステルスロック、採用理由に直結する麻痺撒きの蛇睨み、麻痺が効かない相手に対するS操作手段の岩石封じ、削りを入れるための地震、でほぼ確定。

  • 強み

・蛇睨みによって命中安定かつ地面タイプにも有効な麻痺撒きができる(勘違いしやすいがゴーストタイプにも効果がある)。
・麻痺の効かない電気タイプにはタイプ一致の地震で高い打点を持つ。
・砂吐きによってダイストリーム/ダイバーン/ダイアイスによる天候変化(=火力や素早さの補強)を許さない。ダイアイスによって襷が潰されない点も副次的なメリット。当然ながら砂掻きエースとも相性がよい。
・電気無効枠である(ボルチェン/電磁波耐性)。

  • 弱み

・麻痺を撒くうえでラム持ちや身代わりをケアする必要がある
・ウォッシュロトムなど浮いている電気タイプが苦手。
・挑発を覚えないため、壁貼りなどの相手の初手の展開を止める手段がない。積み技も防ぐことができない。
・素でギャラドスやトゲキッスより遅く、岩石封じを1回当ててもドラパルトやSの高いスカーフ持ちが抜けない。
・サポート要員に見えるので、とりあえず挑発や拘りトリックを打たれて機能停止することがある。
・A182連撃ウーラオスの水流連打が襷貫通で確定1発。また、弱点先制技(グラススライダー/アクアジェット/氷の礫)に縛られやすい。

  • ダメージ計算

【被ダメージ】
A189ドラパルトの鉢巻ドラゴンアロー 37.4%~44.8%×2 確定3発
A112マリルリの力持ちアクアジェット 48.9%~58.5% 高乱数2発

【与ダメージ】
・岩石封じ
153-99リザードン 96.7%~115.0% 高乱数1発
・地震
185-81ドリュウズ 120.0%~142.7% 確定1発

  • 特に競合する他の襷ステロ枠
  • 参考育成論

育成論ソードシールド/245(まっくす様):耐久振り+オボンでサイクル参加も可能にする調整が施されている。
育成論ソードシールド/233(tさくや (さく)様):初手に出てきやすいウォッシュロトム意識でイトケを持たせた採用例。

  • まとめ

蛇睨みによる無効化されにくい麻痺撒きを兼ねられる点が最大の個性。タイプ・耐久ともに安定しているが、麻痺が撒けないと起点になりやすい点がやや課題となるか。

頑丈と優秀な物理耐久・耐性:エアームドエアームドエアームド

  • 構成

配分:陽気 H204 B52 S252 (166-100-167-×-90-134)
特性:頑丈(or砕ける鎧)
技構成:ステルスロック/岩石封じ/挑発/ブレイブバードorアイアンヘッドor吹き飛ばし
持ち物:カムラの実(orレッドカードorゴツゴツメットetc.)

・最速アーマーガアを余裕を持って抜く最速。A182連撃ウーラオスの水流連打の乱数がずれるところまでBに振り、余りH(この配分でHぶっぱよりも2耐えする確率が上がる)。削り性能を意識したASベースも可。
・基本は頑丈だが、相手の岩石封じに強く物理対面でS逆転が狙える砕ける鎧も調整次第ではあり。
・コンセプトのステルスロック、S操作手段の岩石封じ、展開阻止の挑発、までは確定。残りの1枠には、削りを入れるためのブレイブバードまたはアイアンヘッド、積みを流しつつステロダメを蓄積させる吠える、などから選択。
・襷を持たせなくてよいため、様々な持ち物が選択肢にあがる。
・HBベースでサイクル参加しつつステロを撒く構成も一般的である(ただし受け寄りの構築で採用される)。

  • 強み

頑丈により襷がなくても行動保証がある。持ち物が自由なことに加え、襷枠を他のポケモンに譲ることができるメリットもある。持ち物の選択によって、+αの役割を持たせることができる(例:レッドカード持ちで積みストッパー、ゴツメ持ちで対物理の削り、など)。頑丈を無効化する型破り持ち(ドリュウズ、ルチャブル、オノノクスなど)にはタイプ相性上有利で、一撃で落とされることはほぼない。
挑発で相手の起点作成を妨害できる。積み技持ちの起点にもなりにくい。
・高い物理耐久と鋼飛複合の優秀な耐性があり、相手によっては3ターン以上行動できる可能性も高い。
・飛行耐性によりダイジェットを打たれづらい。
・裏の積みエースのストッパーとなりうるミミッキュに対して強く、一致鋼技で高い打点を持つ。
・他のステロ撒きが苦手な連撃ウーラオスやゴリランダーに対して強めで、一致飛行技で高い打点を持つ。
・挑発+地面技無効によりカバルドンに強い
・先発サポート役として多いオーロンゲやエルフーンに対して一致鋼技による高い打点を持つ。
・ブレイブバードにより不安定ながらも自主退場が可能
・地面無効枠。

  • 弱み

・素でギャラドスやトゲキッスより遅く、岩石封じを1回当ててもドラパルトやSの高いスカーフ持ちが抜けない(ただし、カムラと岩石封じを組み合わせて補うという選択肢もある)。
・火力が低めなので、削り性能があまり高くない
・物理受けやステロ撒きでの採用がメジャーなため、とりあえず挑発や拘りトリックを打たれて機能停止することがある。
電気タイプ全般が非常に苦手。こちらからのまともな打点もないため低負担での繰り出しを許しやすく、ボルチェンされると岩石封じによるS-1の効果を場に残せない。
・A168エースバーンのキョダイカキュウやC161リザードンのキョダイゴクエンが頑丈貫通で確定1発

  • ダメージ計算

【被ダメージ】
A142ミミッキュの珠シャドークロー 26.5%~33.1% 確定4発
A182連撃ウーラオスの水流連打(確定急所) 14.4%~16.8%×3 低乱数6発
C172ウォッシュロトムのボルトチェンジ 91.5%~108.4% 中乱数1発

【与ダメージ】
・岩石封じ
153-99リザードン 60.1%~73.2% 確定2発
・ブレイブバード
175-121ウーラオス 65.1%~76.5% 確定2発
・アイアンヘッド
202-113オーロンゲ 41.5%~48.5% 確定3発

  • 特に競合する他の襷ステロ枠
  • 参考育成論

育成論ソードシールド/1326(MOT様):頑丈を貫通するエースバーンのキョダイカキュウを耐えるためにオッカの実を持たせた採用例。
育成論サンムーン/1077(桟敷の上の桟敷様):第7世代の育成論。今作ではZ技/ジュエルがないため削り性能は落ちてしまった。
育成論BW/3862(karankoron様):第5世代の育成論。レッドカードを持たせて運用する際の注意点などについて詳しい。

  • まとめ

高い物理耐久+鋼飛複合の優れた耐性ゆえに他のステロ撒きが苦手なポケモンに対しても強い。 特性の頑丈や挑発を打てることも加味すると、かなりスペックの高いステロ撒きだと言える。

負けん気と悪鋼複合の良耐性:キリキザンキリキザンキリキザン

  • 構成

配分:陽気 H4 A252 S252 (141-177-120-×-90-134)
特性:負けん気(or精神力)
技構成:ステルスロック/岩石封じor電磁波or怖い顔/挑発/アイアンヘッドor地獄突き
持ち物:気合いの襷

・ASぶっぱ。
・基本は負けん気だが、怯みによって突破されることをケアするなら精神力も候補。
・コンセプトのステルスロック、S操作手段の岩石封じまたは電磁波または怖い顔、展開阻止の挑発、削りを入れるためのアイアンヘッドまたは地獄突き、でほぼ確定。

  • 強み

・負けん気により威嚇持ちの選出を抑制できるため、物理エースと相性が良い。また、相手にS操作技を打たせない(打った場合はキリキザンキリキザンの火力が上昇する)ため、同じような起点作り役と対面したときに動かしやすい。
悪戯心からの補助技(挑発含む)を無効にしつつ、逆にこちらから挑発を入れることができる。オーロンゲやエルフーンに対しては一致鋼技による高い打点があり、相手からのフェアリー技も等倍に抑える。
挑発で相手の起点作成を妨害できる。積み技持ちの起点にもならない。
・高めの物理耐久+鋼の耐性により、連続技や先制技に縛られにくい
・飛行耐性によりダイジェットを打たれづらい。
・構築で一貫しやすい悪・ゴースト技を半減する。
・アタッカー運用が一般的であるため比較的ステロ撒きだとバレにくい。

  • 弱み

・素でギャラドスやトゲキッスより遅く、岩石封じを1回当ててもドラパルトやSの高いスカーフ持ちが抜けない。
・麻痺を撒くうえでラム持ちや身代わりをケアする必要がある。特に、不意討ちが有名なため身代わりを誘いやすい点はアンチシナジー。
・マッハパンチに縛られやすい。

  • ダメージ計算

【被ダメージ】
A182連撃ウーラオスの水流連打(確定急所) 23.4%~28.3%×3 乱数4発
A140オーロンゲのソウルクラッシュ 36.1%~42.5% 確定3発
A211ローブシンのマッハパンチ 113.4%~136.1% 確定1発
C97エルフーンのムーンフォース 41.1%~49.6% 確定3発

【与ダメージ】
・岩石封じ
153-99リザードン 107.1%~128.1% 確定1発
・アイアンヘッド
202-113オーロンゲ 71.2%~84.1% 確定2発
・地獄突き
163-96ドラパルト 103.0%~121.4% 確定1発

  • 特に競合する他の襷ステロ枠
  • 参考育成論

育成論サンムーン/1858(キリキザンの人様):第7世代の育成論。当時のメジャーなステロ撒きと比較してキリキザンキリキザンの強みを分かりやすく解説している。
育成論ORAS・XY/1672(イカ鉄様):第6世代の育成論。精神力での採用で、コメント欄にて特性に関する議論が行われている。

  • まとめ

負けん気による威嚇持ちの選出抑制や悪鋼複合の固有タイプによる優秀な耐性が強み。挑発や電磁波なども習得するため、悪戯心無効も併せて展開阻害性能も高い。

広範囲な特殊ウェポンと豊富な補助技を持つ:ルナトーンルナトーンルナトーン

  • 構成

配分:臆病 B44 C212 S252 (165-×-91-142-105-134)
特性:浮遊
技構成:ステルスロック/凍える風/リフレクターor光の壁orサイコキネシスorパワージェムor大爆発から2つ
持ち物:気合いの襷

・最速アーマーガアを余裕を持って抜く最速。ドラパルト相手に最悪ステロだけは撒けるようにA172珠ドラゴンアロー高乱数耐え。余りC。補助技主体の場合はHSベースも可。
・コンセプトのステルスロック、S操作手段の凍える風、までは確定。残りの2枠は、後続サポートのリフレクターや光の壁、削りを入れるためのサイコキネシスやパワージェム、起点回避かつ自主退場の大爆発、などから選択。

  • 強み

・ステロ/両壁に加えて、トリックルーム/マジックルーム/催眠術/スキルスワップ/神秘の守りといったサポート技を多く覚える。
特殊技を豊富に覚えるため、ピンポイントな技を仕込みやすい(4倍弱点をつく冷凍ビーム/大地の力/草結び/ムーンフォースなど)。
・地面無効枠(型破り地震に注意)。
・飛行耐性によりダイジェットを打たれづらい。
大爆発による自主退場技が可能
ソルロックソルロックと比べると、特殊耐久の高さ(=トゲキッスなどに強め)、広範囲な特殊ウェポン(氷草妖打点)、などで優る。

  • 弱み

・挑発を覚えないため、壁貼りなどの相手の初手の展開を止める手段がない。積み技も防ぐことができない。
・素でギャラドスやトゲキッスより遅く、岩石封じを1回当ててもドラパルトやSの高いスカーフ持ちが抜けない。
・マイナーでサポート要員っぽく見えるので、とりあえず挑発や拘りトリックを打たれて機能停止することがある。
・火力が低めなため削り性能が高くない
・A182連撃ウーラオスの水流連打が襷貫通で確定1発。また、弱点先制技(グラススライダー/アクアジェット/影討ち/不意討ち)に縛られやすい。蜻蛉返りが抜群で入ることも交代先の先制技による縛られやすさに繋がっている。

  • ダメージ計算

【被ダメージ】
A172ドラパルトの珠ドラゴンアロー 42.4%~50.3%×2 高乱数2耐え
A112マリルリの力持ちアクアジェット 69.0%~81.2% 確定2発
C189トゲキッスのDMエアスラッシュ 40.0%~47.2% 確定2耐え

【与ダメージ】
・凍える風
163-96ドラパルト 38.0%~45.3% 確定3発
・サイコキネシス
157-162ドヒドイデ 57.3%~68.7% 確定2発
・パワージェム
161-135トゲキッス 60.8%~72.0% 確定2発

  • 特に競合する他の襷ステロ枠
  • まとめ

両壁をはじめとする他の岩タイプにはない豊富な補助技を覚える。同タイプのソルロックソルロックよりも特殊方面に高いステータスで、ステロ撒きとしては珍しく特殊技の範囲が広い。

高威力炎打点と豊富な補助技を持つ:ソルロックソルロックソルロック

  • 構成

配分:陽気 A252 B4 S252 (165-147-106-×-86-134)
特性:浮遊
技構成:ステルスロック/岩石封じ/リフレクターor光の壁or思念の頭突きorフレアドライブor大爆発から2つ
持ち物:気合いの襷

・ASぶっぱ。A172鉢巻ドラパルトのドラゴンアローの乱数がずれるため端数はB4振り推奨。補助技主体の場合はHSベースも可。
・コンセプトのステルスロック、S操作手段の岩石封じ、までは確定。残りの2枠には、後続サポートのリフレクターや光の壁、削りを入れるための思念の頭突きやフレアドライブ、起点回避かつ自主退場の大爆発、などから選択。

  • 強み

・ステロ/両壁に加えて、鬼火/トリックルーム/マジックルーム/催眠術/スキルスワップ/神秘の守りといったサポート技を多く覚える。
高威力の炎打点を持つ。
・地面無効枠(型破り地震に注意)。
・飛行耐性によりダイジェットを打たれづらい。
大爆発による自主退場が可能(今回考察しているポケモンの中で最大火力。同条件イシヘンジンイシヘンジンの自爆とは誤差程度だが)。
ルナトーンルナトーンと比較すると、物理耐久の高さ(ギャラドスなどに強め)、鬼火習得、炎打点、大爆発の火力、といった面で優る。

  • 弱み

・挑発を覚えないため、壁貼りなどの相手の初手の展開を止める手段がない。積み技も防ぐことができない。
・素でギャラドスやトゲキッスより遅く、岩石封じを1回当ててもドラパルトやSの高いスカーフ持ちが抜けない。
・マイナーでサポート要員っぽく見えるので、とりあえず挑発や拘りトリックを打たれて機能停止することがある。
・火力が低めなため削り性能が高くない
・A182連撃ウーラオスの水流連打が襷貫通で確定1発。また、弱点先制技(グラススライダー/アクアジェット/影討ち/不意討ち)に縛られやすい。蜻蛉返りが抜群で入ることも交代先の先制技による縛られやすさに繋がっている。

  • ダメージ計算

【被ダメージ】
A172ドラパルトの鉢巻ドラゴンアロー 41.8%~49.6%×2 確定2耐え
A194ギャラドスのDM飛び跳ねる 40.6%~47.8% 確定2耐え
A112マリルリの力持ちアクアジェット 59.3%~70.3% 確定2発

【与ダメージ】
・岩石封じ
153-99リザードン 133.3%~159.4% 確定1発
・思念の頭突き
207-116ローブシン 56.0%~66.8% 確定2発
・フレアドライブ
181-201ナットレイ 75.1%~88.3% 確定2発
・大爆発
155-96エースバーン 92.9%~109.6% 中乱数1発

  • 特に競合する他の襷ステロ枠
  • 参考育成論

育成論サンムーン/1076(わに様):仮想敵が軒並み消滅したが、種族値に沿ったHBベースも考察の余地があるかもしれない。おまけでAS襷運用の紹介もある。

  • まとめ

両壁をはじめとする他の岩タイプにはない豊富な補助技を覚える。同タイプのルナトーンルナトーンよりも物理方面に高いステータスで、高威力炎技があるのも特徴的。

超級物理耐久と重力起動:イシヘンジンイシヘンジンイシヘンジン

  • 構成

配分:陽気 H28 A108 B116 D4 S252 (179-159-170-×-41-134)
特性:パワースポット
技構成:ステルスロック/岩石封じ/重力or自爆orヒートスタンプor地震から2つ
持ち物:気合いの襷

・最速アーマーガアを余裕を持って抜く最速。A200連撃ウーラオスの水流連打を高乱数耐え。余りA、端数D。
・コンセプトのステルスロック、S操作手段の岩石封じ、までは確定。残りの2枠は、個性的なサポート技の重力、起点回避かつ自主退場の自爆、サブウェポンのヒートスタンプや地震、などから選択。

  • 強み

ステロと重力を両立するポケモンの中で最速。命中不安技を絡めたギミック構築で声がかかる。
物理耐久数値が非常に高く、連撃ウーラオスの水流連打を耐えるといった芸当は他の水弱点のステロ撒きにはできない(アイテム補正が載ると耐えない点に注意)。弱点を突けない物理アタッカー(ミミッキュなど)相手には行動回数を稼ぎやすい。
・飛行耐性によりダイジェットを打たれづらい。
自爆による自主退場が可能

  • 弱み

・挑発を覚えないため、壁貼りなどの相手の初手の展開を止める手段がない。積み技も防ぐことができない。
・素でギャラドスやトゲキッスより遅く、岩石封じを1回当ててもドラパルトやSの高いスカーフ持ちが抜けない。
・特殊耐久が紙なので低火力技であっても2耐えの望みがない。
・物理耐久があるとはいえ、弱点先制技(グラススライダー/アクアジェット/マッハパンチ/バレットパンチ)には縛られやすい。

  • ダメージ計算

【被ダメージ】
A200連撃ウーラオスの水流連打 27.9%~34.6%×3 高乱数3耐え
A156ミミッキュの戯れつく 26.8%~31.8% 確定4発
A194ゴリランダーのGFグラススライダー 64.8%~78.2% 確定2発
C126ポリゴン2の10万ボルト 58.1%~68.7% 確定2発

【与ダメージ】
・岩石封じ
153-99リザードン 143.7%~172.5% 確定1発
・ヒートスタンプ
181-201ナットレイ 66.2%~79.5% 確定2発(威力100)
・自爆
155-96エースバーン 80.0%~94.8% 確定2発

  • 特に競合する他の襷ステロ枠
  • まとめ

弱点ながら連撃ウーラオスの水流連打を耐えるほどの非常に高い物理耐久を誇るものの、それ以外の利点には乏しい。重力が個性なので、後続で活かせるような構築に採用したい。

電炎耐性のある頑丈:イワークイワークイワーク

  • 構成

配分:陽気 H100 B172 S236 (123-65-202-×-65-132)
特性:頑丈(or砕ける鎧)
技構成:ステルスロック/岩石封じor怖い顔/挑発/ボディプレスor自爆
持ち物:カムラの実(or風船orレッドカードor輝石etc.)

・上から挑発するために最速アーマーガア抜き。A187ドリュウズの地震を最大乱数切って耐えつつ、ボディプレスの火力を上げるためにBにできる限り多く振った。
・基本は頑丈だが、相手の岩石封じに強く物理対面でS逆転が狙える砕ける鎧も調整次第ではあり。
・コンセプトのステルスロック、S操作手段の岩石封じまたは怖い顔、展開阻止の挑発、までは確定。残りの1枠は、削りを入れるためのボディプレスか、起点回避かつ自主退場の自爆、などから選択。
・襷を持たせなくてよいため、様々な持ち物が選択肢にあがる。

  • 強み

頑丈により襷がなくても行動保証がある。持ち物が自由なことに加え、襷枠を他のポケモンに譲ることができるメリットもある。持ち物の選択によって、+αの役割を持たせることができる(例:風船持ちで地震ワンウェポンのカバルドンを完封、レッドカード持ちで積みストッパーなど)。
挑発で相手の起点作成を妨害できる。積み技持ちの起点にもなりにくい。
・飛行耐性によりダイジェットを打たれづらい。
自爆による自主退場が可能
・進化前なので知らない人/調べない人には舐められがち。特に、意外と早いSが知られていない場合がある。
・同じ頑丈のエアームドエアームドとは、電気無効(ボルチェン/電磁波耐性)、炎半減という耐性面での違いがある。

  • 弱み

・素でギャラドスやトゲキッスより遅く、岩石封じを1回当ててもドラパルトやSの高いスカーフ持ちが抜けない(ただし、カムラと岩石封じを組み合わせて補うという選択肢もある)。
・進化前でマイナーなので、とりあえず挑発や拘りトリックを打たれて機能停止することがある。見た目が見た目なのでステロ撒きだということもバレやすい。
・ゴーストタイプへの打点がないため、身代わりドラパルトなどに起点にされる。
・頑丈を貫通する型破り持ちに弱点を突かれやすい。性格/持ち物/ランク補正があると、ドリュウズの地震、ルチャブルのインファイト、オノノクスのインファイト/地震を耐えられない(輝石を持てば耐える)。
・A147パルシェンの氷柱針が頑丈貫通で中乱数で落ちる(輝石を持てば耐える)。A182連撃ウーラオスの水流連打やA194ゴリランダーのキョダイコランダだと確定1発。また、弱点先制技(グラススライダー/アクアジェット/マッハパンチ/バレットパンチ)に縛られやすい。

  • ダメージ計算

【被ダメージ】
A187ドリュウズの地震 86.4%~101.6% 高乱数耐え
A172ドラパルトのドラゴンアロー 20.3%~24.3%×2 確定4発
A147パルシェンの氷柱針 16.9%~22.0%×5 中乱数5発

【与ダメージ】
・岩石封じ
153-99リザードン 62.7%~73.2% 確定2発
・ボディプレス
207-130バンギラス 90.8%~108.2% 中乱数1発
・大爆発
155-96エースバーン 32.9%~39.3% 高乱数3発

  • 特に競合する他の襷ステロ枠
  • 参考育成論

育成論ソードシールド/454(ジン様):7世代からの環境の変化によって、どのように使いやすくなったのかが丁寧に解説されている。

  • まとめ

電炎に耐性のある頑丈ステロ要員で、持ち物のカスタマイズ性も魅力的。そこそこのSから挑発を打つこともでき、進化前ながら侮れないスペックがある。

炎氷耐性のある挑発持ち:ガメノデスガメノデスガメノデス

  • 構成

配分:陽気 A252 B4 S252 (147-157-136-×-106-132)
特性:硬い爪(or悪い手癖)
技構成:ステルスロック/岩石封じ/挑発/アクアブレイク
持ち物:気合いの襷

・ASぶっぱ。最速でちょうど最速アーマーガア抜き。
・火力補強となる硬い爪が基本。襷と相性の良い悪い手癖も一考。
・コンセプトのステルスロック、S操作手段の岩石封じ、展開阻止の挑発、削りを入れるためのアクアブレイク、でほぼ確定。
・アクアブレイク/ロックブラスト/殻を破る/ステルスロック、のような状況次第でステロ撒きにも積みアタッカーにもなれる構成も可能。

  • 強み

・水複合であるため、氷タイプ(ガラルヒヒダルマ/パルシェンetc.)や炎タイプ(リザードン/ウルガモスetc.)との対面で高火力な一致技を打たせない。特に、初手に出てきやすいガラルヒヒダルマに一貫性の低い馬鹿力/地震で拘らせることで、後続エースの積む隙を作りやすい。
挑発で相手の起点作成を妨害できる。積み技持ちの起点にもならない。
・水技の火力が高く環境的な通りも良いため、削り性能が高め
・挑発+一致水技による打点の高さでカバルドンに強い
・飛行耐性によりダイジェットを打たれづらい
・積みアタッカーとしての運用がメジャーなため、ステロ撒きだと読まれづらい。
・同タイプのカジリガメカジリガメと比べると、挑発、水技の火力、積みアタッカーに偽装可能、といった点で違いを出せる。

  • 弱み

・素でギャラドスやトゲキッスより遅く、岩石封じを1回当ててもドラパルトやSの高いスカーフ持ちが抜けない。
・殻を破るが有名なので、挑発を打たれやすい。
・弱点先制技(グラススライダー/マッハパンチ)に縛られやすい。

  • ダメージ計算

【被ダメージ】
A189ドラパルトの鉢巻ドラゴンアロー 39.4%~47.6%×2 確定3発
A182連撃ウーラオスの鉢巻水流連打(確定急所) 30.6%~36.7%×3 中乱数3発
A211ローブシンの根性マッハパンチ 70.7%~85.7% 確定2発

【与ダメージ】
・岩石封じ
153-99リザードン 141.1%~167.3% 確定1発
・アクアブレイク
215-187カバルドン 50.2%~59.5% 確定2発

  • 特に競合する他の襷ステロ枠
  • まとめ

氷炎飛への耐性と通りのいい高火力水技による削りが特徴。同タイプのカジリガメカジリガメにはない挑発や積みアタッカーにもなれる点を活かしたい。

もうちょい強化くれてもいいんじゃない?:原種サンドパンサンドパンサンドパン

はじめに断っておくが、襷ステロ撒きとしては愛以外に採用する理由がほぼないポケモンである。怒りの前歯と叩き落とすさえ没収されなければまだ個性が出せたのだが…

  • 構成

配分:陽気 H4 A252 S252 (151-152-130-×-75-128)
特性:砂隠れ(or砂掻き)
技構成:ステルスロック/岩石封じ/地震/撒き菱orカウンターor高速スピン
持ち物:気合いの襷

・ASぶっぱ。
・コンセプトのステルスロック、S操作手段の岩石封じ、削りを入れるための地震、までは確定。残りの1枠は、他の地面との差別化を意識して、撒き菱、カウンター、高速スピンの優先度が高い。

  • 強み

・電気無効(ボルチェン/電磁波耐性)といった、地面タイプ全般に当てはまる特徴を持つ。
ワルビアルワルビアルと比べると、弱点の少なさ、特性で砂嵐状態を活かせる、撒き菱/高速スピンの習得など、ドリュウズドリュウズと比べると、高めな物理耐久、弱点の少なさ、撒き菱/カウンターの習得など、サダイジャサダイジャと比べると、特性で砂嵐状態を活かせる、撒き菱/カウンター/高速スピンの習得などの差別化要素がある。

  • 弱み

・素でアーマーガアより遅い、挑発を覚えず展開阻止ができない、その他の起点回避手段もない、削り性能も高いわけではないと、積極的に採用する理由がない
ワルビアルワルビアルドリュウズドリュウズサダイジャサダイジャといったライバルの地面タイプと比べたとき、サンドパンサンドパンの差別化要素が弱すぎる。耐久力/耐性/特性/技をすべて考慮すると完全劣化にはならないが、サンドパンサンドパンにしかできないことがない

  • ダメージ計算

【被ダメージ】
A189ドラパルトの鉢巻ドラゴンアロー 40.3%~48.3% 確定3発
A112マリルリの力持ちアクアジェット 52.9%~63.5% 確定2発

【与ダメージ】
・岩石封じ
153-99リザードン 91.5%~109.8% 中乱数1発
・地震
185-81ドリュウズ 114.5%~136.2% 確定1発

  • 特に競合する他の襷ステロ枠
  • まとめ

他の地面タイプと比べてもサンドパンサンドパンにしかできないことがない。単純に襷ステロ撒きとして見ても扱いやすいわけではないため、採用には愛が必要。

独自の耐性・攻撃範囲と高威力氷打点:アローラサンドパンサンドパン(アローラ)サンドパン(アローラ)

  • 構成

配分:陽気 H4 A252 S252 (151-152-140-×-85-128)
特性:雪掻き
技構成:ステルスロック/岩石封じ/トリプルアクセル/アイアンヘッド
持ち物:気合いの襷

・ASぶっぱ。
・コンセプトのステルスロック、S操作手段の岩石封じ、削りを入れるためのトリプルアクセルとアイアンヘッド、でほぼ確定。

  • 強み

・雪掻きエースとしての採用が多いため、ステロ撒きであることが読まれにくく、挑発も打たれづらい。アローラキュウコン等とともに採用することで霰エースに偽装し、選出誘導することもできる(例えば、壁貼りアローラキュウコンと一緒に積みリレーに採用して、相手の構築や控えのエースによって起点作りの役割を分担する、といった構築が考えられそうである)。
・環境的な通りの良い高火力氷技により削り性能が高め
・先発サポート役として多いオーロンゲやエルフーンに対して一致鋼技による高い打点を持つ。
・氷技が1/4であり、初手に出てきやすいガラルヒヒダルマを一貫性の低いフレアドライブ/馬鹿力/地震で拘らせることで、後続の積む隙を作りやすい。
・飛行耐性によりダイジェットを打たれづらい。
・他のステロ撒きが苦手なゴリランダーに強め
・タイプ的に天候ダメージで襷が潰れることがない

  • 弱み

・挑発を覚えないため、壁貼りなどの相手の初手の展開を止める手段がない。積み技も防ぐことができない。
素でアーマーガアより遅いなど素早さにかなり不安がある。岩石封じを1回当ててもドラパルトやSの高いスカーフ持ちが抜けない。
・2つの一致技の範囲が被り気味で、ともに半減される炎/水/鋼を削る性能が低い
・マッハパンチに縛られやすい。

  • ダメージ計算

【被ダメージ】
A194ゴリランダーの10万馬力 66.2%~78.1% 確定2発
A211ローブシン マッハパンチ 90.0%~111.2% 乱数1発

【与ダメージ】
・岩石封じ
153-99リザードン 91.5%~109.8% 中乱数1発
・トリプルアクセル
207-110ゴリランダー 15.4%~20.2%+31.8%~37.6%+46.3%~55.0% 高乱数で一撃
・アイアンヘッド
202-113オーロンゲ 60.3%~72.2% 確定2発

  • 特に競合する他の襷ステロ枠
  • まとめ

鋼の多耐性と氷の攻撃範囲を兼ね備える。雪掻きエースに見えるためステロは読まれにくいが、Sが足りないことを含めてかなりピーキーな性能。

おわりに

長文となってしまったためこの項目を読んでいる読者は少ないと思いますが、とりあえず読了お疲れ様でした。
メジャーからマイナーまでステロを撒けるポケモンを数多く紹介しましたが、それぞれに個性的な強みがあることがわかるように書いたつもりです。
構築ごとに相性の良いステロ撒きは違ってくると思いますので、どのポケモンを採用するか考える上で参考にしていただければ幸いです。
コメントにて感想・意見・提案をお待ちしております。

岩石封じ浴びまくったリザードンリザードンリザードンさんもお疲れ様でした。

投稿日時 : 

最終更新日時 : 2020/08/10 09:27

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コメント (20件)

  • ページ:
  • 1
20/07/10 20:28
1けいけい (@ytrbrmsmy)
最後部が切れてしまっているので容量圧縮中です。夜までに修正します。
20/07/10 20:51
2りょう (@cvuy6DJed7bAXzJ)
55555
ステロの教科書だぁ…
100回読んで勉強させてもらいます
修正後の完成版楽しみにしてます
20/07/10 21:45
3カラマネロの人 (@MLFmIFmGqf8EzsN)
55555
わかりやすいです。登録させていただきました。
カイロスカイロスにはいよるいちげきはどうでしょうか?命中率は難がありますがC-1は強いと思います。
クリムガンクリムガンも蛇にらみステロ岩石封じドラゴンテールが…
20/07/10 22:56
4けいけい (@ytrbrmsmy)
取り急ぎ目立った間違いは修正しましたが、誤字脱字、装飾タグの不発、ダメ計の間違い等あればコメントにて指摘いただけると大変助かります。
20/07/10 23:02
5けいけい (@ytrbrmsmy)
>2
コメントおよび評価ありがとうございます。
教科書を読み込むのが一番いい勉強法だって、受験の時に誰かから教わりましたね。
校正を通ったわけでもないので教科書足り得るのかはわかりませんが、参考になったのならよかったです。
20/07/10 23:17
6けいけい (@ytrbrmsmy)
>3
コメントおよび評価ありがとうございます。

カイロスカイロスさんは這い寄る一撃を覚えられそうですけど覚えられませんね。
覚えたら候補には入ったと思います。
似たような技でワイドブレイカーとかバークアウトとか覚えるポケモンも取り上げた中にいるので、採用価値はあると思います。

クリムガンクリムガンもステロ撒きとして優秀ですよね。
麻痺込みでドラパルトドラパルトを抜けるhbS@襷も、従来からあったがっつり耐久に振った型も、どちらも強いと思います。
20/07/11 06:25
7カラマネロの人 (@MLFmIFmGqf8EzsN)
>6
まじすか…お恥ずかしい限りです。
カジリガメカジリガメとかワルビアルワルビアルとかサダイジャサダイジャは覚えるのになんで?
20/07/11 16:50
8イワーク
イワークは自爆しか覚えないのでは?
20/07/11 18:31
9たんすSUN (@sun07703965)
55555
カイロスの育成論を書いたたんすSUNというものです。
いやーすごいの一言です....多くのステロ撒きの育成論をまとめ,かつ考察もしてる....僕の育成論で書いてないカイロスの強みを書くのやめてください()
とても参考になりました。文句なしの評価5です。
20/07/11 20:41
10マグ
すごい量とクオリティの考察で感動しました!
カジリガメは自分も雨偽装でよく先発で出してました。ステロの役割は半分捨ててしまいますが、カウンター入れるとぶっ刺さるのでオススメです(笑)
20/07/11 21:01
11けいけい (@ytrbrmsmy)
>7
習得技については「ん?」と思うような設定も多いですからね。
この論に出てくるポケモンだとルガルガン(まよなか)ルガルガン(まよなか)の不意打ち没収とか(ルガルガン(まひる)ルガルガン(まひる)ルガルガン(たそがれ)ルガルガン(たそがれ)は覚えられるのに)。
20/07/11 21:11
12けいけい (@ytrbrmsmy)
>8
大爆発は今作没収されてましたね。地味に弱体化食らってる
修正しておきます。
ご指摘感謝です。
20/07/11 21:50
13けいけい (@ytrbrmsmy)
>9
コメントおよび評価ありがとうございます。
たんすSUN様のカイロスカイロスの育成論は、この論を書く際にも参考にさせていただきました(リンクも貼らせていただきました)。
その点についても感謝です。
基本的に単体考察の方がとっつきやすく需要もありますので、うまく住み分けができていると思います。
20/07/11 21:54
14けいけい (@ytrbrmsmy)
>10
コメントありがとうございます。
カウンターを覚えるポケモンはカジリガメカジリガメに限らず複数体いるのですが、ステロ撒きという役割との両立が難しいため、一部の差別化等につながるポケモン以外は記載を省きました。
ですが、襷と相性が良く環境にも刺さっているので採用する価値は十分あると思います。
20/07/12 02:14
15カエデ (@Kaedeniki)
55555
ステロ撒きについてよく考察されているので星5にしますが、幾つか気になった点があるので。
カイロスの部分ですが、ミミッキュに対しては型破りによる削りよりも化けの皮を剥がして後続に繋ぐという動きの方が強いと思うのですが、どうでしょうか。
カジリガメの部分で、カウンターを候補に入れていないのは何か意図があるのでしょうか。襷という競合相手が多いアイテムを使う都合上、ステロ撒き以外でも仕事ができるカウンターは候補に入れるべきなのではと思いました。
キリキザンの候補技に不意打ちは候補に入れてもいいのではないでしょうか。スカーフ等でSが負けていた場合でも最低限の削りが入れられる可能性がある不意打ちも候補に入れてもいいのではないかと思います。また、特性もS判別が可能なプレッシャーも一応候補に入れていいと思います。
自分の勉強不足でしたら申し訳ないです。
20/07/12 11:32
16シザリガー
とても参考になりました。
ありがとうございます。
はたき落とすも同様な考察があると面白いと思います。
20/07/12 11:55
17名無し
とても面白かったです。
エアームドの弱点としてキョダイカキュウで頑丈貫通で倒されてしまうのも追加していただきたいです。
20/07/12 22:05
18けいけい (@ytrbrmsmy)
>15
コメントおよび評価ありがとうございます。
ご指摘の点について一つずつ返答します。

カイロスカイロスの型破りについては、実際のところ深く考えずに書いておりました。
確かに対ミミッキュミミッキュを考えたとき、化けの皮を剥がせた方が後続で処理しやすくなるケースが多く、型破りのデメリットと言えると思います。
これを非常に気にするなら怪力バサミの採用理由になりますので、この点は論内に追記します。
ただし、例外的なケースとして化けの皮を貫通できるポケモン(型破りドリュウズドリュウズ、キョダイエースバーンエースバーンなど)を控えに置いている場合は、A160カイロスカイロスの岩石封じのミミッキュミミッキュへのダメージ(サンプル:131-100ミミッキュミミッキュに対して28.2%~33.5%)が化けの皮のダメージ(12.5%)を上回るので、これが後続ドリュウズドリュウズエースバーンエースバーンの確定数を変化させる場合はメリット足り得ます。
もちろんこれはかなり限定的な状況を想定しているので、対ミミッキュミミッキュに関しては基本的に怪力バサミ>型破りで間違いないです。
ただし、化けの皮を貫通すること自体は(メリットであるか否かに関わらず)事実なので該当箇所の記述はこのままにしておきます。

カウンターを候補技に載せなかった理由は、ステロ撒きという役割との両立が難しいからです。
初手襷カウンターで相手を仕留めるのは強力なムーブですが、2匹目には自分より速いポケモンもしくは先制技を持つポケモンが死に出しされやすく、ステロが撒けない=役割の放棄に繋がってしまいます。
もちろん、襷カウンターの成功の方がステロを撒くよりも大きなアドが取れる盤面も多々ある(特に初手ダイマを潰した場合など)ので技自体の有用性は認められると思いますが、今回は論としてのコンセプトに沿うことを重視してカウンターは省かせていただきました(他のポケモンの差別化に繋がるルガルガン(たそがれ)ルガルガン(たそがれ)サンドパンサンドパンのみ例外的に記載)。
パーティ構築や使用者の考える優先度次第で十分採用圏内の技であるのは間違いありません。

キリキザンキリキザンについてですが、こちらより速い相手には岩石封じ→ステロ、こちらより遅い相手にはステロ→削り(地獄突きorアイへ)を基本の動きとするため、不意討ちは候補技に入れませんでした。
高威力先制技というだけでも十分採用価値はあると思いますが、こちらも論中に記載することは控えておきます。
プレッシャーについては確かにS関係の把握というメリットはあるのですが、それ以上に特性発動により負けん気でない(=通常のアタッカー型ではない)ことがバレるデメリットの方が大きいと考えているので候補に入れませんでした。

色々と指摘をいただけると、論中に記載のない執筆時の私の考えを明らかにしやすいのでとても助かります。
不可解な点などありましたら、お手数をかけますがまたコメントお願いします。
20/07/12 22:28
19けいけい (@ytrbrmsmy)
>16
コメントありがとうございます。
叩き落とすに関しては、この育成論で取り上げたポケモンがいずれも習得しないため考察していません。
過去作限定でワルビアルワルビアルキリキザンキリキザンカイロスカイロスマンムーマンムーガマゲロゲガマゲロゲサンドパンサンドパンサンドパン(アローラ)サンドパン(アローラ)が覚えるので、カジュアルバトルなどで使用する場合は採用できると思います。
教え技復活などで再配布されれば、優秀なサポート技として確実に候補入りするでしょうね。
一応ですが、今作でステロと叩き落とすを両立できるのはイワパレスイワパレスナットレイナットレイツボツボツボツボの3種のみみたいです。
叩き落とすを採用したい場合はどうぞ。
20/07/12 22:36
20けいけい (@ytrbrmsmy)
>17
コメントありがとうございます。
キョダイカキュウについては失念していました。
ほぼ同じ事例で、リザードンリザードンのキョダイゴクエンがエアームドエアームドを、ゴリランダーゴリランダーのキョダイコランダがイワークイワークを、それぞれ頑丈を貫通して確定1発になることにも気付いたので、併せて追記しておきます。
そこまでメジャーではないので論内には記載しませんが、インテレオンインテレオンフシギバナフシギバナカメックスカメックスのキョダイマックス技も同様に頑丈(後ろ2つは襷も)貫通であることは、このコメントで言及だけしておきたいと思います。
ご指摘ありがとうございました。
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