マイナーポケモンや誰も使ってない型のポケモンを育成するのが好きです。育成論は初投稿になるので、稚拙な考察になりますが読んでいただけると幸いです。
また、ご不明な点やコメント等ございましたらお申し付けください。
(以下HPをH,攻撃をA,防御をB,特攻をC,特防をD,すばやさをSと記述します)
採用理由と役割
イルカマンは650族という非常に高い種族値かつA160という脅威の種族値をしておりポケモントレーナーから注目を集めています。しかし、その影に隠れたC106という種族値には注目がされておりません。(参考までにC106付近の特殊アタッカー型も存在するポケモンとしてはC105のロトムやC100のドラパルトやC110のボーマンダがいます。)
そこで、アタッカーとして申し分ないC種族値とそこそこある耐久・素早さを活かし、何よりも意表がつける特殊アタッカーとしてイルカマンを採用しました。
役割は物理を受けにきたヘイラッシャ・アーマーガのような陰キャポケモンをヒーローの力で成敗することにあります。
持ち物
イルカマンは非常に高いA種族値を持つため「こだわり鉢巻・命の珠」を持たせるを持たせることで確定二発まで落とし込むことは可能です。ここで問題となるのは確定二発では持ち物がバレ、交代を許すことになる点です。そのため1発で仕留めるために、メガネをかけさせました。(メガネをかけたヒーローってオシャレだし...)
特性
イルカマンの特性はマイティテェンジのみなので問答無用でこれです。
性格・努力値と調整
S100族付近はサザンドラやミミッキュのようなメジャーポケモンが多く存在するため最速が良いと考えます。これは初手のサザン対面などで上からクイックターンをできたり、スカーフ判定ができるためでもあります。
またCの努力値252も固定で考えています。これはイルカマンのC106は申し分ないとは書きましたが、アタッカーとして機能できるギリギリの値だからです。
特防に4振っているのはサザンドラの「あくのはどう」の確定2発の乱数が5%ほど変化するためです。しかし、Bに4振るとガブリアスの地震を電気テラスタルしているイルカマンが耐える可能性が6%ほど出てきます。
ただテラスタルしている場合はガブリアス対面は交換しますし、テラスタルしていない場合はBに4振っても地震で乱数99.6%で、そこまで意味をなしません。
そのためDに4振ることをお勧めします。
技構成
確定技枠:テラバースト、クイックターン
タイプ一致技枠:ハイドロポンプ or なみのり
選択枠:れいとうビーム、きあいだま、ばくおんぱ
タイプ一致技枠
稀に存在するチョッキ持ちラウドボーンや裏への圧力を意識してハイドロポンプがおすすめですが、ほとんど当たらない方は安定のなみのりでも良いです。
選択枠
・れいとうビーム
水タイプと電気タイプでは太刀打ちできない草タイプへの打点を持つため。
・きあいだま
無振りサザンドラを確定1でもっていくため。
・ばくおんぱ
とにかく威力が高く汎用性があるため。
テラスタル
電気タイプ一択です。
これはヘイラッシャやアーマーガに弱点がつけるためです。また電気タイプは弱点が地面タイプのみであり耐性も優秀であることから電気が良いと考えます。
(光り輝く方がヒーロー感もありますし)
与ダメージ計算
電気テラバースト:
H252D4ヘイラッシャ 98.0%~115.1%(乱数87.5%)
H252D4アーマーガ 99.5%~117.0%(乱数87.5%)
ハイドロポンプ:
H252チョッキ持ちラウドボーン 97.6%~116.5%(乱数87.5%)
無振りチョッキ待ち地面テラスタルセグレイブ 97.8%~116.8%(乱数87.5%)
蝶の舞1積みH4振りウルガモス 98.1%~116.7%(乱数93.7%)
れいとうビーム
無振りガブリアス 111.4%~133.3%(確定1発)
(ここでは初手に対面した時を考えてナイーブフォルムでの計算です)
きあいだま
無振りサザンドラ 116.1%~137.7%(確定1発)
被ダメージ計算
・ナイーブ状態の時(D4振り)
C252臆病サザンドラのあくのはどう 55.4%~65.7%(確定2発)
A252陽気ガブリアスに地震 63.4%~75.4%(確定2発)
C252臆病ウルガモスのギガドレイン 74.2~88.0%(確定2発)
・ヒーロー状態の時(D4振り)
C252臆病サザンドラのあくのはどう 42.8%~50.2%(乱数1.1%)
A252陽気ガブリアスに地震 50.2%~60.0%(確定2発)
C252臆病ウルガモスのギガドレイン 57.1~67.4%(確定2発)
C252臆病草テラスタルウルガモスのギガドレイン 85.7%~100.5%(乱数6.2%)
蝶の舞1積みC252臆病ウルガモスのギガドレイン 83.4%~99.4%(確定2発)
苦手なポケモン
イルカマンは初手に出し、クイックターンで戻ることを想定しているのでS101族以上のポケモンには致命傷を負わされる心配があります。
マスカーニャには勝てないので引き先を用意しておいてください。
またメガネを持っている都合上貯水ドオーも厳しいです。
相性の良い味方・構築例
マスカーニャや貯水ドオー、初手対面した時のガブリアスの安全な引き先としてアーマーガと組ませると動きやすいです。
最後に
ここまでご覧いただきありがとうございます。
私は趣味でマイナーや変態型ポケモンの育成をしており、その中で使用感の良かった(決まった時に脳汁が出る)イルカマンを今回投稿させていただきました。
イルカマンは平均的に全ての種族値が高いため、物理型や今回投稿した型以外も育成可能な、十分にポテンシャルを秘めているポケモンであると認識しております。
この投稿が読んでくださった方の中のただ1人でも面白い・参考にしようと思っていただき、その方の新たなイルカマンの型の考案に繋がれば幸いです。