どうも。前作ではShakeとして、バシャーモやランドロス(霊獣)の育成論を書かせて頂いた者です。再ログインした時にこの垢になってしまったので転生した形になってしまいました。今作では1回目の投稿です。記念すべき(?)1回目の投稿は、イルカマン(ナイーブ)イルカマン(マイティ)になりました。今作でも偶に育成論を投稿したいと思うのでお願いします。改善案等はご遠慮なくコメント欄へお書きください。
注意事項
- 本論では、公式にはない略語(攻撃=A)や、ポケモンや持ち物の漢字表記等を使用します。
- 指定がない限り互いに理想個体を想定とします。
- ダメージ計算には「ポケソル」様を使用させて頂きました。
- テストプレイには、主に「Pokemon Showdown!」様を使用させて頂きました。
- 性格補正は「↑」か「↓」で表します。特に、努力値が252振られていて、且つ上方の性格補正が乗っている場合は「特化」と表します。
- 能力ランクは、「+」か「-」の後ろに数字を付けて表します。
- テラスタル後のポケモンは、〇「ポケモン名」(〇の中にテラスタイプが入る)と表します。
- 考察は常態で行います。
- 現在はまだ環境初期なので、環境が開拓されていくにつれ、論の内容が変わっていくことが多いかと思いますが、ご了承ください。
イルカマン(ナイーブ)イルカマン(マイティ)について
- 基本情報
※()内の情報はイルカマン(マイティ)のもの
タイプ:水
種族値:H100-A70(160)-B72(97)-C53(106)-D62(108)-S100
特性:マイティチェンジ見た目:マイティフォルムのがめっちゃヒロアカのオールマイトに見える
- 強み
1,化け物種族値
イルカマン(ナイーブ)の方のものしか見てないと、「なんだコイツ。雑魚じゃん。」となるが、イルカマン(マイティ)の方を見てみよう。...なんだこれ。頭おかしいのか(半ギレ)。見てわかる通り化け物である。どこが特に強いのかと言うと、
・禁伝であるグラードンより高いA
・遅くないS100
・固めの耐久
...もう全てを手にしてしまっている。Sに関しては、現環境がドラパルトやガブリアス、トドロクツキ等速い者が多いため、速いとは言いきれないが、ミミッキュ余裕抜きと、決して遅くもない数値である。
2,変身のお手軽さ
先程の通り化け物種族値であるイルカマン(マイティ)だが、対戦の初めはイルカマン(ナイーブ)の状態である。ヨワシ(群れ)のようなもので、ある条件を満たさないとイルカマン(マイティ)の状態になれないのだ。これを初めて聞いた人は、「なんだ、ヨワシ(群れ)がHP管理必要だったように、コイツもなんかダルい条件あるのかよ」と思うかもしれない。しかし安心して欲しい。この化け物を召喚する方法はたった一つ。1回場に出して引っ込めるだけである。図に表してみよう。
例)
初手:イルカマン(ナイーブ)交代
数ターン後:交代先がやられる。イルカマン(ナイーブ)を出す→既にフォルムチェンジしている。イルカマン(マイティ)となっている。
...なんとも恐ろしい話である。初手に出してテキトーに引っ込めて再度召喚すれば雑魚が化け物に大変身しているのである。一体手持ちにいる間に何をしているのか...。勿論初手でなくとも発動する。それに加え、クイックターンを覚えるので、相手の襷を潰しながら帰り、大変身、ということも可能である。このお手軽さが、このポケモンの2つ目の強みである。
※これ以降は、イルカマン(ナイーブ)のことは基本的に考えず、イルカマン(マイティ)を中心に考察していく。
3,強力な技
ここまで見て、「これで技も化け物だったらマズいけどこんだけ他のが化け物なら流石に技はゴミカスなんでしょ(笑)」と思った方。残念だがこのイルカ、やってしまった。特に、
・ウェーブタックル
・ジェットパンチ
が強力で、上が、水版フレアドライブで、下が、威力60の水先制技となっている。つまり、イルカマン(マイティ)より低いS100未満であれば上からウェーブタックルをくらい、S100より速くてもジェットパンチを上から食らうということになる。それに加えて、
・逆鱗
・冷凍パンチ
・インファイト
等のまあまあに優秀なサブ技も覚え、確かに凄く広いとは言えないし、使い勝手が悪かったり威力が低かったりもするが、がとても技範囲が狭いとは言い難い。特に逆鱗と冷凍パンチは、水技を半減する竜や草に対しての有効打ともなるので、相性補完に優れている。
4,テラスタルとの相性
これで最後である。今作では、新たに、テラスタルという、前作のダイマックスに変わる仕様が追加された。これとの相性も気になる点である。それを見るため、イルカマン(マイティ)に特に関係する情報を見てみよう。
一致テラスタル(水が水テラスタルするなどしたとき)の場合、タイプ一致技の倍率が1.5から、2.0となる。
つまり、タイプ一致技が4/3倍となるという事だ。イルカマン(マイティ)に置き換えて考えてみよう。単純に考えてただでさえ高かった火力がさらに高くなることになる。相性が悪くない訳がないだろう。実際、A252水イルカマン(マイティ)のウェーブタックルの火力指数(50,880)は、前作で猛威をふるったA種族値170の時代の(現在はポケ徹の情報により、A150に弱体化されている事が確認できる)A252ザシアン(王)の巨獣斬(49,950)を、僅かだが超える。持ち物を持たずとも、並大抵の耐久では半減でも確2を取れてしまう。更に、同じ条件でジェットパンチを打った時の火力指数(25,440)は、A特化ミミッキュのじゃれつくの火力指数(21,060)を軽々と超えている。先制技で出して良い火力ではない。このように、重要な新要素であるテラスタルとの相性も悪くないのが、このポケモンの最後に紹介する強みである。
- 課題
ここまで強みばかりを述べてきたが、弱点もある。当然だ。どんなポケモンにも弱い点はある。それを見ていこう。
1,環境の水技の通りの悪さ
現環境には、ドラパルトやトドロクツキ、ドヒドイデ等の水半減勢や、新しい準伝説であり、耐久が高く、こちらも水を半減してくるチオンジェン、ドオーやトリトドン等の貯水勢の数が多く、水技の通りが良くないので、テキトーに水技を打つだけでは勝てない。しかも今作にはテラスタルがあるため、相手が草になったりして対策してくる可能性もある。なので、火力が足りなく感じる部分がある。特に、ウェーブタックルは生半可な耐久では半分くらい入るので、そこは申し分ないが、ジェットパンチの方はあまり入らない。「もうちょっとダメージ入ってくれないか」と思う場面も少なくなかった。勿論火力が高いことには変わりないが、半減勢に対してももっと入るように、もう少し欲しい、と思ってしまうような火力なのである。
2,数値の割に耐久が低い
先程見て頂いた通り、イルカマン(マイティ)の種族値は素晴らしいものである。しかし、前述した通りメインウエポンであるウェーブタックルは、水版のフレアドライブ、つまり、反動技である。そのため、HPには気をつけなければならず、気をつけないとコロッとやられてしまう。サイクルしたいのに、H管理がシビアな点が、このポケモンの2つ目の課題である。
3,初動の読まれやすさ
前述した通り、イルカマン(ナイーブ)は交代する必要がある為、それが読まれやすい。なので、相手にとって交換読みが容易くなってしまう。例えば以下のようなシチュエーションが考えられる。
イルカマン(ナイーブ)ウォッシュロトム対面
イルカマン(ナイーブ)側は電気技を防ぐ為地面無効のカバルドンに交代
しかしウォッシュロトム側はそれを簡単に読めてしまうためハイドロポンプを押す
このように、一気にイルカマン(ナイーブ)側のサイクルが不利になってしまう状況が考えられる。これが、このポケモンの第3の弱みである。
- 総括
ここまでで述べてきた強みと課題を整理し、現状のイルカマン(マイティ)の推奨する動かし方や、立ち位置等をまとめてみる。
現状のイルカマン(マイティ)
(1)強み2より、特性の仕様上、交代をしなければならならないので、サイクル寄りの構築に組み込みたい。
(2)強み1,3、(1)より、高耐久と高火力を活かして、サイクルの中で相手に負荷をかけていく役割や、イルカマン(マイティ)以外のポケモンが削っていって、最後にイルカマン(マイティ)で全員倒す、と言うような役割が最適である。
(3)課題1より、火力増強アイテムを持たせたい。
(4)課題2より、耐久増強アイテムを持たせたい。
(5)課題3より、ある程度勇気のあるプレイングが求められることもある。また、なるべく多くの相手に対応できるクッションも必要となる。
総括した評価は、
高種族値と2つの強力なメインウエポンのおかげで高い火力が出せるが、環境の水技の通りが良くなく、あと一歩火力が足りない部分がある。また、サイクルしたいのにHを気にして動かなければいけないため、思ったよりも運用が難しい。ただ、通る状況を作ることができれば、無双できるポケモンである。
という感じである。
コンセプト(主な採用理由)
上の総括より考えると、現状のイルカマン(マイティ)(2)より、
サイクルの中での負荷かけや、最後のスイープを行うアタッカー
という役割、そして、主な採用理由になる。以降は、これを軸に考察を展開していくこととする。
差別化
よく似た、サイクル構築においての高火力アタッカーとして、マリルリや、鉢巻ドラパルト等が挙げられる。これらとの差別化点は単純で、火力である。また、このレベルの種族値のポケモンは現環境ではイルカマン(マイティ)以外存在しない為、唯一無二の性能を持っていると言えよう。また、ジェットパンチはイルカマン(マイティ)の専用技でもあるため、この火力の先制技を放てる、というところも固有の性能である。
構成とその意図
- 構成
特性:マイティチェンジ
持ち物:拘り鉢巻(or拘りスカーフor突撃チョッキorオボンの実)
努力値:A,S252、D4
性格:陽気or意地
テラスタイプ:水
技構成:ウェーブタックル/ジェットパンチ/クイックターン/選択技
- 特性について
これしかないので確定である。
- 持ち物について
「イルカマン(ナイーブ)イルカマン(マイティ)について」の総括を踏まえて考えていく。まず、「現状のイルカマン(マイティ)」の(3),(4)より、持ち物として、
・拘り鉢巻
・突撃チョッキ
・オボンの実
が考えられる。命の珠は、Hが減ってしまうため今回は考察外である。さらに、「総括した評価」より、通る状況、特に、ジェットパンチで全員倒せる状況を作れば勝てる為、いかにその状態に持ち込むかが、このポケモンを運用する上で大切だと考えられる。この事から、拘り鉢巻が適任だと言えよう。サイクルの中での相手への負荷も鉢巻の方が確保できるし、鉢巻×水テラスタル×ウェーブタックルで生半可な耐久では半減でも7~8割入るようになる為ゴリ押しが可能になる等の利点が多数ある。そして何より超火力は使っていて気持ちが良い(理由の8割これ)。なので、本論では、拘り鉢巻を確定枠とする。オボンやチョッキだと火力不足感が否めない。ただ、チョッキだとイーユイに対しての後出しが1回は安定し、オボンだとウェーブタックルを打てる回数が増えたりとそれぞれにメリットはあるため、読者である皆様の好みに応じて選んで欲しい。
拘りスカーフについては、上からウェーブタックルを打ち込める範囲が広くなるが、サイクルの中での半減勢に対しての負荷が減ってしまうので拘り鉢巻よりかは優先度は低めである。ただ、スイープ性能が格段に上昇したりとメリットはあるため、選択肢には入ってくる。
- 努力値と性格について
A:より高い火力を追求したいため極振り
S:より多くの相手の上からウェーブタックルを打ちたいため最速
D:端数
普通のAS。上記の理由より陽気を推奨するが、意地にしてジェットパンチの火力が上がれば、目標であるジェットパンチ圏内の範囲が広くなる為、一概には言えない。読者である皆様の好みに任せる。
- テラスタイプについて
より高い火力を求めたいため、水テラスタルを推奨。ただ、トリトドンに親を56されたりした人は草、ドオーに恨みでもある人は氷でも良いかもしれない。が、何か特別な理由でもない限り水テラスタルを基本的には推奨する。なので、以降は水テラスタル以外を考察しないものとする。
- 技構成について
※ダメージ計算について、各相性、分類で目安になるもののみ記載する。もっと必要だという声があれば記載する。後述する被ダメージ計算についても同じ。
※()内のダメージはテラスタル後のダメージ。
※ダメージ計算を行う際の数値、持ち物は、全て構成で、確定枠として示したものを使用する
確定技
・ウェーブタックル
相手に対して大きな負荷をかけられるように確定。メインウエポンであり、相手の上を取っている場合は基本的にこの技を打つ。反動技なのでHには注意。
ダメージ指標
対等倍
無振りガブリアス:102.2 ~ 121.4% 確定1発(136.7 ~ 161.8% 確定1発)
HB特化アーマーガア:61.5 ~ 72.2% 確定2発(82.0 ~ 96.6% 確定2発)
対2倍
HB特化ディンルー:84.8 ~ 100.8% 乱数1発6.25%(113.0 ~ 134.4% 確定1発)
HB特化カバルドン:107.0 ~ 126.6% 確定1発(143.3 ~ 169.4% 確定1発)
対半減
無振りドラパルト:69.4 ~ 81.6% 確定2発(92.7 ~ 109.3% 乱数1発56.25%)
無振りトドロクツキ:65.6 ~ 77.3% 確定2発(87.8 ~ 103.4% 乱数1発25%)
無振りギャラドス(威嚇込み):42.4 ~ 50.0% 乱数2発0.39%(56.5 ~ 67.1% 確定2発)
無振りキノガッサ:79.3 ~ 93.4% 確定2発(106.0 ~ 125.2% 確定1発)
HB特化ドヒドイデ:30.5 ~ 36.4% 乱数3発45.21%(40.8 ~ 48.5% 確定3発)
HB特化チオンジェン(特性込み):33.4 ~ 39.6% 確定3発(44.8 ~ 53.2% 乱数2発26.56%)
H252ウォッシュロトム:53.6 ~ 63.7% 確定2発(72.0 ~ 85.4% 確定2発)
・ジェットパンチ
最後のスイープをしやすくする為に確定。如何にこの技の圏内に入れていくかが大切。
ダメージ指標
ウェーブタックルの1/2。
・クイックターン
特性と相性が良く、サイクルにも適しているため確定。ただ、フォルムチェンジ前のイルカマン(ナイーブ)は耐久が脆いので、相手の方が速く大きくダメージを受けそうな場合は素引することも大切。
ダメージ指標
ウェーブタックルの1/2。
選択技
※上から順に優先度が高い。
・冷凍パンチ
ドオーや、ドラパルトやトドロクツキ等の竜への打点。ほぼ使うことは無いが、万が一の時の優先度は高い。威力は低いが刺さる相手には刺さる。
ダメージ指標
※役割対象のみ
HB特化ドオー:61.7 ~ 73.5% 確定2発
無振りトドロクツキ:110.0 ~ 130.0% 確定1発
・思念の頭突き
苦手な相手として挙げられるドオーやドヒドイデ、モロバレルへの打点。相手を2割で怯ませるオマケ付き。命中不安なのには注意。現環境、冷凍パンチを打つ対象の竜勢は大抵鋼になったりして氷を防いでくるので、威力が高い&対象も似ているこちらの方が良いかもしれない。優先度は冷凍パンチとほとんど同じ。
ダメージ指標
※役割対象のみ
H252ドオー:100.5 ~ 118.2% 確定1発
HB特化ドヒドイデ:54.8 ~ 65.0% 確定2発
HB特化モロバレル:65.2 ~ 77.0% 確定2発
・インファイト
チオンジェンやラッキーに対しての打点。耐久が下がるのには注意。
ダメージ指標
※役割対象のみ
HB特化チオンジェン(特性込み):67.8 ~ 80.3% 確定2発
HB特化ラッキー:86.3 ~ 102.0% 乱数1発12.5%
・挑発
特にオボンを考えている人に。起点回避や絡め手潰しが可能な優秀な技。
・逆鱗
竜勢への打点。だが、交代が出来なくなるため使い勝手が悪い。また、現環境では竜の鋼テラスタルが流行っているためあまり有効的ではない。それなら冷凍パンチだったり、他のポケモンに任せた方が賢明である。
ダメージ指標
※役割対象のみ
無振りトドロクツキ:117.8 ~ 138.9% 確定1発
・テラバースト
草にしてトリトドン破壊する人向け。非推奨。
被ダメージ指標
等倍
A252ガブリアス
逆鱗:77.2 ~ 90.9% 確定2発(77.2 ~ 90.9% 確定2発)
地震:64.0 ~ 76.0% 確定2発(85.8 ~ 101.8% 乱数1発12.5%)
C252イーユイ(特性込み)
あくのはどう:78.9 ~ 93.2% 確定2発(105.2 ~ 124.6% 確定1発)
半減
A252パオジアン(特性込み)
つらら落とし:34.3 ~ 40.6% 確定3発(45.8 ~ 54.3% 乱数2発53.12%)
C252拘り眼鏡イーユイ
オーバーヒート:96.0 ~ 113.2% 乱数1発75%(128.0 ~ 150.9% 確定1発)
火炎放射:66.3 ~ 78.3% 確定2発(88.6 ~ 104.6% 乱数1発31.25%)
2倍
C特化ウォッシュロトム
ボルトチェンジ:96.0 ~ 113.2% 乱数1発68.75(128.0 ~ 150.9% 確定1発)
10万ボルト:123.5 ~ 145.2% 確定1発(164.6 ~ 194.3% 確定1発)
等倍
A252ガブリアス
逆鱗:60.6 ~ 72.0% 確定2発(81.2 ~ 96.0% 確定2発)
地震:50.3 ~ 60.0% 確定2発(67.5 ~ 80.0% 確定2発)
A252パオジアン(特性込み)
噛み砕く:50.3 ~ 60.0% 確定2発(67.5 ~ 80.0% 確定2発)
C252イーユイ(特性込み)
あくのはどう:60.6 ~ 72.0% 確定2発(81.2 ~ 96.0% 確定2発)
半減
A252パオジアン(特性込み)
つらら落とし:26.9 ~ 32.0% 確定4発(36.0 ~ 42.9% 確定3発)
C252眼鏡イーユイ(特性込み)
オーバーヒート:73.2 ~ 86.3% 確定2発(97.8 ~ 115.5% 乱数1発87.5%)
2倍
C特化ウォッシュロトム
ボルトチェンジ:66.3 ~ 80.0% 確定2発
10万ボルト:89.2 ~ 107.5%) 乱数1発43.75%
立ち回り例
相手に対して水の通りが比較的良ければ選出する。基本的に初手置きして、相手の方が遅ければクイックターン、相手の方が速ければ交代で戻り、変身させるのが良い。その為、選出にクッション枠はほぼ必須である。クッション枠として相性が良いのは、
等が挙げられる。試合の運び方については前述した通り、サイクルの中で削っていき、イルカマン(マイティ)の圏内にしていく、ということを意識する。
苦手な相手
メインウエポンである2つを無効化される為苦手。居たら選出しないか、他のポケモンで対策を講じる。
テラスタル前は水抜群なので余裕に思えるが、草テラスタルされると非常に厄介。対策を講じる必要がある、注意すべきポケモン。
水半減で耐久が高く、絡め手を多く使ってくる。インファイトや冷凍パンチを持たせたり、他のポケモンで対処する必要がある。
こちらもイルカマン(マイティ)での突破が難しく、眠り粉も撒いてくるので非常に厄介。眠り粉無効で、強く出れるポケモンを連れていくか、インファイトや冷凍パンチを備えておくと良い。
こちらからの有効打が無いので他に任せるしかない。
相性の良い味方・構築
味方
イルカマン(マイティ)の苦手なドヒドイデやドオー、トリトドンに対してとても強く出れ、さらに専用技しおづけは、水半減の水タイプに対して非常に有効なため相性が良い。しおづけ等を絡めて、ジェットパンチの圏内に入れることもできる。
イルカマン(マイティ)の苦手な草、水に対して強く出れ、さらにボルトチェンジを絡めてサイクルも可能なので個で見ても構築単位で見ても相性が良い。スカーフだと、イルカマン(マイティ)の攻撃を襷で強引に耐えてきた相手を上から処理できるので更に相性が良くなり、オススメである。
- Sの速いポケモン
お財布様からのご意見より追記。スカーフ持ちやドラパルト等が挙げられ、イルカマン(マイティ)を襷で突破してきた相手を楽に処理でき、そのままそれをスイープとして動かすことも可能。ただし、襷持ちは先制技持ちである可能性も高いのでそこは注意。先制技1発耐えられる程度の耐久があることも目安に選ぶと良い。
- 先制技持ち
こちらもお財布様からのご意見より。キノガッサ等が挙げられる。上のSが速いものと同じ理由で相性が良い。
上のスカーフに頼らない「Sが速いポケモン」と、「先制技持ち」は、襷を持たせたりすると、更に切り返し性能が高くなり、相性が良いと考えられる。
さかな様のご意見を受け追記。苦手な水草に強く、心強いクッションとなってくれる。ゴツメ運用でイルカマン(ナイーブ)の圏内に入れる動きだったり、胞子で眠らせてイルカマン(ナイーブ)を強引に繰り出しウェーブタックルで圧をかける動きが可能。
こばやん様の質問への回答。対電気への引き先。ガブリアスは襷が使用感が良かった。サイクルに襷は一見相性が悪く見えるが、持ち前の美しい種族値でストッパーとしてもサイクル要員としても活躍してくれた。また、カバルドンは砂でイルカマン(ナイーブ)が削れてしまうため少しアンチシナジーではあるが、優秀なクッションである。
こちらもこばやん様の質問への回答。苦手な電気、コメントの回答では挙げ忘れたが草に対してのクッションにもなる。眼鏡やスカーフがサイクル適正が高くおすすめできる。また、サザンドラサーフゴーの並びが相性補完がよくおすすめで、この並びは前述したヒートロトムとも相性が良い。構築としてみても推奨できるポケモン。
構築
コンセプトより、サイクル構築に組み込むことを推奨する。対面構築でも全くダメではないが、先発にイルカマン(ナイーブ)を出すことをほぼ強制されてしまう&交代先がダメージを受けてからスタートしなければいけないため、窮屈になってしまう。
終わりに
以上で育成論を終了します。ご精読頂きありがとうございました。
変更履歴・追記
11/27
ダメージ計算を追記し、本投稿しました。
11/28
お財布様のご意見を参考に、相性の良い味方に追記を行いました。
11/29
読者である皆様が、各々のニーズにこの育成論が合っているかどうかを判断しやすいよう、タイトルに「【サイクル】」と追記しました。
12/3
ロック様のご指摘を受け、イーユイ(あくのはどう)→イルカマン(ナイーブ)のダメージ計算を修正しました。
12/5
12/8
ぽけもん様のご意見より、イルカマン(ナイーブ)の初手交代の読まれやすさを明確に課題として記し、それに伴い総括(5)を追記しました。
12/15
つちのこ様のご意見を参考に、選択技に思念の頭突きを追加し、考察を追記しました。
追記が遅れてしまい申し訳ありません。
また、コメント欄では、冷凍パンチ>思念の頭突きという考えを示しましたが、試合を回していって、現環境では一概には言えないと考え、優先度をほとんど同じにしました。