エビワラー- ポケモン育成論SV

お久しぶりですカキツバタです。
みなさまはカメックスレイドを楽しんでますでしょうか？今回はカメックスを最速かつ安定して攻略可能なエビワラーを紹介したいと思います

コンセプトと役割

カメックスレイド最速攻略。主にソロでの使用をメインとして相手のバフ解除より先に殴り飛ばすことを目的としています

カメックスの強さについて

今回のレイドボスのカメックスカメックスですが、基本的な能力値は以下のようになります

能力値

HP10,465

攻撃202

防御236

特攻206

特防221

素早さ211

また、開幕にからにこもるとバリアを張ってこちらの変化技をすべて無効化、被ダメージを80％カットしてきます。
通常行動にもてっぺきを使い物理攻撃に対して徹底的に対策をとるため、通常のテツノカイナテツノカイナなどの物理アタッカーでは対処することが困難です。
これの対策のために、相手の能力ランク補正を無視する急所を主軸にした攻略が物理アタッカーを活用するにあたって前提となります。

なお、このエビワラーエビワラーには残り時間60％(テラレイド開始からおよそ3分後)でこちらの積み技を無効化させてきます。
これ以前に攻略を終わらせることが前提でありバリア破壊後の行動を許さないことが攻略の要となります。

この育成論において重要な点は手早いコマンド入力によりバフ解除を許さないことです。このため、下記の攻略の手順を手早く確実に行うことが必要です。

持ち物

ピントレンズ

安定攻略のためにきあいダメと合わせて確定急所にする必要があるためこれ一択です

特性

てつのこぶし

こぶし技の威力を１．２倍にすることができます。この特性のおかげで｛エビワラー｝エビワラーの火力はテツノカイナとほぼ同等のものとなります

性格・努力値と調整

• 性格

いじっぱりorさみしがり　必要な攻撃がアップし、必要でない特攻or防御が下がる性格補正ならいいです

• 努力値

攻撃　252　最大限火力を上げるために必要です
素早さ96　　素早さ実数値が212となりカメックスの上をとれるようになる調整です。
特防　160　耐久振りは特防に残りを全部振ります。被ダメージの値を抑えることでドレインパンチでHPを盛り返しやすくします

上記の努力値振りで能力値が

HP　241
攻撃　339
特防　296
素早さ212

となっていたら大丈夫です

技構成

ドレインパンチ(レベル技)

メインの攻撃技です。ダメージを回復しながらテラスタルのチャージ、削りのために使います

きあいパンチ(レベル技)

最後の一発に使います

きあいだめ(レベル技)

急所ランクを＋2します。確定急所には必須です

つるぎのまい(わざマシン）

効率よく攻撃ランクを上げるために

すべて必須技です

立ち回り

立ち回りはほぼほぼ固定です。HPの減り具合によって途中のテラスチャージ用のドレインパンチのタイミングが多少前後する程度となります

• 開幕〜ドレインパンチ1回目まで

きあいだめ→つるぎのまい→つるぎのまい→ドレインパンチ

開幕3ターンはきあいだめから入り必要な積み技を積んでいきます。
このときにきあいだめがないとダメージが話にならないため1回はきあいだめ、残り2回でつるぎのまいを使いましょう。

• テラスタルチャージ完了まで

つるぎのまい→ドレインパンチ→ドレインパンチ

つるぎのまい1回、ドレインパンチを2回打ちこんでテラスタルチャージを済ませておきましょう。
このとき残りHPは100以上あることを確認しましょう。なければもう一回ドレインパンチを追加しても大丈夫です

• バリア破壊まで

いけいけドンドン→テラスタルドレインパンチ

いけいけドンドンで最後のバフを完了させ、テラスタルドレインパンチをお見舞いしましょう。
これまでのドレインパンチのダメージと合わせてバリアは余裕で破壊可能です

• トドメ

きあいパンチ

バリア破壊後の1ターンはレイドボスは動けないので、このタイミングでのみきあいパンチを確実に通すことが可能です。
きあいパンチ1発でカメックスのHPは7割以上吹き飛ばせるのでこれでバリア破壊後ワンパン。お疲れさまでした

上記のチャートで勝てない！どうすればいい？

最速でのクリアでは強化解除のタイミング＝レイドの開始から3分以内の勝負ですが、以下のような負け筋があります

・操作が慣れていないから3分以内にきあいパンチできない
・味方にオリーヴァがいる
・レイド開始から3ターンのうちに急所を貰って倒されてしまった

このような負け筋からの対応策としては強化解除が来るまで待つ。これだけで大丈夫です。

カメックスの制限時間依存の特殊行動は強化解除と弱体解除しか行ってこず、このうち強化解除はレイド開始から3分後の1回のみ行われます。
これをやり過ごしてしまえば残りの4分半で上記の立ち回りを落ち着いて行えば勝てますので、時間的余裕を持って行動することが可能となります。

1回だけカメックスに勝てばいいなら3分間待って、周回したい場合は操作に慣れたら最速クリアに挑戦するといいでしょう。

与ダメージ計算

レイドボスはバリア時はテラスタルなしだとダメージを80％、テラスタル後は25％カットされるという前提でダメージを計算しています

(バリアの上から)
攻撃＋6急所ドレインパンチ　

テラスタルなし　372〜440（3.5〜4.2%)
いけいけドンドン＋テラスタルあり　2592〜3052(24.7〜29.1％）

（バリアなし）
きあいパンチ　7404〜8712（70.7〜83.2％）

被ダメージ計算

ハイドロポンプ
84〜99（34.8〜41.0％）

ほかの対抗馬は？

きあいだめ/ドレインパンチ/つるぎのまい/きあいパンチ　という技構成はほかのポケモンでも可能であり、エビワラーでわざわざする必要はあるのか？とここまで見て思った方も多いかと思います。

上記の技構成が可能でかつエビワラーの上位、ないしは相互互換となるポケモンはいるのか？という疑問に関してですが、います。

下記に2体記載しますが、それぞれの特徴をまとめていこうと思います

• ウーラオス(れんげき)ウーラオス(れんげき)

元からカメックスより素早いため努力値はAD振りで採用可能＋上記の技を一通り搭載可能かつ、持ち前の耐性によってテラスタル前までの安定感で上を行きます。また、テラスタル後の被弾もからをやぶる→ハイドロポンプを急所でもらって高乱数1発(81.2％)で倒されますが、確定1発のエビワラーと比較すると安定感でいうとエビワラーの上を行きます。

…が、ウーラオスはランクマッチでも使用率トップ層常連で使っている方も多いポケモン。そんなポケモンをわざわざ今回のレイドのために努力値やテラスタイプを付け替えなおす必要があるため、もしも手持ちに未育成の個体に余裕がある場合は考えるといい程度です。

• テツノカイナテツノカイナ

こちらは逆にカメックスの上をとるにはほぼ最速が必要のためAD振り。
こちらも非常に安定して戦え、またテラレイドをやっている方はバージョンを問わず所持していると思われます
欠点としてはハイドロポンプが連続で当たるとカイナの火力をもってしてもドレインパンチでの回復が間に合わない負け筋が攻撃補正にはあります。
逆に特防に補正をかけると今度は乱数次第できあいパンチで突破不可能になる可能性が出てきます。

• 上記と比較してエビワラーは

火力面では

特防補正テツノカイナテツノカイナ<ウーラオス(れんげき)ウーラオス(れんげき)<エビワラーエビワラー<攻撃補正テツノカイナテツノカイナ

耐久面では

攻撃補正テツノカイナテツノカイナ<エビワラーエビワラー<ウーラオス(れんげき)ウーラオス(れんげき)，特防補正テツノカイナテツノカイナ

といった感じになっており、エビワラーはこれら2体のポケモンと火力、耐久面で中間に属するポケモンです。
一方で育成面でいうとDLC不要ではあるがバージョン限定のテツノカイナテツノカイナ、入手数に限りはあるが安定感では一番のウーラオス(れんげき)ウーラオス(れんげき)、DLC限定ではあるがバージョン問わず入手可能で育成も容易なエビワラーエビワラーとなっており、相互互換の関係となっております

おわりに

これでエビワラーの育成論は終わりです。
もしよろしければ育成して、バリア破壊後HPをきあいパンチで一気に消し飛ばす快感を楽しんでください

ちなみに

エビワラーの図鑑説明によると、エビワラーは3分ごとに一呼吸を置いて呼吸と気持ちを整える
そしてカメックスレイドの強化解除が発動する時間はレイド開始から3分後

最速クリアでありながら、実は図鑑説明とも無駄にシンクロした型でした