はじめに
はじめまして。対戦はSVからようやく触りだした育成初心者、もいと申します。
今までは育成論は拝見させていただく側でした。
なんですが、今回使いたいポケモンが『レジアイスレジアイス』だったので検索したところ、全然投稿がなかったんですね。剣盾ではそこそこ投稿されていたんですが……いや、5件でした。
HOME経由でしか連れてこられなかったり、単タイプというなにかと扱いにくいタイプだったりするせいでSVではほとんど見かけない印象があります。
そもそもレジ系統を見る機会がほとんどありません。いいとこレジエレキだと思います。
さて、今回は全然使われない上に解禁作業のおまけとして扱われがちな『レジアイスレジアイス』のアイスの部分を使いたい、そんな育成論です。
初めての投稿、初めての育成と至らない点ばかりですがなにとぞよろしくお願いします。
この育成論では非公式用語(種族値・努力値・HABCDS・極振り・特化)などを使います。
コンセプトと役割
愛で採用しました。それとは別に以下の理由もあります。
前作まではあられだった雪の天候が今作から雪に変更され、氷タイプ以外のポケモンに定数ダメージを与えるものから氷タイプの防御を1.5倍にするというものに変更されました。
変更される前もとんでもなかったですが、変更されても天候パを組むメリットがある強いものになりましたね。
ここで目をつけたのが『レジアイスレジアイス』です。だいたいの方が知っている通り規格外の特防と普通の防御、そこそこの特攻を持つこのポケモンですが、雪下で出すことで防御も規格外にしてクッション性能や居座り性能を高められるのでは?と考えました。
そして持ち物と特性で毎ターン1/8回復してカチカチにしてやろうという魂胆です。
持ち物
今回のコンセプトです。
最大HPの1/16を回復するアイテムです。
確定数をずらしつつ、後述の特性も使って居座れる時間を引き延ばします。
特性
天候が雪状態の時、最大HPの1/16を回復します。
能力下降を防ぐクリアボディとアイスボディがありますが、今回は回復手段をさらに増やせるアイスボディにしました。
ただし、クリアボディとは違い能力変化の影響を直に受けることになるので扱いには注意が必要です。
たべのこしと組み合わせることで毎ターン1/8回復すると考えればかなり強いように感じてきますね。
アイスボディを持つポケモンはジュゴンオニゴーリレジアイスグレイシアクレベースセグレイブとその進化系のみというちょっと貴重な特性です。
性格・努力値と調整
性格 ずぶとい(B↑A↓)
H172
B252
C84
余りSかB
としました。H172はLv50時点の実数値が177になるので16n+1にできるようになります。H252でいいのでは?と言われると……
性格・努力値ともに防御に特化させることで雪を展開する前でも案外耐えてくれます。雪を展開すれば実数値は250となるのでより硬い氷柱に。
余った分を無駄にならないようにCに振っています。
残りは好きなところに振ってください。
追記:1/21
コメントで意見をいただきました。
H252 B252 C4
キュウコン(アローラ)でオーロラベールを展開する流れを基本とする場合、こちらの採用も視野に入れてみてください。
こちらを採用する場合、わるだくみバトンタッチを行うことで上の調整よりも火力と耐久を両立することが可能になります。
わるだくみを積めた場合、C4振りでも極振りカイリューをマルチスケイル込でワンパンできます。
また、壁なし雪下でも特化パオジアンのせいなるつるぎを回復無しで3確にできるという強さを持ちます。
素の火力は大きく落ちるためより耐久に固めた形です。また、問題点としてキュウコン(アローラ)との一貫が通りやすくちょうはつ持ちを非常に呼びやすいことを意識しておきましょう。
技構成
チャージビーム
レジアイスには自身の火力を増やせる積み技が全くありません。
大して怖くない火力を押し付けても置物になるだけなので、火力をなんとか盛るためにチャージビームを採用しました。
チャージビームは70%の確率でCを1段階上げるという追加効果を持っているので、使う際はうまいこと能力が上がってくれることを願いましょう。幸い耐久力はそこそこのものなので、試行回数は稼げると思います。ただ、元の威力は50なので火力に期待はできません。
ふぶき
レジアイスがタイプ一致で出せる最高打点です。雪下での運用を想定しているので必中効果もあります。チャージビームで上手く積むことができれば、C100でも相当な火力を叩き出せるかもしれません。
まもる
様子見に使える便利な技です。たべのこしやアイスボディによる回復回数を稼ぎます。
ゆきげしき
居座れるターン数が多くなる関係上、途中で雪が切れることは多々あるかと思います。そんな時に何回でも貼り直せるように覚えさせています。
技候補
オーロラベール
実はゆきげしきとオーロラベール両方を覚えます。よりカチカチになりたい方はまもるを抜いてこちらを採用するのも一考の価値があると思いますが、これをするんだったらキュウコン(アローラ)でいいと思ってしまった自分もいます。
ただ、この技のあるなしで確定数が大きく変わるので採用順位は高いです。
きあいだま
苦手なやに対して打点になります。テラスタルで耐性変更をした後に余裕を持って受けて反撃ということもできるようになりますが、元の火力に過度な期待は厳禁。あと外した時が怖いです。
チャージビーム・まもるなどの入れ替え候補。
また、似たものとして[ラスターカノン]があります。
でんじは
嫌がらせの代名詞。麻痺バグで継戦能力を高めるのも面白そうです。
テラスタル
弱点であるを等倍以下にできるので採用。また、鋼に関しては半減にできることや弱点の少なさも長所。
おまけとしてチャージビームの火力上昇にも繋がります。
1/21追記
コメントで意見をいただきました。
同じく弱点を消せる上、を弱点から半減にできます。
問題点として上げられるのはそれまで相手にできていたを相手にすることが難しくなる点、ボルトロス(霊獣)タケルライコレジエレキなどが環境に案外多い点が問題視されるでしょう。
しかし、強力なガオガエンウガツホムラウルガモスなどの相手ができる(今回採用している技範囲的に厳しい部分はありますが)雪パのメインの弱点になる部分を消せるのは大きなアドになるかと思います。
全体の構築の中でどのポケモンを重く見るかで決めてください。
また、他の候補としてやキノガッサの相手をしやすいも挙げられます。
ただ、はが、はが一貫するので注意が必要です。
そのほかだとも良さそうです。居座りが長いぶん状態異常にはめっぽう弱く、その中で最も苦手な毒や猛毒をケアできるのは大きいです。
立ち回り例
対戦初心者のため拙いものになりますがご容赦ください。
雪を展開できる先発ポケモンがいる場合、雪を展開しオーロラベールを貼り受け出し。HPに余裕がなくなってきた時はまもるで時間を稼ぎ回復しながらチャージビームで積んでふぶきを撒き散らしましょう。
この場合、雪を展開するポケモンにはつめたいいわを持たせている場合が多いので安心感がありますね。
数匹を削った後はエースポケモンに任せるなどしてスイープすると良いかと思います。
雪を貼り直した次のターンはまもるで回復を優先すると安定すると思います。
ただ、ヤドキングヤドキングのさむいギャグなどを使う場合はターン数やオーロラベールがない点に気をつけながら立ち回りましょう。
仮にこちらが優勢だった場合、かなり無茶だとは思いますがレジアイスでTODを狙う方法も考えられます。まもるやゆきげしきなどで頑張って耐えてみることはできるかもしれません。演出がそこそこ長いので…
しかし、最近はこだわりアイテムや火力のインフレ、積み技など様々なものが飛び交っているので早々に墓石になる気がします。
挑発されたら泣きましょう。天然持ちが来たら泣きましょう。
与ダメージ計算
C1段階上昇時の計算は()内に記入しています。
現時点でのHOMEのデータを参考に使用率の高いポケモンを記載しています。なにかの参考になればと思います。
要望があれば追加します。計算間違いがあれば指摘をお願いします。使用アプリはダメージ計算SVを使用しています。
チャージビーム
ハバタクカミ 無振り 13〜15.3%(18.4〜22.3%)
カイリュー 無振り 13.2〜15.6%(18.6〜22.2%)
マルスケ込の場合、これらの半分の値になります。
オーガポン 無振り 7〜8.3%(10.3〜12.2%)
サーフゴー 無振り 13.5〜16.6%(20.9〜24.6%)
ウーラオス(れんげき) 無振り 36.5〜43.4(52.5〜62.8%)
パオジアン 無振り 18.7〜22.5%(28.3〜33.5%)
ラティオス 無振り 6.4〜7.7%(9.0〜10.9%)
テツノツツミ 無振り 48.8〜58%(70.2〜83.9%)
ふぶき
ハバタクカミ 無振り 40〜48.4%(60.7〜72.3%)
カイリュー 無振り 161.4〜195.1%(245.7〜291.5%)
マルスケ込の場合、これらの半分の値になります。
オーガポン(かまど) 無振り 45.1〜54.1%(67.7〜80%)
サーフゴー 無振り 22.8〜27.1%(33.3〜40.1%)
ウーラオス(れんげき) 無振り 29.1〜34.2%(43.4〜51.4%)
パオジアン 無振り 30.9〜36.7%(46.4〜54.1%)
ガチグマ(アカツキ) 無振り 102.1〜121.2%(153.1〜179.7%)
ランドロス(霊獣) 無振り 200〜236.5%(295.1〜351.2%)
ラティオス 無振り 81.2〜96.7%(120〜143.2%)
トドロクツキ 無振り 74.4〜90%(113.3〜133.3%)
被ダメージ計算
全て特化で計算しています。計算間違い・追加要望などがありましたらコメントにお願いします。
また、エナジー・こだわりアイテムダメージの計算は各自でお願いします。
()内は雪下における物理技のダメージです。
ハバタクカミ
シャドーボール 23.7〜28.8%
ムーンフォース 28.8〜33.8%
パワージェム 31.6〜38.4%
マジカルフレイム 30.5〜36.1%
カイリュー
げきりん 47.4〜55.9%(32.2〜37.8%)
ほのおのパンチ 39.5〜47.4%(25.9〜31.6%)
じしん 25.9〜31.0%(17.5〜20.9%)
しんそく 20.9〜24.8%(14.1%〜16.9%)
ノマテラスA+1 47.4〜55.9%(32.2〜37.8%)
オーガポン(かまど)
ツタこんぼう 85.8〜102.8%(57.6〜68.6%)
テラス時A+1 174〜205.6%(115.2〜137.8%)
ウッドホーン 32.7〜38.9%(22〜25.9%)
テラス時A+1 49.1〜58.1%(32.7〜38.9%)
サーフゴー
ゴールドラッシュ 71.1〜84.7%
ラスターカノン 47.4〜57.6%
シャドーボール 23.7〜28.8%
パワージェム 31.6〜38.4%
ウーラオス(れんげき)
すいりゅうれんだ 30.5〜37.2%(20.3〜25.4%)
インファイト 92.6〜109.6%(62.1〜74.5%)
アクアジェット 15.8〜19.2%(10.7〜13.5%)
パオジアン
せいなるつるぎ 57.6〜68.9%(39.5〜47.4%)
かみくだく 38.9〜46.3%(25.9〜31.0%)
つららおとし 20.3〜24.2%(13.5〜16.3%)
ふいうち 33.8〜40.6%(23.7〜27.6%)
ガチグマ(アカツキ)
だいちのちから 27.1〜32.2%
ムーンフォース 19.5〜22.5%
ブラッドムーン 42.3〜49.7%
しんくうは 16.9〜20.3%
ランドロス(霊獣)
いわなだれ 41.8〜49.7%(28.2〜33.8%)
ストーンエッジ 55.3〜65.5%(38.4〜45.1%)
じしん 41.2〜49.1%(28.8〜33.8%)
ラティオス
ラスターパージ 28.8〜33.8%
りゅうせいぐん 37.8〜45.7%
トドロクツキ
かみくだく 29.3〜35.5%(22〜25.9%)
げきりん 48〜57.6%(32.7〜38.9%)
アクロバット(2倍) 29.3〜35%(19.7〜23.7%)
苦手なポケモン
弱点を付かれるとわりとすぐに砕けます。どうやって耐えるかを考えなければいけません。回復が追いつかなくなる火力を受けると一気に崩壊するので、テラスが惜しくなければ切ってしまうのはありです。
そうすると防御1.5倍は得られなくなりますが特性は残るのでわりとなんとかなります。
パオジアンパオジアン
粉々にされます。特性のBダウンと聖なる剣で耐えるどころではありません。テラスすれば対抗手段は増えますが、つらら落としなどの怯みがやはり怖いです。
ただ、パオジアンが脆いのでなんとか打ち勝てる場面があります。ですがやはり基本は戦うべきではありません。
サーフゴーサーフゴー
ゴールドラッシュなどの鋼技で簡単に粉々になります。テラスすればけっこう戦えますが、シャドーボールで特防をダウンを引いたら厳しいです。あとトリックだったり麻痺だったりいろんな型があるのでやれることの少ないレジアイスにはきつい。
テラスでごまかしましょう。
ハバタクカミハバタクカミ
単純に火力が高い。あと弱点技も多い。その上、マジカルフレイムで一生Cを下げられるとお互いにジリ貧になります。レジアイスの受けるダメージの方が大きいので不利です。メガネとか持たれてたら終わりです。あと電磁波 全部これが悪い
オーガポン(かまど)オーガポン
溶けます。普通のツタこんぼうで8割もってかれます。無理です。絶対無理。テラスして耐性変更しても半分食らうんだもの。
相性の良い味方・構築例
今回は雪運用なのでそれらを扱えるポケモンが望ましいです。それを踏まえてもオーロラベールを貼ってあげないと意外とペラいです。数値上はとんでもないんですが耐性がポンコツなので…
キュウコン(アローラ)ユキノオーなどが良いでしょう。
また、レジアイスの岩以外の弱点を半減以下にできるヤドキングなどもおすすめ。の耐性面の弱さを完璧にカバーできるウーラオス(れんげき)も強いと思います。
最後に
今回は全身-200℃の動く氷河期、レジアイスの育成論を書いてみました。初めての試みだったこともあり対戦をされている方からすればこの記事は改善点だらけだったのではないかなと思います。
みなさまのコメントなどをいただけた際には意見を参考に修正していきたいと考えていますので、よければぜひコメントをよろしくお願いします。
最後まで見ていただきありがとうございました。