どうも、インディグです。ベトベトン(アローラ)アローラベトベトンを投稿してから2ヶ月経ちましたが、9月13日よりDLCゼロの秘宝の前編、碧の仮面が配信されました。
今回は最強レイドではなく、DLCで追加された通常レイドの☆6ニョロボンニョロボン用の育成論となります。「ひとりで挑戦」(ソロ)であればフォーク元の
コノヨザルコノヨザルがおすすめですが、「みんなで挑戦」の「だれとでも」(いわゆる野良レイド)の場合はそうもいきません。そのためのポケモンとして
ハカドッグハカドッグを紹介します。
この育成論はテラレイドバトル用の育成論です。対戦用ではないので、もしそれを求めている場合は恐れ入りますが、他の育成論を見た方がよろしいと思います。
注意書き
繰り返しになりますが本育成論はテラレイド用です。対戦用ではありません。そのためレベルは50ではなく100として考えてください。
また、個体値についても31(評価がさいこう または きたえた!)を前提としています。
もし、個体値がそれでない場合はフリッジタウンに行き、すごいとっくんで鍛えましょう。
テラスタルシールドという言葉を使っていますが、バリアのことを指しています。バリアの方が馴染みある場合はバリアに置き換えてください。
テラレイドバトルの☆6レイドポケモンについて
ニョロボンの話に入る前に☆6レイドポケモンにはランダム要素があります。主なのは下記3点です。
- テラスタイプ
- せいかく
- 個体値について31が5つ確定。残り1つがランダム
このため同じレイドポケモンであっても、その難易度は毎回変わります。最強レイドと違い、いつも同じポケモンを選出出来るわけではありません。
テラスタイプが違うだけでも、そのポケモンが有効ではないことがあるからです。加えて性格と個体値が違うので、先制を取れることもあれば取れないこともあります。
戦っている時と捕まえた時でレベルが違うのも特徴でしょう。捕まえた時のレベルは75ですが、戦っている時のレベルは90です。戦っている時に攻撃が痛く、耐久があるのはこれが理由です。
特性に関しては基本は固定です。しかし特性もランダムというのが存在します。具体的には以下のポケモンがそれにあたります。
このように若干のランダム要素があるため、レベル自体は最強レイドより低いものの、難易度そのものは最強レイドに匹敵するでしょう。
☆6
ニョロボンニョロボンについて
☆6レイドポケモンに関する共通点を挙げたところで、☆6ニョロボンの技構成となります。技構成は以下の通りです。
- かわらわり
- アクアブレイク
- きあいだま
- くろいきり
攻撃技のタイプそのものはニョロボンと同じタイプである水タイプと格闘タイプの2種類です。他のタイプの技はありません。
こちらが1回行動後、ニョロボンはあまごいを使い天候を雨にします。特性がすいすいのため、雨状態では素早さが2倍になり更に水技の威力が1.5倍になります。そのため序盤から並みの素早さを雨で補い、水技で攻めてきます。
両刀であるものの物理技がメインのためリフレクターでダメージを軽減したいところですが、技の中にかわらわりがあります。雨状態を凌ぐにもかわらわりで破壊されてしまうため、壁関係で耐えるのは難しそうですね。
であれば防御を上げるか、攻撃を下げておきたいですが、ニョロボンの技の中にくろいきりがあります。この技は場にいるポケモンの全ての能力変化を元に戻します。そのため能力変化で有利な状況にしても、かき消されてしまいます。ということはダメージを与える時も同じことが言えます。つまり耐え凌ぐにもダメージを与えるにも、能力変化に頼ることが出来ません。
雨状態を凌いでダメージを与えていき、テラスタルをして順調に行けば勝てると思いきや、中盤と終盤でニョロボンはビルドアップを使ってきます。特に中盤はテラスタルシールドが貼られているため、能力変化に頼らず破壊するには時間がかかります。ここで時間切れによる失敗もあるでしょう。
アローラベトベトンの方で書きましたが、一部引用してこちらの方でも書きます。
これは味方が行動するとレイドポケモンも行動するためです。味方は自分も含めて4体いるので他の味方が行動すると、レイドポケモンも行動します。
それが積み技だった場合、能力ランクが変化します。その行動は自分の画面からは見えません。
この積み技をくろいきりに置き換えると、能力変化で有利な状況にすることが難しいと言えます。自分の画面から見えないのも相まって、能力ランクを変化させたのに元に戻されていることに気がつきにくいのも、失敗の要因の1つです。
ここまでは☆6ニョロボンにおける、全体を通した展開です。次にテラレイドバトルにおける、レイドポケモンがやってくる強化解除と弱体解除に注目してみます。
強化解除は雨状態が終わった後、もしくは終わる辺りでしてきます。つまり雨状態を凌ぎきった後にやってきます。強化解除は1回までです。
弱体解除はテラスタルシールドを貼った後、シールドを半分ほど削った辺りでしてきます。分かりやすく言うと、ニョロボンのHPゲージの色が黄色に変わった時にしてきます。弱体解除も強化解除と同じく1回までです。
ここでは感覚的に説明しているため、詳細に関してはフォーク元の育成論を見ていただけると幸いです。
以上のことから、☆6ニョロボンは下記2点が攻略の鍵となっています。
- 序盤に天候を雨状態にして、並みの素早さを補い水技の威力を上げてくる。
- 技の中にくろいきりがあるため、能力変化に頼らずダメージを与える必要がある。
この2点をどうするのかがポイントとなっています。
コンセプトと役割
前置きが長くなりましたがコンセプトと役割です。
テラレイドバトルにおける大事なことは自分が倒れないことです。コンセプトは以下の通りです。
- おにびでやけど状態、にほんばれで天候を晴れ状態にしてニョロボンからのダメージを軽減する。
- くろいきりで能力変化を元に戻されるなら、とおぼえで味方の攻撃ランクを1段階〜2段階の状態を維持し続ける。
- その状況で望ましいのは味方がニョロボンに対して攻撃することなので、かなしばりで誘導する。
自分と味方へのダメージを軽減、さらに味方を補助して与えるダメージを増やすためのサポーターです。
今回、自分が倒れないだけでなく味方の火力も補助する必要があり、そのうえで攻撃に誘導する必要があります。役割としては大変です。
タイトルにある黒い霧の中で吠え続け味方を導く必要があります。
持ち物
- あついいわ
- 晴れ状態を5ターンから8ターンに延長します。少しでも晴れ状態にすることで味方だけでなく自分へのダメージも減らします。
特性
- もふもふ
一択です。ニョロボンの攻撃を半減するので耐久を確保出来ます。夢特性のためすなかきの場合はとくせいパッチを使う必要があります。
性格・努力値と調整
- ずぶとい or わんぱく
性格はこのどちらかです。努力値はH248、B252、S8です。
ステータスに直すとHP347-攻撃X-防御328-特攻X-特防230-素早174になります。この素早さ174が重要であり、ニョロボンに対して先制することが出来るようになります。
もし性格と努力値を同じようにしても上記ステータスにならない場合は、フリッジタウンに行き、すごいとっくんで鍛えてください。
余談ですが、レベル90におけるステータスは以下のように求めることが出来ます。
「(種族値 × 1.8) + 32.9」(小数点以下を切り捨てる)
例としてレベル90におけるニョロボンの素早さを求めてみます。
ニョロボンの素早さの種族値は70です。
(70 × 1.8) + 32.9 = 126 + 32.9
126 + 32.9 = 158.9
「158.9」から小数点以下を切り捨てると「158」になります。素早さが上がる性格の場合、「173」になります。そのため素早さが「174」以上で先制することが出来ます。
技構成
- おにび
- やけど状態にします。
- 物理技のダメージを半減にして味方を守ります。変化技のため、テラスタルシールドを貼られている場合は無効になるので注意です。
- にほんばれ
- 天候を晴れ状態にします。
- ニョロボンは序盤に雨状態にしてくるので、晴れ状態にすることで有利な状況に出来ます。
- とおぼえ
- 味方全体の攻撃を1段階上げる技です。タマゴ技です。
- くろいきりを使って元に戻されるなら、味方の攻撃ランクを1段階〜2段階の状態を維持し続けるまで。
- かなしばり
- 最後に使った技を4ターンの間封じます。タマゴ技です。
- 一番の特徴です。この技は使う使わないで言えば使わないのが望ましいです。レイドポケモンにはかなしばりが効きません。特性のろわれボディの効果で封じることはありますが、これは例外です。
- レイドポケモンに効かないということは使う対象は味方です。どういうことかというと、ニョロボンはくろいきりを使ってくるため、能力変化で有利な状況にするのは難しいと述べました。
- はらだいこやいやなおとなど、能力ランクを2段階以上変える技は有効ではありません。つまりそれらの変化技を封じて、ニョロボンに対して攻撃するように誘導させるためです。
- 使わないに越したことはありませんが、野良レイドの場合は意思疎通が難しいです。封じる際には以下の3点を踏まえてから封じましょう。
- ・トレーナー名とそのポケモンが最後に使った技を必ず確認してください。
- ・その技を初めて使用した時は封じずに見逃してください。
- ・ニョロボンをやけど状態、天候を晴れ状態にして盤面を整えることを優先してください。
テラスタル
- ゴースト
基本的にテラスタルはしませんので、そのままで問題ありません。
立ち回り例
開幕におにびをしてニョロボンをやけど状態にした後、ニョロボンがあまごいを使ってくるためあまごいを見てからにほんばれをします。
その後はとおぼえをして、味方の攻撃ランクを1段階〜2段階の状態を維持し続けます。攻撃ランクを維持出来ているかどうかは、[(Y) 様子を見る]で確認しましょう。
攻撃ランクを維持する段階に入ったら味方の行動にも注目します。能力ランクを2段階以上変える技を連続で使っていて、攻撃する気配が見られない場合、かなしばりでその技を封じて攻撃するように誘導しましょう。
再掲しますがかなしばりで封じる際には以下の3点を踏まえてください。封じる技を間違えてしまうと、失敗する確率が大幅に上がります。勝利に導くつもりが敗北に導くことになるので、効果的なタイミングで使い勝利に導きましょう。
- トレーナー名とそのポケモンが最後に使った技を必ず確認してください。
- その技を初めて使用した時は封じずに見逃してください。
- ニョロボンをやけど状態、天候を晴れ状態にして盤面を整えることを優先してください。
与ダメージ計算
コンセプトと役割の関係上、火力は期待できないため省略します。
被ダメージ計算
攻撃補正有 攻撃ランク±0 | 通常時 | 28〜33(8.0〜9.5%) |
雨状態 | 42〜50(12.1〜14.4%) | |
雨状態![]() | 56〜67(16.1〜19.3%) | |
攻撃補正無 攻撃ランク±0 | 通常時 | 25〜30(7.2〜8.6%) |
雨状態 | 38〜45(10.9〜12.9%) | |
雨状態![]() | 51〜61(14.6〜17.5%) |
実際にはやけど状態、晴れ状態にしているため被ダメージはもう少し減ります。
相性の良い味方・構築例
とおぼえを使うことから、フォーク元のコノヨザルを筆頭に物理技で攻めるポケモンと相性が良いです。特にコノヨザルは能力変化に頼らずにダメージを与えられるため、攻撃ランクを1段階〜2段階の状態にするだけでも十分な火力を出せます。育成論(育成論SV/3013)も投稿されているので必見です。
終わりに
長文ではありますが、読んでいただきありがとうございました。
☆6ニョロボンはひでんスパイス全種のうち、どれも手に入る可能性があります。いわゆるスパイスレイドですね。ソロだけでなく野良レイドでもクリアが安定するようになるとぜひ参加したいですね。
このハカドッグが思いついた経緯としてある1人のトレーナーがいました。
いやなおと、はらだいこなど能力ランクを2段階以上変える技について、有効ではないことを伝えるにはどうすればいいのか悩んでいました。それを見たことがきっかけです。
既にハロウィンは終わってしまいましたが、その期間中にボチを捕まえて、少しでも育成のきっかけになれば幸いです。