エンペルト- ポケモン育成論SV

初投稿になります、エンジョイグマです。

• 本育成論ではHABCDSや特化など非公式の略語を使います。
• ダメージ計算にはポケソルさんのダメージ計算ツールを使わせていただきました。

エンペルトの技を眺めていたところ、優秀すぎる物理技を大量に覚えていたのでステロ要因やかちきアタッカーと差別化したチョッキエンペルトの草案として投稿させていただきます。
拙い育成論ではあるかと思いますが、お付き合いください。

コンセプトと役割

所謂エースや展開ではなく、クッションとしての役割を考えています。
エンペルトのAは86とお世辞にも高いとは言えないのですが、優秀な複合タイプと耐久、そしてクイックターンの存在により高いサイクル性能があると考えています。

持ち物

• とつげきチョッキ

変化技を採用せず、とつげきチョッキが余っているのであれば第1候補かなと思います。ハバタクカミテツノツツミサーフゴーにわりと安定して後出しが出来ることがメリット。ガチグマ(アカツキ)相手は少し厳しいかもしれない…。

• たべのこし

余っていることはあまりないと思いますが、変化技を採用するなら候補。ただしあまり過信できる耐久ではないので注意。

• 半減実(ヨプ、ソクノ、シュカ)

想定外のテラバーストに強くするならこれ。これがあればH振りだけでもA特化珠パオジアンの電気テラバーストくらいまで耐えます。逆に無いと同パオジアンの聖剣すら耐えないので本当に過信は禁物。

特性

• げきりゅう

サムネの技構成だとかちきがほぼ意味ないので
今作から本当に優秀な物理技が多くてまけんきが欲しくなる…。

• かちき

しんくうは以外に特殊技を入れるなら
ただクッション役に欲しい物理技・優秀な補助技が多すぎるので特殊技を入れるスペースは無さそうです。

性格・努力値と調整

ゆうかん　H252A244S12
実数値　　191-150-108-131-121-73
個体値　　 31- 31 - 31 - 31 - 31 - 31

勇敢なのにS振り？と思われた方もいるでしょうが理由があります。

まず、下降補正個体値31のエンペルトは無振り52族と同速です。そして、52族にはエンペルトと同時に解禁されるガチグマ(アカツキ)が居ます。トリックルーム下で最遅赫月を抜くことはもちろん出来ず、赫月に先制を取られるとめいそう→だいちのちからで乱数50%で落ちてしまいます。
その出落ちを防ぎ、もし対面しても食べ残しやチョッキをはたき落としつつクイックターンで削りと次のクッションとして役割を果たせるように、かつ耐久と最低限の火力を保持するためにゆうかんS振りをしています。

技構成

みず技

• ウェーブタックル

ほぼ確定技ですがもし補助技に変えるならここ。ハイドロポンプと違い物理技なのが重要。
A244振りウェーブタックルで無振りハバタクカミを確定一発、+無補正無振りしんくうはでチョッキパオジアンをH84振りまで確定一発、H252振りでも乱数で倒せます。
無振りハバタクカミはC特化ラスターカノンでも落とせない(確定二発)ので差別化要素にもなりますね。
反動技なので基本的には打ちませんがあると安心できるタイプの技。

• クイックターン

確定枠。優秀な退場技。S60と鈍足なので下から打てるのもいいですね。

• アクアジェット

優秀な先制物理技ですがまけんきの無いエンペルトにはおそらく不要。しんくうはも貰っているので選択枠としても肩身が狭いかも…。貯水呼び水以外に無効にされないのが強み。

• たきのぼり・アクアブレイク・他特殊みず技

基本的にはいざというときに使うにも火力が足りないので不採用。特殊技はかちきで採用するときに使ってあげてください。

はがね技

まともな物理技がなく、タイプ的に通りも悪いので不採用。

不一致技

• はたきおとす

確定技。クッションついでにやる技としては最高峰の技。無効にするタイプ・特性がない悪技で、とりあえずはたき落としておくが出来るのが最大の強みです。

• しんくうは

ほぼ確定技かつ今回唯一の特殊技。ラストでパオジアンと対面してもテラスが無ければワンチャンあるのはこの技のおかげ。パオジアンを意識しなくてもいいパーティなら抜いてもいいかも？

• かわらわり(10/20追記)

壁貼りキュウコン(アローラ)が減らないので追記します。これを持つことで後投げから壁を無力化することが出来ます。

• ダブルウイング

非常に強力な技ですがこれを打ちたい相手が現状多くないので不採用。キノガッサを意識するなら。

• アイススピナー

飛行テラスするならダブルウイングと一緒に採用したい技。ゴリランダー対面でとりあえず打って得する技ですが、今は10まんばりきがあるので相手をするならテラス必須。

変化技

• はねやすめ

クッションとしての役割を水増しできる技。ただ前述の通りH振りだけだとあまり過信できない耐久なので、今回はチョッキ型として不採用。出す相手をしっかり選ぶなら強い技です。

• ステルスロック

サイクル戦最強技。今回は不採用ですが、チョッキ以外なら大体入っているのではないでしょうか。

• ほえる・あくび・くろいきり

対積みパの切り札。みがわり意識ならほえる・くろいきり、起点作りならあくびとパーティによって選択。前述の通り不採用ですが、どれも優秀な技です。

テラスタル

ほぼ切らないのでタイプ一致+かくとう・じめん弱点を消すみずにしていますが、変えるならゴリランダーやかくとう意識のひこうかなと思っています。

立ち回り例

特殊アタッカーに対して後投げして後攻クイックターンで安全に後ろに繋ぐのが仕事。なるべく後ろとエンペルトで弱点が一貫しない構築が大事です。特に炎オーガポンは受けきれる耐久がないので対策必須です。

与ダメージ計算

クイックターン
ハバタクカミ h4ハバタクカミ　67 ~ 81 (51.2 ~ 61.9%) 確定2発
　　HB特化ハバタクカミ　43 ~ 52 (26.5 ~ 32.0%) 確定4発
サーフゴー HB特化サーフゴー　33 ~ 39 (17.0 ~ 20.2%) 乱数5発 : 0%
　　H252サーフゴー　45 ~ 54 (23.2 ~ 27.9%) 乱数4発 : 68.04%
{キュウコン(アローラ) }H252アローラキュウコン(雪)　36 ~ 43 (20.0 ~ 23.9%) 確定5発

はたきおとす
サーフゴー HB特化サーフゴー　68 ~ 82 (35.0 ~ 42.3%) 確定3発
　　H252サーフゴー　88 ~ 104 (45.4 ~ 53.7%) 乱数2発 : 34.37%
カイリュー H252カイリュー(マルスケ)　24 ~ 28 (12.2 ~ 14.2%) 乱数8発 : 99.6%
　　HB特化カイリュー(マルスケ)　17 ~ 20 (8.5 ~ 10.2%) 乱数10発 : 0%

ウェーブタックル
ハバタクカミ H4ハバタクカミ　135 ~ 160 (103.1 ~ 122.2%) 確定1発
　　HB特化ハバタクカミ　87 ~ 103 (53.8 ~ 63.6%) 確定2発
　　HB特化ハバタクカミ(A↓↓)　43 ~ 52 (26.5 ~ 32.0%) 確定4発
パオジアン 無振りパオジアン　102 ~ 121 (65.9 ~ 78.1%) 確定2発
　　↑+みずテラス　136 ~ 162 (87.8 ~ 104.6%) 乱数1発 : 25%
ディンルー H244B12ディンルー　138 ~ 164 (52.9 ~ 62.9%) 確定2発

被ダメージ計算

ハバタクカミ
無補正C252ハバタクカミ
ムーンフォース　42 ~ 49 (22.0 ~ 25.7%) 乱数4発 : 1.52%
ムーンフォース(妖テラ)　56 ~ 66 (29.4 ~ 34.5%) 乱数3発 : 6.03%
ムーンフォース(チョッキ)　28 ~ 33 (14.7 ~ 17.2%) 乱数6発 : 3.71%
ムーンフォース(妖テラ+チョッキ)　38 ~ 45 (19.9 ~ 23.5%) 乱数5発 : 99.99%

シャドーボール　70 ~ 84 (36.7 ~ 44.0%) 確定3発
シャドーボール(チョッキ)　48 ~ 57 (25.2 ~ 29.9%) 確定4発

地面テラバースト　140 ~ 168 (73.3 ~ 88.0%) 確定2発
地面テラバースト(チョッキ)　96 ~ 114 (50.3 ~ 59.7%) 確定2発

サーフゴー
補正ありC252サーフゴー
たたりめ(威力二倍)　123 ~ 145 (64.4 ~ 76.0%) 確定2発
たたりめ(威力二倍+チョッキ)　76 ~ 90 (39.8 ~ 47.2%) 確定3発

シャドーボール(メガネ)　114 ~ 135 (59.7 ~ 70.7%) 確定2発
シャドーボール(メガネ+チョッキ)　76 ~ 91 (39.8 ~ 47.7%) 確定3発

10まんボルト(メガネ)　170 ~ 202 (89.1 ~ 105.8%) 乱数1発 : 31.25%
10まんボルト(メガネ+チョッキ)　114 ~ 136 (59.7 ~ 71.3%) 確定2発

ガチグマ(アカツキ)
補正ありC252赫月
ブラッドムーン　67 ~ 79 (35.0 ~ 41.4%) 確定3発
ブラッドムーン(ノテラス)　90 ~ 106 (47.2 ~ 55.5%) 乱数2発 : 74.21%
ブラッドムーン(ノテラス+チョッキ)　60 ~ 71 (31.5 ~ 37.2%) 乱数3発 : 81.1%

だいちのちから　174 ~ 206 (91.1 ~ 107.9%) 乱数1発 : 50%
だいちのちから(チョッキ)　116 ~ 138 (60.8 ~ 72.3%) 確定2発

オーガポン(かまど)
無補正A252炎オーガポン
ツタこんぼう　109 ~ 129 (57.1 ~ 67.6%) 確定2発
ツタこんぼう(A↑テラス)　216 ~ 256 (113.1 ~ 134.1%) 確定1発

ウッドホーン　82 ~ 97 (43.0 ~ 50.8%) 乱数2発 : 3.12%
ウッドホーン(A↑)　121 ~ 144 (63.4 ~ 75.4%) 確定2発

はたきおとす　70 ~ 83 (36.7 ~ 43.5%) 確定3発

苦手なポケモン

前述の通りオーガポン(かまど)が苦手です。ウーラオス(れんげき)がタイプ的に受けられないこともあり、物理相手の殴り合いはあまり期待できないかもしれません。

最後に

物理エンペルト、火力はさておき範囲が広かったりサポート向きの技を多く覚えます。特殊との差別化にならないため育成論には入れていませんが、がんせきふうじ・じならしなども覚え、なげつけるの存在もあり本当に器用です。
まけんきをポカンと忘れ新しくかちきを覚えた事により忘れられた物理エンペルトのこと、たまに思い出してくれると嬉しいです。