ポケモンパーティ構築(シングル)

能力アゲアゲ☆ゴーストタイプ統一パ@トリックマジック

2023/11/07 06:35 / 更新:2023/11/09 08:37

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投稿者:畠山こくご(@Rittax_Buttax)

ポケモンSV / シングル / トリックマジック / 最終1254位

公式大会「トリックマジック」にて使用したパーティを紹介します。
コンセプトは、「積んで詰ませる」。6匹中5匹が能力を上昇させる技や道具を持っています。

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使用ポケモン

 今大会で唯一のノーマルタイプ。テラスタルせずにゴースト技を無効化できる上、特性イリュージョンで他のポケモンに化けられるため、選出画面にいるだけで相手にゴースト技を撃つことを躊躇させられる超重要ポケモンです。
 特攻の種族値が125もあることから特殊アタッカーのイメージが強いですが、攻撃の種族値もミミッキュより高く、先制技のかげうちを最速で撃つことができるなど、物理アタッカー適性も十分にあるという点に着目。AS振りにしています。
 基本戦術は、ミミッキュミミッキュに化けさせて一番手で繰り出し、タスキで一発耐えて『つるぎのまい』→『はたきおとす』や『かげうち』で攻める、というもの。相手がサマヨールサマヨールヤミラミヤミラミの場合は『ちょうはつ』で補助技を封じてから攻めに転じます。
ミミッキュミミッキュに化けさせるのは、タスキを貫通するドラパルトドラパルトの『ドラゴンアロー』を撃たれづらくするためです。ちなみにハバタクカミハバタクカミだと『ブーストエナジー』が発動しないのを根拠に撃たれる可能性があります。
 また、稀ですがゴースト技読みの後投げ用に2番手で採用することもあります。

*得意な相手
ムウマムウマサマヨールサマヨール
攻撃技がゴースト技のみの場合が多く、ほとんどが『しんかのきせき』持ちで『メンタルハーブ』を持っていないことが多いので、補助技を『ちょうはつ』で封じてしまえば『つるぎのまい』の起点にできます。
*微妙な相手
{ゾロアーク(ヒスイのすがた)}ゾロアーク
相手が物理型の場合、『はたきおとす』の同速対決となり勝つのは運次第。『こごえるかぜ』持ちの特殊型には10割負けます。
ハバタクカミハバタクカミハバタクカミ
耐久無振り&持ち物がタスキ以外ならなら『つるぎのまい』→『かげうち』の餌食にできますが、『あまえる』搭載やHB振り型とは相性が悪いです。
ゲンガーゲンガーゲンガー
勝つことには勝てますが、初手『ちょうはつ』で『どくびし』を封じられるかどうかは同速なので運次第。
イダイトウ♂イダイトウ♂イダイトウ
相手がテラスタルしていなければ、『はたきおとす』→『かげうち』で撃破可能。ただし、先発起用が多いゾロアークに対し、あちらは3体目で繰り出されやすいため、そもそも対面する機会が極めて少ないです。
*苦手な相手
ヤミラミヤミラミヤミラミ
ちょうはつ』で補助技を封じることはできますが.『いたずらごころ』により初動は防げず、有効打もないため、『イカサマ』や『はたきおとす』で倒されてしまいます。
ラウドボーンラウドボーンラウドボーン
つるぎのまい』が意味を為さず、突破できません。『はたきおとす』で持ち物を落とすのが精一杯です。
ミミッキュミミッキュミミッキュ
ばけのかわ』があるため、攻撃技→『かげうち』と『つるぎのまい』→『かげうち』のどちらのパターンで動いても2ターンでは倒しきれず、『じゃれつく』×2で倒されます。最悪の場合、『くさわけ』のS上昇の起点にされてしまいます。
ミカルゲミカルゲミカルゲ
有効打がなく、悪技×2で普通に倒されます。
ドラパルトドラパルトドラパルト
ドラゴンアロー』でタスキを貫通されてしまいます。ミミッキュミミッキュに化ければ初手で撃たれるリスクは減りますが、撃たれる時は撃たれます。『かげうち』×2のダメージでは確実に倒せない可能性もあるため『はたきおとす』→『かげうち』の動きを取らざるを得ませんが、『はたきおとす』をした時点で正体がバレてしまい、『ふいうち』で縛られてしまいます。
壁はりや鬼火などのサポート型だった場合は、Sで負けている上にそもそも『ちょうはつ』しづらいため、確実に役割を遂行されてしまいます。
コノヨザルコノヨザルコノヨザル
ちょうはつ』を上から撃って『ステルスロック』を封じ、さらにゴーストタイプとかくとうタイプの技を無効化できるため、有利では?と思っていましたが…
実際は倒すのに『かげうち』3発以上のダメージを要するため『つるぎのまい』1回では倒しきれず、もう1回舞おうと思っても『うっぷんばらし』×2でやられてしまいます。

 大会初日は対戦慣れしていない人がそこそこいたため、相手を特性で騙した隙に『つるぎのまい』を積んで3タテできる試合もありましたが、上記のように、先発率高めの主要なポケモン(ドラパルトドラパルトミカルゲミカルゲ{ゾロアーク(ヒスイのすがた)}ゲンガーゲンガーヤミラミヤミラミ)との相性があまり良いとはいえず、強い人しか残っていない大会後半はほぼ控えにいるだけの見せポケとなってしまいました。

 最大の強みは、『ばけのかわ』で確実に一回は行動できること。
 特性を貫通してくる『かたやぶりイダイトウ♂イダイトウ♂に対面で絶対勝てるよう『とくせいガード』を持たせ、テラスタイプを「くさ」にしてあります(テラスタルして『くさわけ』を2発撃てば勝てます)。
 しかし、蓋を開けてみると環境に多かったのは『てきおうりょく』型で、『とくせいガード』があまり意味を為しませんでした(先発率の高いミミッキュミミッキュに対しイダイトウ♂イダイトウ♂は最後の1体になりやすいため対面する機会が少なく、対ミミッキュ想定をするよりも火力を求めたほうが強い)。
 性格もミラー想定で「いじっぱり」ではなく「ようき」にしてあり、実質持ち物なしで火力不足感があったので、『いのちのたま』を持たせておいたほうが良かったと思います。
 また、『つるぎのまい』と『くさわけ』を両方積んだらめちゃくちゃ強い!と思っていましたが、実際に戦ってみるとAと Sどちらかを高めるのが精一杯でした。化けの皮、1枚だけじゃ足りないよ〜

 積みアタッカー兼積みポケ対策枠。
 『うたう』が当たっても外れてもメリットを得られる『からぶりほけん』型。保険発動後のS実数値は216(最速スカーフイダイトウ♂イダイトウ♂抜き)。残りは耐久全振り(性格は生徒基礎ポイントの振り分けは、物理と特殊両方を最大効率で受けられるよう耐久調整ツールで導き出した数値)。
 『うたう』の命中率は信用ならないので、基本的に保険発動後は歌いませんし、眠らせない想定で『たたりめ』ではなく『シャドーボール』を採用しています。相手を眠らせなきゃ勝ち筋が残せないような緊急時には歌ってもらいますが…
 外れて欲しい時に限って当たり、当たって欲しい時に外れてしまうことが多かったように思います。命中率55%は本当に信用なりません。
 技構成的に、もらいびソウブレイズソウブレイズがノーマルテラスタルをしてきたら何もできないため、選出画面で姿が見えたら繰り出さなかった(繰り出せなかった)です。
 

 弱点となるゴースト技やあく技が飛び交う環境であることを逆手にとった弱点保険型。
 主に先発で起用し、物理アタッカーに『おにび』を撃って弱点技を等倍の威力で受けて保険を発動させ、そのまま高火力の物理技で3タテを狙います。
 『ゴーストダイブ』は攻撃目的だけでなく、相手の{ゾロアーク(ヒスイのすがた)}への交代やノーマルテラスタルを誘発するための釣り餌的な意味合いもあります。

*得意な相手
ミカルゲミカルゲミカルゲや{ゾロアーク(ヒスイのすがた)}、その他S実数値213未満の物理アタッカー。

*微妙な相手
ハバタクカミハバタクカミハバタクカミ
先発同士だとブーストエナジーで上を取られるため不利。弱点保険発動後なら、A2段階上昇ふいうちで大ダメージを与えられます(CS極振りなら乱数で一撃)。
ドラパルトドラパルト
同速対決になるため、勝つも負けるも運次第。
最速スカーフイダイトウ♂イダイトウ♂
先発なら起点にできますが、そういうケースはほぼありません。2体目以降だった場合、保険発動状態かつ相手が未テラスタルなら『ふいうち』で縛れますが、そうでなかったら『おはかまいり』で上からワンパンされます。
*苦手な相手
ソウブレイズソウブレイズソウブレイズ
おにび』が効かず、対面で勝つのはしんどいです。弱点保険発動後でも、『ふいうち』→『ビルドアップ』や『つるぎのまい』を積む隙を与えてしまう、『ゴーストダイブ』→ノーマルテラスタルで無効化される、『ドラゴンアロー』→耐えられる等、どの技を選択してもなかなかにキツい相手です。
ミミッキュミミッキュミミッキュ
対面ではまず勝てません。おにびで弱体化させてからふいうちでばけのかわを剥がして後続に有利な状況で繋げることならできます。
ラウドボーンラウドボーンラウドボーン
弱点保険が意味を為さず、突破できません。

 大会期間後半は、{ゾロアーク(ヒスイのすがた)}同士の『はたきおとす』対決に嫌気がさして、ドラパルトを先発起用することがほとんどでした。30試合近く出番がありましたが、『おにび』を外したのは一度だけという優秀さ。ただ、保険が発動しても必ずと言っていいほど2体目にミミッキュミミッキュが出てきて止められてしまい、3タテできた試合はありませんました…

 特殊アタッカーには『めいそう』、物理アタッカーには『あまえる』→『めいそう』をしてテラスタル『ドレインキッス』で全抜きを狙う積みエース。
 基礎ポイントはHB振りベースにしつつも、 S110族(ゲンガーゲンガー{ゾロアーク(ヒスイのすがた)}ユキメノコユキメノコ)を抜けるよう臆病 S60振りにしています。
 ブーストエナジーを持たせれば、ずぶとい防御特化でもS4振るだけでスカーフ以外のドラパルトドラパルトや最速スカーフイダイトウ♂イダイトウ♂よりも速くすることはできますが、道具発動時点で正体がホンモノのハバタクカミハバタクカミであることを相手に確信させてしまうため今回は不採用としました。
 先発出しでブーストエナジー消費なし→{ゾロアーク(ヒスイのすがた)}を警戒させることで弱点のゴースト技を躊躇させ、その隙に『あまえる』や『めいそう』をするのが理想。
 ドラパルトドラパルト、CS振りやブーストエナジー持ちのハバタクカミハバタクカミレイスポスレイスポス、スカーフ持ちポケモン(主にイダイトウ♂イダイトウ♂)には抜かれてしまいますが、{ゾロアーク(ヒスイのすがた)}の可能性をチラつかせることでゴースト技を敬遠させれば起点にできる隙は十分あります。
 大会ではソウブレイズソウブレイズサーフゴーサーフゴーといったポケモンたちをも起点に積んで体力を吸い取りまくる大活躍をしてくれました。おそらくMVPだったと思います。

 ミミッキュミミッキュのばけのかわ対策として採用した今大会唯一の特性かたやぶり持ちポケモン。
 最速スカーフでドラパルトドラパルト(スカーフ以外)抜き。
みずテラスタル+ウェーブタックルでミミッキュを確定一発で倒せますが、3体目に出すことが多いイダイトウにとっては、先発起用の多いミミッキュが既に倒されていたり、残っていてもばけのかわが剥がれた後だったりで、特性があまり活きませんでした。
 ラス1のミラー戦では同速対決に負けてしまうことも多く、ラストバッターとしての安定感はイマイチでした。『てきおうりょく』の火力なら勝てていたのに…という試合も多かったです。

戦術と解説

45戦中、27勝18敗。レート1625.350。順位は1254/26262位。
(1日目:11勝4敗→2日目:9勝6敗→3日目:7勝8敗)。
トータルでは勝ち星のほうが多かったものの、上級者の割合が大きくなる最終日はかなりの苦戦を強いられました。プレイングミスも目立ち、うまい人なら同じチームを使ってももっと勝てただろうという印象。
サーフゴーサーフゴーミカルゲミカルゲをチームに入れていなかったので、どくびしゲンガーゲンガー→まもる+かなしばり+アンコール型のヤミラミヤミラミによってめちゃくちゃにされてしまうなど、弱い相手にはとことん弱かったです。

投稿日時 : 2023/11/07 06:35

最終更新日時 : 2023/11/09 08:37

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