ポケモンパーティ構築(シングル)

調整意図

• Aは甘える理由が一切ないためぶっぱ。
• Sはガブリアスミラーでワンチャンを掴むためにぶっぱ。
• 余りはセグレイブセグレイブのA252礫を最高乱数以外耐えるためにB。

本構築のエース。基本的にはこいつをいかに通すかを考える。
技選択についてドラゴン技はメタられやすく、逆鱗のデメリットが重くのしかかるケースが非常に多い。そのためドラゴン技でデメリット無し最大打点としてドラゴンクローを採用。ただし当然ながらリーチが不足するため環境の回り次第では逆鱗の選択肢もあり。とくにこのリーチ不足はサザンドラロトム系統およびセグレイブ対面で深刻になる。

テラスタイプはウルガモスやラウドボーンといった鬼火を使用する相手やフェアリーテラスタル全般でドラゴンを狩りにくる対面に強く、またアーマーガアや鋼テラスタルサザンドラ、風船サーフゴー等浮いている鋼に強い炎を選択。

調整意図

• Hは様々な対面を想定した殴り合いをするためにHぶっぱ。
• Aも甘える理由はないためぶっぱ。
• 余りはオーロンゲ意識でS。
• 備考:調整してもいいかもしれないが、調整先で有用なものがサーフゴーの気合い玉耐え(D252)やサザンドラのメガネラスターカノン確定2耐え(H172 D76)ぐらいしか思い浮かばず、物理との撃ち合いも考えた総合勝率を考慮するとHぶっぱが一番安定すると判断した。

本パーティのメインウェポンその2。とにかく環境への刺さりがよく、充分に特殊耐久が高いことからパーティのコンセプトとも合致する。特に岩打点の刺さりが尋常ではなく、物理受けとして採用されがちなアーマーガアやラウドボーン、処理の難しいカイリューを余裕で破壊する火力を持つ。積みに対してもストーンエッジによる急所でワンチャンが狙える。
さらにオーロンゲの壁展開にも滅法強く、瓦割りを連発することでソウルクラッシュのない場合詰ませ、メジャーな腕白HBのような型は壁張りを阻止した上で上から3発で倒せる。
さらに砂起こしが刺さる局面も非常に多く、天候パやマスカーニャ等のタスキ持ちにも刺さる。
弱点の多さと従来のチョッキHD型のような特殊を数値で受けるような使い方はできないため、安易な受け出しができないのはネックか。
総じて初手置き性能、環境への刺さりが非常に優秀であり本構築を支える大黒柱と言って相応しい。

なおテラスタイプは諸説ある。今回はストーンエッジのリーチを伸ばして強引に物理受けやカイリューを1発で仕留めるために岩にした。もちろんゴーストやフェアリー、飛行なども優秀なので環境への刺さりを見て適時変えるのがGood。

いつもの。こいつに関しては今更特に語ることは無いと思う。

サザンドラは大きく分けてメガネ、スカーフ、積みの3種類が居るがミラーに最も強いスカーフ型を採用。スカーフ以外であれば仮に倒されてもガブがしばいてくれるので大丈夫。

使い方もよくある特殊スカーフサザンと同じなので詳細は各種育成論に譲ることにする。

調整カバルドン。
この基本選出3匹で非常に重いポケモンがドラパルト マスカーニャ等のガブリアスを抜く高速物理アタッカーとウォッシュロトム マリルリ等高い打点を持つ水タイプであり、特に初手ドラパルトに対しての回答が無いことが最大の問題点である。最も有利なのがバンギラスではあるものの、蜻蛉返りで逃し、上から全てのポケモンが簡単に縛られ負けることなどザラ。
このカバルドンはドラパルトの全ての型に全対応を目標とした調整がされている。(後述のダメージ計算を参照のこと)
ドラパルト特化流星群2耐えを実現するのにオボン等では回復力が足りず安定感に欠けるがフィラを持たせた。
また飛行テラスタルや風船のないサーフゴーに地震を押し続けることで大体75〜80%の確率で勝てることからサーフゴーの安易な受け出しを許さない上トリックを喰らっても機能停止はしにくい。
そしてこのポケモンがいることでバトンや天候等のギミックパのメタにもなり、汎用性は極めて高い。

B方面
ドラパルト特化鉢巻ドラゴンアロー:乱数2発(瀕死率9.4%)

D方面
ドラパルト特化メガネ流星群:フィラ込み乱数1.5発(瀕死率20.3%) ※フィラ込み2連流星群耐え
サーフゴー
C252ゴールドラッシュ:2発目瀕死率25.0%→フィラ込み3発目瀕死率5.8%
C252シャドーボール:2発目確定耐え(70.7〜84.7%)=81%の確率でフィラ回復→3発目確定耐え

上記4体で見ることの難しいマリルリ ウォッシュロトムを受けるクッションの役割を持つ。
ウォッシュロトムのメガネ特化ハイドロポンプが大体25%かつ11nとなるまでDを振り、残りをBに割り振った。
マリルリからの最大打点のうち考慮するべきはテラバースト炎であり、これを確定で耐えるため多分問題ないと思われる。
上記2体以外に出すことは基本的には考えていないものの、モロバレルというポケモン自体の性質が高い汎用性を持ち選出圧力も高いため意外と選出率は高くなった。
ラウドボーンの+1フレアソングも確定で耐えるため、従来のHB特化に比べて汎用性が高かった。

元々の用途は対受けループ専属処刑人。
しかし拘りドラゴンをガッチリ捕まえてテラスタルで起点にしたり、天然の死に出しに強かったりと受けループ以外に雑に選出しても強く使えることもある。
選出せずともこいつの選出圧力は尋常ではなく、明らかにゴチルゼルを意識した甘いプレイイングを誘発するため、選出画面にいるだけで相手に心理戦を強要する点が強いと思った。