ドラパルト- ポケモン育成論SV

はじめに

初めまして、はやぶさと申します。今回は、炎テラスタルのドラパルトドラパルトを考察していきたいと思います。

この育成論では、HABCDS等の略称を使い、指定のない個体値は全て31とし、また、特化＝性格補正+252振りとさせていただきます。ご了承ください。

尚、筆者は育成論初投稿となりますので、努力値振りなどが非効率的なものになっていたり、ダメージ計算が間違っていたりする可能性があるので、アドバイスや間違いの指摘などありましたらお願い致します。

テラスタル

まずはこの育成論で1番重要なテラスタルについて話していきます。

• 攻撃面

現環境は耐性が優秀な鋼テラスタルのポケモンや、ブロロロームブロロロームやハッサムハッサム、サーフゴーサーフゴー、ジバコイルジバコイルなどのポケモンが流行しているように思います。そのポケモンたちに弱点を突くことができます。
また、ウルガモスヒートロトムファイアローラウドボーンなどからの鬼火を無効化することができます。

• 防御面

ドラパルトドラパルトの弱点である、フェアリータイプと氷タイプのダメージを半減することができます。

• 大文字との差別化

ドラパルトドラパルトの炎技の枠は大文字で良くないか？と考えてしまうと思います。そこで、大文字との差別化をしていきます。

まず、大文字のメリットは、テラスタルを使わなくても炎タイプの高火力技が出せるという点です。
しかし、大文字は命中が85の不安定な技で、外してしまうとかなりの痛手を負ってしまいます。
また、大文字は特殊技なので、努力値をある程度cに振って、性格も「むじゃき」などの耐久が下がるものにする必要があります。

ただ、炎テラスタルのテラバーストだと、命中は安心安全の100、威力も大文字より10高い120で、また物理特化にすることで物理技になるので、耐久を下げる必要がありません。これが、大文字との差別化です。

持ち物

いのちのたま
技を使う事に最大HPの1/10の体力が減る代わりに、技の威力が1.3倍になる持ち物。色々な技を使うことができながら、技の威力を上げられるのでおすすめです。

こだわりハチマキ
持たせると、同じ技しか出せなくなる代わりに、「こうげき」が1.5倍になる持ち物。いのちのたまを他に使っているポケモンが既にパーティいたり、攻撃をさらに上げたりしたいなら次におすすめです。

特性

すりぬけ
相手のみがわり、リフレクターを無視して攻撃出来る特性。みがわりやリフレクターを使って戦うクエスパトラなどに強く出れます。1番おすすめです。

クリアボディ
相手からの能力ダウンが無効化されます。ギャラドスの威嚇やオーロンゲの捨て台詞などが無効になるので、すりぬけと環境に合わせて使い分けてください。

性格・努力値と調整

• 性格

いじっぱり
この育成論では使わないCを下げながらAを上げることができ、耐久も削らずに済むので確定で良いと思います。
また、いじっぱり+命の珠でキノガッサをドラゴンアローでワンパンできます。

• 努力値

A252 B4 S252
AS……ぶっぱ
B……端数
準速にすることでドラパルトドラパルトミラー対面の時に仮に抜かれたとしても相手の性格やスカーフ所持を特定することができます。
(ほえるさん、ありがとうございます)

技構成

• 確定枠

ドラゴンアロー
威力50×2 命中100 ドラゴン
強すぎる。実質威力は50×2×1.5の150。
連続技なので、タスキも貫通します。ぶっ壊れだろこれ

テラバースト
コンセプトなので確定です。

• 選択枠

とんぼがえり
威力70 命中100 むし
ダメージを与えながら交代する技。先発で出し負けたときに、逃げることもできます。サイクル戦をしたいのなら必要です。

ゴーストダイブ
威力90 命中100 ゴースト
ドラパルトの貴重な高火力ゴースト物理技。ダイマックスがないsvの環境では1ターンのラグは少し使いずらいところがありますが、ゴーストタイプの技を採用したいならこれ一択です。

りゅうのまい
AとSを1段階上げる技。１回積んでしまえば先制技や特性がてんねんであるポケモンが来なければそのまま勝負を決めてしまうぐらい強いです。個人的にはおすすめ。

ふいうち
威力70 命中100 あく
優先度+1の高火力先制技。パーティ全体として先制技が欲しい時などがあるなら採用はアリですが、基本ドラパルトはスカーフ以外で素早さが負けることはほとんどなく、また変化技を被せられた時の損害が大きすぎるので、玄人向けな技です。

みがわり
自分の最大HPの1/4を減らして、減らした体力と同じHPの分身を作る技。この技を採用すると、相手の行動を見れたり、相手が「おにび」や「でんじは」などの変化技を使用してきた場合、無効化してりゅうのまいを積む隙ができます。
また、炎テラスタルをした場合、みがわりを貫通する、ラウドボーンラウドボーンの「フレアソング」、フェアリースキンニンフィアニンフィアの「ハイパーボイス」、虫技の「むしのさざめき」などメジャーな音技が、ほとんど半減になり、今作は炎タイプに弱点を突ける音技、「うたかたのアリア」を使用出来るポケモンがいないので、そこもまた、炎テラスタルと噛み合っているポイントです。
身代わりを採用する場合は、Sの努力値を削ってHに移すことでHPが4n＋1調整になります。(H12 A252 S244)

12/25追記
よくよく考えてみれば、命の珠の反動ダメージがあるので、命の珠との相性は悪いと思います。身代わりを採用する際は他の持ち物を持たせましょう。

1/15追記
ドドゲザンが環境に帰ってきたことにより、不意打ち択が楽になるということと、ゴーストダイブがとても使いにくいという観点から、身代わりの優先度を上げました。

与ダメージ計算

無表記は耐久無振りとして考えます。

被ダメージ計算

• 通常

• 炎テラスタル時

他にも必要なダメージ計算があれば教えて貰えると嬉しいです。

苦手なポケモン

ヘイラッシャヘイラッシャやキョジオーンキョジオーンなどの物理受け高耐久ポケモンには勝てません。素直に引きましょう。また、炎テラスタルしている場合、ウォッシュロトム水ロトムには攻撃を耐えられた挙句ハイドロポンプで撃ち抜かれ、イルカマン(マイティ)イルカマンのジェットパンチとカイリューカイリューの神速には上から消し飛ばされます。先制技せこいぞ

相性の良い味方・構築例

• 耐久がある特殊アタッカー

この育成論のドラパルトドラパルトは、どうしても環境に多い物理受けのポケモンで止まってしまいます。そこで、味方にウォッシュロトム水ロトムやタルップルタルップルなどは相性補完がよく、受けながら交代し、更には物理受けのポケモンを倒すことが可能です。

最後に

いかがでしたでしょうか。
剣盾で暴れたのにも関わらず、大した弱体化を受けなかったドラパルトドラパルト。今作の対戦でも、引き続き暴れることが予想される中、1つの案を考察させていただきました。
初投稿のため、この育成論もまだまだ未熟なものですので、皆さんの意見でよりよい物にしていきたいと思っています。ご指摘、ご感想がありましたらコメントにてよろしくお願い致します。
最後になりますが、ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。