なんであれ、幻を考察するきっかけになればなんでもいいんですが
最近育成論を書かなかったのは単にモチベが低かったり、ラノベに読みふけってたり、アニメ見てたり、HGSSでBP稼いでたり、『星のカービィWii』にはまってたりしてたからです
今回は幻ポケモン育成論第五弾としてシェイミを考察します
投稿されてる育成論はスカイフォルムばかりですが、ここではランドフフォルムについて扱います
勘違いのないようにおねがいします
- 対戦形式・ルール
禁止級の制限はどうするかも考えるべきかもしれませんが制限があろうとなかろうと一般ポケモンはそれなりに入ってくるだろうし、それで育成論の中身が変わるわけでもないので特に決めません
ちなみにLv100を前提としたものになってるのでご注意ください
※他の幻ポケモンの育成論です
今後手に入る機会があるかもしれないのでその時にそなえて読んでみるくらいはしてもいいんじゃないのかな
・ミュウ bw/2320
・セレビィ bw/2337
・ジラーチ bw/2339
・マナフィ bw/2348
- 基本情報
・性格
草ということもあってカイオーガに先制できるようにと「おくびょう」にしました
一応パルキアとも同速勝負ができます
・特性
セレビィ同様、交換際に状態異常が治る「しぜんかいふく」
状態異常は回復する手段が少ないのでそれなりに便利かもしれません
スターミーやハピナスがその利便性を証明してくれてる・・・・・・のかな
・持ち物
もはや思考停止のように「たべのこし」です
今回はルンパッパ以上の耐久力と回復力をウリにしていこうと思うので
- 努力値と実数値
多くは語らず手短にいきましょう
Lv100で調整してますが、Lv50でやっても全く変わらないですね
404-212-236-236-237-328
207-108-120-120-121-167
上がLv100の実数値
下がLv50換算時の実数値になってます
カイオーガを抜くために「おくびょう」にしたんだから素早さは少なくとも最速90族抜き
すぐ上にレックウザ、キュレムの95族がいますしパルキアと同速にするためにもS252振りでいいと思います
あとは単純にHP252振ることで総合耐久力と「たべのこし」の回復量を1でも多く増やします
それだけです・・・・・・と言うと不安かもしれませんがこれでもルンパッパ以上の耐久力があります
詳しくは後半の記事に書くのでそちらをご覧ください
- 技構成
そんな技候補を見ていこうと思います
確定技
・シードフレア
カイオーガ、グラードンを黙らせるためにも火力の高い草技はぜひ欲しいところ
威力、命中率、PPが「だいもんじ」と全く同じですが4割で特防2段階ダウンという追加効果は超破格性能
おかげでホウオウ等タイプでこの技を受けられても追加効果で受けにくいというのが魅力です
「シードフレア」か「リーフストーム」かの選択は、炎ポケモンで言う「だいもんじ」か「オーバーヒート」かの選択に似てますが追加効果の違いで是非採用したい技
・やどりぎのタネ
草タイプの特権とも言える優秀技
シェイミのバランスのとれた耐久からやられるとかなり鬱陶しいことになるでしょう
伝説戦におけるこの技の嫌らしさはWCS2010でルンパッパが証明してくれたでしょうし、第五世代でもナットレイ等がばら撒いてきますからね
強力であることは特に説明することでもないでしょう
選択肢
・みがわり
全てのルール、全てのポケモンの候補技に挙げられるであろうクセが少し強いけど優秀な技です
「たべのこし」、「やどりぎのタネ」との相性も抜群です
この技を上手く使ってスカイフォルムにはマネできない嫌らしい戦法で相手をじわじわ攻めていきましょう
先制で「りゅうせいぐん」を無駄打ちさせるのにも向いてます
ドラゴンは炎技で攻めてくることの方が多いでしょうが・・・・・・
・だいちのちから
特攻無振りなので火力には期待できませんがメタグロス、ゴウカザル、ドクロッグ、ディアルガ等をある程度殴れます
特にメタグロスは「クリアボディ」のおかげで「シードフレア」の追加効果に期待できませんからね
とはいえ、これらの連中が出てきたら「やどりぎのタネ」を撒いた方がいい気がしなくもないです
ゴウカザルには微妙かもしれませんが
・エアスラッシュ
スカイフォルムが使うのと違って不一致な上に、威力も特攻の高いわけではないので火力は大したことありません
主に「やどりぎのタネ」が効かないユキノオー、エルフーン、モロバレル等の草タイプに使うことになるでしょう
ルンパッパは草技が等倍なのでそこまで苦戦する相手ではないかと
・おいかぜ
4ターン味方の素早さを上げる優秀なサポート技
シェイミで素早さをサポートしたい場合はこの技くらいしかないですね
覚えさせるにはHGSSでスカイフォルムにした状態で教え技を使う必要があります
ギラティナに「おいかぜ」を覚えさせるのと似た要領ですね
・まもる
ダブルの基本技にして「たべのこし」、「やどりぎのタネ」の回復の時間を稼ぐことができます
ゾンビ型にするには便利な技となりますね
- シェイミを語ろう
攻撃的なSFに対してLFは防御的ってところでしょうか
SFの魅力なんて見た瞬間にわかると思いますがS127という中途半端ながらにやたら高い素早さとC120のトゲキッスに匹敵する特攻
「てんのめぐみ」を活かした8割の特防2段階ダウンと6割ひるみはまさに極悪
受けづらいったらありゃしません
初心者が見たって強いことがわかります
参考までに2つのフォルムの種族値を比較してみましょう
LF:100-100-100-100-100-100
SF:100-103-75-120-75-127
A103というのが若干気になしますが無駄のないSFの種族値
LFは綺麗すぎるまでの平均的種族値
ALL100族は種族値合計600でもあまりにパッとしないので注目されにくいのだと思います
一番の理由は普段の対戦で使えないからだとは思いますが
そんなSFですがS127という種族値・・・・・・どう見てもミュウツーに狩られるために存在してるように見えなくもない
「ふぶき」なんて当然のように受けられないですしミュウツーは「サイコブレイク」の取得に伴い数が一気に増えましたからね
他にもカイオーガがスカーフ持って氷技を使ってきたら一発アウトです
「きあいのタスキ」を持てば一度は強気に動けるでしょうが、霰にされて「ふぶき」をぶっ放されたらタスキも機能しません
一応『ふぶき受ける→タスキで耐える→技を繰り出す→霰ダメで終了』という流れなら一度だけ技を出すことはできるでしょうが・・・・・・
つまり何が言いたいかというとSFは不意の事故に弱いってことです
素早さを命としてるポケモンにはよくあることですが、自分より素早いポケモンは苦手だったりします
ディアパルもスカーフを持ってるなんてことはたまにありますからね
素早さを一番の長所とする故に耐久がおろそかになりやすい
ラティオス等によく見られることだと思います
じゃあランドフォルムだったらどうかと聞かれると氷弱点には変わりないのでやっぱり霰パには出していけませんね
これはLFの育成論なのでSFの短所を挙げるよりLFの長所とその戦法を挙げていった方がいいですね
LFの魅力は自身が草タイプであること
特にカイオーガ、グラードンに強く、ドラゴン連中には草の通りが悪いですが「やどりぎのタネ」を撒くことで負荷をかけられます
シェイミのしっかりした耐久から持久戦になればドラゴンに勝つことだって不可能じゃありません
これはSFには難しいことだと思います
「エアスラッシュ」の6割ひるみはトゲキッスで体験したこともあるでしょうがひるむときはひるむけどひるまないときは全然ひるまなかったりしますからね
このシェイミはやどりぎ持久型なのでやどりぎゲーの代名詞とも言えるルンパッパ、ナットレイと比較してみます
ルンパッパ:80-70-70-90-100-70(計480、83.3)
ナットレイ:74-94-131-54-116-20(計489、107)
シェイミ:100-100-100-100-100-100(計600、100)
合計種族値が100以上シェイミの方が上ですね
特にルンパッパには全種族値で上回ってます
種族値合計の隣の数字はHP、防御、特防の種族値の平均です
ルンパッパとは炎、氷の耐性で負けてますがステータスで大きく上回り、電気、草の耐性ではこちらが上なのであまり差別化を気にすることもないでしょう
特に天候に依存することなくカイオーガ等90族に先制できるというのは大きいかと思います
ナットレイには耐久平均種族値で負け、鋼ということで多くの耐性がありますが、シェイミは2.1kgなので「けたぐり」の威力が20という点で大きく勝っています
またナットレイは炎技で事故りやすいという性質もあります
トリル耐性では圧倒的にナットレイの方が上ですが、シェイミは伝説に先制しやすいという評価点もあります
一方で「サイコブレイク」に耐性があるのは大きいです
そして他のどんな草タイプにもマネできないのが「シードフレア」の存在
「だいもんじ」の草版のような技であると同時に追加効果のせいでものすごく受けづらいものになってます
伝説戦ではよく、草技を読んでディアルガやホウオウを出すというのを見ます
そうするとほぼ無償降臨を許すことになりますが「シードフレア」の場合、4割で特防を2段階下げられます
つまり追加効果が引ければ相手にかなりの負荷をかけることが可能
4割というのはそれなりに信頼のある確率だと思います
メタグロスは特防下がらないのでそのへんは肝に銘じておきましょう
持久型の草タイプとしては100族というのは素早い部類に入りますし、耐久もしっかりしておりさらに専用技のおかげで非常に受けにくい
個人的にはALL100族のなかでもトップクラスの性能を持つと思います
やどりぎバラ撒いて他の草タイプやSFにはマネできないLF独特の持久戦をしていきましょう
- シェイミの耐久力
vsミュウツー、キュレム
★サイコブレイク(おくびょう)⇒46.04% 〜 54.21%
★珠サイコブレイク(〃)⇒59.9% 〜 70.54%
★ジュエルサイコブレイク(〃)⇒69.06% 〜 81.19%
★ふぶき(〃、ダブルダメ補正)⇒54.95% 〜 64.85%
★珠ふぶき(〃)⇒71.53% 〜 84.41%
★だいもんじ(おくびょう)⇒73.27% 〜 86.63%
★珠だいもんじ(〃)⇒95.3% 〜 112.62%(68.75%の確率で落ちます)
☆ふぶき(おくびょう、ダブルダメ補正)⇒72.77% 〜 86.14%
☆珠ふぶき(〃)⇒94.55% 〜 111.88%(68.75%の確率で落ちます)
「★」はミュウツー、「☆」はキュレムのダメージ計算です
草でこいつらを受けるのは無理があるでしょう
それでも一発くらいは耐えてくれるので「シードフレア」を当てるなり「やどりぎのタネ」を撒くなりはできそうです
vsホウオウ、グラードン
◆せいなるほのお(いじっぱり)⇒89.11% 〜 105.45%(31.25%の確率で落ちます)
◆ブレイブバード(ようき)⇒97.03% 〜 114.85%(81.25%の確率で落ちます)
◇いわなだれ(いじっぱり、ダブルダメ補正)⇒18.32% 〜 21.78%
◇ほのおのパンチ(いじっぱり、晴れ天候)⇒74.26% 〜 87.62%
ホウオウは無理ですがグラードンは炎技がなければ対処がラクです
最近ホウオウの数が減ったとはいえいなくなったわけじゃないので気をつけたいところです
vsカイオーガ
・しおふき(おくびょう、ダブルダメ補正、雨天候)⇒37.87% 〜 44.55%
・ジュエルしおふき(〃)⇒56.68% 〜 66.83%
・れいとうビーム(おくびょう)⇒56.93% 〜 67.33%
先制で「シードフレア」を当てれば「しおふき」なんて怖くないですがスカーフ率が高いのであまり油断なりません
水技ではなく氷技を使ってくるときついですがSFと違って一発は耐えてくれるのが頼もしい
vsパルキア
・あくうせつだん(おくびょう)⇒45.3% 〜 53.47%
・りゅうせいぐん(〃)⇒63.12% 〜 74.26%
・メガネりゅうせいぐん(〃)⇒94.31% 〜 110.89%(62.5%の確率で落ちます)
・かえんほうしゃ(〃)⇒56.93% 〜 67.33%
「シードフレア」と「やどりぎのタネ」を使っていけば勝てなくもない相手
ディアルガの場合は草技が全然効きませんがやはりやどりぎで粘れば勝ち筋を見出すことが可能です
vsギラティナ
・シャドーダイブ(ようき)⇒40.35% 〜 47.77%
・シャドーダイブ(いじっぱり、はっきんだま補正)⇒60.4% 〜 71.29%
・かげうち(〃)⇒20.3% 〜 24.01%
セレビィと比べるとギラティナに勝ち筋を見出しやすいです
「やどりぎのタネ」の凶悪性が窺い知れるというものです
vsユキノオー、ウルガモス
★ふぶき(れいせい、ダブルダメ補正)⇒62.87% 〜 74.26%
☆だいもんじ(おくびょう)⇒100% 〜 117.82%
☆むしのさざめき(〃)⇒75.74% 〜 89.11%
シェイミじゃどうがんばっても勝てそうもない2匹を載せてみました
「めざめるパワー」で4倍弱点つけば突破できなくもなさそうですが
同速ゲーからシェイミを一撃で落とすウルガモスはやっぱり強いです
vsアルセウス
・珠しんそく(いじっぱり)⇒43.32% 〜 51.49%
・珠しんそく(〃、攻撃2段階上昇)⇒87.13% 〜 102.72%(18.75%の確率で落ちます)
アルセウスもやどりぎ撒いてる間に突破されてしまいそうです
ほぼセレビィのダメージ計算のコピペですが一通り載せました
毎回言ってることですがHP252振りだけで結構耐えられるのがALL100族の魅力の1つです
SFばっか注目してないでLFも考察してみるとおもしろいですよ
単草を活かしたシンプルながら強力な戦法はSFにない強さとおもしろさがあると思います
草ということで弱点が多いのがネックではありますが活躍どころを間違えなければ幻ならではの実力を発揮してくれるはずです
次回は幻ポケモン育成論最終回としてビクティニを予定しています
それが終わったら・・・・・・特に予定はありません
誰の育成論を書くかは気まぐれで決まるので・・・・・・