- 前置き
こんにちは、のらりくらりです。
今回はボーマンダの育成論について考察していきます。
この育成論ではHABCDSの略称を使用し、個体値を双方理想個体を前提とします。
ダメージ計算はトレーナー天国様の計算機を使用しています。
- ボーマンダとは
第四世代では最強と謳われた竜飛行の600族。
高いACSから繰り出される高火力技は受けきれるポケモンが存在しないと言われる。
流星群逆鱗の高火力一致技から大文字地震ハイドロポンプまで多彩なサブウェポン持ち、まさに最強に言うに相応しいポケモン…だった…
あの頃のボーマンダは一体どこにいったのか…
今世代初期、テラキオンという後だしから狩れない格闘が現れ、またサザンドラというボーマンダより特殊寄りな600族竜の出現によって個体数は減少。
夢特性解禁による雨パの増加に伴ってキングドラの個体数が増加、天候パ対策でユキノオーが増加。
さらにマルチスケイルカイリューの出現が決定打となり、今のガチ環境ではほとんど見なくなってしまった。
今回はラティとマルスケカイリューに挟まれ影に隠れてしまったボーマンダの生きる道を探りたいと思います。
- 特性
威嚇
自信過剰も優秀ですが逆鱗が使えないのでこちらで確定です。
- 持ち物
こだわりスカーフ
ボーマンダの定番と言えば定番の持ち物ですね。
上から潰せる範囲を広げます。
- 性格
うっかりや
使う技の都合上やむなく耐久を下げます。
- 努力値振り
H4 A196 B4 C252 S52
実数値
H171 A180 B101 C178 S127
まずは流星群の最高打点を確保するためにCに極振り。
Sはスカーフ込で最速120族抜きになっています。
残りをAへ。
この努力値振りの意図は、簡単に言うと潰しと抜きエースの両立です。
ボーマンダを使うに当たって重要なのが他の竜との差別化です。
物理特殊ともに火力がカイリューの鉢巻逆鱗耐え調整、ラティの眼鏡流星群耐え調整に収まってしまっています。
そこでカイリューやラティオスと手っ取り早く差別化する方法が両刀です、第四世代でもAC両刀型が存在していましたね。
ただ単純なAC振りだけなら耐久が高いカイリューでやった方が使いやすいでしょう、向こうは神速もありますしね。
そこでこだわりスカーフです。
ボーマンダの売りは何と言っても威嚇による繰り出し性能と高いACSなので、ACベースで流星群での潰しと逆鱗での抜きと両立して、さらに竜舞なしで上から殴れる範囲を無理矢理広げたのがこの型になります。
耐久面ではカイリューには勝てないので勝ってるACSを最大限に引き上げた型ということですね。
こうすることでラティとの差別化も高火力物理技で出来ています。
- 技構成
りゅうせいぐん
ボーマンダの技の中で最も火力が出る一致技です。
潰しとして最高打点を確保したいので確定です。
げきりん
流星群に次ぐ威力を誇る物理竜定番の一致技です。
使い始めると止まらないデメリットがありますが、抜きを意識したいので確定です。
だいもんじ
定番のサブウェポン、鋼に刺さります。
じしん
これも定番のサブウェポンですね、エンペやドランに刺さります。
ただ火力増強がないので威力不足感が否めないです。
- 立ち回り
上でも何度か言っていますが、この型のコンセプトは潰しと抜きの両立です。
主な立ち回りは、
1.流星群や大文字の打ち逃げで相手に負担をかける
2.相手のHPが削れてきた所で逆鱗で一気に逆鱗で抜きに出る
のふたつです。場合によってはどちらか片方に特化して選出することもあると思います。
火力増強のないボーマンダは微妙に火力が足りないので頑丈タスキを潰す意味でもステロを撒いておくことをお勧めします。
ステロのダメージが1〜2回蓄積すれば水ロトムやオッカハッサムなども流星群、大文字で沈めることができます。
この環境でも繰り出す対象とタイミングを間違わなければ相手のPTを崩すことが十分可能です。
死に出しで繰り出せる対象はスカーフ以外のガブ、ガモス、受け出しできる対象はテラキ以外の格闘などですね。
また、この型のメリットは相手にC特化流星群の火力を見せることでサイクル2巡目で特殊受けを呼びこむことができるということです。
そこで交換読み逆鱗を当てることができれば受けの突破も可能になります。
選出段階で相手のポケモンをある程度縛れるのもメリットのひとつですね。
こちらも選出するタイミングさえ間違えなければ必ず活躍してくれるでしょう。
- ダメージ計算
〜与ダメ〜
●流星群
※確定数は下降補正を考えていません。
D212振りガブリアス
→確1(118%〜138.7%)
H4振りラティオス
→確1(139.7%〜165.3%)
H252振り水ロトム
→確2(70.7%〜84%)ステロ2回で高乱1
H252振りウルガモス
→確2(58.3%〜69.2%)ステロ1回で確殺
H212D172振りローブシン
→確2(63.7%〜75.3%)
H252D188振りメタグロス
→確4(27.8%〜33.1%)
HD252振りハッサム
→乱3(30.5%〜35.5%)
H252エンペルト
→乱3(30.3%〜36.1%)●大文字
H252D188振りメタグロス
確2(65.2%〜77%)ステロ1回+流星群+大文字で超高乱1
HD252振りハッサム@オッカ
→確2(70%〜82.4%)流星群+大文字で確殺
補正ありHD252ナットレイ
→超高乱1(99.4%〜117.1%)ステロ1回で確殺
H252振りエアームド
→確1(104.6%〜123.2%)
●逆鱗
補正ありB252振りラッキー@輝石
→確3(40.6%〜48%)ステロ1回で中乱2
H252振り水ロトム
→確2(61.1%〜72.6%)
H252ウルガモス
→確2(75%〜88%)ステロ(ry
H252B20ローブシン
→超高乱2(49.7%〜59.4%)
●地震
H252エンペルト
→確2(65.9%〜78.5%)ステロ1回+流星群+地震で確殺
H252ヒードラン
→確1(109%〜129.2%)
〜被ダメ〜
半減技以外は本来受けるものではないので少しだけ、参考程度にどうぞ。
意地っ張りA52振りガブリアスの逆鱗@鉢巻 威嚇込
→確1(136.8%〜161.4%)
意地っ張りA252振りヘラクロスのインファイト 威嚇込
→確4(25.7%〜30.4%)
同上ヘラクロスのストーンエッジ 威嚇込
→確2(57.3%〜67.8%)
意地っ張りA252振りドリュウズの岩雪崩@珠 威嚇込
→確2(59%〜70.1%)
控えめC252振りウルガモスの大文字@珠
→確2(58.4%〜69%)
控えめC252振りFCロトムのボルトチェンジ@眼鏡
→乱2(44.4%〜52.6%)
リクエストがあれば随時ダメ計算は追加します。
- 最後に
いかがだったでしょうか?
今回はボーマンダの中でも今世代では割と奇形に近いACボーマンダの育成論でした。
これでボーマンダを使う人が増えてくれればそれに勝る喜びはありません。
質問意見指摘等々ありましたら遠慮せずコメントしてください。それではここまで読んでいただきありがとうございました。