ポケモンパーティ構築(シングル)

【最終93位】【結論パ】新BIG6フルパワー対面スタンダード　S12シングル

2023/12/02 17:06 / 更新:2023/12/03 14:09

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投稿者：氷点下(@hyotenka_)

ポケモンSV / シングル / シーズン12 / 最終93位

レンタルチーム有

はじめに

皆さんこんにちは、氷点下です。今期は最終2桁を達成することができたため、構築記事を残します。レンタルも公開しているので良かったら使ってください。

今期の成績

TNひょうてんか　最終93位　レート2082
TNひだか　最終114位　レート2069

コンセプト

  • 強いポケモンを強く使う
  • 運負けが少ない対面構築
  • 受けループにEasyWinする

構築経緯

現環境においては、火力インフレや一撃必殺技、びっくりテラスによる破壊などによりサイクルを回すことが困難だと考え、前期に引き続き対面構築を組むことにした。まずは前期から使っていて使用感が良かった初手投げの弱点保険飛行テラバカイリューから組み始めた。そして2番手3番手に投げて詰めを行うポケモンとして、ステルスロックが痛くなくほとんどの環境ポケモンに有利を取れる対面駒を考察し、ブーストエナジーあまえるいたみわけハバタクカミ、とつげきチョッキ連撃ウーラオスに辿り着き、軸としての採用を決定。
カイリューカイリューハバタクカミハバタクカミウーラオス(れんげき)ウーラオス(れんげき)
この3匹の並びを軸として固定し、シーズンを通して残り3体の補完枠を考察した。
残りの3体は対面構築としての選出の柔軟性を重視し、3体全てを対面駒兼崩しとして運用できるポケモンにすると決めた。
まず雑に使って強く相手の低速サイクルや遂行速度の遅い受けポケモンを咎めることができる絶対零度きあいのタスキパオジアンを採用。また前述の初手飛行テラバカイリューは相手の初手パオジアンに対して怯みやゴーストテラスを加味すると安定しないため、相手の構築にパオジアンがいる時の初手投げポケモンとしてHAB炎オーガポンを採用。最後に普通の構築に対しても出せて相手目線見えづらい受けループ対策枠としてオボン挑発アカツキガチグマを採用し、構築が完成した。
カイリューカイリューハバタクカミハバタクカミウーラオス(れんげき)ウーラオス(れんげき)
パオジアンパオジアンオーガポン(かまど)オーガポン(かまど)ガチグマ(アカツキ)ガチグマ(アカツキ)
組んでいたら勝手に新BIG6になった。

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使用ポケモン

調整意図

H-奇数
A-特化
S-同族意識

解説

今シーズンのMVP。上位で自分だけしか使っていなかった最強カイリュー。パオジアンが入っていないほぼ全ての構築に初手投げした。弱点保険カイリューといえば鋼テラスが有名だが自分はあまり強いと思っていない。なぜなら鋼タイプは弱点が地面格闘炎とメジャーでありいずれのタイプも地震、インファイト、オーバーヒートといった高火力技が揃っている。そのため一発耐えて殴ることが重要な弱点保険とはシナジーが薄い。そして鋼テラス弱点保険型は弱点保険が発動しなかった場合のパワーが低すぎる。また鋼テラスを切ることで構築に地面技が一貫してしまい相手目線の技選択が楽になってしまう。
一方飛行テラス弱点保険カイリューは弱点を突かれなくてもタイプ一致テラスによる強いパワーを出すことができる。また飛行タイプをそのまま残せるため霊獣ランドロスのがんせきふうじやアローラキュウコンのふぶきなどのよわよわ弱点攻撃をガン起点にすることができるし構築に地面が一貫しない。ついでに飛行テラスを見せると相手目線どうしてもするどいくちばしなどがチラついてしまうため弱点保険が一切読まれない(この記事が原因で今後読まれるようになってしまう可能性はあります)。
最終日に技をはねやすめからけたぐりに変更したがこの変更のおかげで沢山の試合を拾えたため間違いなく正解だった。
このカイリューは本当に強く、上位勢相手に数多のEasyWinを量産してくれた。是非使ってみて欲しい。

調整意図

HB-特化連撃ウーラオスの水流連打最高乱数切り耐え
D-あまり
C-できるだけ高く
S-同族意識

解説

甘痛神。特殊耐久は元々高く、低い物理耐久はB振りとあまえるの採用で補える。高いスイープ性能、トップクラスの対面性能、全てが神だった。妖霊の範囲がえげつなく全ての構築に通ってるように見えてしまうためほぼ全ての試合に選出した。もう一生この調整のあまいたカミを使っていて完全に脳にダメ感が染みついているためこの調整でしか使えない体になってしまった。ハバタクカミで相手のカイリューにノーマルやはがねテラスタルを切らせることで裏の水ウーラオスを通す動きがとても強力だった。強すぎる。

調整意図

HB-陽気パオジアンの抜群テラバースト確定耐え
HD-臆病テツノツツミのフリーズドライ確定耐え
H-特化
A-特化
B-余り(カイリューなどのスケイルショットの乱数意識)

解説

最強。ウーラオスは元々物理耐久が高く、それにチョッキを持たせて特殊耐久を底上げすることで両耐久が高くなり最強のポケモンになることができる。この構築においては特にアカツキガチグマとイーユイが初手で対面してしまったときの引き先として強く機能した(普通の連撃ウーラオスだと半減でもメガネイーユイに後投げが効かないため相手の脳がバグる。ランクマで上位を目指すにはこのように「相手目線では見えていない安定択を通す」ことが大事)。とつげきチョッキ型のウーラオスは珍しいが相手のアカツキガチグマにも滅法強く結構使用感が良かったのでもっと使われてもいいと思う。Bに4振るだけでカイリューのスケイルショットのダメージの乱数が結構動くので今期は同族を無視し余りを4に振った。

調整意図

A-特化
S-特化
B-余り

解説

運の化身。序盤から中盤にかけて減っていたおかげでかなり通りが良かった印象。襷枠として求めていた役割をしっかりこなしてくれた。最終日2日前、ユイガラッシャのような並びを破壊するために技を剣の舞から絶対零度に変更した。絶対零度は確率通りに当てたし確率通りに外した。結局どちらの技の方が良かったのかは不明。イダイトウに勝つために砕く礫にしたのに最終日1回もイダイトウと当たらないサーバーに飛ばされた。体感選出率が1/3すぎる。

調整意図

H-16n-1
A-11n
HB-鉢巻特化ウーラオスの水流連打確定耐え、キノガッサのがんせきふうじ＋マッハパンチを93.75%で耐え
HD-臆病ハバタクカミのシャドーボール確定2耐え
S-準速カイリュー抜き

解説

最終日のMVP。ここまでHBに振ると色んな攻撃をミリ耐えしてくれた。最終日に初手カイリューのつばめがえし＋しんそくをHP1で耐えてくれた時には流石に感動した。環境上位のポケモンに対して軒並み対面有利であり非常に強力だった。技範囲が広く耐性も優秀なため選出の中間択として機能することが多かった。上位の記事を見るとがんせきふうじ採用が多いがじゃれ採用は結構耐久に振ったカイリューを半減ツタこんぼう＋テラスじゃれつくで落とすことができる。

調整意図

H-16n-1
HDｰ臆病ハバタクカミのムーンフォースでオボンのみ確定発動、こだわりメガネ特化ハバタクカミのムーンフォース確定耐え
Cｰ特化
Sｰ無振りハピナス抜き

解説

ガチすぎる熊。元々受けループガンメタで採用するつもりだったが3ウェポン+挑発にすることで普通のパーティにも崩し兼対面駒として選出することができた。オボンのみを持たせることでカイリューの嘴飛行テラバを2耐えするなどかなり場持ちがよくなる。挑発は多くの受けループを消し炭にしただけでなくディンルーやアーマーガア、渦カイリューなど様々なポケモンに打つ機会があった。一見Sラインの遅いガチグマと挑発のシナジーは薄いように見えるが、受けを許さない火力と崩し性能をさらに上げる挑発の組み合わせは革命だった。
地面技を切ることで鋼や岩タイプに打点がなくなることが懸念されたが、彼らはそもそも地面タイプが弱点で、地面技の採用率が高いガチグマの前では全員テラスタルを切ってくれたので結局ノーマル技が通った。

受けループを消し炭にする簡単なお仕事

ノーマルテラスブラッドムーン→挑発→ブラッドムーン→ハイパーボイス→ブラッドムーン
たった5ターンで全てのハピナスを破壊できる。ラッキーに関してもほぼ倒せるし凄い低乱数を引いて倒せなさそうなら挑発が切れたターンにまた挑発すればok。

戦術と解説

選出

  • 基本選出

カイリューカイリューハバタクカミハバタクカミウーラオス(れんげき)ウーラオス(れんげき)

  • vsパオジアン入り

オーガポン(かまど)オーガポン(かまど)@2

  • vs受けループ

ガチグマ(アカツキ)ガチグマ(アカツキ)@2

その他柔軟に。カイリューカイリューハバタクカミハバタクカミ＋ウーラオス(れんげき)ウーラオス(れんげき)orパオジアンパオジアンの形の選出が多かった。
対面構築において最も重要なのは初手で出し負けないことであり、初手にこれが来たらやばい！というのがあったらどんなに刺さっていたとしても基本的に選出を控えること。

選出率と勝率のデータ

※11/21~11/23の3日間、上位帯での50戦分を集計。

ポケモン選出率勝率(%)
カイリュー60%18/29(62%)
ハバタクカミ98%31/49(63%)
連撃ウーラオス70%23/35(65%)
パオジアン30%7/15(46%)
炎オーガポン18%9/9(100%)
アカツキガチグマ26%6/13(46%)
選出率と勝率のデータ

表作るのめっちゃ大変だったからいいねやコメントくださると本当に励みになります。

重いポケモン・戦法

カイリュー以外の全員に毒びしが通ってしまう。毒びし撒きのポケモンをカイリューの地震＋神速で倒し最低限の仕事しかさせないことで対面的にゴリ押す。ドヒドイデに関してはガチグマの挑発で狩れる。が、挑発が効かないメンタルハーブ持ちもいるので注意。

カイリューやパオジアンの行動保障を生かして上手く立ち回る必要がある。ステロを撒かれてしまうとかなりきついため起点作りポケモンをオーガポンでワンパンするなど相手にステロかトリルどっちかを設置させない立ち回りを心がけること。

パワーでゴリ押す。一応オーガポンが草タイプで胞子無効なので抗える。

レンタルID

DHWJQH

Special Thanks

最終日に1年分のニンテンドーオンラインを恵んでくれたカイン
色カイリューと色ヘイラッシャを提供してくれた石川さきさん
オプチャやTwitterのみんな
一緒に戦ってくれたポケモンたち

おわりに

ここまで色々難しいことを難しく書いてきましたが、ぶっちゃけ最終2桁、めちゃくちゃ嬉しいです。まさか自分がここまで行けるとは思ってもいませんでした。今期結果を残すことができたのはいつも応援してくださる皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。これからも最終2桁以上を安定して取れるように精一杯取り組んでいきますのでこれからも応援よろしくお願いします。

投稿日時 : 2023/12/02 17:06

最終更新日時 : 2023/12/03 14:09

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コメント(6件)

1こた
かこつです！最終2桁おめでとうございます！初手対面に自分なりの解決策を用意する大切さを改めて感じました。最終日自分はトリルガチグマ当たらなかったけどどうですかね？
23/12/02 17:32
2MR
最終２桁おめでとうございます！
自分も今期は氷点下さんの構築を使わせてもらいました。C↑S↓にいってカミ構築でした。供述された通りの基準で選出をして初手勝ちをしてからあとは流れで勝利するということが多かったので、とても楽しかったです。特にガチグマのちょうはつは「これがあるおかげで勝つ」ということも少なくなかったので天才的な思いつきだと感じました。
次シーズンからも頑張ってください！応援してます
23/12/02 17:41
3氷点下(@hyotenka_)
>1
こたさん
コメントありがとうございます。
トリルガチグマについては最終日あまり当たらなかった印象ですが、一定数存在していたと思います。
23/12/03 14:24
4氷点下(@hyotenka_)
>2
MRさん
コメントありがとうございます。
僕はS↑B↓なのでこういう対戦時間が短く済む構築が合うみたいです。ガチグマの挑発はある日突然降ってきてくれました。
応援ありがとうございます。来シーズンも頑張ります。
23/12/03 14:31
5ふっくん
パーティー使わせていただいてます。
初心者で申し訳ないのですが@2とはなんですか？
23/12/26 12:08
6氷点下(@hyotenka_)
>5
ふっくんさん
コメントありがとうございます。
"＠2"とは他のポケモンから2匹、という意味になります。初心者の方にはわかりにくい表現を使ってしまい申し訳ないです。今期の構築記事から改善したいと思います。貴重なご意見ありがとうございます。
23/12/27 21:22

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