ポケモンパーティ構築(シングル)

草統一 トリル戦仕様 

2023/02/05 10:39 / 更新:2023/02/23 10:37

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投稿者:マウ(@mau_grass)

ポケモンSV / シングル / シーズン3

レンタルチーム有

ごきげんよう、草統一使いの皆様。

突然ですが、パラドックスポケモンがスカーフを巻いた草ポケモンの上を簡単に取ってくることに、もやもやを感じたことはないしょうか。

そんな方々に今回、ご紹介するのが、今期構築、トリル戦仕様です。戦法は簡単。マスカーニャでトリックルーム(以下トリルで略す)をし、トリルエースで暴れるだけ暴れ、ラスト1体が何とか踏ん張る…というもの。

実際、現環境では初手奇襲テラスで相手の出鼻をくじいてサイクルを回す構築の方が主流で、切れれば途端に苦しくなるトリル戦は亜流の類いだとは感じます。結局、こにトリル戦の弱点はマスター昇格以前も以後も克服できていません。

ただ上を取り続けて安心しきってる、使い手達をちょっとびっくりさせて見たかった。たとえ、サイクル戦よりトリル戦が苦労するとしても…そんないたずらごころから、本構築を作りました。

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使用ポケモン

基本的にはトリルを撃って退場します。

ただし、特性へんげんじざい込みでのけたぐりで相手を1発で落とす火力が見込める場合(セグレイブやドドゲザン想定)、かつ相手より先制で動くことができ襷が潰されない場合は、積極的に攻撃していっても良いです。これが成功した場合、後続のトリルエースの負担が幾分軽くなります。

トリルを撃った後は、退場の局面ですが、後攻が見込める(相手よりマスカーニャのすばやさが低い)ならとんぼがえりを撃ち、先制しそうな(相手よりマスカーニャのすばやさが高い)様子であれば、相手好む選択を予想して行動を変えます。

具体的には、相手の見せ合い時の構築や初動の技選択から、積極攻勢を好むか、消耗してもトリルを枯らすことを好むかを予想します。前者ならマスカーニャの攻撃を行い、後者ならこちらの、テラスタルをする本命以外の、エースをクッションとして交代で出します。

この一連の流れで、まずはエースが動くためのトリル3ターンを確保します。

特性は、技の火力を確保するためへんげんじざいを選択。

持ち物は、行動保証のためのきあいのタスキを選択。技構成は、トリル、とんぼがえりまでは固定。あとは自由枠ですが、先制が見込めて、環境にいる相手次第で1ターンで倒せる技となると、タイプ一致のけたぐりぐらいでした。

テラスタルタイプ氷は、技にテラバーストを組み込んでいたときの名残です。ガブリアスは比較的、1ターンで倒せますが、後続のトリルエースの動きがテラスタルを切った状態では厳しかったので止めました。

努力値は、AS特化の準速です。すばやさを落とすとかえってトリル後の先攻後攻の即断が難しくなります。また環境にマスカーニャよりすばやさ種族値が高いポケモンも次々投入されているため、後攻とんぼが可能な機会はそこまで少なくありません。

今期、遅まきながら、持ち物とつげきチョッキのユキノオーの強さを実感しました。前シーズンは主に対ラウドボーン用の特性ぼうおんのユキノオーを使っていたのですが、今回の様なトリル戦においては、この特性ゆきふらしによる氷タイプの防御上昇と、とつげきチョッキによる特防上昇は、取り分け、トリルが切れた時の、1〜2ターンの粘りにつながります。

特性は、前述のとおり、ゆきふらし。

持ち物も、前述のとおり、とつげきチョッキ。

技構成としては、炎タイプや鋼タイプを引き寄せる為、だいちのちから。タイプ一致で雪下で必中のふぶき。粘れるように、回復効果のあるギガドレイン。そして、先制で最後に競り勝つ可能性を残す、こおりのつぶてです。

テラスタルタイプは、おそらく、水や炎の方が良いかもしれませんが、ふぶきの火力を底上げするため、氷としました。

努力値はHC特化。トリル戦で活躍でき、トリルのない場合でも相手次第である程度戦えるように、Hに厚く振ります。

この子は強かったです。

まず、環境のオリーヴァが変化技をしてくるイメージなのか、相手の初手の技のちょうはつなどに助けられました。種族値的には特攻が比較的高く、努力値をCに特化させ珠を持たせれば初手で相手が挑発を撃つ余裕がない程度には火力が上がります。

次に、テラスタルタイプの霊が上手く当たりました。努力値はHに振っているとはいえ、格闘タイプの物理アタッカーのタイプ一致インファイトはさすがに耐えることはできません。そういった状況でも、奇襲的に霊テラスに切り替えれば、ノーダメージでしのぎ、かつ抜群のマジカルシャインで切り返すことができます。

トリル向きの子ですが、前期までは、マスカーニャの上を取れる相手が、環境に少なかったために、トリル後にオリーヴァが安全に着地できる状況を作ることが難しかった。そこに来た、今回のパラドックスポケモンの参入は、トリルエースとしての活躍の機会を作ってくれました。

特性は、こぼれだね。これは、後述のキノガッサのタネマシンガンの火力を高めます。

持ち物は、前述のとおりいのちのたま。

技構成は、特殊エースのフルアタッカー構成で、サブウェポンのだいちのちからとマジカルシャイン。タイプ一致で霊テラスでも運用可能なテラバースト。トリルラストで最大火力を撃つためのはかいこうせん。

テラスタルタイプは、前述のとおり霊。

努力値は、HC特化で、トリル下で運用しやすいようにしています。

前回の構築で育成した子の方針をそのまま採用しました。
特性はあついしぼう、テラスタルタイプは炎、持ち物は脱出パックのHC特化のタルップルです。

本来は初手で炎テラスタルを切ることで、氷やフェアリー、虫など、タルップルに抜群を取ってくるタイプの攻撃の損害を最小限に抑えて、流星群を1発限りの後攻とんぼやボルチェンとして撃ち、短期決戦サイクル(疑似サイクル)を挑む戦法で運用していました。

基本的に、すばやさは低い子なので、クッションとなる受け出し役のトリルエースがいれば、その子と共同で、トリルエースとして運用できます。
状況により、どちらのエースを生かすのかを選択できますし、りんごさんによって、後続の特殊型トリルエースの一貫を作る支援もできます。
前回は、リーフストームに替えてじこさいせいを入れていましたが、トリルターンを無駄にしないために、フェアリータイプの不利対面でも迅速に離脱できるように、リーフストーム採用としました。

特性、持ち物、技構成、努力値は前述のとおり。

前回の構築から続投で、トリルエースの一翼を担います。

マスター昇格まで詰め切れなかった1体です。

種族値的に耐久が高いのは分かっていたので、弱点の多さもあるので、弱点保険を持たせて運用してみました。
ただ、耐久が高いのはあくまで、草タイプの中での話で、虫タイプの技を撃たれると普通に吹き飛びますし、火力に特化させたアタッカーのタイプ一致抜群技でも、落ちるときは落ちます。

それでも、弱保発動後のふいうちや、インファイトやしねんのずつきで見ること出来るポケモンの範囲などから、勝てる対戦は勝てて、負ける対戦は負けるという感じでした。

カイリューを狩るには、定数ダメージ。

その考えのもと、組み込んだ最後の1体です。実際の対戦では、かつてキノガッサからカウンターを浴びたことのある、環境のカイリューも多いせいか、竜舞を積まれるか、交代されるかの局面が多かったです。

ただ、それ以外の活躍、取り分け、草タイプの技の通りの良い相手へのダイス・タネマシンガンは効果を発揮しました。

マッハパンチもここ一番の局面で役に立ちました。

特性はテクニシャン、持ち物はいかさまダイス、技構成はマッハパンチ、タネマシンガン、じならし、カウンター。
テラスタルタイプは鋼。
クッションはできませんが努力値はHA特化のトリルエースとしています。

戦術と解説

草統一トリル戦の大きな問題、勝ちきる前にトリルが切れてしまう。この問題の根本的な解決策については、結局、マスター昇格に至っても思いつきませんでした。

次善の策としては、ユキノオーやアラブルタケなど、テラスなしでも比較的まだ耐える子を残して、踏ん張るくらいなのですが、これも火力の高いアタッカーを相手に残されると、負けてしまうことも多かったです。

トリルを展開して、トリルエースへとつなげる方法ですが、やや悩みました、始めは特性:さいせいりょくのモロバレルに脱出ボタンを持たせて、エースにスイッチさせる方法を考えましたが、ラストに低火力のモロバレルだけで詰め切れない対戦も多かったです。

そこで、いっそ、1体を受け出しクッションにするくらいなら、トリルエース自身がクッションも兼ねてしまえば良いという発想に行き着きました。

1体のトリル役と5体のクッション兼トリルエースという、変則ながらも、草統一トリル構築を組みました。

説明は以上になりますが、最後にレンタルチームIDを載せておきます。
それでは、皆様、良き草統一ライフを。

レンタルチームのID:BNJJSW

投稿日時 : 2023/02/05 10:39

最終更新日時 : 2023/02/23 10:37

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