ポケモンパーティ構築(シングル)

おそらくムラっ気スコヴィランやキョジオーンで積んで暴れたり要塞化したいパーティーかと思いました。

大きく修正したほうがよいと感じたのはキラフロルです。
確かに今の構成だと挑発に無力ですし、特性で毒菱を撒けるのに技でも毒菱を入れているのは少し勿体ない気がします。
パーティーメンバーに他に襷枠がいないなら、キラフロルを臆病CS振りの襷枠にして、毒菱やニードルガードの枠にパワージェムや大地の力等の攻撃技を入れたら動かしやすいかもしれません。素早さに振った方が上から置き土産できたりもするし、攻撃で相手にダメージをいれておけば後続のスコヴィランなどもより動きやすくなるかなと思いました。

あとはオーロンゲから展開するときに素早くスコヴィランに引きたいなら、捨て台詞を入れてみても良い気がしました。

戦い方や編成の仕方は戦いを重ねる中でだんだんと身に付いてくるところもあると思うので、いろいろ試してみてください。

構築添削
1.ドドゲザン
2.オーロンゲ
3.ドオー
4.キョジオーン
5.スコヴィラン
6.キラフロル

上記の言いたいことが少ない順に触れていきます

•ドドゲザン
このまま使っても大丈夫な強いポケモンだと思います。壁下であれば殴り合いも非常に強いですが、搦め手にあまり強くないので、チョッキを変えないのであれば後ろに挑発ビルドコノヨザルのような受けを崩しやすいポケモンがいると良いでしょう。

•オーロンゲ
こちらも十分強いポケモンだと思います。ただ、ドドゲザンを除いて戦闘が長期化しやすいポケモンが多いので、スムーズに引ける捨て台詞採用であったり、技を変えずとも後ろに竜の舞セグレイブのようなスムーズに試合の進む積みポケモンを採用すると強さを発揮しやすいです。
ちなみに現在の構築でもオーロンゲを投げてドドゲザンで殴るだけで勝てる展開も実は多いかも。

•ドオー
天然と度忘れで受けて戦うコンセプトは悪くないです。オーロンゲの壁を活かして度忘れのタイミングが作りやすいのもよいです。

問題があるのは単純にドオーが遂行速度が遅く急所に対して安定しないことで、ドオー自身の欠陥でもあるためそこを割りきれないのであればあまり使わないほうが良いかもしれません。

ちなみに、「テラスタルはあまりしない」という記述がありますが、同時に「毒を外す」というように書かれているのも気になります。(従来のシリーズであれば毒タイプのどくどくは必中なため、テラスタルしているのかな？と思いました)

もしテラスタルを多くするのであれば、持ち物の黒いヘドロを変えてオボン、混乱実を採用したりするのも検討したほうが良いと思います。

•キョジオーン
キョジオーン自身は十分強いのであまり指摘する部分がないのですが、急所に当たって毎回突破されるというのが気になります。
どうしても相手に攻撃の試行回数を稼がせるのが気になるなら、守るではなく負担をかける能力の高いボディプレスで、試合をさっさと終わらせるぞ、と圧をかけにいくのが良いでしょう。

ここまで4匹触れましたが残り2匹はちょっと厳しいことを言うかもしれません。

•スコヴィラン
まず、この構築では安定してムラっけを発動させられないと感じます。

電磁波持ちやねばねばネットといったギミックがないため、相手に攻撃技を連打されるだけで不利な運ゲーを強いられてしまいます。さらに、その上で攻撃技が火炎放射だけということで、おそらくパワー高めのドラゴンポケモンに技を連打されるだけで詰むシーンも多いでしょう。

このポケモンを活かすのであれば最低限オーロンゲに電磁波を採用してムラっけの試行回数を増やすなどの工夫が必要です。
スコヴィランの耐久はたかが知れているので、壁を張っても身代わりが攻撃を耐えれないことはざらにあります。
上手くハマれば強いシーンもあるとは思いますが、この構築はそのシーンを作ることが難しいように感じます。

ちなみに、テラバーストはテラスタルしない場合、常に特殊ノーマル技になってしまうため、攻撃アップが活きるのはテラスタルしたときのみになります。テラスタルを誰に切るのかの自由度が下がってしまうのでおすすめはしません。

•キラフロル
正直に言ってしまうと、このキラフロルは弱いです。
理由としては、起点作りとしても、相手に圧をかける能力も足りていないというのがあります。

もちろんキラフロルは毒化粧+ステロで起点を作る展開が強いポケモンにはなるのですが、ではこのキラフロルがステロを巻いたあとに出来ることは何かと言えば、ほぼ置き土産のみとなっています。

ニードルガードは決して強い行動ではなく、相手に隙を見せる行動なので明確な理由がなければ採用を控えたほうが良いでしょう。
ダメージ計算等はしていないので正しくないとは思いますが、例としてはミミッキュにヘド爆→ヘド爆→ニードルガードで対面勝ちするために入れるなどが明確な理由になります。

どくびし採用は恐らくスコヴィランやドオーが活きやすいということでどくびしを採用していると思いますが、キラフロルがどくびしという技を使ってまでを撒けるほど行動回数が与えられるとは思わないので、特殊ポケモンに殴られることを加味してもヘドロ爆弾や大地の力を採用したほうが腐りにくくなると思います。

努力値配分を変えずに自分が使うなら、
ステロ、置き土産、ヘドロ爆弾、大地の力
のようにある程度殴り合いも意識した構成にしたいと感じます。

•総評
オーロンゲやキラフロルから展開するというコンセプトはとても良いと思います。
ただ、そこで隙を晒していたり、後ろのポケモンが展開に見合うリターンを出せていないのが問題になっています。

スコヴィランの枠を全抜き性能の高いポケモン(上で少し触れていますが、竜舞セグレイブや挑発ビルドコノヨザルなど)に一度変えて、受けきるだけでなく攻めきるという思考が出来るパーティを目指すと初めのうちはより勝ちやすくなると思います。
ちなみに構築記事のキョジオーンで触れられていますが、受け展開は急所がとても怖いので、数度の急所で諦めず急所以外の展開で勝ちきれるかというのも評価すると構築の良し悪しがより分かるようになると思います。

読みづらい長文失礼しました。

＞海鼠男さん
　やはりキラフロルで行うには無謀というか無駄が多いですね。振り方を変え襷枠にしてみます。アドバイスありがとうございます。

＞イダイナカイナさん
　これは……詳しくありがとうございます。初心者故1匹ずつ問題点などを書いていただけると非常にわかりやすくありがたいです。
　ドオーのどくどく外しに関しては、1度ラムで回復された後にもう一度どくどくを使用した際に外れた表記が出る事態が何度か起きて「仕様が変わったのかな……？」と思っていました。今の時点だとはっきり言えず申し訳ありません。
　キョジオーンの急所被弾は本当に多く、試行回数を稼ぐどころか積む前から急所に当たり沈むことが多々あったのでまもるとボディプレスのどちらを採用するか決めかねている段階でした。
　スコヴィランは悪名高きムラっけを自分で使ってみたかったこと、ふきとばしが効かないことから採用してみたのですがパーティーには合っていないみたいですね。実際にカイリューのげきりん連打に沈められたこともあるので構築かスコヴィラン自身を変えてみたいと思います。
　キラフロルは……やっぱり弱いですね。上記の方のアドバイスと合わせて殴ることもできるように調整したいと思います。

　私としては最初に書いた通り1匹ごとに良し悪しを書いてもらった方が理解しやすく、調整や変更が行いやすいので非常にありがたかったです。アドバイスありがとうございます。