ご挨拶
ポケモンSVの自動ダメージ計算ツールを公開している者です。
対戦中の画面をキャプチャボードで取り込み、自動でダメージ計算するというものです。
興味がありましたら、下記X(旧Twitter)を覗いてみてください。
https://twitter.com/ml7ddw0
お願い
ご意見・ご質問をお持ちの方は、コメントを投稿される前に、本記事および後述の参考記事を今一度お読みいただき、この育成論の趣旨をご理解ください。
また、コメントにはできるだけ根拠となる数字を示してください。
コメント欄は持論をひけらかす場所ではありません。
建設的な議論をさせていただければと思います。
コンセプトと役割
DLC後編にてナッシーナッシー(アローラ)が参入した。
「とおせんぼう」と「ねをはる」を覚えるため、ふきとばし持ちのディンルーカバルドンさえもキャッチしてTODできるという素晴らしい性能を持っている。
チオンジェンでも同じことができるが、
- マイナーで選出圧力もないため、初見殺し性能が高い
- 食べ残しを必要とせず、構築への負担が少ない
という点で差別化している。
初手TOD対象の筆頭にキラフロルが挙げられる。
詳細は後述するが、特攻の高いキラフロルに高確率でTOD勝ちできるようにタラプの実を採用している。
HD種族値が同じナッシーでも実現できるが、エスパー技を警戒させないナッシー(アローラ)を選択した。
持ち物
キラフロル対面を想定するとオボンのみは採用できない。
キラースピン対策でテラスをせざるを得ず、大地の力で押し切られてしまう。
モンテカルロ法による対戦シミュレーションを10000回行った結果、C182(無補正252振り)キラフロルに大地の力を連打された場合、オボンHD型だと平均で約8ターンしか生存できない。
タラプの実+ねむる型であれば、C200(特化)キラフロルに対しても78%でTOD勝ちできる。
シミュレーションについては以下の記事で詳しく説明している。
https://hfps4469.hatenablog.com/entry/2023/12/24/145026?_gl=1*vkiw2a*_gcl_au*MTM2MDE3MzM1Ni4xNzAzMzgzODU4
特性
前述の理由により、しゅうかく
性格・努力値と調整
H:実数値199で毒ダメージを24に抑える
B:残り
D:特化
S:最遅カバルドン-2
H252振りしても対キラフロルの勝率は変わらないため、残りをBに振っている
攻撃技と仮想敵
- ギガドレイン/メガドレイン
仮想敵:ディンルー(残飯ではない)、キラフロル、カバルドン(なまける無し)
技エフェクトにより試合時間を稼ぎやすい。
ただし、自己再生などの高速回復技持ちや、残飯持ちの超耐久ポケモン(毒テラスディンルーなど)に安定しない。
- やどりぎのタネ
仮想敵:上記 + ディンルー(残飯)、カバルドン(なまける)、ドヒドイデ
自主退場させないよう終盤に植え付け、最終ターンに眠る。
デメリットとして、終盤まで技エフェクトによる時間稼ぎができないため、相手の立ち回り次第ではTODが成立しない。草テラスキラフロルにも勝てない。
- のろい
仮想敵:上記 + キョジオーン
中盤までは鈍って耐久し、残り数ターンでゴーストテラスして呪い、最終ターンに眠る。
定数ダメージは呪い(1/4)>塩漬け(1/8)のため、敵/味方3匹のHP総量次第ではあるが、キョジオーンにTOD勝ちできる可能性がある。
呪うタイミングでのHP管理と強制テラスタルが難点だが、チオンジェンはのろいを覚えないため、うまく使いこなせば唯一無二のポケモンになるだろう。
テラスタル
キラフロルの最大打点であるヘドロウェーブを半減しつつ、を等倍で受けられる
立ち回り例
初手に出して相手の起点作成ポケモンにTODをしかけ、最終ターンに倒しきるか眠って判定勝ち
与ダメージ計算
ギガドレイン
- H261D119ディンルー:80~96 (30.6~36.7%) 乱3(50.5%)
- H159キラフロル:61~73 (38.3~45.9%) 確3
- H215D103カバルドン:120~144 (55.8~66.9%) 確2
- H157D163ドヒドイデ:39~46 (24.8~29.2%) 乱4(99.8%)
メガドレインの火力はギガドレインの約半分(53%)
被ダメージ計算
- C200キラフロルのパワージェム:66~78 (32.7~38.7%) 乱3(97.85%)
苦手なポケモン
前述の役割対象以外
相性の良い味方・構築例
イーユイなどのステルスロックを誘うポケモンと相性がよい。
一方で、トリル要員として誤解されないよう、遅いアタッカーとは組まないほうがよい。